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我が家は今、薔薇の香りに包まれています。先日、素晴らしい仲間に囲まれ、祝って貰ったウェディングパーティ。薔薇モチーフのウェディングドレス、薔薇のブーケ。会場は薔薇で飾られ、ビッグサプライズは関西の友人たちからの、百本の薔薇の花束!重い花束なんて初めて貰った!すっごく嬉しい。祝福の言葉と薔薇に囲まれ、暖かくて優しい思いに包まれました。パーティを準備し、盛り上げてくれた幹事を引き受けてくれた友人たちパーティに出席してくれた友人たちお祝いの言葉を贈ってくれた友人たちありがとうありがとう本当にありがとう。
2009年11月11日
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あれやこれやの手続き。結構面倒くさくて、ついつい放置したくなるものです。とはいえ、放置しておくと不便が出てくるもので。携帯電話の家族割引サービスを申し込もうと、相方と携帯ショップへ。実家の家族がついこの間、同じキャリアに乗り換えたので、そっちともできるのかの確認なども。ついでに機種変更もしようと、目をつけていた機種が安くなっていたので思い立つ。まずは家族割引サービスについて。相方の身分証明証が、住所変更されていなかったので、確認が取れず。住民票か戸籍謄本があればできるけど、取ってきてないし。まずは相方に身分証明証の住所変更手続きをして貰わなくては。実家の家族には委任状を書いてもらう必要があり、家族割は暫し手続きに時間がかかる事に。機種変更も目当てのカラーが店頭に無かったのでお取り寄せに。で、結局、し忘れていた住所変更だけして帰る。本当は私の名前変更もしたかったのだけれど、私も身分証明証の名前変更をしていないのだった・・・。えーと、運転免許の更新手続きのついでに、名前の変更をして・・・その前に戸籍謄本取ってこなきゃ。ついでにそれでパスポートも取って。あー、そうだ。新しい名前の印鑑作らなきゃ。銀行の口座の名義とか、どうしたらいいんだろう?窓口行けばいいのかな?それにも戸籍謄本とかいるのかな?いっぺんに済まさないと面倒そうだな。こう色々面倒だと、夫婦別姓に憧れるような・・・。まあ、諸々終われば、どうって事無いんだけれど。
2009年10月18日
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紆余曲折、いろいろまだまだあるけれど、今日は記念すべき日。取り敢えず、2人の左の薬指には信頼と永遠の誓い。まだまだこれから。色々な困難も、小さな幸せも、2人で分かち合っていこう。全く違う2人だから、考え方も、表現の仕方も違う。だからいっぱい喧嘩もするし、傷つけあったりするけれど、理解に努めて、お互いに歩み寄って、一緒に歩いていこう。では相方から一言。「よろしくね~」
2009年09月05日
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春以来の鎌倉帰省。今年は結構帰省回数多い方だけど。知らぬ間に新しいお店がいっぱい。ま、私の場合、20年前からある店じゃないと、新しいお店って認識になる場合があるけれど、でもやっぱり3年サイクルで出来ては消えていく店の多い鎌倉。新しいお店に限って、店名の前に「元祖」という文字がついていたり(笑)。そしてそういうお店に限って、気づけば無くなってたりするんですけど…頑張ってね。金曜の夕方、鎌倉到着。市役所に用事があったので、その帰り、市役所目の前の「鎌倉ワイン」というワインショップに目が向く。勿論、足も向く。赤のスパークリングを今夜用に一本購入。そして御成通りでいつものように「ひげのおじさん」へ。その日は生憎、気に入るものは無かったけれど、明日も入荷があるというので、じゃあまた明日ねと。犬猫をかまい、ビールを2本程空けたところで、Kの到着に合わせて犬を三匹連れて駅までお出迎え。帰ってきてシャワーを浴びて一息吐いた後、買ってきたワインと、簡単おつまみと、簡単料理。気づけば深夜2時過ぎ。ふらふらと就寝。土曜日。しっかり朝寝坊を楽しんで、簡単な朝食後、2人でお散歩。駅近くでランチ。小町通りで、Kが珍しくお買い物。一見バンダナ風の帽子?柄は雷神風神。美味しいソーセージと、また鎌倉ワインで今日は安いイタリアンワインを購入。「ひげのおじさん」他、御成通りでお買い物。私はこの夏ずっと買うかどうか迷っていたマキシ丈のワンピとチュニック、KはTシャツと、私が持ってきてあげ忘れた為、下着等を購入。陽が落ちて、気温が下がってから、犬たちとお散歩。由比ガ浜海岸まで行ってみたり。夜の海の家はビーチバーと化して大盛況。思わぬ大散歩に犬たちはバテバテ。帰宅後、シャワーを浴びてまずはビールで一息。そしてワインを飲みながらのんびり夕食。疲れ過ぎて酔いが回るのが早かった事。日曜出勤のKを駅まで送った朝は、帰ってから暫しごろごろ。一人だと、ついつい食事も簡易に済ませてしまう。夜、両親帰宅。月曜日。朝、Kにモーニングコールをしてからまた一寝入り。夕方、久々に地元の友人Tさんと、いつもの「鳥小屋」ではなく、私は初めて行く「鎌倉バル」というお店でワインを飲みながらお喋りに花を咲かす。Tさんとはハワイ、ノルウェー、ドイツ、スコットランドを旅した仲。また旅に出たいねー。鎌倉から直通の湘南新宿ラインを逃したので、大船駅まで出て、そこから乗車。運良くKの帰宅時間とかち合ったので、途中で落ち合って、「やすべえ」のラーメンを食べてから帰宅。私にしては珍しく、「やすべえ」のラーメンは気に入っています。これだけ早いリピートも珍しい。「やすべえ」の裏手にもう一軒ラーメン屋があるが、あそこはもう二度と足を踏み入れたくない。帰宅して、シャワーを浴びてもう一杯…と思っていたけれど、やっぱりかなり疲れていたみたい。知らぬ間に眠りに落ちていました。
2009年09月01日
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お散歩圏内でガレージセールをやっている事を、たまたまネットで見かけ、お散歩がてら行ってみました。ちなみに私のお散歩圏内は徒歩1時間以内です。行く途中、WEBからプリントアウトしたらしき地図を持った女性に「駅は何処ですか」と聞かれて、聞き返す。「何処の駅ですか?」なんせ、ちょうど三つの駅の中間地点くらいだったのだ。さて、ガレージセールをやっているお店はこの辺の筈…と彷徨ったけれど、すんなり見つけられない。携帯から地図を確認すると思っていた道を一本脇に逸れた道だった。思ったよりも小さな店構えに、入るのを躊躇う。どうも常連さんばっかりみたいな雰囲気だし。が、すぐに「どうぞ入ってください」と声を掛けてくださったので、足を踏み入れる事ができた。お店の名前は「ぽかんと」(http://pocant.jugem.jp/)。普段は夜からの営業で洋風料理屋さんらしい。店内には人がスペースの割には沢山いて、カウンター側の品物はあまり見る事ができなかった。というのもビールやワイン、ちょっとしたおつまみも販売していたから。で、カウンターとは反対側の壁際の品物を順に見て回る。お花のコサージュに目が留まる。金額が無いので幾らかな~?とひっくり返してみたりしていると、近くにいた女性が声を掛けてくれた。「言えば幾らにでもなると思うよ」というような事を告げ、出品者を探しに行ってくれる。で、結果、50円。即買い。コサージュの下に展示してあったネックレスも気になって、いじっているとまたその女性が声を掛けてくれる。そのネックレスの出品者は彼女だったらしい。それには値札がついていて、確か300円とかだったと思ったのだけれど、50円でいいよ、と。勿論、即買い。あっちにもアクセサリーあるよーと、入り口付近を指し示してくれる。さっきもちらっと見たけど、じゃあもう一回見ようかな、とそこまで戻ると、今度は籐で編んだ豚型の卓上スタンドライトが目についた。最近、間接照明に凝っているので、思わず欲しくなる。そして、その出品者も同じ彼女。300円でいいよと言われ、大きさにちょっと躊躇ったけれど、でも籐を編んだものだから、軽いし。で、お釣りを待っている間、またぶらぶら見ていると、今度は花柄象さんの卓上スタンドライトが…しかも100円。しかし流石に2つもライトを買うのはなあと、眺めていると生ビールを勧められる。当然、勧められる前から、飲みたくてちらちら見ていたのよ。でも飲みたいのに、更に勧められて飲まずにいられる筈が無い。という訳で生ビールをオーダー。ついでに(?)花柄象さんも買ってしまった。でも生ビールを入れても、合計1000円の散財。何か楽しかったし、生ビールはとっても美味しかったし、言う事無し。お料理も美味しいというから、今度は夜にも来てみたいな。豚さんはリビングに、花柄象さんは枕元に。今は家中の卓上ライトを点けて、静かな曲調のアイリッシュをBGMに。
2009年08月23日
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昨日のイベント(ドレスアップケーリー)は行きたかったので、割と早くからその日に着ようとわざわざ服まで買っていたのですが、残念ながらそういう体調でなかったので、諦め。夜にはそれなりに体調が戻っていたのと、気分転換したかったので、Kがじゃあ今日の為の服を着て、前々から気になっていた近所のバルに行こうと言ってくれた。で、スーパーに買い物がてら、そのバルへ。500円バルという事だったので、金額的に負担にならないし、良い店だったら気が向いた時に一人でも来れるかな~、と期待してました。店の前に着くと、厨房前のカウンターに男性客2名。カウンター内にマスタと思しき男性と、女性店員。扉を開けて入っていくと、こちらへどうぞ、と示されたのが4人用のテーブル席。ソファは座り心地良さそうだし、3人以上で来ていればそれも良かった。でも二人だし、私としてはカウンター席が良かった。で店をぐるりと見回すと、女性店員が「何処でもお好きな席へどうぞ」と言いつつ、店の奥の壁に面したカウンター席を示す。んー、まあ、カップル客だから静かな落ち着いた席に案内しようとした…んだと思いたい。まあ、そんな気分の時も無い事も無い。でも、静かに落ち着いて二人で飲みたいなら家で飲むのよー。わざわざ外飲みするのは、それじゃないものを求めてたりするの。壁に向かうのなんて嫌なので、4人用のテーブル席に2人してカウンターを向いて座る。さっぱりしたものが欲しかったので、私はXYZ。Kはテキーラサンライズをオーダー。フードメニューを眺めるものの、ちょっとしたつまみは欲しかったけれど、これ、というものに目が留まらない。ま、それはお腹が然程空いていなかったからでもあるけれど。でも何か無いかなーとメニューを眺め、知らない単語に店員さんを呼ぶ。「コカって何ですか?」「フランスパンのスライスにメニューに書いてある具材を載せたものです」との事。ピンチョスみたいだな。と、思ったらその上のメニューにはピンチョスがある。「ピンチョスって…」ピンチョスはパンのスライスに具材を載せて串で刺してあるものというのが、私の認識。でもスプーンとかに具材だけを載せた一口料理の事を指したりする事もあるから、そういう切り分けなのかしら?という問いかけをしようとした。ところが。「ピンチョスはピザです」は?「ピンチョスってピザなの…?」「はい」…???よく解らなくなったし、何か食べたいものと違いそうなのでオーダーはしなかった。本当はもう一杯くらい飲みたかったが、これだけメニューと睨めっこしている客を放置して、常連客とだけ、延々喋り続ける店員達で雰囲気悪かったし、居心地の悪さを感じて一杯で早々に退散。もしかしたらカップル客は呼ばれない限り放っておくのがサービスだと思っているのかもしれないので、もう一回、一人か同性の友人とで再訪してみるかどうか…。でもピンチョスがピザって…。そんな訳で家で飲み直し。近所に気軽に行かれるバーが無いなら、やっぱりおうちバーかなあ?実家にシェーカーとかカクテルグラスとか、置いてきちゃったんだよな。捨てられてないかなー?で、気になってコカを調べる。スペイン風ピザの事らしい。あの店員が取り違えて説明しただけなのか、それとも店事態が取り違えているのか…。誰か一緒に行って真相解明してみる?
