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ソチオリンピックで活躍された日本選手の皆さんが今日帰国されましたね。ニュースでは、皆さんの笑顔が神がっていたと話されていた人もいましたが、本当にみなさんの笑顔に感動をありがとうとお辞儀したくなりますね。メダルを獲得された方はビジネスクラスで、それ以外の方はエコノミーだそうですね。順位を競うスポーツなので、モチベーションアップのためにも「差」をつけることは必要なのでしょうが、選手以外のお偉方はビジネスという話も聞きました。また、体調の理由で差額を払ってでもビジネスに乗りたいと選手の方が思っても、税金が使われているので叶わないとのこと。そのような旧来のやりかたを国民がどう思っているかを、4年前に比べ流通したSNSの意見を参考に是非配慮していただけたらいいですね。また、メダリストには報奨金が支払われます。金メダル300万円、銀メダル200万円、銅メダル100万円。フィギュアスケートで金メダルを獲得した羽生結弦さんは使い道を聞かれて、「寄付かスケートリンクなどのために使いたい」と答えていました。羽生さんが使用していた仙台のリンクが被災して使えなくなったときに、同じ宮城県出身の荒川静香さんが援助してくれたと前に聞きましたが、そのときの感謝の気持ちが強く残っているのかもしれませんね。東日本大震災からもうじき3年です。今でも継続してさまざまな活動をされている方々がいらっしゃる一方で、当初は寄付対象の商品を買ったり少額でも募金をと思っていた気持ちがだんだん薄れている自分を顧みて、申し訳ないと今日の羽生さんの言葉で感じました。そんな気持ちに呼応するかのように、今日の朝日新聞朝刊の記事が目に留まりました。『とめちゃいけない。東北の子どもたちへの支援。』普段利用しているサイトでの買い物を、最初に『ウェブベルマーク』のサイトを訪問したのちにするだけで、その金額に応じた額(購入・落札金額の0.6%)とかをショップが支援金として送ってくれます。まずは『ウェブベルマーク』のサイトに無料会員登録します。(ツイッターやフェイスブックのアカウントでの登録も可能です。)参加しているショップ『楽天市場(トラベル・ブック・オークションなどを含む)、ヤフー(ヤフオクを含む)、グリー、味の素、CANON、ベネッセ、ユーキャンなど』を選び、そのサイトからいつも通りの買い物をするだけです。保有しているポイントは通常通り支払いに使えますし、購入方法は一切変わりません。ウェブベルマークのサイトを経由するだけで、自己負担は0円。それだけで、東北支援ができる仕組みです。小中学校で集めている「ベルマーク」は皆さんご存知だと思いますが、パソコンや携帯を通じて簡単にできるこの「ウェブベルマーク」運動を私のように知らなかった方は多いのではないでしょうか?普段利用されているサイトがここに参加されているようでしたら、こういう形の寄付を始めてみませんか?興味がある方は、『ウェブベルマーク』のサイトを是非ご訪問ください。
2014年02月25日
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やった!泣いた!!笑った!!! 真央ちゃん、自分がやりたかったことを大舞台で叶えることができて、おめでとう。 諦めない心と魂が震えると涙がこぼれることを教えてくれて、本当にありがとう。 あなたの笑顔と演技は世界中の人々に勇気と元気を与えてくれました。 この感動をあなた自身とわたし達に味あわせるために昨日があったのだとしたら、人生には記録に残ることよりも大切なものがあるとあなたを通じて教えてもらいました。 あなたはその試練に打ち勝つことが出来る人だと選ばれた特別な素晴らしい人です。 だからこそ、国境を越えてあなたの人柄を愛している人々が声援を送り続けています。 高橋大輔選手がエキシビションに招待されたように、あなたの功績はきっと認められ、また真央スマイルが見られると確信しています。 本当にお疲れ様でした。自分を誇りに思って帰国してください。みんながあなたを待っています。
2014年02月21日
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今日のフィギュアスケートの男子シングルフリー、町田選手の演技からLIVEで見続けました。ショート11位から5位入賞を果たした町田樹さん、おめでとうございます。最後まであきらめずに滑りきったあなたの演技は、不死鳥のように力強く羽ばたく飛翔をみせてもらいました。ありがとうございました。次に、6位に入賞した高橋大輔さん、おめでとうございます。前大会の銅メダリストとしてのプレッシャーに加え、度重なる怪我や不本意な騒動に巻き込まれた混乱を乗り越えて、笑顔で滑っていたあなたの演技には今日どの選手よりも惹きつけられました。長い間日本のトップアスリートとして、フィギュアスケートの魅力を私たちに伝え続けてくださって、本当にありがとうございました。そして、史上2番目に若い金メダリストとなった羽生結弦さん、本当におめでとうございます!!「昔は僕が彼のヒーローだったのかもしれないが、今は彼が僕のヒーローだ」昨日ショートプログラム演技直前で無念にも棄権したロシアのプルシェンコ選手がインタビューで羽生選手におくったこの言葉を、羽生選手はどんな思いで受け止めて演技をしたのでしょうか?個人戦での対決を望んでいたのは彼らだけではなく、多くのフィギュアファンの夢でしたよね。でも、今日羽生選手はプルシェンコ選手だけではなく、私たち日本人をはじめ世界中の人が認める本当のヒーローとなりましたね。「オリンピックは何が起こるかわらからない。 中略 これが人生というもの」3度のオリンピックで金メダルを手にできなかったロシアのイリーナ・スルツカヤ選手が語った言葉ですが、この言葉を彷彿させるかのごとく、あの絶対王者であるカナダのパトリック・チャン選手をはじめ、今日の男子フリーでは多くの選手がミスを続出する演技となりました。その中でも羽生選手が金メダルを獲得したのは、昨日のショートが本当に素晴らしかったからですよね。しかも、羽生選手は団体で滑った自身のショートの点数よりも高い演技を披露しました。団体と個人両方に出場することは不利だと考える方もいらっしゃいますが、羽生選手自身は、両方同時開催となるこのソチオリンピックに自分は初めて出場するのだから、それが当然のことだと思って臨んでいたと競技後の解説で聞きました。東日本大震災で被災し、一時フィギュアを断念することも考えた羽生選手が、大勢の方の支えに感謝しながら夢を追いかけたポジティブシンキングが金メダルを引き寄せたのかなと私は感じました。順位発表のフラワーセレモニーの前に、パトリック・チャン選手が羽生選手に話しかけ二人が笑顔で会話していた映像はとてもほほえましかったです。国境を越えたスポーツの祭典であるオリンピックの良さを見せていただきました。プルシェンコ選手は順位確定後15分も立たないうちに、メダリスト3人宛てにおめでとう!と祝福ツイートをしたそうですね。しかも羽生選手を「天才」と評したとか。ロシアに団体金メダルをもたらし、4大会連続のメダリストとなったプルシェンコ選手、「皇帝」の称号にふさわしい演技を私たちに長年見せてくれて、ありがとうございました。体を治してプロのスケーターに復帰することを祈っています。一方、インタビューでは自分の演技に「くやしい」と言っていた羽生選手は、「金メダルを取った自分が被災した方々に感謝の気持ちとして何か御礼ができれば」と話されていましたね。羽生選手は今日東北の方々の勇気と希望を見せてくれたと思いますし、さらにフィギュアスケートをしている方々だけではなく東京オリンピックにむけて精進されている多くのアスリートの方々にも夢と希望を与えてくれたと思います。羽生結弦さん、これからも今までのように自分のさらなる高みを目指して歩むあなたを同じ年齢・学年の長女と一緒に家族で応援し続けます。そして、世界のトップ6に日本人選手が3名も入賞した喜びを与えていただいて、選手の皆さん本当にありがとうございました。エキシビションとても楽しみにしています。そして、次は、女子シングルですね。今季で引退される浅田真央さん、鈴木明子さん、そして羽生選手と同じ年齢の村上佳菜子さんの演技に声援を送り続けたいと思います。<オリンピックに関連した過去のブログ>・トリノ男子シングルフリーの感想を書いた2006年2月17日のブログ・トリノ女子シングルフリーの感想を書いた2006年2月24日のブログ・荒川静香さんが出演された「BISTRO SMAP」の感想を書いた2006年3月14日のブログ
