BLUE HEARTS を聴きながら

BLUE HEARTS を聴きながら

お別れ会



チハルとオレは2人のためにシチューやサラダ、ワイン、デザートなどをそろえた。

ドロボウショックで全然、もりあがらねー・・・。

3日も経ってるのに、みんなひきずりすぎ。

オレだけ元気。

「おお!!シチューうめぇー」
「サラダもいいねー。これ今日みつけたドレッシングだよ。」
「ワインをサイダーで割るとスパークリングワインだな。飲みやすいよ」
「ねえねえ、ユカぁ。うまいでしょー??」



「・・・・・・・・・」



オレだけしか、しゃべってない。

会話のキャッチボールができない。



と、上の階から変な物音が・・・。



キィーーーーーーーー!!!!
ガタガターーーーーー!!!!


ガッシャーーーーーーーンンン!!!

パリン!!


な、なんだ?

こんな時間に引越し?

そしたら最後のパリン!!ってなんだ?何かがわれたよね???


人の叫び声が聞こえる。

よく聞き取れない。

そんで、また

ガッシャーーーーン!!


え?

マジでなんだ?

そしたらさっきより、大きい叫び声が・・・


「HELP ME!! I・・・○¥×△/¥▼◎×◆☆◇!!!!!」


ん?
オレ:「ヘルプミー!って聞こえなかった??」

ユカは青ざめていた。

ユカ:「聞こえた」

アヤ:「確かに聞こえたなあ」

オレ:「やっぱり?けんかかな?」

ユカ:「派手なけんかだね・・・・」


全員:「・・・・・・・・・・・・・・」



「んなわけねーだろ!!」


ここのマンションの壁、分厚いよ!!

何時だと思ってんだよ!もう22時まわってんぞ!

家具が破損する音だろ!!

尋常じゃない。

ヘルプミー!!って聞こえたし。


4人の脳裏に浮かんだのは、そう!



殺人。



それくらい、上の階では大変なことが起きてる様子。

なんせ、3日前にオレらはドロボウに入られた。


ユカは
「このマンションはなんなのよーーーーーーー!!!」
「明日出て行くからいいけどさあ」

って叫んでた。

オレとチハルは顔を見合わせた。

とりあえず、今、家から出たら大変なことになるのは間違いない。
英語も話せないから、トラブルはごめんだ。
ごめんなさい、ヘルプミーと叫んでた人。

見殺しにするわけじゃないけど、たぶん足手まといです。

隣の住人に期待してね☆

前に見たことあるけど、彼はマイクベルナルドみたいだったもん。


そうおもいながら、ワインをクイっと飲んだ。
そのあと、たてつづけにに飲んだ。


忘れよう・・・

飲んで忘れよう。

戸締りして、ガンガン飲もう。


ユカもアヤもオレにつられて飲み始めた。

おかげでうちとけた。最後にうちとけた。


あとは寝た。


次の日の早朝、ユカとアヤを見送った。

何もなかったかのように。

いろいろあったシェア生活に笑顔でさよならした。

アヤとユカの表情はホッとしてたように見えた。
この危険なシェアハウスから出て行けるという安堵の表情を浮かべ旅立った。

オレとチハルはこれから2人きりだ。

ああ、この家、怖いなあ・・・。


そう、思いながら手を振っていた。




結局、殺人事件のニュースはなかった。

いまだに謎である。

しかし、決してただのケンカではない。

もしかしたら、どこかに遺体が埋められてるのかもね?







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