2009年08月16日
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ちょっと前から気になっているバーが池袋にあって、一度試しに行ってみようと思っていました。その名も「600yen bar」。鎌倉花火大会が中止になったので、代わりのお楽しみに池袋でよく行く居酒屋「ひもの屋」でちょっと飲んだ後、カクテル飲みたい~と行ってみる事に。値段もバーにしてはお手頃(チャージ無しのワンコインバーとかじゃなくて普通にバーに行くと平気で5000円くらいとんでっちゃったりするからね)で、こじんまりとした居心地の良いバー。2杯飲んでチャージ込みで2000円でおつりがくるのは、たまに行くにはとてもいいv店員さんや他の常連さん(その時は一人しかいなかったけれど)とも、気楽にお喋りを楽しめたし、美味しいラムにも遭遇したし♪お金が無いので普段は家飲みだけど、バーでのひとときというのはまた格別。たまの楽しみ用のお店ができましたv
2009年08月11日
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かしどうも雨らしい。まあ、その場合は実家で宴会だけどね(笑)とりあえず明日は外出って事でパートナーちゃん用の夕食にシチューを用意。ちなみに今日は超手抜き和食。さばのみりん干し、納豆、豆腐とわかめの味噌汁、塩もみしたナスの大葉とミョウガのせ、そして昨日の残り物のサラダとパストラミ、スモークタン…ぐらいだっけ?何かついったーみたいな日記になってしまった。
2009年08月09日
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深紅の薔薇は大好き。でも今は何より、贈ってくれたその気持ちを抱き締めている。最近、職場のストレスで精神安定剤を飲まなければ出社できないような状態だけど、そしてその薬の副作用で好きな事さえできないで、気晴らしも出来ずにいて苦しくて仕方なかったけれど、こんな私を支えてくれてありがとう。
2009年07月07日
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09/06/10最近の日課。ランチ後に30分程、ひたすら歩く。歩くなら緑が多くて、気持ちがいいところがいいなあ。という事で職場から一番手近な緑の多い場所へ。東京の真ん中で一番緑が多い場所。皇居。でもお堀端まで職場から10分くらいかかっちゃうのよね。で、皇居の入り口までも5分くらいかかっちゃったり。結局皇居の入り口まで行ってUターンする日々です。今日は一歩だけ入ってみました(笑)。あー、あと30分お昼休みが長ければなー。皇居にお弁当持って行って食べるという手も無いわけじゃないけれどね。仕事帰りも時間があれば一駅先から乗ったり、手前の駅で下車して歩く。あとは朝か…。
2009年07月06日
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09/06/01ストレス過多な日々。気づくと俯き加減で暗澹たる気持ちになっている。と、後ろから早足で脇を通り抜けた人が振り返る。「すみません」思わず身構える。東京では当然の防御本能。「ネギ落としました」そう言われて初めて、その人がネギを捧げ持っている事に気づく。「ありがとうございます」知らず声が高くなり、上ずる感じになっていた。買い物袋にネギを戻す。詰めた時、収まりが悪く落としそうだなと思っていた。案の定落とした。ネギが戻らず帰っていたら、更に暗澹たる気持ちになっていただろう。しっかりと、拾ってもらったネギを握り締めて家路につく。先程までの豪雨は去ったものの、厚い雲が立ち込めている。だけど、ふいに風景が明るく、クリアになった気がした。落としたネギを、拾ってくれた人がいた。上を向いて歩けた。嬉しい気持ちが、暗澹たる気持ちを払い除けた。単純な事。ちょっとした親切。ちょっとした気遣い。ほんの僅かな思いやりでいい。そんなものの連なりなら、日々は眩しくなっていくだろう。
2009年07月05日
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09/05/26リアルな友人が読んでくれているので心情を綴る日記にはならないなー、と思う今日この頃。言うなれば、当たり障りの無い事しか書けない日記。そんなんで、何となく、更新が止まっていたりします。勿論、周りの人に伝えたい事は書ける。いや、その為のものだよね。感謝の気持ち、共有したい思い、出来事、とか。何かに綴りたい気持ち。誰かに伝えたい。でも、知られたくない。そんな匿名日記を綴りたいこの頃。いや、日記を綴りたいわけじゃないのかなー。でも何か綴りたい。言えない言葉。伝えられない気持ち。言うべきでない言葉。伝えるべきでない気持ち。行き場の無いもどかしさ。あ、公言したい伝えたい事もいっぱいあります。なので日記を止めるとかじゃないです。最近、もう一方の気持ちが強過ぎて、更新しなかった言い訳です(笑)えっと近頃の出来事と言えばんー、相変わらずダンス三昧です(笑)5/30のイベントに向けての練習に週末はほぼ費やされておりました。そうそう、この週末は久々にお芝居を観に行ったりもしました。いつも観に行く劇団で、大抵喜劇時代劇。でも今回はどっちかっていうと暗い要素が多かったなー。面白かったけど。勧善懲悪みたいな話は好きじゃないけど、そんな風に割り切れるものなんてほんとは無いし。でももう一要素欲しかったなー、って感じかな。あー、そうすると作り過ぎちゃうかなー。難しいところだ(笑)って、いろいろ考えるのも好き。さてと、もう練習する暇ないなー。大丈夫か?30日。
2009年07月04日
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IDとPWを忘れてログインできなくなってから、他で書いていた日記を写そうとしましたが、楽天は過去一月しか遡って書けないのねー。という訳で諦め。二箇所に分かれた日記と、過去旅の話等を一つに纏めようと、取り敢えずまた別にブログを立ち上げ中。というか写し中~。お引越し機能で簡単に行くかと思ったらそうは問屋が卸さなかった…。作成中ブログhttp://talkingrose.blog63.fc2.com/
2009年07月03日
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アイリッシュダンス仲間と愛知県の吉良吉田にある温泉ホテル(ダンスホール付き)に行ってきました。ダンサー、ミュージシャン合わせて約20名の団体旅行!名目は東西合同ケーリーという事でしたが、どうにも関東勢が大多数でした(笑)でも関西勢とこうしたカタチで交流できたのはとても愉しかったですvアイリッシュダンスを通じて、こうして人の輪が広がっていくのって本当、素敵です。土曜2時くらいにホテルに到着。関西勢と合流して、部屋に落ち着く間も無くダンスホールへ。一面が窓で、海が広がるその眺望は、時折踊るのを忘れて魅入ってしまう程。とても気持ちの良い場所でした。最初のケーリーは定番セットを踊りまくりv生演奏で踊ったり、ミュージシャンも引っ張り込んで踊ったり♪ケーリー後は夕食タイム。夕食は美味しく、ホテルの人達も感じの良い人ばかりでした。あわび丸ごと一個なんて初めて食べたかも。一番愉しかったのはやはり、普段交流の機会の少ない関西の人やミュージシャンとお喋りできた事かな。夕食後は露天風呂へ。言葉にしても面白さが伝わらないので省きますが某事情から大いに盛り上がった女湯でした(笑)そしてその後は夜のケーリー。紅白戦にするなど趣向を凝らしたケーリーでした♪でもってケーリー後はもう一度温泉に入り、4人部屋にみっしり約20名を詰めこんでの大宴会へ。テーブルの上にはおつまみ、ギネス、ミード、カクテル、日本酒、焼酎、泡盛。大いに盛り上がりました。確か1時くらいにお開きになったのだったと思いますが、その後一部飲み足りない人が集まって小宴会。徐々にリタイアしていく中、5時まで飲んでいた人は約3名。それから少し眠って、6時半に日の出を拝みに露天風呂へ。8時に朝食を戴いて、10時にチェックアウト後、最後のケーリー。お昼まで踊った後は、温泉に入ってホテルを後にしました。そして昼食にうなぎを食べに浜松へ。残念ながら目当ての店は正月休みでしたが、無事うな重でお腹を満たしました。そこから新幹線で東京まで行き、セットダンス練習会へ(まだ踊るらしい…)。で、いつもの場所でご飯を食べて、帰りの電車で意識不明になりながら何とか帰宅。とっても充実した旅でした。そして今日は一日、眠って過ごしてしまいました…まだ眠いです。
2006年01月09日
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ああ、またぼーっとして2日間が終わってしまいました…。鎌倉ROSE@喪中ですので新年のご挨拶は失礼させて戴きまして。えーと、楽天だけの方には訳解らないかもな日記です、今日のは。この日記、mixiとも共有させておりますので。なんかmixiでバトンを回して戴いたので、纏めてここで。時間猫さんから地元バトンを回して戴きました。Q1 あなたの地元はどこですか? 鎌倉です。Q2 地元には今までどのくらい住みましたか? えーっと…中2から高3までと、社会人になって一度一年くらい戻ってきて…それからまた出て、また戻って来て8年、か。Q3 地元で自慢できることやものを教えてください。 んー、鎌倉って事だけでブランドですから、なんて(笑)まあ、観光的な事は置いておいて…そうですね、田舎ならではの代々のお付き合いで普通なら閉塞的な窮屈なものになりそうなのに、結構リベラルなとことか、気に入っています。でもやはり最近は他所から来る新しい住人も増えて、ご近所の連帯感みたいのは薄れていっているのかも。あと一代後には代々のお付き合いなんて消え去ってしまうのかも…相続税が払えないので切り売りして、今まで塀で囲まれた庭のある一軒家だったところにアパートが建ったり、何軒も隙間無く家を建てたりせざるをえない状況ですからねー。あれ?自慢じゃなくて愚痴だわ、これじゃ(笑)美味しいお店がいっぱいあるのは自慢です!でもガイドブックは信用しちゃなりません(笑)20年くらい前から無いと、新しい店って言っちゃう地元民が自慢です(笑)Q4 地元で自慢することではないがトリビア的なことを教えてください。 この間、うちの玄関先にいたのはハクビシンのような気がする…。Q5 今も地元に住んでいますか? 住んでいます。Q6 最終的に地元に戻って住んだり仕事したいと思いますか? 今も住んでいるので…。でもずっと住むのかは…解らないですね。Q7 このバトンを回す5人を指名してください。 5人?えー、もうマイミクの中の人は結構回ってしまっているよーっていうか誰にまだ回っていないのか…enaちゃん、さがーみさん、きなこさん、ナーさん&ハリーさんま、気が向いたら宜しく。ナーさん&ハリーさんから生活バトンを回して戴きました。Q1朝目覚めてまずするくせは 時計を見る。これってくせって言うかな?Q2彼氏or彼女または夫or妻の前でおならをしてしまったら 「あら、ごめんあそばせ」Q3一番気になっているくせは 空想癖Q4会社を休む言い訳はいつも 体調を崩したのでQ5本当はやってはいけないくせは 人と話しているのに空想の世界に飛んでしまって、何の話をしていたのか解らなくなる…(汗)Q6一番セクシーだと思うくせは えー、沢山在り過ぎて…嘘です!自分じゃ解らないですQ7夜寝るときのくせはまず右を向いて寝る。その内左を向いて寝る。でも結局右を向いて寝ている…かな。Q8バトンを渡す人 時間猫さん、うなっちさん、ごーりっしゅ/RRRさん、さがーみさん、enaちゃんごめん、一部ダブルで。ま、気が向いたらって事で。
2006年01月02日
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体調は殆ど回復しました。咳がちょっと出るくらいです。声がまだおかしいですが。一度完全に声が潰れたので、復活までもうちょっと時間かかるかな?でもお酒も美味しくなったし順調に回復中。遊びたいです。でも今酒を飲みに行くと、まるで酒で声が潰れた人みたいに思われそうです(笑)。実はね、今月から新しい職場だったのですよ。なのに声が出なかったんです。って、まだ過去形になっていませんが。新しい職場で喋れないってのは…話を聞くだけならいいけれど、質問したり意見を述べたりできないのは、ちょっと問題ですね。仕事は何とかこなせますけれど(電話は出られないけれど)疑問点があってもなかなか訊けない、伝わらないってのは非常に疲れました。喋れないって辛いですね。健康がやっぱり一番。皆様も風邪にはお気をつけください。完全復活したらジビエとワインがいいなv誰か付き合ってね。さて、アイルランド独り旅の続き。2005年7月1日(金)ダブリンに行ってみる午前中はマラハイドをぶらぶらと歩き、ヨットハーバーを眺めたり、スーパーマーケットを覗いたりしました。午後からたけちゃんとダート(電車)でダブリンに出て、買物をしたり、トリニティカレッジのカフェで軽食をとったり。それからたけちゃんにメアリというアイリッシュダンスの先生を紹介して貰って、レッスンを受けました。(私がアイリッシュダンスにはまった経緯については本サイトで書いています)その後、一人旅をしていてたまたま同じ時期にダブリンにいるという方とネットで知り合っていたので、たけちゃんと別れて彼女に会いに待ち合わせの中央郵便局へ。ツーリスト・インフォメーション・センター近くのたけちゃん推奨のスペイン料理店で夕食。腹ごなしにセント・スティーブンス・グリーンを散策していると、男性が話しかけてきて、何故だかそのまま一緒にパブまで着いてきました。大きくて非常に混んでいるパブだったので、トイレに行くついでに離れる事ができましたけれど。という訳でまずはギネスで乾杯。アイルランドの初ギネス(笑)。日本と違うかと言われると…どうかな?日本でもパブによってすっごく美味しいと感じる時もあるし、いまいちだなと思う時もあります。実はアイルランドではギネスばかり飲んでいた訳ではないので、一概に比べられないのですが。この後行くミルタウンマルベイで飲んだギネスはとても美味しかったです。さて、そのパブはアイリッシュダンスのショーが観られるとたけちゃんに聞いていたので、始まるのを待っていたのですが、なかなか始まらない。ミュージックライブはやっているけれど、トラディッショナルじゃないし…ショーが始まる筈の時間を過ぎても、そのままだったので通りかかった店の人を捕まえて聞いてみるとこの時間はやらないと言うではありませんか。なので諦めて帰ろうと、トイレ経由でホテル側(このパブはホテルの1階にある)から出ようとした時、ホテルのロビーのソファで、衣装を着てダンスシューズの紐を結んでいるダンサーを発見。これからだったのか!とダンサーの後についていくと、パブのフロアを横切り、扉を開けて階下に降りて行きます。よく見ると扉の上には「ショーは階下です」というような文字に明りが灯っていました。客が多いとショーは階下になるって、そういえば聞いたような。さっきの店の人の発言は何だったんだろう?と思いながらも、ダンサーの後を追って降りて行くと、アイリッシュ・トラディッショナル・ミュージックのライブが終盤を迎えるところでした。最後の2曲だけ聴くと、その後はお待ちかねのアイリッシュダンス・ショー。ショーの構成は半分くらいリバーダンスのハイライトのぱくりでしたが、間近で見られてなかなか愉しかったです。ショーを見終わり、ゆっくりする間も無くダートの駅に急ぎます。ダートの最終電車は、かなり早いのでぎりぎりでした。さすがにナイトバスに一人で乗るのは気が引けるので、ダブリンのセンター以外だと、夜遊びはなかなか難しそうです。
2005年12月08日
