救命病棟24時夫婦愛究極の選択 | takeZ.hom

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2005.01.25

今日で３話目ですね、毎回楽しみに見ております。
そして、今回のシリーズは都市直下型地震における医療機関の対応を、真面目に取り扱っていてとてもよくできていると思います。

特に印象に残っているのは第１話で「災害時の医療」の講演のシーンで、黒田福美さんが言った一言「どんなことがあってもあなたたち（医師・看護師）は生き残ってください！」という言葉です。
これは災害時にはたくさんの患者が医療の助けを必要とするため、医師・看護師はまず自分が生き残って多くのひとの命を助けるとても重要な仕事だという意味です。
（黒田福美さん演じる講師の夫の医師がアフリカでマラリアかなんかで亡くなったばかりでしたのでそれとダブって泣いていましたが）

そして今回のシリーズのひとつのテーマとなっている「仕事と家族とどちらをとるか？」という究極の選択です。
前回地震直後、「救急病院が暇で家族が心配だ」と帰ってしまった医師と看護師たち。
奥さんが行方不明で自分も怪我をしているのにもかかわらず治療を続ける町医者。
トリアージをして亡くなったかたの治療を断念した医局長に対して怒った若い研修医が松島奈々子に言ったひとこと「もし家族だったらあきらめますか？大事なひとだったら？」
（この場合は非情ですが、あきらめて他のかたの命を救うほうに向かわなければいけません）
実際、医局長自身も３日間家族に連絡もせずに（無事を確認せずに）治療に専念していたのです。
「ごめんな、まだ帰れないんだ！パパはお医者さんだもの」と泣きながら電話していました。
仲村徹の政治家は見直しました。扉の向こうに内閣入りが待っているというのに、妻を助けるため自費でへりをチャ－ターしました。（本来は国家公務員の議員の彼の仕事は災害対策本部の仕事をして多くの市民を助けることですが、内閣入りの名誉より不仲の妻の命を助けることを選択しました。）
あの娘のためにも夫婦仲良くなってもらいたいです。
来週はいよいよ松島奈々子もこの究極の選択を迫られます！
医師として生きるか？１人の人間として生きるか？（愛するひとを探しに行くのか？）

先週無責任にも帰ってしまった医者に対して、うちの母に言わせれば「医者になったのだから当たり前でしょ！」つまり家族より他人の命を救うのが勤めだと。
でも果たしてそこまで割り切れるのでしょうか？と言ってもやはり助けてもらいたいです。

僕はそういう意味を含めて「他人の命を守るお仕事」をされているかたを尊敬しています！
医師、看護師、消防士、警察官、自衛官
昔仕事で消防士のお宅に物を納品したことがあるのですが、そのときメーカーと自分のミスで一部不良のものを収めた際に「仕事をなめてるのか？俺たちは命をかけて仕事をしてんだ！！」と烈火のごとく怒られたことがありました。おっしゃる通りでした。
消防士の皆さんは日ごろ厳しい訓練をして、火の中を命を救いに飛び込んでいかれます。
とても尊いお仕事だと思います。
1.19のあとN.YでF.D.N.Y.（ニューヨーク市消防本部）グッズが子供の間に流行りましたが、これは尊敬の念からです。
僕のお仲間の「ひまわり9966」さんのことも尊敬しています＾＾；（救命病棟の看護師として）

自殺を何度も繰り返していた娘が人の命を救う手助けをして自分の心の治療をしたり、京野琴美ちゃんの看護師時代の話とか他のテーマも目が離せません。医療がメインですが、病院の屋上から見た東京の悲惨な状況もよく描けていると思います。当初救急指定病院なのに患者がまったく来なかったり、道路やライフラインの断絶や病院の貯水タンクがやられて腎臓透析さえ受けられないことも大いに予想されます。
「トリアージ」について書こうと思って日記を書き始めたのですが、すっかり長くなったので今日はこのへんで失礼します。
（すいません看護師の字がまちがっていて、編集しました）