2014年02月15日
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市川海老蔵さんがブログで紹介され、30万人が涙した感動実話5話が書かれている「心に響く小さな5つの物語」。フェイスブックでこの本のことを知り、1月9日に開設されたという公式HPをのぞいてみました。挿絵を描かれている片岡鶴太郎さんや武田双雲さんなどの感想コメントにまず心惹かれました。つぎに、平成22年に開催された感想文コンクールに出品した7歳から18歳の学生の中で受賞された中学1年生と3年生の感想文を読み、「春に中学に入学する娘にいいかも」と思いました。続けて、立ち読みコーナーで「第5話 縁(えん)を生かす」を読み始めてみると、いいところで終わっています。続きがとっても気になった私は、すぐさま注文しちゃいました。そして、さっそく届いた本を娘と読み合いました。77頁で字も大きいので、娘も30分ぐらいで読み終わりました。5つのお話の中でもとりわけ私と娘が同時に印象に残ったお話は、やはり最後の第5話。小学5年生の男の子と女性担任教師のお話は、読み進めていくうちにどんどんと心の中が温まってくるような気持ちになりました。小学6年生の次女にとっては小学3,4年生のときに担任をしていただいた女性の先生、そして専門学校1年生の長女にとっては中学3年生のときの保健の先生、このお二人の先生方に娘たちがそれぞれ精神的に大変だった時期にご指導いただいたご縁には、本当に感謝しています。学校では大勢の子供がいますので、一人一人の生徒に先生が目を配ることは本当に大変だと思いますが、先生がかけてくださった言葉や自分の話を聞いてくださった思い出は娘達にとって貴重な財産となりました。お二人ともすでに他校へ転校されて直接お会いする機会はありませんが、偶然長女が市内で先生に会ったとき、4年たっていましたが自分のことを覚えてくれていたととても喜んでいました。自分がうれしかったこと、ありがたいという気持ちを教えてもらったら、今度は誰かにその気持ちを伝えて、そして誰かからも喜んでもらえるような人に育ってくれたら、先生方へのご恩に報いることになるのではと親として感じています。この本を読んだ娘が、その気持ちをずっと忘れずに成長していってくれたら本当にうれしいです。【送料無料】心に響く小さな5つの物語 [ 藤尾秀昭 ]価格:1,000円(税込、送料込)最後に、このお話に共感された片岡鶴太郎さんが描かれた絵はとても優しくてお話にぴったりですね。表紙のワンちゃんの愛らしいこと。鶴太郎さんは右利きですが、絵を描くときはわざと左手で描くそうです。画家の村上豊先生から言われたことがきっかけだそうです。「絵はうまく描くことはないんです。下手でいい、感じたことを素直に描けばいいんです」野口嘉則さん著「心眼力」の中の、「大愚に生きて、魂を込める」より抜粋「心眼力」の感想につきましては、1月28日のブログをご参照ください。
2014年02月10日
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昨日め以子が肉屋から担いで買ってきた大量の牛肉、どうさばき、どのようなセリフが飛び出してくるのかと、興味を持って主人と8時からの放送を字幕で見ました。「あれでいくらするんだろうね。悠太郎さんの給料そんなにいいのかな?」「昔は今ほど牛肉は高くなかったんじゃないかな?」「あのご時世に大名行列のように見せびらかしたんだから、おすそわけするよね?あの時代まだ冷蔵庫だってないでしょう?」「フィクションなんだから。深く考えちゃいけないんだよ。」私が設定や時代考証のようなものを突っ込むと、主人はいつもフィクションだからで話を終わらせます。東京編では毎朝家族が笑顔で食卓を囲んでいて、見ている人があきれるぐらいうれしそうにご飯を食べるめ以子の食べっぷりは悠太郎ではなくてもさわやかでこちらも笑顔になりました。「ごちそうさん」というタイトルらしく、家族愛たっぷりの朝ドラ王道のドラマなんだなと思って第1回から欠かさず家族でみていました。しかし、大みそかの出産後すぐ正月料理の説明を披露したり、亜貴子さんが「下ごしらえ」したという発言、そして先日悠太郎がいった「代用品」というセリフ。どうしても台詞や演出にひっかかるところが多くなってきて、最近では録画を見返すことはなくなりました。そして、自分が違和感を感じるのが何なのか、今日め以子の「食べさせる」という台詞ではっきりわかりました。それは昨日「魂が震える話」という実話をもとに書かれた本を読んだから気づけたのだと思います。【忘れられないクリスマス】では、貧乏だからドラ焼きの上にローソクを立てて、シャンパンの代わりにコーラでお祝いをした夫婦と子供たち。そんな状況でも幸せだと感じられる夫婦愛が綴られていました。【いつもガタガタ】いつも自分で髪を切っていた父親の髪型に不満を持っていた息子。葬儀のときに母から聞いたその理由は、けっして息子には語らなかった深い愛情が込められていました。【おかんの弁当】では、高校最後の日、弁当箱には毎日欠かさず弁当を作ってくれた母から息子へ感謝のメッセージが入っていました。このように、facebookで21万人のいいね!を集めたお話が詰まったこの本を読むと、自分を振り返り涙が出るとともに、自分の周りにいる人々に感謝する気持ちが自然と湧き上がってきます。でも、め以子の「食べさせる」という台詞は、自分がみんなを食べ物でどうにかさせてやるという自信からくる傲慢さを感じてしまいます。予告でも「行かせてみせますから。わたしのごはんで。甲子園」といっていましたね。私自身もめ以子のように、子どもに対してすぐ「○○してあげるから。」という口調を今まで使っていたことにはっとしました。相手を思う気持ちはたとえ相手が気づかなかったとしても変わることはありませんよね。押し付けがましく言い続けていたら、かえって相手にプレッシャーを与えることとなるかもしれませんよね。自分の気持ちよりも相手の気持ちを尊重する。見返りを求めるのではなく、無償の愛を注ぐ。そんな関係を夫婦・親子・友人などとこれから築いていけたらなあと思います。本を読んだだけではなく、このドラマを見たことでそういう気持ちになれたのだとしたら、本にもそしてこのドラマにもその点だけは感謝ですね。め以子が今日から「ごちそうさん」とあだなされるようになった展開には?と感じてしまいますが。美味しいものを食べさせることが幸せではなく、自分が作ったものを食べてくれる人がいることがありがたいと感じるような登場人物の描写を今後見せていただきたいと望んでいます。日々目にするもの、ニュースであれドラマであれ本であれ、少しでも気になることがあったとき、どうして気になるのかな?とちょっと考えてみるのもいいのかもしれませんよね。イライラしたり反論したくなることほど、自分の何かが投影されているのかもしれませんしね。たとえそのとき理由がわからなくても、いつか納得できるときがくるかもしれません。【送料無料】魂が震える話 [ ゆう ]価格:1,155円(税込、送料込)この本の内容は、メルマガ「魂が震える話」から抜粋されたお話を集めたものです。00526431s@merumo.ne.jpに空メールを送ると登録できますし、こちらのメルマガ登録ページからでも登録できますよ。私も毎朝読ませていただいています。ゆう けい さん、毎日いろいろな気づきをいただき、ありがとうございます。