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風邪ひいています。珍しく。本当、珍しいのですよ、こんな時期に風邪をひくなんて。咳が止まらないので困っています。思わず咳止め方法調べちゃいました。大根の蜂蜜漬けは喉の痛みは和らげるけど、咳は止まらないなー。あ、ちゃんと病院行って薬も貰っているんですけれどね。どうにも止まらない。お陰で声が出ません。これは困った事です。犬を叱っても迫力無いのです。「待て」と言ったつもりでも声が出ていないので不思議そうな顔されてしまいます。身振りで理解させても今度は「よしっ」が聞こえないのでいつまでたっても犬がご飯を食べられません。早く風邪治さないと犬が飢え死にしてしまいます・・・なんて事ある訳ないですが、こんなくだらない事書いちゃうくらい困ってます。さて、アイルランド独り旅の続き。2005/06/30(木)ダブリン到着エア・リンガスに乗りこんですぐに眠ってしまったらしい。気づいたらアイルランド上空を飛んでいました。ダブリンの空港に到着し、急いで入国ゲートに向かいます。ダブリン近郊在住の友人なるったけ夫婦が、私の乗った飛行機の到着時間15分前着の飛行機で、スイス出張から戻ってきているのです。お陰で空港での待ち合せと相成りました。無事会えるかなとちょっとドキドキ。ゲートを抜けて何処にいるかなと探すまでもなく、目の前で手を振って呼んでいるたけちゃんがいました。たけちゃんとなる旦那と共に、お二人のお住いがあるマラハイドにバスで向かいます。スイスは美味しかったよーと感激したように言うたけちゃん。アイルランドってそんなに…まあ、イギリスで馴れているといえば馴れているんだけど。何はともあれ、これから私のおそらく最初で最後であろう長い一人旅が始まるのです。とは言っても、最初の一週間は見なれた面々と一緒なのですが。マラハイドのなるったけ夫妻の素敵なお住いに到着。寛がせて戴いて、快適なお部屋で休ませて貰いました。
2005年11月30日
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2005/6/30(木)日本は雨、ロンドンは曇り、ダブリンは夜朝5時に母に送ってもらって家を出る。昨夜は早く帰ってくるつもりが、最終電車で帰宅。暫く会えないし、一杯だけで飲んで帰ろうと思った時点で見えていた流れかも。これからアイルランドに行くんだから、何もアイリッシュパブに行く事ないよねと言って、たまたま見付けた八重洲のアイリッシュパブはまた今度と、近くの焼き鳥屋に行ったのに結局気になって寄っているし。しかももう二人友人を呼び寄せて、もうこうなったら眠らないで行こうと思ってその通りになりましたわ。しかも初めて行った店なのに、店の奢りで飲んで帰っているし。お土産買って来ようっと。成田のアシアナ・エアのチェックインカウンターはとても混んでいたので、あとは両替しただけで出国しなきゃいけない時間になっちゃいました。眠っていなかったものだから食事以外は殆ど機内では眠って過ごし、気づかぬ内にソウル到着。うーん、飛行機の着陸に気づかなかったの、初めてかも…。ソウルでは乗り換え時間が1時間しかないので、乗り継ぎを急ぐ。ちょっとキムチに惹かれて足を止めたけれど、空港は高いよね。ゲートに着いたら搭乗が始まっていた。飛行機はどちらも通路側のトイレの傍をリクエスト。ソウルまではエマージェンシーローの一列後ろ。今回は搭乗口すぐ前の中央並びの列の通路側。後ろがトイレなので気がね無くシートを倒したままにできるので楽。前回の旅ではエマージェンシーローに拘ったけれど、荷物が足許に置けない方がちょっと面倒な事に気づいた。しかも前に人がたまるから、うっとおしいし。今回はリュックの中にお土産の酒瓶が入っているから、どうしても足許に置かなきゃだしね。隣の席は韓国人の男性、やや年下(笑)。その隣の席の男性との二人連れかと思っていたけれど、離れた席にも連れがいるらしい。彼らは15日の予定でロンドンとオックスフォードとあともう一箇所(何処だか忘れちゃった)を廻り、パリに足を伸ばすらしい。熱心なクリスチャンでとても親切な人達だった。アイルランドの帰りにイギリスも少し廻ろうと思っているのに、何も準備して来なかったので、ロンドのユースの住所等を教えてもらう。ところでクリスチャンに酒に対する禁忌って聞いた事無いけれど、韓国のクリスチャンは酒は飲まないと言っていた…本当?彼が飲まないだけじゃなくて?私はいつもの如く、ビールとワイン。今回は強い酒はやめておいたわ。注文する前に眠りこけていたっていうのが正解だけど。ビールは銘柄の指定をしないで頼んだら、毎回違う銘柄だった。でも味に差は無いような…(笑)。という訳で結局ロンドンまでも食べるのと隣の人とちょっとお喋りするの以外は、眠り続けておりました。ヒースロー空港に到着。フライトコネクションの文字を追い進む。案内板によるとエア・リンガスはターミナル1。バスで移動。エア・リンガスのチェックインカウンターでエア・リンガスからきたメールを見せると発券してくれた。今回は搭乗時間が短いので席の指定はしなかった。それよりも3時間(いや、ここに来るまでに残り約2時間となっているが)どうやって過ごそう?さて、一番心配していた入国審査。ロンドンは厳しいから色々聞かれるのよね。今回は長期だし。で、色々聞かれたけれどパスポートには6ヶ月の滞在許可がありました。ゲートの前まで来ると残り1時間半。今日の分の日記を書く。そんなわけで今回の日記は無意味に長いかも。日記を書いている間に雨が降って、止んだら陽射しが眩しく滑走路を照らした。と、ここまでがヒースローで書いたもの。続きはまたその内。
2005年11月10日
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そろそろちゃんと日記を書こうかなあ…と、ぼちぼち思い始めた次第で(駄目じゃん)。本サイト(http://www.geocities.jp/eb_rosa/)もちゃんとかたちにしたいしね。という訳で目指せ来年から本再始動!…って言っているあたりでどうなんでしょう??でも、昔のように毎日は無理でも、肩の力を抜いて続けていきたいものです。既に帰国して2ヶ月以上経っているのですね。この頃思うところがいっぱいあって、心定まらず落ち込みぎみなので、何か書く事で自分とちゃんと向き合っていこうかなあとの思いもありまして。ちょっと浮上するまで、支離滅裂な日記になってしまうかもしれませんが、そのうち愉しかった旅の話も綴る予定です。えーと、取り敢えず本サイトの方に、アイルランド2ヶ月の旅の写真をちょびっとUPしてあります。また暇を見つけてUPしますね。では今日はこの辺で。
2005年11月08日
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果てしなくご無沙汰しております。色々と忙しくしておりました。この頁をどうしていくかは現在考え中ですが、メインサイトは別に構築中(未だかなり作りかけ)です。http://www.geocities.jp/eb_rosa/さて、表題の通り、今日からアイルランドへ行って参ります。帰国は9月の予定です。上記メインサイトに現地から環境があれば旅報告をするつもりです。それでは行って参ります。
2005年06月30日
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追加で飛魚の天麩羅と、にんにくの空揚げを注文。どれもこれも美味しくて、幸せな満腹感。特にこだわった調味料などを使っている風ではないのに、この美味はやはり素材の良さと大将の腕といったところでしょう。とび魚つげあげがとても美味しかったので、明日のお弁当の一品にしようと持ち帰りで頼みました。揚げたて買った方がいいよ、冷蔵庫が無いとなどと言われましたが、明日は朝から白谷雲水峡に向かう為、買っている暇はありません。冷蔵庫はありますというとそれならと、揚げてくれました。この揚げたての様が必見。ぷっくりと膨れて、まるで違うものです。少しして平らに落ち着いてから食べるものとの事ですが、あの揚げたての状態でかぶりつきたい気もします。すっかり満足して『漁火』を後にしました。首折れ鯖は明日入荷するという話を聞き、明日も来ようかなあなんて考えながら。『漁火』から宿まで。夜の島歩きで出会ったものは、あまりに幻想的で、不思議な世界でした。僅かな街燈の明かりだけが頼りの夜道。その日は曇っていて、星明り一つ無い闇夜だったのですが、見上げると山の存在をそこに感じました。山肌を流れる乳白色の靄が、仄かに発光しながら揺らめいて見えるのです。山が見える訳ではありません。陽があった間も、島の上部は靄に包まれて、山は裾のごく一部しか見えていませんでした。だから山が一体どんな形なのか、いえ、本当にそこに山があるのかすら、その時は未だ知ってはいなかったのです。だからそれが一層、不思議なものに見えました。見えない山を、何処からくるか解らない光で感じたのですから。翌朝晴れ渡った中に山を見上げた時には、あれは幻だったのではと思える風景でした。またこんな出会いもありました。何処からか聞こえてくる虫の声と、染み出る水の音。青臭い草の香り。そんなもの達を感じながら、夜道を歩いていると、ふいっと目前に飛び出してきた、一匹の蛍。ゆらりゆらりと浮遊するように飛びながら、ちょっと挨拶に出てきたよというように、暫し美しい光を愉しませてくれました。宿に辿り着く頃には、未だ目指したものは何も見ていないというのに、すっかり屋久島の虜になっていました。
2004年07月25日
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刺身盛り合わせ、とび魚つげあげ、魚のとろろ蒸し、美味しい幸せ。特に魚のとろろ蒸しは絶品。「漁火」に行くなら是非とものお勧めです。そうそう、こちらの醤油は甘いので、関東人の私にはちょっと辛いものがあるのですが、普通の醤油も置いていました。でもものによっては甘口の醤油が合うものもあるので、折角だから試してみてもいいでしょう。ビールが無くなったので、さあて何を飲もうかなとメニューを見ます。やはりここは焼酎よね。屋久島の水を使った日本酒がありましたが、こっちの酒は甘いし。水を運んで、作っているのは山口県という事でしたが。「焼酎にする?三岳?」お店の人が聞いてきます。でも三岳はさっき買ったし、とメニューを見ると、焼酎は屋久島で一番飲まれているという「三岳」と、もう一つ。ガイドブックでも見た事の無い名前のものがありました。先程行ったスーパーの棚にも並んでいなかったものです。「これは何て読むんですか?奥…?」「オクハガミ」「奥羽神――これも屋久島の焼酎ですか?」「そうよ。でもこれはかなり癖があるけれど。」「そうそう、芋臭いのよ、これは。屋久島で一番飲まれているのは三岳よ」 お店の人が口々に口に合わないかもといった心配を込めて言います。そう言われると逆に気になるもの。「三岳」は買ったので、ここは何故だか全然有名じゃない「奥羽神」を飲んでみようと思いました。ロックグラスに氷を入れて「奥羽神」を注ぎ、軽くグラスを回してから薫りを嗅いでみました。「ああ、本当。芋の薫り」ふわりと甘い芋の薫りが鼻を擽ります。一口口に含むと、更に口内と鼻腔に芋の優しい甘い薫りが満ちました。甘いと言っても、焼酎自体は辛口です。すっと喉を通り抜ける、割合切れのある味。「美味しい!これ、好きです!私」実はちょっと前まで焼酎は敬遠していた私。本格焼酎ブーム到来で、色々な焼酎が気軽に手に入るようになり、奄美の黒糖焼酎を試してから焼酎に対する見方が変わったばかりの焼酎歴の浅い私ですが、これはかなり気に入りました。「これは幾らでも飲めちゃうかも…」すっかり気に入ってしまった私達に、大将が奥羽神の瓶を持ってきて見せてくれながら、教えてくれました。「このラベルは一本一本手書きなんだよ」という事は大量生産はされていないという事でしょうか。これは是非、買って帰りたいものです。何処で手に入るか訊ねると、『三八』という八百屋と酒屋をやっている商店との事。場所は宿のすぐ近く。ここに来る時に渡った橋の50メートル程手前と言うではありませんか。そういえばさっき、ここにも酒屋があるなら、ここで買えば良かったと思った店があった筈。きっとそこに違いありません。明日早速買おうと決めました。
2004年07月18日
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さて出掛けようという時に、meemeeさんが携帯が見当たらない、落としたと言います。そういえば船を下りる時、座席を立った際にごとんと大きな音がしました。見回したのですが、何の音か解らなかったのでそのままにしてしまいましたが、どうやら携帯が落ちた音だったようです。記念にと思って取っておいた乗船券を見ると、船の事務所の電話番号があったので電話して聞くと、預かっているとの事。予定変更で、まずは港まで戻る事になりました。港の近くに教えて貰ったスーパーがあるので、ついでに買い物も済ませられるから一石二鳥よと出掛けます。荷物になるからと履いてきたトレッキングシューズをサンダルに履き替え、少々蒸し暑いながらも澄んだ空気の中を港に向けて歩き出しました。港に着き、携帯を無事手にすると時刻は夕方5時過ぎ。スーパーでおにぎり用にとひじきじゃこと、島豆腐、天然塩、きゅうり、カンパリトマト、三岳のワンカップ(焼酎)、古代屋久の島(焼酎)などを買い込みました。それからお土産物屋に寄って、屋久とろ(とろろの冷凍パック)、ぽんたんジュース(ぽんかんとたんかんのジュース)など。宿に寄って買い物したものを冷蔵庫に突っ込むと、再び出発。今度は港とは反対方向に向かいます。宿のすぐ近くにお酒を置いている店があり、次からはここで買おうなんて言っていたのですが、この店は実は私の大ヒットなのでしたがそれはまた後程。橋を渡り、少し行くと何とも雰囲気のある小学校がありました。そしてそこからは上り坂。登り切ると、宮之浦港と広がる海、そしてその向こうに山が霞んで見えました。更に歩いていくと、学校帰りの高校生が向かいから歩いてきました。後で知ったのですが、宮之浦には屋久島で唯一の高校があるのです。そして「漁火」に到着。引き戸を開けると、入ってすぐ左手に大きな水槽がありました。美味しそうな魚や海老と共に、不思議な魚も泳いでいます。時間が早かった為、他に客はいませんでした。カウンターに座り、まずは喉がからからだったので生ビールを注文。ちなみにアサヒでした。ちょうど後ろにある本日のお勧めが書いてあるボードを眺めます。屋久島と言えば「首折れ鯖」。なんて、旅の準備を始めるまで知りませんでしたが。ですが生憎、今日は時化ているので入荷が無いとの事。入荷している日には幟が出るそうですので、「首折れ鯖」目当ての人は鯖の幟を見たらすかさず店に入るべしです。鯖が無いとはいえ、ボードに書かれている総てに興味津々。手許にあるメニューにも目を落とすと、これまた美味しそうなものばかり。迷ってしまいましたが、これは外せまいと思うものを何とか絞って注文。注文方法は、注文したいものを紙に書いて女将さんに渡します。ま、渡す前から大将が覗き見て作り始めていましたが。ここの大将、なかなか味のあるお方です。店主と書くべきかなと思いましたが、何となく大将と呼ぶ方がしっくりくるような気がするので、勝手にそう呼ばせて貰いましょう。他に厨房には若いお兄ちゃんが一人、厨房と店内を行き来して切り盛りしている女将さんともう一人の手伝いの女性の四名がこの店のスタッフのよう。ビールで喉を潤していると、最初に運ばれてきたのは蟹。『あさひかに』というもの。大将が「この蟹、美味しいけれど食べ難いんだよね」と、運ばれてすぐに黙々と食べ始めた私達を気遣うように言いました。確かに小振りな蟹はほぐすのが結構大変ですが、それでもこの美味しさの前には何のその。しっかり詰まった身を綺麗に取り出して、口に運んだ時の至福と言ったら。「美味しいですー」と感涙しながら、せっせと身を取り出しては口に運びました。
2004年06月30日
