★ たくゆうママとMILKYS ★

★ 私の賭け ★


あたりまえですが、ペットは禁止。

でも・・・
けっこう、ワンちゃん、ネコちゃんを飼っていたお宅が多かったんですよ~。

で、ワン子を連れ帰った私は、ベランダ側の庭から父を呼び出しました。

「父さーん、ついてきちゃったー」

視力の弱い父の目にうっすら映ったのは、私と、隣にちょこんと座っている、小さな白い物体(笑)

「と、とりあえず、中に連れておいで」

珍しく、父に怒られなかった私は「しめしめ・・・」

家に入ってから、
「○○先生の家のカンペイとケンカしてたのを止めたらついてきちゃったんだ~。」
と、説明。
そして、バイトに時間が押し詰まっていた私は、
「ゴメン、バイトに遅れちゃうから、あとは父さん、頼むわ!!」
と、ワン子を父に任せたまま、バイトへ向かってしまったんです!!

これは、高校生である私の小さな賭けでもありました。

「もし、帰って、アノ子が家に居なかったり、捨ててこいと言われたら・・・ もう、犬を飼う事はムリだ。諦めよう」・・・と。

期待と不安を胸に抱いて、夜、疲れきって帰宅した私の目に飛び込んできたのは、ニコニコ顔の両親と、コタツに入って気持ちよさそうに寝ているワン子の姿。

「とりあえず、シャンプーしといたぞ。バイトの休みの日にトリミングに連れて行っておいで」

やった~~~~!!!!!!

オマケに、いつの間にやら、私が小さい頃に飼っていた、ビーグル犬のクリの名を呼んだら振り向いたから「クリ」って名前にしたよ。とのこと。

ウチの子になれて、よかったね~!!

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