2014年02月01日
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今日は、野口嘉則さんが書かれた、【心眼力】を読みました。ここ1か月以上もの間ブログを更新できずにいたのですが、今日書いてみようと思うきっかけとなったのは、この本の中の『私たちは後世に何を遺せるのか?』という問いかけの中で書かれていた以下に共感したからです。・自分が今までに読んだ本の中で、自分自身の幸せに貢献したと思われる本をリストアップします。・「その本の情報を紹介する」「貸してあげる」「プレゼントする」などをして、『幸せの智恵』を提供していきます。「この世界に幸せな人を増やす」お手伝いなら、自分にもできるかもしれないと思ったからです。しかも、この本では『実践』することを奨励しています。『一期一会』(今、目の前の人と出会っているこの瞬間は、一生に一度きりの機会。だから、この瞬間を大切に思い、悔いのないよう誠意を尽くそう)を大切にし、今ある幸せに気づき感謝します。この本のPRのために制作された動画、【僕を支えた母の言葉】があります。この動画ではストーリーは字で表現されています。音楽は流れていますが朗読はされていません。でも、文字を読んでいるだけで自然と涙がこぼれてきました。9分弱という短い動画が、なぜ今日までに346万回以上再生され、1200以上のコメントが書き込まれるているのか?その理由は、【心眼力】の作中66ページから書かれている「心の目を開く」や、153ページから書かれている「共感力を高める方法」の中の「感情への共感」を読んで理解できました。【送料無料】心眼力 [ 野口嘉則 ]価格:1,680円(税込、送料込)この動画をフォトブックとしたものも発売されています。自分用というよりもプレゼント向きかもしれません。【送料無料】僕を支えた母の言葉 [ 野口嘉則 ]価格:1,050円(税込、送料込)また、この動画だけではなく、未公開ムービー【あなたのストーリー】も完全収録した、野口嘉則さんのセミナーを映像化したDVDブック【いつだって、うまくいく!】も発売されています。【心眼力】の付録「心の視力を高めるCD」に収録されている野口嘉則さんの声は、コーチングのプロとして活動されているだけあって聞き取りやすく、丁寧な話し方が心地よいです。CDも継続的に聞いて実践したいと思います。そして、1週間でチケットが完売した伝説のセミナーの内容を収録したこちらのDVDもぜひ視聴してみたいと思っています。【送料無料】いつだって、うまくいく! [ 野口嘉則 ]価格:2,940円(税込、送料込)この他、野口嘉則さんの著書一覧およびレビューは、こちらをご覧ください。また、野口嘉則さんに興味がある方は、野口嘉則公式ブログをご訪問ください。実は野口嘉則さんが書かれたベストセラー本【鏡の法則】は、昨年夏に妹から借りてすでに読んでいました。読んだ人の9割が涙したということを知らず、うかつにも娘の付き添いで行った病院の待合室で読んでしまいました。涙が次から次からあふれてきて、あわてて読むのを止めてトイレに駆け込むこととなりました。帰宅してから1人で続きを読んだときは、涙が流れるままにまかせました。【送料無料】鏡の法則 [ 野口嘉則 ]価格:1,000円(税込、送料込)あれほど本を読んで大量の涙がこぼれたのは、他には【永遠の0】だけです。過去に経験した数々のこと、娘たち、主人、両親との関係など、シンクロした部分が多かったからかもしれません。【永遠の0】の感想は過去のブログをご覧ください。
2014年01月28日
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アンドロイドとは人型ロボット。日本でロボットといえば一番先に思い浮かぶのは「鉄腕アトム」。アトムの生みの親である天馬博士はロボットの製作を手掛けていたが何度も失敗。しかし息子のトビオが子ども型のロボットを作ったら?と提案し、交通事故に遭ったトビオが「ぼくの名前をつけてかわいがってね。」と遺言したことで子ども型ロボット「トビオ」が完成する。しかし天馬博士は人間のように成長しないこの「トビオ」をサーカスに売ってしまう。サーカスで「アトム」と名付けられたロボットはその後御茶ノ水博士に引き取られ、アトムの両親、兄・コバルトと妹・ウランは御茶ノ水博士が作ります。ロボット作品には葦母刑事の名前の由来ともなったSF小説作家アイザック・アシモフが作品中で設定した、ロボットが従わなければならないとする「ロボット工学三原則」が出てきます。第一条 ロボットは人に危害を加えてはならない第二条 人間に与えられた命令に服従しなければならない(第一条に反する場合はこの限りではない)第三条 第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならないアトムはこの原則を適用するために必要な高度な判断能力を有する人工知能=A.I.を有していて、人間と同等の感情がありますが、悪の心は持っていない。それに対して、アトムの設計図を元に作られたボディにオメガ因子という悪の心を電子頭脳に持つアトラスというロボットは、より人間に近い愛や憎悪の感情を有するようになり、この原則に縛られずアトムと対峙するようになります。このオメガ因子と「命を授ける」という意味の「アスラシステム」OSが似通っているように感じました。人の感情のうち、安堂麻陽によって「愛」に目覚めたロイドに比べ、七瀬の別人格である黎子の嫉妬・憎悪の感情に触発されて人間をも殺めてしまうようになったARX IX - THE LAST QUEEN。人間が善にも悪にもなりえるように、より人間に近いアンドロイドもまたクライアントや係わる人間の思想によって善にも悪にもなってしまうという啓示のようだと感じました。タイトルの副題ともなっている、「A.I.knows LOVE?」が最終回のラストに「A.I.knows LOVE!」に変わりましたが、このA.I.はロイドだけを指しているわけではないと思います。サプリも角城も「愛」を知りました。回数が限られたアスラシステムの起動は、ウルトラマンが3分しか戦えずカラータイマーを鳴らしながら戦っていたような緊迫感を与えるためかと最初の頃は感じていました。でも、9話でロイドが言っていたように、アスラシステムのような特別な力の発動ではなく、愛の力に目覚めたロイド、サプリ、角城たちが自らの意志で行動を起こすこと、その想いの力は絶対を誇るARX IX - THE LAST QUEENの力を凌駕することを伝えたかったのではないかと思いました。角城がサプリに、ロイドが麻陽に遺言を託し、「お前に遺言を託せる人がいるのか?」とロイドが問いかけたシーンは、誰からも名前をつけてもらえずそして名前を呼ばれることがなかったARX IX - THE LAST QUEENが感情をインストールされても愛に目覚めなかった理由なのではないかと感じました。そんな孤独なARX IX - THE LAST QUEENを腕と翅で包み込み球体と化したロイドは、「兄」として彼女の罪も背負いながら自分の愛する人々を守ろうとした。その姿は、「鉄腕アトム」の最終回でアトムが地球にミサイルを落とさないように自らミサイルにつかまり方向を変えながら太陽へと飛んで行ったラストシーン、あるいは「サイボーグ009」の最終回で力尽きた009と002がともに大気圏に突入し地上の人が流れ星だと思って世界平和を祈ったラストシーンを思い出しました。