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港から島をぐるりと巡る大通りへ出ます。南国を思わせる樹木の根元には、淡い緑色をした羊歯の群れ。僅かに視線を上げれば、霞かかった幾つもの山。港近くには土産物屋が幾つか並び、それを過ぎると飲食店や民宿がぽつりぽつりとあります。ここが恐らく屋久島一の繁華街でしょう。港から歩いて15分程、二つ目の信号のすぐ近くに、今回お世話になる宿「素泊まり民宿やくしま89(パーク)」はありました。ごく普通の島の古い民家といった感じの建物で、望んでいた形にぴったり。屋久島では民宿に泊まりたいと思っていたのですが、屋久島の旅パックプランの殆どがホテル宿泊のものでした。なので鹿児島宿泊パックで申し込んで宿は別に自分で取ったのですが、大正解のよう。ここに決めたのは、港から近い事、今回の一番の目的である白谷雲水峡に行き易い事、そして素泊まりで安い事でした。食事付の民宿も良いのですが、今回は素泊まりがしたかったのです。屋久島には素泊まり民宿は沢山ありますし、普通の民宿も素泊まりが可能です。素泊まり民宿には調理設備がある自炊ができます。市場や地元のスーパーで気になる食材を買い込んで料理する事ができるのは、食材店での買い物と料理好きな私達には何よりの魅力。そして食べ歩き好きにももってこいなのです。「やくしま89」の玄関は開けっ放しでした。一応呼び鈴を押したのですが、鳴っているのかどうか判断がつかず、「こんにちは~」と奥に向かって呼びかけました。するとすぐに女性が出てきて、お疲れ様と労ってくれます。そしてこちらでもいいですか?と玄関前の部屋に案内してくれました。案内された部屋は、例えて言うなら田舎の親戚の家の応接間のような雰囲気。ここは満室でなければ宿泊客の団欒の場になるのではないかしら?そういう意味でのこちらでもいいですか?という問い掛けだったのかと思われます。まあ実際のところは解りませんが。どちらにせよ、とても居心地の良い部屋です。今日は天気が良ければレンタカーを借りて、夕陽を眺めに灯台まで行こうかと思っていました。ですが生憎の曇り空。夕陽は拝めそうにありません。宿の女性に相談すると、今からレンタカーを借りるのは勿体無いし、かといってこの時間では近場で見られる処も無いしねぇと思案しています。どんな予定なのかと訊ねられ、一日は白谷雲水峡に行く事と、もう一日は島をぐるりとドライブしようかなくらいしか考えていない、取り敢えずレンタカーを借りるべきかなと答えると、白谷雲水峡に行くのにレンタカーを借りるなんて勿体無いとバスの時間を教えてくれました。それもそうです。なんせバス停は宿の目の前。じゃあレンタカーは一日だけでいいねという事になりました。では今日は宮之浦をぶらぶらして、スーパーへ行って明日の朝食とお弁当の食材を買って来ようという事になりました。という訳でスーパーの場所を何軒か聞き、ついでにお勧めの飲食店を教えて貰います。そして今夜は一番のお勧めの「漁火」というお店に行く事にしました。ここで私にとっては大ヒット級の素晴らしい出会いが待っていたのです。
2004年06月19日
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旅では雨に出会う事は滅多に無いのですが、一ヶ月に35日雨が降ると言われている屋久島で、殆ど雨に出会わなかったどころか、見事な快晴にも恵まれてしまいました。雨除けではなく、日除けが必要だったくらいです。名物は雨、一年に400日雨が降ると言われているベルゲンでも、最終日の朝を除いて見事な快晴に恵まれたし、晴れ女を名乗るのに不足は無いかしら。2004年5月21日から24日まで。三泊四日の屋久島の旅。時間のかかる方法で行ったので、屋久島の滞在時間は実質2日間とちょっとくらいですが、とても充実した旅でした。21日の朝。自宅最寄駅から始発に乗り、羽田空港へ。今回の旅の同行者meemeeさんと落ち合い、チェックインを済ませると、お腹が空いたと騒ぎながら朝食用に空弁(そらべん)を購入。ついでコンビニでお茶と行動食用にお菓子も買って、搭乗ゲートへ。この日は関東地方に台風が近づいていたので、前夜少し心配しましたが、7時10分の発鹿児島行きで無事出発。機上の人となり、空弁を食べた後は眠っていたら気づいた時は鹿児島上空でした。鹿児島空港から屋久島へは飛行機が飛んでいますが、私達は今回は時間よりお金を取ったので、まずは空港リムジンバスで鹿児島市内へ向かいます。空港から市内までは約一時間。空港リムジンバスの終着所「鹿児島中央駅(旧西鹿児島駅)」で降車。近くにあるホテルへ向かいます。と言っても泊まる訳ではありません。屋久島行きの希望していたエア&ステイのパックの予約が取れなかった為、今回申し込んだのは鹿児島行きのエア&ステイ一泊付のパック。エアだけで購入するよりこうしたパックの方が安いのです。但し旅行代理店の人に、不泊でもいいですがクーポンだけはホテルに持っていってくださいとお願いされていました。という訳でホテルのフロントでクーポンを渡して、ついでに鹿児島市内の観光案内を貰います。続いて鹿児島中央駅に向かい、お昼ごはんを調達。薩摩揚げ数種類に押し鮨。観光案内所で乗るべきバスのバス停番号を教えて貰い、駅前のバスターミナルへ。屋久島へ行く船が発着する鹿児島本港北埠頭へは、結構頻繁にバスが出ています。殆ど乗客のいないバスに乗り込み、鹿児島市内最大の繁華街「天文館」前を通り抜け、鹿児島水族館を経由して北埠頭へ。ここから屋久島へは超高速水中翼船ジェットフォイル「トッピー」で約3時間。旅行代理店を通して予約をしていたので、予約券をチケットを引き換え、乗船時間一時間前に指定席乗車券に引き換えます。二度手間?と思わなくも無いけれど、このシステムの有益性ってあるのでしょうか。出航時間まで一時間。二階の待合所で桜島を眺めます。この日は曇り空で、桜島の上部は霧に覆われていましたが、それはそれで良い眺め。快晴ばかりが良い天気ではありませんものね。乗船時間になり、トッピーと記念撮影をした後は割と早めに乗り込んでしまいました。ちょっと後悔。実は停泊中の船の揺れに、結構弱いのです。meemeeさんが船と一緒に自分も揺れていたら酔わないよと言うので、ゆうらゆうらと動いてみました。成程、確かにこうしていれば気持ち悪くなりません。でも疲れるので次はぎりぎりに乗船しようと思いました。昼食を摂った後はやっぱりまた殆ど眠って過ごしてしまいました。朝が早かったせいは勿論ありますが、微妙な乗り物の揺れというのは眠気を誘います。開聞岳が右側に見えるというアナウンスを聞いたのですが、生憎座った席は左側。海の上を跳んでいる飛魚の煌きに目をやりながら、意識は遠のき気づいたら途中経由地の種子島でした。種子島から一時間余り、屋久島が見えてきました。海から見ると洋上アルプスと称される屋久島の意味がよく解ると言いますが、生憎島の上部の殆どは霧と雲に覆われて見えません。ですがその様子は神懸り的にも思えました。トッピーは屋久島宮之浦港に入港しました。そして屋久島上陸。レンタカー会社やホテルの送迎車が名前を書いたプラカードを持って並んでいます。私達は宮之浦に宿を取っていたので、そのまま徒歩で宿に向かいました。
2004年05月27日
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(ロンドンに行くわけではありません、念の為・笑)あと一週間しか無いというのに、まだ一回しか靴を履いていないわという事に気づいた昨日。土曜日は犬を連れて山に散歩に行かなくちゃ。レインウェアですが、帽子が付いていないのでした。入梅したというし、そもそも一ヶ月三十日雨が降るという島だし、レインハットは必要よね――と思って探してみたけれど、気に入るものは結構高いわ。やっぱり代用品を考えよう。また工作かしら(笑)。旅の準備は、今回場所が場所だけあって、今までに無いものが必要で、何処に何を買いに行っていいのやら、何を買えばいいのやらで、いつも以上に大変で愉しいものになりました。いえ、未だ過去形じゃないですけれど。取り敢えず今準備できている事は、トレッキングシューズを買った事くらい。あ、「もののけ姫」のビデオもちゃんと観直しました。旅の持ち物メモ。トレッキングシューズレインウェア帽子救急セット懐中電灯リュックサックサンダルタオル日焼け止め(晴れる日あるかなあ?)水着(レインウェアの下に水着・笑)着替え洗面用具化粧品米?五穀米?(素泊まりなので朝昼は自炊)久々に鍋で米炊きね(炊飯器はあるけれど、他の人も使うだろうから)。ロンドン滞在時代を思い出します。おにぎりが作りたくて、でも向こうで普通に食べる米はねばりが無いから、ねばりがあるという理由でライスプティング用の米を使っておにぎりを作りましたっけ。ルームメイトのフランス人に、何でそんなに時間をかけて米を調理するのかと不思議がられました。彼女も米を調理していたけれど、彼女は米を煮るだけで、炊くという調理法は知らなかったし。そうそう、チャーハンを作ってお子様ランチみたいにティーカップで固めてお皿におかずと一緒に盛ったら、ホストファミリーに大受けして、私も真似してみたわとホストマザーが米料理を作った時に同じようにして供してくれた事もありました。話が逸れました。えーと、あと持って行くべきものは…あ、運転免許証。ま、いつでも財布に入っていますが。でも何度も言うようだけれど、殆どペーパードライバーになりかかっているの。だからという訳ではないけれど、焼酎飲んだらもうその日は運転しないからね。と、今回の旅連れmeemeeさんに告げておこう。さて、ここで問題です(解答しても何も出ませんが)。一週間後、私は何処に行くでしょう?週末の予定。明日、明後日、日比谷公園でアフリカン・フェスタが開催されるそうです。面白そうなので、明後日行ってみます。その後は岸野組お芝居。で、その後は沖縄料理かな?で明日は『夢中』の日(笑)。
2004年05月14日
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食事と酒が美味しくて綺麗で治安が良くて物価が安いところって何処?食事と酒が美味しいところと言ってまず浮かぶのはイタリア。ま、フランスでもいいでしょう。ドイツも私は好きだわ。治安という点になると、田舎ならまずOK。物価…今ユーロが強いのが痛いところだけれど、日本で美味しいイタリアンやフレンチを食べる事を考えたら、断然お安いとなるかしら。本当はポルトガルに行きたいのだけれど、これは季節を選びたいし。綺麗で治安が良いところと言ってまず浮かぶのは北欧。だがしかし物価の高さは壁だわ。物価が安いところと言って浮かぶのは南方面。アジアかしらね、やっぱり。アジアは何処でも美味しい…と思う。うん、これは問題無い。治安も物価も問題のある場所にわざわざ行かなければこれもまた問題無い。ただアジアは香港とソウルと台湾にしか行った事が無くてここがいいという選択ができないのが難点。勿論私一人や友人と行くならいいのだけれど、母を連れてとなるとね。そうそう、上記の条件は母を連れて行くには何処がいいかと考えた結果。ちなみに母はバリかハワイに行きたいらしい。本当はヨーロッパに連れて行きたいのだけれど、時間が無い。しかしハワイは「今」行く必要性を私は持てないのだわ。ウブドゥには行きたいなあ。うーん、やっぱりバリかなあ。ただ母を連れてとなると、行った事のある処の方が楽なんだけれど。まあその前に、すっごく行きたいけれど、やっぱりお金が、やっぱり時間がと言って二の足を踏む母をその気にさせる必要があるけれど。確かに私と母が同時に家を空けるのは難問なんだけれど、先延ばししたらもっと可能性が狭まると思うわ。家事と仕事と老人介護。気力だけで乗り切るのは難しい。たまにはそれらから離れて、ゆっくり愉しんで欲しいと思う。私も近頃忙しくてごめんね。
2004年05月13日
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とおってもご無沙汰致しました。日記はたまに書いていたのですよ。アップしそびれていただけで。というわけで3/15分から纏めてアップしてみました(笑)ここの処、家には寝に帰るだけ状態な日が多かったので。でもって睡眠不足で眠くてPCに向かう気力も無く。まあ好きな事やってそんな状態なので文句は無いのですが。さて、明日は何とか空けられたので、美容院に行きたいなと。
2004年04月23日
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突然何かが食べたくなる事って、ありませんか。好きだけれど、久しく食べていないものだったり、かつて一度食べただけだけれど、忘れ難く記憶しているもの。Deep fried potato skin確かそんな名前。何だか正確な記憶も無いのだけれど、食べた時の情景や、美味しかったという思いだけはちゃんと覚えている。美味しかったという記憶が連れてくる、懐かしい情景、懐かしい人々。その懐かしさが、益々美味しかったという記憶を強化する。何て事は無い、ご馳走でも何でもないものだけれど、愉しかった時を呼び起こしてくれる美味の記憶。Deep fried potato skinその名の通り、じゃがいもの皮を揚げたもの。そう聞いただけじゃ美味しそうでも何でもない。じゃがいもの皮なんて、普段は捨てているものだもの。日本ではせいぜい食べるのは新じゃがの季節くらい?そう、食べたのはロンドンのピカデリーサーカス近くにあったパブ。前にも書いた事があると思うけれど。残念ながら過去形。今も同じ場所にパブはあるけれど、もう同じパブではない。同じメニューも無い。ロンドンではよく行くパブの一つだった。ちょっと薄暗い、広い店内。どす黒さと蛍光色が交じり合ったような、赤だの青だのといったカーペットやチェアカバーの色は、ここでは当たり前の自然な色だった。所謂ボックス席のようなテーブル席が、かなり余裕のある間隔で並んでいた。いつも陣取るのは壁際の一角。ロンドンのパブにしてはフードメニューが結構あった。殆ど揚げ物だったけれど。そんな中のお気に入りが、Deep fried potato skin。他にもFried mushroomなんかも好きだった。厚く剥いたじゃがいもの皮に衣をつけて揚げたものに、サワークリームとサルサソースをつけて食べる。胸焼けしそうにべたべたの油なのに、もう換えたらと思えるような揚げ油の匂いなのに、それでも美味しいと思ったのは、普段ろくなものを食べていなかったロンドン生活のせい?と思わなくもないけれど。でも本当に美味しかった。今はもう遠く離れ離れになった友人達と、午後の一時を過ごした記憶。こんなものばかり食べているせいで太ったと嘆くとてもチャーミングな友人の、トレーナーに隠れたジーパンのボタンは外れたままだった。そういえば私もあの頃は太ったっけ。それに気づいてチョコレートバーを食べるのを止めたんだわ。チョコレートバーなんて日本では食べていなかったのに、ロンドンでは種類が多い事もあったけれど、他に美味しいものが少なかったから…。ああ、そうだ。ソルト・アンド・ビネガー・フレーバーのクリスプスが食べたい。シュリンプス・フレーバーも好きだったわ。サンドイッチとクリスプスの小袋、またはチョコレートバー。そんなランチを毎日摂っていたら太るわよね。それを止めて私のランチに登場したのはセロリだった。日本と違ってロンドンではセロリは安い。ぱりぱりセロリを一本そのまま齧っている私に、目を剥いていた友人達。あとはフルーツ。りんごのお目見え回数はかなりのもの。これも種類が豊富。ビターかサワーかスウィートか。そして日本のりんごと違って小振りなので一人で食べ切れる。懐かしい味、懐かしい場所、懐かしい時間。あの場所はもう無いし、あの時の友人達と再び集まる事も無いだろうけれど、あの味だったら自分で再現できる。むしろ私が作った方が美味しいとは思うけれど、記憶の美味を上回る美味の記憶を作る事はできないだろうな。でも問題が一つ。どのじゃがいもを使ったらいいのかしら?
