シングルな子育て♪

妊娠生活の始まり

妊娠検査薬で陽性反応が出たことを告げると、それはやはり妊娠したに間違いないという。
でもまだ生理予定日を過ぎたばかりなので、周期でいうと4週目、6週くらいにならないと心拍の確認ができないので今すぐ病院に行ってもまた来週来て下さいと言われるだけなのであと10日くらい待ってから病院に行った方がいいと教えてくれた。
そして「おめでとう。良かったね。」と言ってくれた。

さらに3日くらいたつと母から電話があった。
「一緒に函館に旅行に行かない？」
と誘ってくれたが私は
「すごく行きたいけど、たぶん妊娠したみたい。」
と告げると
「え～～！あらそぅ～～！！良かったじゃない！！」
と喜んでくれた。
それは旅行どころではないので行くのはやめようと言われた。
体調はどうなの？と聞くので、気持ち悪いしとても眠いと答えた。
母は妊娠したらそれはしょうがないと言った。
私なんてあんたを産むまで吐いてツワリがひどかったんだからと騒いでいた。
病院にはまだ行っていなくて来週あたりに行くことなどを話してまた連絡すると言って電話を切った。

バイトに行っても一日中眠くて仕方がないし、まだ吐きはしなかったが気持ちが悪くてしょうがない。
おまけにその年の5月に原付のスクーターを購入したばかりでそれに乗ってバイトに行くことも不安だった。
もし事故でも起こしてせっかく授かった命を失うようなことがあったら嫌だ。
吐き気は一日ごとにひどくなっていった。
9月16日夫が休みだったので産婦人科に連れて行ってもらった。
問診表に記入して尿を取って診察を受けた。
妊娠していることを告げられた。
心拍も確認ができた。
そして「出産するとゆうことでいいんですね？」といわれて
「はい。」
と答えた。
テレビなんかでよく見るシーンで医師に「おめでとうございます。」などという言葉はなかった。
本で見たこともあったけど妊娠初期は流産なんかもしやすいし、安定するまでは言わない医師も多いんだとか・・・。
体調はどうかと聞かれ、気持ちが悪いと答えると、うん。それはしょうがないね。と言われた。
再来週の都合のいい日にまた検診にくるように言われた。
やっぱり妊娠してたんだぁ。
現在2ヶ月で6週目。
体調の悪さはあっても自分のお腹に新しい命が宿っているなんてまだまだ実感がない。
すごく不思議な気分だけど、でもやっぱりうれしい。
もうこの命をどう大事に守って行くかしか考えられなかった。

9月の半ばではあったけどまだまだ暑い。
それに寝ても寝ても眠いし、だるいし、気持ちが悪くておえっと唾をはくようになっていたので大事を取ってバイトを辞めようと思った。
スクーターで通っていたので転んだりしたら困ると思った。
買ったばかりなのでもったいない気はしたが・・・。

産婦人科の帰りにバイト先に寄ってもらい妊娠したので辞めたいと言うと「寂しくなるけど、おめでとう。」と言ってくれた。
私はその日あんまりお腹を締め付けるのはよくないと思いすでにマタニティー用のジャンパースカートを着ていたので、まだ気が早いよ～～とみんなが笑っていた。

ツワリ

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