小田和正さんの歌が流れたのはすごく予想外で、ちょっとショックでしたね。あとでキムタクが以前出演されたコマーシャルの歌だったと知りましたが、あまりに突然だったので、小田和正さんを知らない娘は歌はないほうが良かったといっていました。音楽のほうが良かったかな?2113年のポリスクラウドによって沫嶋黎士に関するデータが破壊されたのちも、沫嶋黎士を麻陽の元に返したいと願い続けたロイドの想いの強さが、キューブとなっても自分のデータを水浸6000メートルの海底で100年間も耐え続けたという話は心打たれました。さらにプリントアウトされた後「おれのミッションは終わった。時間だ。」と麻陽を抱きしめなかったロイドの両腕は「カリオストロの城」でルパンがクラリスと別れたシーンを思い出しせつなかったです。だからロイドから筺体(からだ)を還され、麻陽の元へ帰ってきた黎士が「良かった。麻陽のこと護れた」と麻陽を抱きしめたとき、「体張って護ったのはロイドじゃん。」と私と娘は言い合いました。たしかに作戦をたて100年先からクライアントとして麻陽を護った黎士の頭脳と2013年にクライアントの命令だけではなく自分の意志で麻陽を護ったロイド、二人がいなければ麻陽も今の世界も存在していない。だからこそ黎士だけではなく、ロイドにも報われてほしい。スタッフの発案で再度収録されたというシーンは、その願いを込めたラストシーンとして「チッ。YES」だったのかもしれないと思いました。声はキムタクで、舌打ちをするのは黎士ではなくロイドですよね?ロイド自身がいったのではなく、サプリがロイドの声真似で答えたのかも? 私はアニメ「デビルマン」のエンディング曲「今日もどこかでデビルマン」の歌詞(人の世に愛がある。人の世に夢がある。その美しいものを守りたいだけ。)を思い出しました。 ロイド本体のキューブはサプリが持っているのだから、「俺の魂はいつまでも、君と沫嶋黎士を護っている。」というロイドの言葉通りロイドがプリントアウトされて、どこかでサプリと口喧嘩をしながら過ごしていると想像できるように光を与えたのではないかなと思うことにしました。黎士ブログにも「いつか………また。」と書かれていますし。9話に比べ最終回は脚本・演出的に時間や予算の関係上、駆け足で制作されたような感じを受けてしまいました。謎や数々の伏線がすべて回収されたわけではないことを考えても、今後続編やSP、映画などが作られるかは視聴者の反応次第ということではないでしょうか?七瀬のパソコンデータや5Dプリンターがどうなったか?2066年の大量虐殺や2113年の未来は変わったのか?回線が閉じたままであるなら、未来からまたCPが来るのか?病院にいる七瀬は本当に黎子の人格を統合したのか?生体活動モードとなった黎士は歳を取るのか?庵野監督のエヴァンゲリヲンの映画もまだ完結していませんが、この作品も放映後内容に関しての考察が様々されて人気が高まれば、またロイドや黎士に会えるようになるのかもしれませんね。最終回は私の誕生日でしたが、今までで一番来るのが楽しみで、また終わるのが寂しい1日を過ごすことができました。そしてこのドラマに出演された俳優、スタッフのみなさん、毎週ドキドキで家族揃って楽しむ時間を提供していただき、本当にありがとうございました。最後に、ロイドの服装のまま黎士を演じたキムタクは本当にすごいと思いました。二人の笑顔や口調は完全に別人に見えました。倒れ方といいこの作品を全身全霊を込めて演じていた俳優・木村拓哉さん、今まで様々な役柄を演じてこられましたが、まだ一度も演じていない刑事役や医者などもっといろいろな役柄を今後も是非見せてください。これからも娘とともに応援しています。
2013年12月16日
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第8話までのあいだに少しずつ明かされてきた謎クライアントとは誰か?ロイドは虐殺器官なのか?七瀬は両親そして兄をも殺めるような病気なのか?ARXナインス - THE LAST QUEEN(LQ)はどういう存在なのか?ノベライズ本の、安堂ロイド 1巻で、第1話から第3話までを、安堂ロイド 2巻で、第4話から第6話までを熟読。そして録画しておいた7話と8話を見終えて、今まで考えが及ばなかったことに気づきました。ここからは私の推測なので、読んでも構わないかただけお読みください。↓↓↓↓第7話でロイドを再起動する際に星のパソコンに2113年からメールを送信してきたのは、東京タワーと十&八というメッセージと第8話の角城説明から、2013年にラプラスに殺され2113年に脳データとして監視されることとなった沫嶋黎士に間違いないようですね。でも、黎士が2013年に100年後の未来と連絡を取っていたのが自分の脳データだったのかはまだわかりませんが。黎士が殺された日までを時系列で整理してみると、七瀬小2の時:七瀬がハッキングで列車事故を起こし両親が死亡する。8年前:星新造が沫嶋黎士にライターをもらう。2013年2月:安堂麻陽が「バレエメカニック」というハンドルネームの沫嶋黎士と将棋対局を通じて知り合う。2013年5月:東京タワーが見える公園で沫嶋黎士が安堂麻陽にプロポーズをする。時期と順序不明:・黎士が想いの素粒子を用いて2113年との回線を開く。・ポリスクラウドから警察アンドロイド11対がプリントアウトされる。・黎士が回線を閉じる。・殺人スケジュール表がネットに出回る。・マンションの部屋に研究室を完コピし、黎士と麻陽が同居する。・沫嶋黎士がパソコンのパスワードを32桁から【20131215】に変更する。2013年9月23日:大学のチャイムが早く鳴るようになる。2013年10月7日:沫嶋黎士が研究室の机にロイド眼鏡を置いて空港へ向かう。途中、麻陽に「愛している」と電話をかけ、指輪の代金を支払う。「勝つまでやる。何度でも。」といいながら撃たれた黎士は倒れたとき微笑む。麻陽が研究室から眼鏡を持ち帰り自室に置いて眠っている間に、黎士のパソコンから5Dプリンターがダウンロードされる。麻陽外出中、黎士の顔と肉体のデータをダウンロードしたARXセカンド-13がプリントアウトされ、クライアントの命令でロイド眼鏡をかける。ラプラスとの戦闘でARXセカンド-13がシャットダウンし、クライアントが支援機・サプリを送る。ラプラスが麻陽を撃とうとしたとき、生体IDが確認できない正体不明の美少女・ARX IX - THE LAST QUEEN(LQ) が現れる。ここまでに全てのアンドロイドが2013年に出現したとするならば、ARXセカンド-13がプリントアウトされてから、サプリが別の場所にプリントアウトされるまでの間に、もしかしたらLQもゼロクラウドからプリントアウトされたと考えるのが妥当ではないかと今日初めて思いました。理由1:ポリスクラウドから7号機・ラプラスへ(1巻)「ARXセカンド-13の仲間と思われる正体不明機を新たにもう1体確認。」理由2:LQが七瀬に話した言葉(2巻)「(黎士は)パンドラの箱を慌てて閉めたけど、11体の警察アンドロイドがプリントアウトされてしまった。5体は殺され、残りは6体。警察の機体はね。」理由3:フレミングとポリスクラウドとの通信(2巻)「黎士が回線を閉ざした後、ARXセカンド-13、サプリ、そしてもう1機体を誰かが、別の回線を使って2013年に運んだらしい。」理由4:ロイドがゼロクラウドに支援を要請した際、支援機体については準備中、修理用パーツのみ先に転送するはずだったが、脳データの破壊とともにプリントアウト中の修理用パーツは間に合わなかったと記載。