2004年04月22日
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飛鳥の旅が中断したままでこの先書くのか解らないので、旅の最後にあった忘れ難い思い出を綴ってみようと思います。最終日、時間の赦す限り行きたい場所を廻り、とても美味しい昼食を摂りました。蕨もちが美味しくて、お土産に購入。飛鳥の旅で口にしたものは、総て美味でした。亀石にお別れを告げ、後はもう帰るだけ。荷物は既に駅に運んであるので、散策を愉しみながらゆっくりと飛鳥駅までの道程を歩きました。竹薮脇の道を歩いていくと、竹薮とは反対側の道の際に少し張り出した場所があり、車が止まっています。いえ、正確にはそこから出ようとしていたのですが、前日の雨の為舗装されていないその場所はぬかるんでいて、僅かに傾斜もある事から抜け出せずにもがいていました。男性一人がアクセルを踏み、もう一人の男性が後ろから押しているのですが、どうにもならない様子。男性二人でどうにもならない事に私達が加わっても変わらないかなと思いながらも、取り敢えず手伝いを申し出てみました。「運転できる?」そう訊ねられて、思わず運転席を覗き込んだ私。マニュアルで免許を取ったものの、オートマに乗るようになり、また現在は殆ど運転しなくなった事から、マニュアル車を動かす事に全く自信が無かったのです。幸いな事にオートマ車でした。という訳で私がアクセルを踏み、男性二人とmeemeeさんが後ろから押す事になりました。そして見事車はぬかるみから脱出する事に成功。私が押してもきっとものの役に立たなかったでしょう。なりかけペーパードライバーでも役に立てて良かったです。「これ持っていって」そう言って差し出されたのは、採れたての筍でした。彼らはそこの竹薮に筍掘りに来た帰りだったのです。私とmeemeeさんに二つづつの筍。美味しそうでとても嬉しかったのですが、それと同時に重たいだろうなあとも。特にmeemeeさんは一人だからこんなに沢山いらないと言ったのですが、遠慮していると思ったのか持っていって持っていってと差し出され、断り切れずに戴く事になりました。もっと持っていく?と言われ、もう充分過ぎますと慌てた私達。重いけれどもこんなに沢山の、しかも新鮮な筍を食べる機会など滅多にありません。帰ってからの愉しみができた事に、足取りは軽やかでした。meemeeさんにもう一つ持っていかない?と言われましたが、流石に三つも担いでは…滑車付きの旅行鞄で来れば良かったけれどね。乗り換えの京都駅で、夕食を買い込む為に駅と直結しているデパートの地下売り場へ。そこで売られている筍の値段を見て、重たいけれど貰ってきて良かったとにやにや。そして持ち帰った筍の美味しかった事!後にも先にも、あんなに美味しい筍を食べた事がありません。ああ、忘れられない味覚です。次に飛鳥に行くのも、やっぱり筍の季節に限るかしら。
2004年04月21日
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お酒。ここで言うお酒は酒類全般の事ですが、私はワインも日本酒もビールも好き。勿論何でも良いという訳ではなく、「美味しい」という形容詞付きのものに限りますが。本格焼酎にも興味が出て、近頃は奄美の黒糖焼酎の出番が多かったりします。「お酒は二十歳を過ぎてから」という事で(ま、建前上)、私の酒歴は大した事も無いですが(首を傾げないように)、それでもそれなりに遍歴というものがあったりします。最初にお酒に興味を覚えたのはカクテルでした。というのも時はカクテルブーム(ん?この頃二十歳は過ぎていないなあ…笑)。ピーチツリーフィズなんかが持て囃されていた頃です。学生だった私は、当時バブル期においての高級レストラン(多くの人が当然のように湯水の如くお金を使っていたので、値段だけは高級な店は当時沢山ありました)でアルバイトをしていて、バーカウンターは当初男性アルバイトだけが担当できたのですが、興味を持った私は自分でシェーカーやら何やらを揃え、本を読み、家でカクテルを作って愉しみ、終いにはバーカウンター担当に捩じ入りました。そうそう、カクテルの本を読んでいて、ギムレットの頁でレイモンド・チャンドラーを知り、嵌ったのもその頃の事。『長いお別れ(Long Good Bye)』のあの有名な台詞です。現在の私から見れば、ホールスタッフの殆どが学生アルバイトという店は、高級には程遠く思えますが、それでもマニュアル通りとはいえ、置いているワインの名前と特徴、勧め方などを覚えさせられたので、ワインにも興味を持つようになりました。そう、当時はワインブームでもあったのです。とはいえ今程の情報も無く、高ければ、珍しければ、というバブル期ならではの風潮の中での事でしたが。解禁時にボジョレ・ヌーヴォやクリスマスにはシャンパンを、競って注文を取った覚えがあります。ドイツワインが嫌いだったのは、この頃日本に多く輸入されていたもののせい。私は本来甘口が嫌いなのですが、シュペトレーゼやアウスレーゼクラスのものは大好きです(ものによってはカビネッットも)。アイスワイン、貴腐ワインはまた別格。ですが当時、よく見かけたドイツワインは、私には到底飲める代物ではありませんでした。なので暫くドイツワインを誤解していました。アルバイトをしていたその店に置いてあった一番高いワインはシャトー・マルゴーでした。これを頼む客は大抵決まっています。3、4人の若い女性を引き連れた男性客。4人で来て4本のシャトー・マルゴーを開け、がぶがぶと呂律も足許も怪しくなる程に飲みます。そして飲み切れずに最後の一本は半分くらい残していくのですが、これがホールスタッフの密かな愉しみでした。学生ですから自分で買うとしても安ワインしか買えません。ワインと言ってもこんなにも違うものかと思いながら、味わう事もせずにただ高いワインだからといって飲む客に、何ともいえない気持ちになりました。学生同士で飲みに行くとなれば、やはり飲むものは安いウィスキーや、焼酎でした。その頃は飲んで騒げれば良かったので、飲んではいましたが、やはりこの頃の記憶からウィスキーや焼酎を美味しいものとは思っていませんでした。ビールも飲んではいましたが、どうしても安い方に流れるので生ではなく瓶になるので、美味しいと思って飲んでいた記憶は無いです(夏は別ですが)。日本酒もたまに飲みましたが、大抵の居酒屋では置いている日本酒は一種類で、これまた美味しいとは思っていませんでした。そんな訳で、本当にお酒を愉しむようになったのは、ある程度好きなものにお金がかけられるようになったつい最近の事です。また美味しいものが多く出回り、手に入り易くなり選択肢も増えました。ビールが好きになったのは上面発酵ビールを知ってから。実はドイツに旅してからの事でした。フランクフルトの空港でミュンヘン行きを待つ間飲んだビールのあまりの美味しさに開眼し、ミュンヘンの白ビールに酔いしれたのです。イギリス滞在の頃はと言えば、貧乏留学生だったのでパブでお喋りをする間、半パイントをちびちび飲むくらいで、まだビールに本当には目覚めてはいませんでした。パブでビールを注文する時は、ラガーかビターかスタウトか指定するのよと言われて、よく解っていなかったくらいです。解らなければビアって言えば適当に出てくるわよと言われ、その通りにしていました。ギネスジャンキーの今となってみれば、勿体無い!と叫ばずにはいられません。ワインを本当の意味で愉しむようになったのは、フランスワイン(の一部)に手が届くようになってから。最初はチリやアルゼンチンのワインばかりを飲んでいました。それがいけないとは言いませんが、それだけでは知り得ない世界があるという事でしょうか。日本酒が好きになったのは、地酒が出回りだしてから。もうちょっと正確に言うと『鳥小屋』(よく行く地元のお店)に偶然足を踏み入れてからでしょうか。近頃ますます品揃えが素晴らしくなってしまって、嬉しいやら恐ろしいやら。そして本格焼酎。今まで敬遠していた焼酎ですが、本格焼酎はそれとは別物なのだと近頃気づいてしまいました。困った事ですね。各種蒸留酒やらその他諸々。世の中には魅力的なものが一杯ありますが、休肝日は絶対必要だと思うのですよ。だから旅をしたらその地のものを飲む。それ以外はもうこれ以上手を広げるのは止めなくてはねぇと思うこの頃です。
2004年04月15日
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だいぶご無沙汰してしまいました。そろそろ冬眠から醒めないと。桜も咲いた事ですし。先週末にはもう咲いているだろうと、いつもの地元メンバーでお花見の計画を立てたのですが、ちょっと読みが外れて花(ソメイヨシノ)の少ないお花見になってしまいました。木蓮ももうだいぶ散ってしまっていたし、ミモザ(フサアカシア)も盛りを過ぎていましたし。あ、ヤマザクラは綺麗でした。まあ、お外で宴会できればそれで良かったので、何の問題も無かったですが。桜の時期に宴会というと結構寒かったりするのですが、先週の日曜はとても天気が良くて暖かな日でしたしね。お昼から山の上の公園で、食べ物飲み物持ち寄って、夕方まで延々飲んで食べて愉しんでおりました。今の時期、野外で飲食するのは本当に気持ち良いですね。さて、一月末の旅日記は特にこれといった事もなく、書いていてつまらないので(笑)、あと一回だったのですがまあ気が向いたらという事にして、そろそろ次の旅の事でも考えながらのんびり書いていこうかなと思っております。
2004年04月02日
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なかなか日記が書けないです。今の『夢中』に結構時間を割いています。夢中だから時間を割いているともいいますが。この週末もその為に費やしたようなもの。で、その『夢中』について書くならば、書きたい事は山ほどあるのですが、まだ書かない、というか書けないですし。でもそれに夢中だから、他の事を書く気にもなれなくて。そんな訳でなかなか日記が書けないのです。早く「××やっているの。愉しいよ、あなたも如何?」と言えるようになりたいです。まだ「やっている」とは言えない域だものねぇ。いつになったら言えるのかしら。たかが趣味、されど趣味。どうせやるなら極めてみたいと思う今日この頃。愉しければ良いのだけれどね。極めた方が断然愉しいでしょう。
2004年03月15日
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という事にしておきます。もう春ですけれど。春眠暁を覚えず…という程、まだ暖かくは無いですし。取り敢えず、元気です。昨年末から新しい事を始めて、今それが面白くなってきて夢中になっていたり、春から始めようと思っている事があったりと、まだペースが掴めていません。新しいリズムに馴染むまで、なかなか更新できないと思います。何処かに日記を書く時間というのを配そうとは思っていますが。新しく始めた事については、その内お知らせできたらなあと思いますが、まだまだやっているという域には程遠いので…多分、後一年くらいは。一年でどうにかなるのかどうかは、まあ努力次第かしら。今までのような更新はできないと思いますが、止めようとは思っておりませんので、どうかお見限り無く。
2004年03月07日
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東茶屋街近くの観光バス駐車場に着くと、またも添乗員の大袈裟炸裂。集合時間を守らせる為だろうけれど、そこまで参加者の行動を制限したいのかしら。「メインの通りから外れると、とっても入り組んでいて迷いますから、行かないようにした方がいいです。じゃ、迷うといけないので、東茶屋街の入り口まで案内しますので着いて来てください」そして迷いようのない一本道を通り、東茶屋街に到着。東茶屋街と銘打たれている場所はその道だけのようですが、茶屋はその隣の通りにも連なり、また懐かしさを覚えるような通りもあります。そう、勿論メインの通り以外に私とTSさんは足を運びました。そして解ってはいた事ですが、思いっきり頭を傾げます。「一体ここでどうしたら迷う事ができるのかしら?」通りは並行していて、どんな方向音痴でもここで迷うのは至難の業に思えるのですが。内部見学用の茶屋(元茶屋というべきですが)もありますが、ゆっくり内部を見ている程の時間も無いので、外観だけを見て歩く事にします。茶屋は玄関口と二階の窓に特徴がありました。茶屋の利用方法なんて私はよく解りませんが、その造りから成程と伺えるものがあります。茶屋の造りをしていても、お土産物屋さんや、喫茶店などになっている処が多いですが、勿論、現在も茶屋を営んでいる処も。一見さんお断り、紹介者がいなければ入れないという茶屋ですが、どんな人がお客なのかしら。朝の早い時間、本当の茶屋はひっそりと佇んでいました。さて、私とTSさんは一軒一軒の建物の造りに魅入っていましたが、母達は真っ先にお土産物屋に入っていきました。ま、殆どの人が見学茶屋か土産物屋にとっとと姿を消し、通りは瞬く間に静かになってしまったのですが。犬を散歩させていた地元の人が、何処から来たの?と言うので「鎌倉です」と答えると、「ああ、鎌倉も良い処ね。都会だし…ここは田舎だからねぇ」と。うーん、鎌倉自体は都会とは言い難いですが、都心に近いという意味では確かにね。さて、時間になったのでバスに戻ります。母達はとっくに戻ってきていました。「他の通りに行ったの?どうだった?」と言うので行かなかったの?と言いながらデジカメを見せると「あら、こんな処があったの。行けば良かった。添乗員が迷うって言ったから…」と残念そう。だからあの添乗員は大袈裟だって言ったのに。白川郷の展望台も添乗員のせいで行かず仕舞で、私のデジカメ画像を見て悔しがっていました。「いいわ、この画像があるから」折角来たというのに、私のデジカメ画像で満足しようと努力する健気さに、ちょっと添乗員を恨めしく思ってしまいました。私達と母達のペースが違うから、一緒に行動はできないので(どちらかに合わせたらどちらかが愉しめないから)、仕方ないですが。そしてバスは最後の目的地、兼六園へ。
2004年02月18日
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日曜の朝。前日鎌倉でお食事会をしたので、我が家に泊まったSAWAを起こし軽く朝食を取り、サンドイッチのお弁当を作って、我が家のアイドル達を連れて、先日見つけた公園へピクニック。そうそう、前回見逃した黄金やぐらは、階段の少し手前にあった事を土曜に発見澄み。最初に階段の途中で抱っこを許してしまったせいで、プリンスが階段を目の前にすると抱っこをせがむようになってしまいました。何とか途中まで自力で登らせたけれど…体力無いから仕方ないかしら。プリンセスは相変わらず疲れ知らず。おしぼりを持ってくるのを忘れたので、水場を探して公園内を彷徨うと、案内板を発見。この公園が「子供自然ふれあいの森」(「子供ふれあい自然の森」かも…メモを取らなかったので正確に覚えていません)という名前である事が解りました。案内板にある地図を見ると、ここはかなり広い場所のようです。水飲み場の場所も解り、展望台とパノラマ台という二つの見晴らしの良い場所がある事も知りました。水飲み場で二匹に水を飲ませ、私達は手を洗って展望台へ。とても良く晴れた日で、鎌倉の街と海、そして山々、富士山まで綺麗に見えました。展望台ではハイキンググループが昼食を取っていたので、私達もベンチに座って作ってきたサンドイッチを。近所にこんな素敵な処があるなんて知らなかったわ(徒歩片道一時間圏内を近所と言うならば)。やっぱり桜の季節には皆で来ないとね。家に一度戻り、再び出発。SAWAは実家へ、私は川崎へ。夕方からmeemeeさんと「ロード・オヴ・ザ・リング-王の帰還-」を観るのです。ところが途中でmeemeeさんから連絡が入り、人身事故で電車が止まっていて、別のルートを取って行くから約束の時間には行かれないとの事。間に合うのかしらとどきどきしながら、meemeeさんがネット予約してくれていたチケットを引き出し、映画館前で待つ事に。本編の始まる5分前にmeemeeさん到着。慌てて入場し、きちんと最初から観る事ができました。内容は原作を読んだ時からそうでしたけれど、やっぱりサムに感動してしまいます。「ロード・オヴ・ザ・リング」に主役はいないけれど(もしくは旅の仲間それぞれが主役だけれど)、影の主役はやっぱりサムだわ。全体的には巧く原作を端折っているかな、といった感じ。不満を言えば、エオウィンとファラミアの場面が何も描かれていないのが消化不良だけれど、これはもしかしたらDVDになった時追加されているのかしら。後半はやっぱり何とか必要な処を詰め込んだけれど、詰め込みきれなくて妙に急展開な感じになって、原作読んでいない人にはちょっと解らない事があるかも。ともあれ、面白かったです。また観たいけれど、やっぱり長いから、早くDVDにならないかなあと思ってしまったり。映画の後はペルー料理レストラン「Inti Raimi」(川崎市幸区大宮町15サンコウビル1F TEL044-511-4225)へ。美味しいペルー料理とペルービールを堪能。お腹が一杯になったら、前日あまり眠っていないせいで睡魔が…。仕方ないので大人しく帰宅致しました。前日は鎌倉で地元の友人達(仕事の関係で現在地元在住じゃない人もいますが)7名でイタリアン・レストラン「Nadia」へ。またまた美味しいものを色々沢山戴きました。VIVALDI ARUNDA BRUTTRE MONTI ALBANA DI ROMAGNA 2002PICHIERRI TERRASOSSA PRIMITIVO DI MANDURIA 2001PINOT GRIGIO SOT LIS RIVIS 2001ホロホロ鶏の白レバーのソテー魚介のフリットミスト根セロリのニョッキクレーマリガトーニ牛テールとポルチーニのソース猪のロースト地アンコウのリヴォルノ風そしてその後はバー「THE BANK」へ。深夜一時過ぎまでカクテルとお喋りを愉しんで、ベッドに入ったのは三時過ぎだったのでした。
2004年02月16日
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二日目の朝。まずは温泉へ。相変わらずの湯煙の中、ゆっくりお湯に浸かってから、部屋に戻り、支度を整えて朝食を取りに。朝食は宴会場で。こういう処ですと、既に準備された冷め切った魚を食べる事が多いと思うのですが、お膳には網に載せて魚を焼くように準備されていました。これは嬉しいです。なかなか美味しい朝食を戴きました。所謂温泉旅館の朝食ですが、これが好きでつい食べ過ぎてしまいます。あ、納豆が無かったですが。近くに「こおろぎ橋」があるので行ってみたらという話だったので、向かおうとしました。そこに行くには坂道を下らねばならず、足許は大丈夫かしら?と思っていたのですが、同じくこおろぎ橋に行こうとした人が、坂道の上で立ち止まったままなのが見えます。あら、やっぱり無理なのね。行って見ると、坂道は見事に凍りついていて、足を踏み出したら転倒して滑り落ちる事間違い無し。これは駄目だわと思っていると、ちょっと坂道に踏み出していたTSさんがすってんころり。気をつけてと言って引き返そうとすると、今度は宿の入り口で誰かがすってんころり。朝は地面が凍っているので気をつけましょう。坂道は降りずに上の道を行き、こおろぎ橋を見下ろしました。宿に戻り、荷物を持ってロビーへ。朝はやっぱりコーヒーを飲みたい私達。コーヒーを注文し、出発時間まで寛ぎました。バスに乗り込み、まずは九谷焼のお店に立ち寄るとの事。乗客を降ろしてバスは給油へ。好みのものが置いているお店ではなかったので、外に出ていようかと思ったのですが、うっかり買いそうになっている母のお目付け役をする事に。「お父さんのお茶碗、欠けちゃったでしょ。あと急須が欲しいんだけれど、これなんてどう?」「良くないわ、何もここで買う事無いじゃない」「そう?でもこれよりはこっちの方がましでしょう?」「消去法で買物しないの!」滅多に買物になんて行く暇が無い母だから、気持ちは解るのですけれど。そんなこんなで母の買物を食い止めている間に、母の友人は買物をしていました。どうしても買物しないと気が済まないようで。まあ、それが愉しいんだから仕方ない。ちなみに父の茶碗は後日、私がちゃんとセールで(笑)買っておきました。有田焼ですけれど。そして再びバスに乗り込み、向かうは東茶屋街です。
2004年02月13日
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特に出掛ける予定の無い、晴れた休日。ま、勿論色々家でやらなくてはならない事はあるのですが、そんな日でも最低一時間は我が家のアイドル達とデート、またの名を犬の散歩をする訳です。以前にmeemeeさんと鎌倉散歩をした時に、山越えの途中に「黄金やぐら」という表示を見つけて、行ってみようと歩いたものの、途中で間違った方向に行ったらしく、名越切通しに抜ける道に出てしまったという事がありました。今度来る時までにちゃんと場所を把握しておくねと言った手前、探しておかねばなるまいと、我が家のアイドル達を伴い坂を登ります。途中からこの間とは違う道を採り、更に急になった坂道を登りました。そして気づくと目の前には長い階段。階段の脇に植わっているのは桜のよう。花見に良いかも、この上は何があるのかしらと、当初の目的を忘れて登り始めました。もっとも、この時点で私は黄金やぐらの前を通り過ぎてしまっていたようなのですが。階段の途中でいつもより長過ぎる散歩にプリンスがばててしまい、仕方なく抱きかかえて登る事に。プリンセスは若さ故か元気一杯だけれども、プリンスが抱っこされているのに嫉妬して、自分も抱っこしてと訴えて纏わりつくので困ったけれど。さて登り切ったそこには、緑の小路が伸びていました。広場?公園?遊歩道?そんな感じの場所。登山口や古道への案内板があります。これ以上はプリンスが歩けないので、小路をちょっと歩いて広場の隅にあるテーブルとベンチへ。ピクニックするのに良さそうな場所です。広場ではボール遊びに興じる子供達と犬。プリンセスは余所の犬のボールが気になる様子。今度はボールを持って来ようね。遊びたくてうずうずしているので、プリンセスと追いかけっこをする事に。プリンスはベンチで休憩…の筈が、気づけばテーブルの上に置いた私のジャケットの上でお昼寝。良い場所を見つけました。ちょっと遠いけれど、休日散歩には良さそうです。もしかして住所は逗子かしらと思ったのですが、ぎりぎり鎌倉のようです。浄明寺6丁目辺りの筈。パノラマ台という見晴台もあるよう。また週末にでも行ってみましょう。晴れていたら。話は変わりますが、ちょっと前にポータブルMDプレイヤーが壊れてしまい、どうせならとポータブルMP3プレイヤーを購入しました。最初はiPodを買おうかと思っていましたけれど、マックユーザーではないので、iRiverにしてみました。iPodのデザインは可愛いのだけれど、再生時間が短いのがネックね。で、CDをMP3に変換する作業をPCでしています。その間、ノイズが入ったりしそうで怖くてPCで他の作業が一切できないのが難点。まあそんなに一遍に沢山入れる必要は無いのだけれども。つい20GBもあるので沢山入れたくなってしまうんですね。そんな訳で旅の写真の整理が一向にできていないんですが…あら?言い訳日記?
2004年02月12日
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山中温泉にある宿に着いて、部屋で一息。すぐに行ったら混んでいると思い、暫く時間を置いてから温泉に行こうと、部屋で時間を潰していると、母から電話(私とTSさん、母達三人と二部屋に別れている)。「つまみ持ってこっちに来ない?」…もう飲んでいるんですね、お母さん。「私達、これからお風呂だよ」「まだ行っていなかったの?私達が入った時は空いていたわよ、誰もいなかった」という訳でTSさんと温泉へ。脱衣所はちょうど上がった人達でちょっと賑わっていたものの、中にはあまり人がいなさそう。そう思いつつ脱衣所から風呂場に続くドアを開けてびっくり。「…何これ?何も見えない」思わず冬場のロンドンの早朝、手を伸ばした先も見えない霧に包まれた世界に、出掛けるのを止めようかと思った時を思い出しました。これは霧ではなくて、湯煙ですけれど。風呂の広さどころか、何処に湯船があって、何処に洗い場があるのかも解りません。人がそこにいるのかどうかも。ある程度混んでいても、それを認識できないくらいの視界の悪さですが、取り敢えず本当に人はそんなにいないようです。一歩一歩確かめつつ歩いて、洗い場に到着。桶は何処だろう?とありそうな処を手探り状態で歩いて探しました。先に湯船に向かったTSさんを探して、その前に湯船を探して恐る恐る歩いて…いやはや、不思議なお風呂でした。露天風呂があったので行ってみましたが、もともと源泉が然程熱くないのか、露天風呂は入っていられないくらい温いのにまたまたびっくり。もしかして夏にしか入れない露天風呂?温泉は愉しみにしていたので、ちょっと残念。部屋に戻って冷蔵庫を開けようとすると、何故か鍵が掛かっていました。不思議に思いながらも、取り敢えずつまみだけ持って母達の部屋へ。「ビール二本しか冷蔵庫に入っていなかったから、取り敢えず一本残しておいたわよ」と母。やっぱり冷蔵庫使えるのねと、一度部屋に戻ってフロントに連絡し、鍵を開けて貰う事に。「鍵を開け忘れたのね」と話していたのですが、開けに来てくれた人も恐縮しながら不思議がっていました。持ってきたつまみと、途中で仕入れたつまみでテーブルの上はいっぱい。ビールを飲みながら真夜中過ぎまで。お仕着せ旅行は好きではないけれど、毎日休む事無く続く家事と仕事から解放された母達が、のびのびと時間を過ごしてくれたのは嬉しい事。来て良かったねと思いながら、重くなった瞼を擦りました。
2004年02月09日
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とても天候に恵まれた日でした。過日の大雪で雪風景の白川郷でありながら、この日は微風すら感じない星空の夜。澄んだ空気に瞬く星の輝きも一際。風景を撮るのに、星まで意識したのは初めての事でした。無風の為、寒さは殆ど感じる事はありません。勿論雪の中ですから、手足は次第に悴んできますし、耳を覆う帽子も必需品。ですが肌が露出していなければ寒いと震える事はなく、陽が落ちて一時間くらいして、大気がかなり冷え込んでから、漸く上着の前を閉めたくらいでした。展望台を降りてから、ライトアップされているエリアを巡りました。美しい写真を撮ろうとする人、記念写真を撮ろうとする人、あちらこちらでフラッシュが焚かれています。記念写真を撮りたい人に撮影を頼まれるのですが、暗過ぎてレンズを覗いても人の姿は殆ど見えない状態で、ちゃんと撮れているのかどうか解りませんでした。家がある程度密集した通りならともかく、疎らな場所では寸前まで向かいから来る人にすら気づけません。ライトアップが無ければ、僅かに漏れる家の灯り以外は、殆ど光源が無い闇の世界。夜は暗いものだという事を、本当の意味では忘れていた事に気づきました。懐中電灯が欲しいと思うような夜の道など、都市の生活では遭遇する機会はありません。闇のお陰で実はそこかしこにうようよと彷徨う観光客が、目に入らないのは幸いでしょう。人でぎっしり埋め尽くされた風景では、情緒は欠如してしまいます。この二時間のライトアップの間に、この小さな集落にどれ程の人々が犇いていた事でしょうか。まあ実際は、一時間程度で結構な人数がバスに戻っていたようですが。うちの母達も例に漏れず、中心部をちょっと歩いただけで、殆どは土産物屋に入り込み、とっととバスに戻ってお弁当を食べていました。ライトアップされた個所を廻り切ると、もうあまり時間が無かったので、お土産物屋の一軒に入り、来る前から買おうと思っていた白川郷の酒「結心」(ゆいごころ)を購入。それから飛騨牛の串焼きを食べて、バスに戻りました。駐車場はツアーバスで満杯。その中にライトアップ撮影という名前のツアーがあって、あの三脚軍団はそういう事かと頷きました。私達より後に戻ってきたのは、二組くらいでしたでしょうか。全員が揃うと、待ちかねたように添乗員は出発の合図を運転手に出しました。予定より二十分ばかり早い時間。宿でのんびりできる時間が増えるのは嬉しいですが、一刻も早く出発したい、早く帰ってこないかと何度も乗客を数えて、後何人と言いながらうろうろする添乗員はちょっと滑稽でした。今回のバス旅行は安価の為、食べ物は全く期待していませんでした。夕食もバスの中でお弁当という事でしたし。ですが何の期待もしていなかった分、美味しいお弁当に満足できました。白川郷を歩いていて気になった石割豆腐も入っていて、得した気分にすらなれた程です。母の友人からビールを一缶貰ったのでTSさんと半分こして、宿までの道程を過ごしました。岐阜から富山に入り、そして石川。加賀温泉郷の山中温泉にある宿へ。
2004年02月05日
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滅多にバス旅行に参加する事は無いのですが、今回は車でないとなかなか行かれない処という事と、母と行くという事で、たまにはいいかと参加してきました。一緒に参加したのは母とその友人二人、私と友人TSさんの計五人。目的地は白川郷、山中温泉、金沢。私達の裏(笑)の目的は酒の仕入れ。バスは早朝、まず神奈川県内の幾つかの所定の場所で参加者を拾い、山梨、そして長野へ入ります。諏訪湖でお昼休憩。湖は見事に凍っていました。そこから休憩を度々入れつつ岐阜へ。私達が集合場所を出発してから、九時間掛けて白川郷に到着しました。その間私達が何をしていたかというと、飲む、食べる、喋る、眠る。午前中は殆ど眠って過ごし、途中サービスエリアで仕入れたものと、家から持参したワインとつまみで午後を過ごす。岐阜に入ると休憩場所で地酒やビールが売っていたので、白川郷に着くまではビール。何もしなくてもバスが目的地まで運んでくれるバス旅行の醍醐味は、飲みながら行かれる事と信じて疑わない参加者五人だったのですが、他に飲んでいる参加者はいなかったような…。白川郷到着は16時40分過ぎ。このツアーの目玉は白川郷ライトアップ。どうせ母達はちょっとライトアップを見て、御土産物屋に殆どいるんだろうなと思っていたので、降りてすぐに別行動。私は暗くなる前に展望台に行こうと思っていました。白川郷での滞在時間は三時間。バスを降りる前に雪道がどの程度のものか心配だったので、添乗員に展望台に行かれるか訊ねました。すると無理と一言。時間が足りないと言います。納得しないでいると、バスを降りる前に参加者全員に向かって、道が凍っていて滑るし、観光客渋滞が起きていて、下手をすると三時間も四時間もかかるので、展望台には行かない方がいいとアナウンス。寒いので早くバスに戻られてもいいですよというような事を言いますが、早く帰ってきて、とっとと宿に行って今日の仕事を終わらせたいという態度が見え見え。ちょっと色々難ありな添乗員だったので、無視する事にしました。遅刻者を出さない為の手段でもあるのでしょうが、言う事がいちいち大袈裟。旅慣れている者には添乗員は無用なので、癇に障るのは添乗員のせいではないかもしれませんが。でも間違った日本語を使うのだけは、止めて欲しいです。バスを降りて私とTSさんはまず観光案内所へ。雪道を15分で展望台まで行ったという話を実は事前にキャッチしていたので、添乗員の言う事は全く信じられなかったのですが、一応確認の為に聞いてみようと思ったのです。そして案内所の人が言うには「ここから20分くらい」との事。今日は係員も配置しているし、問題無いと言います。坂道を登る事15分、展望台に到着しました。確かに凄い人出です。展望台からははっきり言って殆ど人の頭しか見えないくらいにぎっしり。前の方には三脚がずらりと並び、ライトアップが始まるのを待っているので人は増えても減る事はありません。人垣の後ろに少し高くなっている処があって、そこにも三脚を構えた人々が連なっていたのですが、一瞬場所を譲って貰って何とか写真を写しました。自分の目で眺めるには、木の枝の間からになりますが、展望台の一段下の坂道から眺める事ができます。暫し足を止めて白川郷荻町を一望する風景に魅入りました。やはりこの風景を見ないでは、勿体無いです。ライトアップが始まると、まさに幻想的。真っ白な雪に包み込まれた家の窓から漏れる、暖か味のあるオレンジ色の灯り。昔語りの中にある光景。近づいてしまえばそれが殆どは土産物屋のものだと解りますが、こうして眺める分にはその絵画的な美しさを損なう事はありません。
2004年02月03日
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晴天に恵まれた日曜日。午前11時にmeemeeさんと鎌倉駅近くで待ち合わせ。お気に入りの報国寺(竹寺)、杉本寺、荏柄天神などを廻りました。大塔宮(鎌倉宮)にも行こうと思いましたが、かなりお腹が空いてきたので、遅めのお昼を取る事に。この日のメインは夕食にあったので、軽いものにしようと、ちょっと前に犬の散歩中通りかかって気になった(このパターン多いですね・笑)お蕎麦屋さんを目指しました。「手打ちそば 風」(ふう)雪ノ下3-3-26 TEL22-864911:30-15:00 17:00-21:00 火曜昼のみ 水曜定休宝戒寺の近く。テーブルが4つ、小上がりが1つという小さなお店。混んでいましたが、待たずに入れました。色々気になるメニューがありましたが、夜が控えているのでそんなに食べる訳にも飲む(笑)訳にもいきません。私は「冷たいとろろそば」を、meemeeさんは「鴨せいろ」。どちらもすこぶる美味でした。お腹一杯になったらまずいと思いつつ、盛りの良いせいろを食べきってしまった私達。それどころか蕎麦湯でつゆも全部飲み干してしまいました。でもまあ歩けばなんとかなるでしょう。夜はまた違った雰囲気になりそう。気になるお酒も肴もあるし、次は夜に行ってみたいです。トイレが急な階段を登った二階にあるので、酔っ払うと大変ですが(笑)。レトロな雰囲気の居心地の良い店でした。鶴岡八幡宮を通り抜け、一瞬小町通りに入り込み、行きつけの店で服を買ったり、そういえばこの前また気になる店を見つけたっけと下見してみたり。線路を渡って今小路を駅方面に向かい、御成通りをウィンドウショッピングをしながら通り過ぎます。いつの間にかmeemeeさんの荷物が増えていたような。由比ガ浜通りを長谷に向かい、海岸通りへ。海を眺めながらお茶をしようと、カフェに向かいました。CAFÉ and BAR「麻心」(まごころ)長谷2-8-11 TEL25-1414カフェタイムには遅過ぎて、バータイムには早過ぎる時間だった為、店内にお客の姿はありませんでした。そんな訳で海を眺められる特等席に陣取り、ハーブティを注文。暫くしてもう一組客が来て、店にある楽器を鳴らし始めました。店内には民族楽器や手作りのアクセサリーが並んでいます。抑え目の照明、テーブルには蝋燭の灯火。窓の外には夕陽に染まった空が徐々に夜を染み込ませ、不思議な青を湛えた海が広がる。何ともまったりとした気分。第二第四日曜にはアーティスティックな映画の上映会が開かれているそうで、この日も19時からやりますので良ければ観ていってくださいと言われたのですが、生憎用事有り。来月の予定表に気になる映画を見つけて、都合がついたら来ようという事にしました。さて、ついのんびりし過ぎて今日のメインイベントの時間5分前。慌てて席を立ったのですが、meemeeさんがアクセサリーに捉まってお買い上げ、お店の滅多に人に近寄らないという犬シャンティが挨拶に来てくれたり、お店の人とお喋りしたりと、気づいたら時間が過ぎてしまい、本当に慌ててお店を後にしました。今度またゆっくり来たいものです。さて、そもそも今日の約束の基となったディナーへ。長谷駅近く、線路を跨ぐと、去年11月にオープンしたばかりのレストランがあります。欧風家庭料理 「レストラン ワタベ」坂ノ下1-1 TEL22-868012:00-14:00 18:00-21:00 月曜定休オープンしたばかりと言っても、ここのシェフの存在は前から気になっていたのでした。何年前の事でしたか、雪ノ下に「クー・ド・フー」というフレンチのお店を見つけて、表に出ていた手書きのメニューに喉を鳴らしました。いつ見てもお店は混んでいるし、美味しいという話もあっちこっちから聞こえてきます。けれども予定を立てられないままに時が過ぎ、気づけば閉店の噂。その後どうしたのか探し回ると、坂ノ下の古民家で新しい店を開くらしいと聞き及び、今度こそ絶対行こうと思いこの日がやって来たのでした。お好きな処にと言われ、庭が眺められるテーブルへ。メニューを見ると、最初から最後まで気になるものばかり。悩みまくって決めたのが以下のメニュー。ピジョンのサラダフレッシュフォアグラのポアレとパルメザンリゾット豚バラ肉の千鳥酢煮込みワインはお勧めの中からシャトー・ダルヴィニー・オー・メドック。安いけれど美味しいワインです。ピジョンのサラダのソース(サラダだからドレッシングというべきでしょうが、ソースという気分なので)が美味しくて、北海道産ハルユタカとライ麦のプティパンを追加。どれもこれも美味で大満足。本当はもう一皿考えていたものがあって、腹具合を見ながら頼もうと思っていたのですが、どれも結構なボリュームで嬉しい限りではありますけれど、三皿でギブアップでした。まあ、肉、肉、肉なオーダーですしね。でも何故か甘いものは別腹?スウィーツは頼んでしまいます。meemeeさんは私の我侭をきいてガトーショコラ、私はカラメルアイスクリーム。そして最後にエスプレッソ。いやもう、最後まで美味しゅうございました。エスプレッソがこんなになみなみ注がれてきたのは初めて。嬉しい限りです。そして気づいた時にはどう考えても食べ過ぎ状態。でも幸せ。ゆっくりお食事を愉しませて戴いたので、時は既に21時半を廻っていました。18時に来たのですが。って、開店から閉店までいたって事ですね。ああ、お腹いっぱいと言いながら、由比ガ浜通りを歩きます。何故かここで終われない私達。ほら、食後酒は消化を助けるって言うし。という訳でバーへ。「THE BANK」由比ガ浜3-1-1 TEL60-617017:00-1:00 土日のみ15:00-1:00 月曜&第3・4火曜定休ここは建築関係ではちょっと有名らしいお店。名前の通り元銀行だった石造りの瀟洒な建物です。店内はカウンターと幾つかのテーブル席。フードメニューも結構充実しているようですが、お腹いっぱいで何も食べられません。私は初めて行くバーではまず、シンガポールスリング・ラッフルズスタイルができるかどうか聞いて頼みます。今の処、初めて飲んだそれ以上のものに出会った事は無いのですが。meemeeさんはコスモポリタン。二杯目は私はベイリーズ、meemeeさんは名前の無いオリジナルカクテル。ここも居心地が良くて、気づけば深夜0時。という訳でmeemeeさんは我が家にお泊り。翌朝、私の早い朝に付き合っての帰宅となりました。この日は初めて行く店ばかりだったのですが、総てが居心地の良い場所でした。また誰かを誘って行ってみたい店ばかりです。