(2巻)理由5:角城の説明(第8話)「LQはARXセカンド-13のデータやポリスクラウドのデータをもとに作られた最新鋭機だ。」以上のことから、ポリスクラウドの警察アンドロイドは11体。ゼロクラウドのアンドロイドはARXセカンド-13(13=キング)、サプリ(ラッキー7)、そしてARXナインス - THE LAST QUEEN(12=クィーン)の3体ではないかと思いました。将棋というよりトランプやチェスみたい。では、LQをプリントアウトしたのがクライアントであるならば、彼女の使命とは何か?黎士は七瀬が多重人格障害であること、自分のパソコンをハッキングしていたこともわかっていたのではないでしょうか。ロイドが講義で話していたように、七瀬は今後テクノロジーを駆使して世界に影響を与える発明をする可能性がある。しかもそのことはロイドたちアンドロイドが人間を大量虐殺するような未来を招くのかもしれない。そうでなければ黎士のパソコンを今もハッキングしている七瀬をポリスクラウドが狙わないのはおかしい。彼女がそうすることは正しい歴史に必要なことだから?2113年からそのことを教えられた黎士は自分が殺されたのち麻陽を守るだけではなく、七瀬を心の闇から救うためにロイドやLQを送ったのではないでしょうか。麻陽と接することでロイドだけでなく、サプリ、角城のようなアンドロイドが人の想いや愛を学習するようになった。まだ生まれたばかりのLQは高性能なA.I.ゆえに人の悪い部分に感化されているのかもしれませんが、兄を殺すといいながら一緒に世界を滅ぼそうと誘ってもいる。自我が幼い子どものようなLQと七瀬は表裏一体。彼女たちにロイドと麻陽のような想いに目覚めて過去を変え、未来も変えて欲しいと願ったのでは。そのために一番必要だったのが、アンドロイドの中でも唯一自らの意志で行動を起こしたARXセカンド-13。ARXセカンド-13をもとにARXナインス - THE LAST QUEENを兄妹機として送ったのは、自分と七瀬を投影しているからかもしれない。自分自身で七瀬を救えなかった黎士は、ロイドに麻陽と七瀬二人の保護と未来を託しているのかもしれませんね。ぬいぐるみの角城が麻陽がロイドを想う気持ちに触れて、5Dプリンタの再インストールとラッキー7Rをプリントアウトしましたね。【R】はRevisionかな?角城がプリントアウトされたときもついていた。オリジナルとは違うことを強調したかったのかも。感情のプログラムがなかったことから、サプリ自身が事前に自分の感情プログラムを除くデータをバックアップとして残していたんでしょうね。いざというときロイドの記憶回路の修復はしてあげたいけど、もうつらい思いはしたくなかったのかな?でもロイドが必要だったのはただの支援機ではなく、感情を持ったサプリ。サプリがロイドに感情のプログラムを与えたから、ロイドがサプリに感情と記憶をわける。ロイドが麻陽との記憶を自力で思い出さなかったことは予想外でしたが、サプリを含めて記憶の大切さを描くエピソードとするためだったのかなとあとになって思いました。5Dプリンタは回線が閉じているときは使用できないのでは?と思うので、ゼロクラウドはポリスクラウドが破壊したレイジ脳データとは別の回線、たぶん麻陽が務めているエニグマエンジンソフト社のクラウドを利用しているのではないかと思います。黎士が殺される前にバグを起こし、現在は復旧しているので。次週は七瀬をどう救うのか?そして最終回ロイドはどうなり、黎士は本当に帰ってくるのか?星が言っていたロイドにはブラックボックスがあるらしいので、黎士の脳データが分霊箱のように内臓されているのかもしれません。また、ロイドはサプリと未来へ帰って歴史を変え、2013年も歴史が変わって黎士が殺されなくなるのか?どういう結末だとしても、とっても楽しみです。視聴率ではなく、人の想いの強さを考えさせてくるこのドラマは今見ている人だけではなく、放映後も口コミで広がって後世に語り継がれるヤマトやエヴァンゲリヲンのような作品だと思います。毎日ああだこうだと考える幸せをくださって、この作品を作ってくださっているキムタクを始め出演者やスタッフの皆さん、ありがとうございます。最終回の撮影進行中でしょうが、みなさん怪我などなさいませんように。・ブログでキムタクが絶賛していたこの映像、何度聞いても本当にかっこいいです。・12月4日発売のオリジナルサウンドトラックはこちら>>・本日発売のオフィシャルブックは、こちら>>
2013年12月05日
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ナビエの腕章を血塗られた手でつかみ、仇を撃つと誓っていたロイド。夢にうなされたり、黎士と呼ばれることで嫉妬から怒っていたロイド。「安堂麻陽を守る。それは俺の意志だ」と言っていたロイド。サプリやラストクィーンがいっていたように、高度な知能を持つA.I.はプログラムがインストールされていなくても自然と感情を持つようになるんですね。2066年にナビエやロイドたちアンドロイドは、おそらく人間たちが考えた作戦により自分の意志とは関係なく10億人を虐殺した。そして感情が芽生えたロイドはその理由を知ったから、今度は自分の意志で各国の要人を自らの手で処刑したのでしょうか。その後粉砕処理されたはずのARXセカンド-13をデータから2013年にプリントアウトしたのは、たぶん沫嶋黎士の脳データ。しかもサプリやナビエの記憶を有したままにしておいたのはなぜか?ゼロクラウドを通じて2113年から麻陽にメッセージを送り、ロイドを初期化したのは沫嶋黎士の脳データ。東京タワーと十と八の映像を見せることで麻陽に「100年先もずっと、ずっと護るから」というメッセージを伝えた。このために1話のラブラブシーンがあったのかと思うと、本当に初回から伏線張りまくりだったんですね。二人だけにしかわからない絆の演出は前回脳データが破壊されたのでは?と思わせたからこそ感動します。2113年の世界では、黎士のように優秀な人の脳データを過去から集めて保管して未来のテクノロジーに貢献させているのでしょうか?あそこには七瀬の脳データもあるのかな?では、「安堂麻陽を守ることが未来を守ることだと思っている」というロイドの考えがクライアントの意向でもあるならば、未来をどう守るのかということを考えてみました。先のことを予想でも読みたくないかたはご注意を。↓↓↓↓↓クライアントからの伝言としてロイドが講義した内容では、・人の思いは時空を超える。 (2113年から2013年へ思いを伝えられる)・いずれ、そのテクノロジーは、ここに居るだれかが、生み出すだろう (七瀬が後にポリスクラウドを構築?)・全知全能など必要ない。 (神のごときラストクィーンは不要?)・人の思いは未来を変えることができる。過去の過ちさえ、変える事が出来る。 (過去を変えれば、未来も変わる?)・誰かが、過去や未来にタイムリープして情報を伝えることが可能ならば、2113年のクライアント(黎士の脳データ?)が2013年の沫嶋黎士とメールでやりとりをして、これから先の未来を知らせ、過去を変えることで未来を変える方策を立てた。将棋のように先手を読む黎士は、自分が殺されることを前提に自分の代わりに麻陽を守る目的でARXセカンド-13をプリントアウトした。過去の記憶を持ったままにしたのは、自我が芽生えているARXセカンド-13が安堂麻陽と交流することで、より豊かな感情を有するアンドロイドに進化することを期待したのではないでしょうか。そこがわざわざ旧型であり、大量虐殺をしたARXセカンド-13を選んだ理由なのではないかと思います。さらにクライアントがARXセカンド-13の容貌を黎士と同じにし、黎士がわざと置いていった眼鏡をかけさせたのは、彼女の気質・価値観を理解している黎士は麻陽なら感情が芽生えているARXセカンド-13に親近感を持ち、彼に育つであろう感情を良い方向に育てることができると見込んだのではないでしょうか。