2004年01月27日
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晴れた日はやはり何処かにお出かけしたい気持ちになります。別に遠出をする必要は無い。お外でちょっとのんびりしてみたい。広い公園のベンチに座って、本を読んだりぼんやりしたりできたらいいのに。生憎鎌倉にはそんな風に愉しめる公園は、少ないのですが。鎌倉駅から徒歩で行かれる公園として挙げられるのは、由比ガ浜の鎌倉海浜公園。若宮大路を海に向かって歩き、海岸通りに出て右側。でも広々としているだけで木立や散策路がある訳でも無いので、一人でのんびりという気分には向かないかしら。ここ以外にも稲村ガ崎と坂ノ下、プール前に海浜公園はあります。そしてもう一つ、源氏山公園。ただここはちょっと公園までお散歩に、というよりはピクニックな感じです。桜の季節にお弁当持って、皆で出掛けるにはいいのですが。化粧坂なんて通ったら、もうハイキングですし。鎌倉は山に囲まれているだけあって、ハイキングコースには事欠かないのですが、日頃の憩いの場所となるとなかなか難しい。鎌倉で大きな公園というと他には、鎌倉中央公園、散在ガ池森林公園(鎌倉湖)、笛田公園がありますが、いずれも山の上にあります。鎌倉には平地が少ない上に、整備しようと掘り返そうものなら色々出てきて進まない、いつの間にか発掘調査になっているなんて事もあるので、平地に作るには難しいのでしょう。では鎌倉にはそういった憩いの場所は無いかといえば、鎌倉ならではのものがあるのでした。そう、お寺や神社です。参拝料がかからなくて、ちょこっと腰掛けて憩える場所がある処。有名処では鶴が丘八幡宮。ここは境内にベンチが設えてあります。観光客の多い週末は、のんびり気分とはいかないかもしれませんが。他にもベンチはなくとも、お堂の片隅に腰掛けて、境内に植えられた草木を眺めながらのんびりするのはなかなか気持ち良いです。どの路をとっても、お寺や神社を見ずに歩くのは難しい鎌倉です。あまり人がいかないような路地に入り込んで、お気に入りの場所を見つけに散策するのも愉しいかもしれません。
2004年01月22日
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近頃すっかりギネス病な私。大船の「CAMDEN LOCK」に続いて、先日鎌倉駅近くにギネスが飲める店「Match Point」を発見して、安心していたりします。とはいえ日本で飲むギネスは高い。大抵1パイント1000円程度。アイルランドは未だ行った事が無いけれど、イギリスなら1パイントは2ポンド程度なので、長い溜息を吐いてしまう程に高いです。とても心ゆくまで飲むなんてできない(一体どれ程飲めば気が済むというのかしら、私…)。それでもよく行くエリアにあるギネスの飲める店を、いつもチェックしてしまいます。チェーン店の「HUB」や「ダブリナーズ」は取り敢えずチェック。横浜駅周辺では「The Tavern」 (西区南2-14西口明和ビルB1 TEL045-322-9727)。銀座・新橋周辺なら「The Irish House」(新橋2-8-9吉川ビル2F TEL03-3503-4494)、「Duffy’s」(銀座5-6-2七宝ビルB1 TEL 03-3289-1601)。まだ入ってはいませんが、汐留に一軒ブリテッュ・パブと銘打っている店がありましたね。年末に行った「The Shannon’s」(ゲートシティ大崎B1F TEL03-5437-5779)は、ギネス以外にもアイルランドのビールが色々あって、制覇する為に通ってみたい。そして中でも今イチオシなのが、晴海トリトンにある「la piccola cantina TOKI」。名前からも解るように本当はワインショップで、その片隅に立飲みバーが設けられています。ワインも勿論気になるのですが、どうしてもここに行くとギネスを飲んでしまう。何故なら私の知る限り、ここが関東で一番安くギネスを飲める店だから。近頃そのせいで晴海に足が向く事が多い私。そしてその帰りに築地辺りで寿司屋というのがパターンかしら。アイルランドに行きたいなあと呟きながら、ギネスを飲んでいるこの頃です。
2004年01月20日
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新年会は恒例の場所で。と言っても、いつもは忘年会をするのだけれど、年末は予定が組めなかったので、新年会に持ち越し。小町通りにある「鳥小屋」は、昼は定食、合間にコロッケを店頭で売って、夜は居酒屋なお店。地酒が豊富でお気に入り。犬の散歩がてら前を通りかかって、七輪焼きとどっちにしようか悩んで、今年は鍋で宜しくと予約。海鮮料理と七輪「鳥小屋」小町2-10-4TEL 23-6800昼 11:00-14:30 夜 17:30-22:30月曜定休予約した土曜の夜。一人都合がつかなかったので六人ですが、雪の降る中いつものメンバーが集まりました。先付けは白子、サザエ、蛍烏賊。そしてお刺身。鯛、牡蠣、帆立、海老、蟹、蛸、蛤、その他色々入った豪華な寄せ鍋。地酒は私が選んだのは「田酒」、「神亀」、「天青」でどれも美味。友人が選んだ「庭のうぐいす」、「鬼殺し」も美味しかったです。焼酎メニューも増えていて、友人が「魔王」と言ったら切れていて代わりに「閻魔」を頼んだら、メニューには載せていないけれど「百年の孤独」があるよと言われ、誰も飲んだ事が無かったのでそれを頼んで愕きました。焼酎というより香りも味もウィスキーみたい。でも後に感じるのは焼酎だわ。あんまり普段焼酎を飲む事は無いけれど、これは面白い。でもこれは店長の隠し酒のようでした。本当は出したくなかったけれど、今回私達が大いに飲むのでつい出しちゃったよう。封も開いていなかったし。本当によく食べよく飲みよく喋りました。いつもは一人、二合くらいしか飲まないのだけれど。さて、それだけ飲んだにも関らず、二次会無しには終われない。一人抜けて五人で向かったのはレストラン&バー「Match Point」。小町通りから駅脇の線路を越えた先にあります。ちょっと前に犬の散歩中に通りかかって、ギネスの看板があったので近々来ようと思っていた店。レストラン&バー「Match Point」扇が谷1-8-6OGUROビル中2階TEL 0467-25-3339平日11:30-15:00、17:00-00:00土日祭日は通し営業水曜定休意外に知らない人がいたのですが、扇が谷は、オオギガヤツと読みます。店内は暗めの照明で落ち着いた雰囲気。私は当然ギネスを1パイント、友人らはそれぞれカクテルを。料理も美味しそうだったので、次は食事も愉しみに行く予定。居心地が良くのんびりして、一人だけ電車を使う必要があったので、電車最終何分?!と慌てて飛び出してお開き。翌日も雪の予報が出ていたと思ったのですが、土曜に結構降ったせいか晴天に恵まれました。SAWAが我が家に泊まったので、日頃の運動不足解消を兼ねて、長いお散歩を愉しむ事に。高台に登ったり、海沿いを歩いたり。そして長谷のドイツ家庭料理店「シーキャッスル」でランチ。長谷2-7-15 TEL 0467-22-3785 12:00-21:00 水曜定休お行儀良くしなさいねと誰にでも分け隔てなくお叱りくださる、惚れ惚れしてしまうドイツ人ママ。彼女に惹かれて通う客も少なくないでしょう。私は叱られた事はありませんが、そんなに食べられるの?とオーダーにストップを掛けられら事はあります。食べられますと言い切って、食べ切りました。感動の料理です。今回はローストポークとポテトとソーセージ、ヴァイスビール。一口ごとに肉の旨味が口内に広がります。ああ、美味しくて幸せでした。来週も美味しい週末の予定。今日の夕食は、SAWAの出張土産の水戸の納豆と野菜だけにしようかしら。
2004年01月19日
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ショーウィンドウに飾られたドレスを見て、とある結婚式の事を思い出しました。その年、ロンドンは5月にはとても暑くて、日中はノースリーブで過ごした程。かと思えば6月には薄手とはいえコートが必要な日も多く、雨の日は寒くてもう夏は終わったのかと思えるような日も。7月前半は一日に四季があるような天候で、後半からは暑くて暑くて仕方ない日が8月中続きました。ホストファミリーの娘の結婚式があったのは、そんな8月半ばの事。結婚式は家から歩いて5分の処にある教会で行われました。そして披露宴は近くの会員制のパブで。会員制だからパブというのは正しくないかも。正確にはクラブというけれども、英国パブをイメージして戴くのが一番近いです。結婚式の準備は、ドレス作りから始まりました。ウェディングドレスだけではないです。ブライドメイツのドレスもお揃いで作る。当然ブーケも。花嫁以外にも大きさは違いますが、ブライドメイツもブーケを持ちます。ブライドメイツのドレスが青でなかったら、一体誰が花嫁かと思ってしまう。フランス人のルームメイトはあんなにブーケを持った人がいるなんて変!と断言していました。お隣の国とはいえ、文化は大いに違うらしい。ドレスとブーケは勿論、職人が作るので関係無いですが、家族がする準備は幾らでもあります。まずは招待状作り。これは昼間作っていたらしく、私は知らなかったのですが、私宛の招待状を手渡されました。この時初めて私はホストドーターの婚約者の本当の名前を知ります。紹介する時、大抵は愛称しか言わないので、何年か後に再訪して初めて本当の名前を知った人もいるくらい。未だに愛称しか解らない人もいます。サムの本名はサマンサかしら。遠方から来る親族や友人の宿の手配や、教会やクラブとの打ち合わせで家族は大忙し。留守も多くなり、電話や来客の対応に私も緊張の日々。ヘンナイトの事は以前に書いた通り。式の前夜には披露宴のテーブルを飾る花作りを、私も遅くまで作業を手伝いました。式の当日。普段はヘアダイもパーマも家に美容師を呼んでやっていますが、この日ばかりは朝早くから家族は美容院に行き、メイクとヘアセット。教会へは歩いて行こうとしたら、車に乗りなさいと言われてピストン輸送。ホストマザーはとってもふくよかで、5分も歩けないと明言している人なので、歩くという選択肢は無いのでした。結婚式は40分程で終了。その後は教会前で記念撮影。花嫁とブライドメイツ、花婿は英国海軍の正装で、勿論参列した職場の人間も。一体誰が花嫁で花婿なんだか、顔を知らなければ解らないような。次はクラブへ移動です。主役の二人は装飾した白いオープンカーに乗り込んで、皆に見送られて出発。そして他の参列者は再び車でピストン輸送。今回は人数が多過ぎるので、私達は歩くから大丈夫と、ルームメイトと他数名と歩いていきました。この日もその数日と同じく朝から清々しい青空に恵まれた、とても暑い日。教会は天井が高く、暑くはありませんでしたが、クラブはそうはいきません。ロンドンの殆どの店には、冷房なんてものは設置されていないのですから、パーティ会場となったクラブの二階は、とんでもなく蒸し暑かったのでした。テーブルの上は手作りの装飾に彩られています。食事はビュッフェ形式。内容はあまり印象に残っていませんが、軽食にもうちょっとボリュームをつけたもの程度でしたでしょうか。紙皿に使い捨てフォークと、とてもカジュアルなパーティですが、手作りの魅力に溢れていました。飲めや歌えやの陽気な宴。花嫁が身につけるサムシング・フォーというものがあります。サムシング・ニュー(何か新しいもの)、サムシング・オールド(何か古いもの)、サムシング・ボロー(何か借りたもの)、サムシング・ブルー(何か青いもの)の四つ。その内、サムシング・ブルーは青いガーターベルトで、花嫁は足を高々と上げて、皆に披露。ガーターベルトにも何か意味があったと聞いたのですが、忘れてしまいました。あまりの暑さにめげた私とルームメイトは、盛り上がっている会場を早々に退散してしまったのですが、パーティは夜更けまで続いたのでした。
2004年01月14日