もしかすると眼鏡の由来から「安堂ロイド」と名付けることまで予見していたのかもしれない。考えすぎかな?今回ロイドはOSが初期化されましたが、第1話と同様にクラインとの依頼である「安堂麻陽を守ること」は承知していた。ただし麻陽との出会いから今日までの記憶だけは消えてしまった。でも必ず思い出すはずだと私は思っています。第4話ではナビエが自力でARXセカンド-13との記憶を甦らせた例がありますし。そのきっかけが何になるのか?がとても気になりますね。星新造が黎士にライターをもらったエピソードが黎士の人柄を表す心温まるものだったように、そこを丁寧に描くために一度初期化が必要だったのだと感じています。公式HPの『アンドウロイド解析』に書かれている「タイムリープ」とは、時間をこえて、過去や未来へ移動すること。過去に移動した場合、“過去の自分”に“現在の自分の記憶”が上書きされる。そのため、自分自身が2人存在するということではない。タイムワープ、タイムスリップなど未来と過去を行き来する表現は数ありますが、その中でも「タイムリープ」という言葉をこのドラマで使った理由が知りたくて、筒井康隆原作の「時をかける少女」のアニメ版や、高畑京一郎原作の「タイム・リープーあしたはきのう」の映画を見ました。そして私が考えた出したのは、再び感情を取り戻したロイドがもし2013年から2066年にタイムリープしたら、ARXセカンド-13のA.I.は豊かな感情を有したロイドの記憶に上書きされるのかも。2113年からみて過去である2066年の歴史が変われば、2113年の警察が2013年にきて黎士を殺すことがなくなるかもしれない?あるいは、今精神に闇を抱えている七瀬を麻陽が救うことができたら、彼女が係わっているかもしれない黎士の死の真相や未来に彼女が発明するかもしれないテクノロジーにも変化が起こるのかもしれません。未来の警察が守るべき正史とは違う歴史が紡がれていくとすれば、それこそがクライアントが欲している「生命とは正しい未来へと導く力のことだ」で、未来警察が麻陽とロイドを抹殺したい理由なのではないでしょうか。角城とサプリが呼んでいたクマのぬいぐるみとプリントアウトされたであろう補給物資がどうなるのかも気になりますし、あと3回でどう決着するのかどきどきします。宇宙戦艦ヤマト、機動戦士ガンダム、新世紀エヴァンゲリヲン、SPECなど初めて放映されたときは視聴率はそれほど良くなかったと記憶しています。SFのストーリーは全世代向けではないために好みが分かれますし、現在のように録画してあとで見返す視聴方法をとる時代では視聴率の伸びはあまり期待できないのかもしれません。でも、黎士とロイドの2役のみならず、人間とアンドロイドという難しい役どころを体を張って演じているキムタクを始め、チームロイドが一丸となって私たち視聴者に熱いメッセージを伝えるべく、日々前を向いてこんなにいい作品を届けてくれていることにとても感謝しています。うちでは毎週日曜日9時にテレビチャンネルをあわせて家族揃って視聴しています。録画したものも何度も見返していますが。映画化を望む声があるようですが、まずは最終回できちんと結末を描いてほしいです。以前子どもと仮面ライダーディケイドの最終回を見ていた時に、つづきは映画館でと告げられた時のショックは味わいたくありません。来年はアメリカのチャンネルでもドラマが放映されるそうですが、このドラマの面白さを海外でも味わってもらえるようになるのは楽しみですね。将来的に総集編・続編・スピンオフなどが作られるかどうかはやはり最終回次第なのかもしれませんね。自分の想像があたっていても的外れでも全然構いません。うちの子供も楽しんでみていますし、人の思いの強さを是非これから未来を担う若者たちにも伝えてほしいと願っています。
2013年11月26日
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68歳の高橋さんは、土日祝日のみそばの店を営業している。疲れるからではない。40年にわたるそば打ちで腰は曲がっているけれども、そばを打つために足腰のトレーニングは欠かさない。お店は7人で切り盛りしているが、お客さんに提供するそばはすべて自分で打つ。お客さんがいる限り打つという高橋さんは、技術を日々向上させながら無駄をそぎ落とした匠の技で、通常40分かかる作業を20分でこなす。今年北海道で開催されたそば祭りでは、一人で一日に1000人分のそばを打った。神業ともいうべきそば打ちの技術を持ちながら高橋さんはまだ完成されていない、もっと良くなると常に向上心を持って仕事をしている。そして私が一番感動したのは、高橋さんのひととなりです。平日は弟子の指導をつづけ、全国に100人以上の弟子がいる。高橋さんは決して怒らない。自分の仕事を見せることで弟子自らに考えさせる。「本物と偽物を見分けられるようになっていかないと、本物のそばは出せないと思います。」高橋さんは70歳には今のお店を閉めて、九州に奥さんと移り住みそばを打ちながら小さい店で暮らす計画を立てている。それまでに今指導している弟子を一人前にするつもりとのこと。職を転々としながら、28歳で昔なりたかったそば職人の道に進んだ高橋さんは、寄り道をして良かったと今だから言えると話されていました。道を究めるだけではなく、自分の生きた証を弟子に伝承する仕事もこなしている高橋さんを見ていたら、自分が恥ずかしくなりました。自分が生まれてきた意味は何だろう?自分の夢は何だろう?子どもたちが大きくなりだいぶ手が離れてきて、最近よくこのことを考えているのですが、まだ答えが見つかりません。きっと私の心はその答えを知っていると思うのですが。私がそう思うようになったきっかけのひとつは、「アルケミスト 夢を旅した少年」という本を読んだから。宝物を見つけた夢を見たスペインの少年が羊飼いの仕事を辞め、エジプトのピラミッドを目指します。錬金術師と出会い「前兆を読む」ことを学びながら成長していく、世界中から愛されている大ベストセラーです。高橋さんやこの本の主人公サンチャゴのように、自分が本当に望むことを見つけ、実現し、いつか自分の歩んできた道を肯定できるような人間になりたいですね。娘たちにもこの本を勧めようと思っています。【送料無料】アルケミスト [ パウロ・コエーリョ ]価格:580円(税込、送料込)
2013年11月16日
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このドラマは様々な映画作品へのオマージュが随所に見られますね。「守」と「進」の兄弟が好きになる女性の名前が「ゆき」とくれば『宇宙戦艦ヤマト』を、兄弟の苗字「星野」からは『銀河鉄道999』と松本零士さんへのリスペクトを感じます。また毎回劇中で流れる「ムーン・リバー」は映画『ティファニーで朝食を』の主題歌であり、主演女優のオードリー・ヘプバーンが歌った曲。そして、主人公たちの設定も彼女の主演映画『麗しのサブリナ』に似通っていますね。とくに恋多き弟がサブリナの外見の美しさに心惹かれていったのとは対照的に、会社人間だった堅物の兄がサブリナの心の美しさに魅了されるようになる設定はこのドラマも同じ。進はゆきのどこが好きになったのかと考えると、どうしても彼女の内面より着飾ったときの美しさに目を奪われたように思えてなりません。誕生日のサプライズもゆきの脚本を映画化も、彼女の喜んだ笑顔が見たいという一心から行動したように思えます。彼女がどう思うかまで想像していなかったような。進はまだ奥さんと正式に離婚が成立していませんよね。どんな経緯で奥さんと結婚し、さらに離婚にいたったかは描かれていませんが、ゆきと知り合う前にあれだけ多くの女性と付き合っていたのは寂しさを紛らわせるためだとしてもどんだけ高い慰謝料を請求されても文句は言えませんね。