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朝、家を出るのは日の出前の未だ薄闇の頃。帰るのも暗くなってからで、太陽とは縁が薄い生活。お陰で少しウィンター・ブルー。今朝も紺藍色の絵の具を水に溶かしたような色の、闇が拭い切れない空を見上げながら、寒さに肩を竦めて歩いていると、突然目に入ったものにどきりとして足が止まりました。真ん丸の大きな月が、煌煌と空に浮かんでいたのです。一瞬、家を出る時間を間違えたのかと不安になりました。それはもう眩しい程の輝きで、夜明けの時刻であるのが信じられないくらいだったのです。まるで夜明けが近いせいで空が明るくなってきているのではなく、月のあまりの輝きに空も色を変えたかに思える程、存在感のある月。真夜にぽっかりと穴が空いたように輝く月も素敵ですが、黎明に輝く月も何て美しいのでしょう。今日はきっと快晴。こんな光景を目に出来るなら、日の短い冬も悪くは無いと思えた出来事でした。
2004年01月08日
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明けましておめでとうございます。すっかりさぼりを決め込んでしまっていました。あれこれ手を伸ばしかけているもので。忙しいというよりは、他の事に夢中になっているだけですが。勿論、旅の事も沢山考えています。継続は力なりとは言うけれども、惰性で継続させるより、何かしらの発展が必要だと考えて…考え中です。そうそう、本当は年末もちらっと日記を書いていたのですが、何とアップするのを忘れていたのでした。年末に書いた日記はこれ。金曜日(12月19日)。SAWAとAちゃんのプーリアの旅報告会と銘打って、大井町にある「トラットリア ファビアーノ(r.gnavi.co.jp/g775700/)」へ。何故ここかと言えば、プーリアのお隣の州、カラブリア料理を出す店だからだそうで。別にこじつけなくても、美味しいものを食べるのに文句を言ったりはしませんが。唐辛子の効いた美味しいカラブリア料理にプーリアの赤ワイン(イル・ファルコーネ カステル・デル・モンテ・リゼルヴァ)で愉しんだ後は、近頃自分でも中毒じゃないかと思われる生ギネスを飲みに、りんかい線で一駅、大崎のアイリッシュ・パブ「ザ・シャノンズ(www.avalon-intl.co.jp/shannons/)」へ。翌日は毎年恒例T子さん宅でクリスマス・パーティ。ケーキは「パティスリー稲垣(www.ptinagaki.com/)」。我侭を言って一日早く届けて貰いました。メインはY子さんがチキンの丸焼きをお肉屋さんに発注して持ってきてくれたし、パンはAさんが「PAUL」で買ってきてくれたので、この面子での料理人担当の私はサイドディッシュをちょこっと作るだけ。どうせY子さんがチキン以外もお肉関係を買ってきてくれそうだしと、野菜メニューにしようと「バーニャ・カウダ」と「カポナータ」を作りました。案の定、生ハムと牛のたたきを買ってきてくれたY子さん。相変わらず四人分とは思えない程の料理の数々が、これでもかとテーブルを隙間無く埋めました。それでも殆ど食べきってしまうのが恐ろしい…いえ、頼もしい面子です。そんなお腹一杯の週末でしたが、今週も年末にかけて…いえきっと新年になっても、いろいろ沢山食べたり飲んだりする日々が多いでしょう。今年は胃をおかしくしないように、気をつけないと。という訳で新しい年です。お正月、ぼんやりと日本地図を眺め(トイレに世界地図と日本地図を貼っている)ふと気づいた事。南西から追ってみました。長崎、山口、島根、広島、岡山、香川、兵庫、大阪、奈良、静岡、長野、山梨、神奈川、東京、群馬、栃木。この羅列が何かと言うと、今まで私が訪れた事がある場所。通り過ぎた場所は除きます。そう、こうしてみると、関東から東北方面には全く行った事が無いのだわ。北陸も全然無いわね。という訳で今年の抱負。其の一、北陸・東北方面に行ってみよう。其の二、沖縄、北海道にも今年こそ。其の三、そろそろアジアも行ってみたい。…全部は無理、かしら。抱負というより、野望?まずは今月末にちょこっと岐阜・金沢、かな。こんな私ですが、本年も宜しくお願い致します。
2004年01月07日
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鎌倉駅から若宮大路に出て右手へ、ガード下手前左側に「鎌倉市農協連即売所」があります。通称「レンバイ」というそうですが、私は通常「市場」と呼んでいます。ここには地元の農家の人が、収穫したばかりの新鮮な野菜を販売。安くて美味しいので私も週末によく買いに行きます。週末限定なのは平日の販売時間に間に合わないから。なのでお気に入りの農家に出会える確率はかなり低いのが悩みの種。噂によると四日に一度のローテーションとの事。せめて農家の名前を覚えておけばいいのに(上に表示されている)野菜ばかり見ているから、買えて満足した後はチェックするのを忘れてしまうのです。私のお気に入りの農家は、いつもスーパーなんかじゃ滅多にお目にかかれないものを作っている処。ある時はビーツを売っていて、歓び勇んで買い葉っぱまで使いました。さて先週の土曜日、市場に買い物に行くと「農協連即売所まつり」が開催されていました。餅つき大会があったらしく、同行した母はつき立ての餅で作られたあんころ餅を購入。私はあの農家に出会えないものかと、いつもの倍以上賑わっている市場の中を歩きました。そして一軒の農家のスペースで、ズッキーニを発見。ズッキーニがあるという事はこの農家かしら?でもズッキーニくらいなら何軒か作っていたかも。お気に入りと言う割には人の顔を覚えていないのでした。そんな事を考えながらも、その日作る予定のカポナータの為に、ズッキーニを購入。人が多過ぎて売り場を全て見通せなかったのですが、ふと気づくと不思議なものがそこにありました。大きな、オレンジ色の物体です。札に書かれた言葉は「オレンジズッキーニ」。あ、ここだ。絶対ここだわ。と思い、そのオレンジズッキーニに手を伸ばします。そのオレンジズッキーニはあまりに大きくて、分割して売られていました。皮だけ剥いて後は普通のズッキーニと同じ使い方で良いというので、これもカポナータに使用しようと購入。ズッキーニとオレンジズッキーニで300円の会計になったからと、抽選券を戴きました。では抽選しましょうと抽選所へ行くと、嬉しい事にずっしりとした美味しそうな白菜を入手。るんるん気分で市場を後にしてから、また農家の名前を見なかった事を思い出しました。あ、でも四日ごとなら次の日曜に行けば会えるのかしら。ところでちょっと前に気づいたのですが、いつの間にか市場(建物)内にケーキ屋さんが出現していました。あらまた、いつの間に。その名も「市場のケーキ屋さん」。シフォンケーキのみの販売のようです。市場(建物)内のお店と言えば、「秀吉」という焼き鳥屋さんがあります。店主は以前市内で八百屋さんをしておられました。何処だかに修行に行って(聞いたけれど忘れてしまいました)焼き鳥屋に転身。実を言えば最初はこれにこのタレなら塩の方がいいなあなんてものもありましたが(好みの問題ですが)、今ではどれも美味しいです。評判が宜しいようで、某人気アイドルがサーフィン帰りにやってきた事もあるのだとか。持ち帰りの方がメインだと思いますが、奥にカウンター席があるので、その場で一杯やりながら食べる事も。最近テーブル席も一つできたようです。たまに張り紙が出る「国産フォアグラ」が気になるメニューですが、家族は誰も買ってきてくれません。近々、誰か誘って食べに行こう。ついでに市場周辺の近頃の出来事。市場の隣に「カプリチョーザ」があったのですが、閉店してしまいました。現在は今までその二階に入っていた「パタゴニア」が、一階に拡張(なのかな?)するようで工事中です。何だかライヴ鎌倉のような日記になっている…?
2003年12月19日
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昨日はmeemeeさんとの鎌倉ディナー。夜、鎌倉駅西口で待ち合わせ、御成通り、由比ガ浜通りを通って長谷へ向かいました。途中、由比ガ浜通りで、そういえば以前この辺で「沖縄そば」という文字を目にした事があったけれどまだあるかしら?と探してみると、六地蔵を過ぎた辺りにありました。前見た時は沖縄そばとしか書かれていなかったような気がしたのですが、色々とメニューが増えています。と言っても沖縄料理ではなく、普通の居酒屋と言った感じ。但しお値段は鎌倉値段。それが納得できる値段なのか否かは入ってみないと解りません。六地蔵の斜め向かい辺りに、「The Bank」というバーがあり、ちょっと前から気になっていたので、今日帰りに寄ろうかと思っていたのですが、どうもお休みのよう。残念。そして今日の第二候補に挙げていたけれど、火曜定休だと思って見送った「PAPA NOEL」は営業中。後で調べなおしたら水曜定休でした。第一候補にこの前店の前まで行ってフレンチ気分じゃなかったので入らなかった「レストランWatabe」を挙げていたのですが、15、16日連休なんですと言われてしまい、その時はフレンチ気分だったので「PAPA NOEL」と思っただけで、第三候補に挙げていて今回行く事になった店も、とっても気になっていた処。近頃、由比ガ浜・長谷周辺は気になるお店がぞくぞく開店しているのです。さて、今回そんな訳で行く事になったのはイタリアンの「Nadia」。巷の評判は上々なので、期待大。長谷に行けばついついパンを買いに立ち寄ってしまう「ベルグフェルド」(夜なので閉まっていたので今回は寄れませんが)の斜め向かいにある細い路地を入った処に、古民家を利用して作られた店。扉を開けて土間に足を踏み入れると、とても美味しそうな匂いが厨房から漂ってきます。室内は抑え目の照明にシックな色調の椅子とテーブル。もう何度も足を運んでいそうな鎌倉マダム達が、愉しそうにお食事中でした。メニューを見ると、魅惑的な品が並んでいます。見ただけでは解らないものもちらほら。聞けば説明してくれますが、聞くとますます悩んでしまうので、これにしようかなと決めたものだけ聞いてみました。そして注文したのは「ポートベロのフリット」「ほろほろ鳥の白レバーソテー はちみつソース」「フィジリカザレッチのカラスミソース」「短角牛ハラミ タリアータ」。ワインはお店の人と相談しながらもさんざん悩んでから、「カンノナウ ディ サルデーニャ ’98」を選びました。ホールスタッフは男性一人。出過ぎない心地良いサービスです。ワインはだいぶ澱があるとの事で、デカンターレして持ってきてくれたのですが、酸化防止剤の匂いがしてしまっているので暫く待ってくださいと、他のワインをグラスでサービスしてくれました。カンノナウが注がれたグラスからは言われたようにワインの香りがせず、ちょっと嫌な匂いが鼻につきます。絶対この匂いは取れるのでというので、暫く放っておく事にしました。サービスして戴いたワインは、ちょっと熟成した好みの味。少ししてから私とmeemeeさんのワインが違うものだと聞いて、取り替えてみました。一口飲んでみると、全く違う味。今まで飲んでいたのは特に意識していませんでしたが北のワインです。それに比べてこの甘味を感じる濃厚な味は明らかに南イタリアのワイン。しかもとても覚えのある味です。聞いてみるとやはり「プーリア産のワイン、プリミティボです」との事。この間プーリアに行って来たんですよと言うと、とても羨ましがってプーリアの話を聞きたがってくださいました。さて、お料理ですが最初に出てきたパンからして、とてもとても美味。どれもこれも美味しくて、一皿ごとに幸せを感じました。ここのシェフは女性なのですが、パンチを効かせながらも女性らしい繊細さを感じさせる味わいの料理。久々に文句無しにお勧めできる店です。いえ、本当は秘密にして常連になりたい店。悪いけれど「ア・リッチョーネ」から乗り換えてしまうわ。あそこも料理もワインも美味しいけれど、時折サービスに不満を感じる事があるのです。スローフードはいいけれど、スローなサービスは戴けないもの。忙しいのは解るけれど、目的のテーブルしか見ないでは駄目。ちょっと前に家族で行ったのですが、三回呼んで漸く来た上に、父がパンの名前を覚えていなかったので、ただパンをくださいと言ったら何のパンかを聞かないで(二種類パンがある)そのまま下がった時に、駄目駄目サインが頭の中で点灯したのでした。ただまあ人に寄るのですけれど…誰とは言わないけれど、疑問を感じるサービスをするのは一人なのだわ。お店的には我侭も聞いてくれるし、見限るつもりはなかったのだけれど、こんなに良いお店を他に見つけてしまってはね。カンノナウですが、何度かデカンターレを繰り返すと、ワインの香りに出会えました。今までこのワインでこんな事は無かったのですがと言っていましたが、デカンターレのお陰で味もまろやかになり、美味しく戴けました。そんな訳でメインを食べ終えてもワインが未だ残っていたので、チーズを戴く事に。この頃にはかなり気持ち良く酔い心地だったので、折角聞いたチーズの名前を忘れてしまいましたが、どれも美味しいチーズでした。そしてもうかなり満腹だったのですが、ここまでどれも美味しいとなるとドルチェを頼まずには帰れません。私は「ボネ」を、meemeeさんは「チョコラータ サフランソース添え」を。そしてやはりとても美味。これはワインとも合うんですよと言われ、赤ワインとチョコレートは合わないというのが通説なので愕いて聞くと、これは合うんですと自信を持って勧められました。まだ僅かに残っていたワインと合わせると、成程。見事にワインが飲み切れてしまいました。最後はエスプレッソで締め。本当に何もかも素晴らしく美味しくて、嬉しい幸せな気分で家路に着きました。ただ明らかに食べ過ぎ。うーん、苦しい、でも幸せ。美味しいものは食べ過ぎてしまうという法則は、どうにかする事は不可能よね。Nadia(長谷1-14-26 TEL0467-24-3007)
2003年12月17日
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