奥様には話せなかったであろう心のうちをゆきには話せるからが進がゆきに真剣になった理由かもしれませんが、今まで付き合った女性に何かを与えるのみで相手が何を望んでいるかを考えたことはなかったのではないでしょうか。一方兄の守もいくらゆきを忘れるためだとはいえ、玲子さんと結婚を前提に同棲を進めてしまうのは本来なら玲子さんに失礼な話ですが、それを望んだのはおばさんと玲子さん本人。この作品が『麗しのサブリナ』との違いで素晴らしいと思ったのは、3人以外の人々の描写が細部にわたって考えて演出されているところです。あれだけ守に結婚をせまっていたおばさまですが、守が何よりも大事にしている靴を捨て玲子の持ち物を陳列していたことで守の異変にいち早く気づく。おばさまが進だけではなく守のことも心配だからこそ結婚を進めていたことがうかがえました。お見合いをしたころの守は玲子さんの話は一切聞かず、山手線の駅名を数えて合いの手をいるだけの会話だったのに、「子宝」あたりから会話が成立するようになり、手料理を振る舞うようになった今話では守の笑顔と態度も普通になりました。お嬢様の玲子さんですが料理も上手なことがわかり、なにより本気で守を愛していることが予告の涙でもわかりました。そしてゆきの友達・沙織はゆきに劣らず心がきれいな人ですね。「ゆきが喜ぶのは物ではないですよ」というような台詞に彼女の人柄があらわれています。急接近した川越くんと緒方さんも今後注目ですし、どの登場人物も丁寧に描写されていてこの作品を制作されている方々の愛を感じます。守が捨ててしまったゆきへのプレゼント。緒方さんが持っていたのでいつかゆきの手元に届くのでしょうか?私がゆきならあのエンパイアステートビルはヘリコプターからの遊覧や豪華ディナーよりもうれしいですね。「めぐり逢えたら」の映画は私も見ましたが、あれこそがゆきがあこがれる「運命の恋」。守とゆきは映画への思い入れ、好みなど他の人に話しても理解してもらえない情熱を共有できる相手と「めぐり遭った」。何時であろうと何処であろうと、二人でいる空間・時間が大切だということにまだ気づいていない二人の今後が楽しみです。守を演じている草薙さんは、哀愁漂う背中の演技や思いつめた表情などとてもいいですね。このドラマをみていると、12年前に見た藤原紀香さんと共演された「スタアの恋」を思い出します。あの作品では紀香さんにあこがれる会社員の草薙さんがけなげで、最後までどうなるのかワクワクし、そして最終回見終わってすごくいい作品だったと思いました。あのドラマでは最後に香取さんがでましたが、このドラマでも社長室に香取さんが描かれた絵があると聞きました。香取さんが出演されることはあるのでしょうか?12年を経て俳優として演技に磨きがかかった草薙さん、守とゆきが笑い合っている場面を見るとこちらも心が温まります。初めての恋に戸惑う守が胸の苦しさをどう癒すのか、劇中に流れる数々の映画音楽に酔いながら毎週楽しみに見させていただきます。【送料無料】麗しのサブリナ [ オードリー・ヘプバーン ]価格:1,350円(税込、送料込)【送料無料】【DVD3枚3000円5倍】めぐり逢えたら コレクターズ・エディション [ トム・ハンクス ]価格:1,000円(税込、送料込)
2013年11月15日
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先週、真知子さんのお父さんは娘が思っていた以上に弁護士として成長したことを認識し、嫌いだけれども娘を導いてくれた古美門にきちんと挨拶をした。そしてこれからもこき使うと古美門が言ったことで、この二人のコンビが今後も続くものだと私たち視聴者に思わせた演出は今回の伏線だった?真知子さんはすでに古美門の指示がなくても彼同等の考え方できちんと対処できるほど、古美門のそばでさまざまなことを学び終えていたんですね。貴和さんが指摘したことは、きっと古美門も真知子さんもすでに自覚していたんでしょうね。でも気付かないふりをしていた。だから真知子さんはあんな夢を見るぐらい揺れていた。夢の続きをもっと見たかったな。「夢の中でも卑怯なんですね」が最高でした。そして、古美門も服部さんから真知子さんが流した涙の話を聞いて、彼女を自分のそばから手放す覚悟を決めた。あんなに優しい古美門は反則ですよね。ゆっくりとした優しい口調で「ありがとう」だなんて言われたら、惚れてまうやろ(笑)大奥の有功さんが話しているように感じてしまいました。パート1よりもパート2のほうが古美門の人柄が丁寧に描かれているように思います。どんなに卑劣な手を使っても、すべては依頼人にとって何が最善かを模索している。パート1では裁判に勝つことしか描かれませんでしたが、パート2では裁判の結果がどうであれ裁判を通して依頼人が自分の人生を見つめ直し、将来どう生きていくのか自ら答えを出す手助けをしているように見えます。そこを描くために羽生くんのような考えの弁護士を登場させる必要があったのでしょうか?子供のころから毒舌、早口で人を小ばかにして寄せ付けない古美門のスタイルは、内面の孤独や優しさを覆い隠して、自分の弱い部分を誰にも見せないための手段だったのかもしれませんね。堺さん自身が「吐きそう」というほど長いセリフと早口は以前よりもパワーアップしていますが、その対比として今回のような穏やかで優しいセリフが心に響きます。その2面性を演じ分けられる堺さんだからこそ古美門がこんなにも魅力的なんですね。服部さんや真知子さんだけではなく、元妻の圭子シュナイダーさん、貴和さん、そして別府裁判長もそんな古美門を理解しているようですね。女性の母性本能をくすぐる、本当は寂しい坊ちゃんなのかもしれません。予告で貴和さんは真知子さんに古美門を「倒しちゃいなさい。彼もそれを望んでいる。」と言っていましたが、たぶん返り討ちにあうのでは?真知子さんを加えたNEXUSを倒せないようでは、貴和さんの逆転無罪を勝ち取ることはできないので、あえて真知子さんや自分を追い込んだように思いました。今回初めて笑顔が消えた羽生君に内心勝った!と思いましたが、次回真知子さんがNEXUSの3人に厳しい言葉をかけるのが楽しみです。羽生くんは真知子さんが好きなのとはちょっと違うと私は思っているので、二人に進展はないと予想しますが。お互い敵として法廷で対決したのち、また改めて一緒に貴和さんを弁護して、無罪を勝ち取るのが見たい。そのときには是非帰国した三木先生にも立ち会ってほしいです。なかなか蘭丸くんが出てこないとやきもきしましたが、やはり大活躍していました。彼も重要なチームの一員ですものね。もしパート3を作るとしても(視聴率がいいのできっとあるでしょうが)、三木法律事務所の3人とチーム古美門の4人は変えずに、そして別府裁判長たちにもまた出演してほしいですね。小学6年生の娘たちは学校の帰りに、あのしりとりをして「ホングコング」とか「リピートアフターミー?」と繰り返したそうです。子どもたちにも人気ですよ。ところで、ドラマ、映画とたてつづけに出演されている堺雅人さんですが、たくさんある中から、今日はとくにおすすめのDVDをご紹介します。私は「半沢直樹」が始まる前に見たのですが、今見ると一層楽しめると思います。「半沢直樹」で堺さんと火花を散らしながら嫌な上司を熱演された香川照之さんと、このドラマで古美門にジーザスと言わしめたあの別府裁判長を演じた広末涼子さん、3人が織りなすドラマ。第86回キネマ旬報ベスト・テンで日本映画脚本賞、芸術選奨文部科学大臣賞、第36回日本アカデミー賞・最優秀脚本賞を受賞しています。売れない貧乏役者を堺さんが、記憶を失った殺し屋を香川さんが、この二人の人生が入れ替わるお話。香川さんが演じられた役の中で、私はこの殺し屋が一番親しみやすくて好きです。へたれ役の堺さんも今新鮮ですし、威圧感がない役の広末さんも魅力的です。見ている間も楽しいし、見終わったあとに面白かったと思える映画です。【送料無料】鍵泥棒のメソッド [ 堺雅人 ]価格:3,897円(税込、送料込)
2013年11月14日
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「万能鑑定士Qの事件簿」シリーズは千里眼シリーズで有名な松岡圭介さんが書かれた、「誰も死なないミステリー」で人気を博しています。このシリーズには姉妹版というべき「特等添乗員αの難事件」シリーズなどがあり、私は1巻からすべてを初版で読ませていただいているぐらい大好きです。私がこのシリーズを好きな理由は2年前のブログにも書きましたが、大きくは3つ。1.殺人事件は起こらない事件は起きるのに、血なまぐさい話はない。2.登場人物が爽やか主人公である鑑定士の凜田莉子は美人で聡明だけれども生真面目でまっすぐ。雑誌記者の小笠原悠斗もハンサムだけれどもちょっと頼りなげで一途。3.作者の博識に毎回びっくりさせられるこの本を読んでいるだけで、自分も雑学を学んだような気になる。映画のタイトルは、「万能鑑定士Q モナ・リザの瞳」。この作品は読者が選んだ人気ランキングで1位を獲得した「万能鑑定士Qの事件簿IX」を題材にしています。私も1番好きな話です。凜田莉子役を綾瀬はるかさんが、雑誌編集者・小笠原を松坂桃李さんが演じます。写真を見る限り黒いロングストレートの綾瀬さんはイメージに合っていますね。桃李さんは挿絵の絵に比べるとかわいいよりかっこいいというイメージですが、どんな小笠原くんを演じて見せてくれるのか楽しみです。2014年初夏公開予定。すでにクランクインし、今月末にはパリで撮影があるとのこと。きっとルーブル美術館内でも撮影があるのでしょうね。私は新婚旅行でパリに行きましたが、ルーブルの前で写真を撮っただけで中には入っていません。主人はその後出張で行ったときに一人で入館した裏切り者です。映画『ダ・ヴィンチ・コード』でルーブル内を見たことはありますが、是非この映画でも絵画などを堪能したいです。この第1弾を皮切りに他のエピソードも映画あるいはドラマで見せてもらえたらもっとうれしいですね。とても楽しみにしています。【送料無料】万能鑑定士Qの事件簿(9) [ 松岡圭祐 ]価格:540円(税込、送料込)
2013年11月13日
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タレントのイモトさんが「世界の果てまでイッテQ!」の登山部メンバーとともにネパールの標高8163mのヒマラヤ・マナスルを10月2日に登頂した特番を見ました。 いつかはエベレストへという企画で始まったこの登山部の歴史は、最初からすべて視聴しています。 イモトさんをはじめ皆さんが無事に登頂下山したこと、本当におめでとうございます。 この企画を見ていて私が一番に思うことは、イモトさん自身が「山が好きで取り憑かれてるわけではない」という気持ちが画面を通して強く感じられること。 女性が1か月も入浴できず、トイレもない中で生活をし、マイナス10から30℃の中で過ごさなくてはいけない過酷さは想像を絶します。 マイナス10℃のテントの中でも「天国だ」と感じられるような山好きで登ることが夢である人は気分も高揚するでしょうが、イモトさんは同じように感じることはできなかったようです。 イモトさんは今回事前の自己管理が悪かったのかもしれませんが、気圧差で歯痛に耐え切れずベースキャンプからヘリで下山(60万円かかる)して前歯の抜歯をすることも余儀なくされました。 イモトさんの他に女性が2名いたことは心強かったでしょうが、寒いし1時間おきに目覚めるというテントの中で何度も涙を流していたイモトさんの心の中では、相当葛藤があったように私には思えました。 身体能力の高さ、人柄、年齢、そして運もあるからこそ抜擢されたのだと思いますし、それに応えているイモトさんをすごいと思いますが、彼女自身の気持ちやそれを見守るしかないご両親のお気持ちはこの次に企画されているエベレストへと向いているのでしょうか? 私がイモトさんと同年齢のとき、山好きの主人に誘われて穂高や立山に登ったことがあります。高尾山などのハイキングやツアーで富士山に登ったことがあるぐらいの初心者の私にとって、本格的な山登りは行ってから後悔しました。鎖場や岩場を手足で降りるときの恐怖、でも途中でやめることはできない。たしかに頂上に登ったときの景色と爽快感は登った人だけが味わえる至福の時でしょうが、それもわずかな短い時間。私はどちらかといえばテレビの映像で味わうだけでも十分なほうで、山好きな主人でさえも8000m級の山に登りたいとは思わないと今朝言っていました。 イモトさんを見ていたら、溝口あゆかさん著の本【「やりたいこと」が見つかるスピリチュアルマップ】の中の言葉を思い出しました。 「その仕事は、やる気が起きないけれど、みんなが私の能力をかってくれているのだから、期待を裏切るべきじゃない。受けよう」 これはハート(心・感情)が伝えているのではなく、頭が正しいといっているマインドトークを選んでいるそうです。 自分の心が無意識に楽しい、わくわくすると体に直接感じることに従って生きることができたら、自分が本当にやりたいことが見つかるかもしれません。 その助けとなるスピリチュアルマップの書き方がこの本にくわしく載っています。子供が大きくなり今後自分の将来を模索している私ですが、マップを書いてみて初めて自分にとって大切と思っていることは何なのか、単語が目に飛び込んできました。今後は頭で考えるのではなく、心が望む生き方を選択していきたいと思うようになりました。山そのものに登ることよりも、ともに過ごす人との交流やふれあいが大切だから気が進まないけど登るという選択を過去にした私ですが、エベレストはそんな考えで登ってはとても危険な山ですよね。 イモトさんをはじめ登山部の方々には番組や視聴率のためではなく、心から望んでエベレストに登ってほしいです。そうでないならば、バラエティ番組に出演しているタレントの方に選択する権利を保証してあげてほしいと切に願います。苦しい思いをしたからこそ成し遂げられる危険を伴う登山をするのはタレントの仕事ではないのではないでしょうか?イモトさんが心から望んでいらっしゃるのか、登山家を目指されるのなら応援したいと思いますが。【送料無料】「やりたいこと」が見つかるスピリチュアル...価格:1,365円(税込、送料込)
2013年11月12日
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第4話の予告で、ロイドと麻陽がサプリについて語るセリフがあったので、第5話がサプリ中心の話で、しかも悲しい結末となるのでは?と予想していた方が多かったのではないでしょうか。私はこれで本当にサプリとお別れだとは思えません。公式HPにある「サプリのアンドウロイド解析」#5には、サプリよりデータの受信を中断します。のあとに、最後【しばらくお待ちください。】と表記されています。これはそのうちサプリからの受信が可能になることを意味しているのでは?と私は思いました。その理由は、1.サプリ「1機プリントアウトするのに63年と3か月かかっちゃうんです」わざわざ細かく期間を設定したセリフをいわせたのには理由があるのでは?2.サプリ「角城 あとは頼むよ」角城はラストクィーンにやられたはずだけど、ロイドは原子還元処理をしていない。ロイドは冨野を銃で撃ったが、それだけでは機能停止できずに冨野は麻陽を狙ってやってきた。このことから角城の人工知能はサプリが持っていたあのぬいぐるみに残っているのかもしれない。そして角城がもしサプリの仲間かロイドの敵ではないのだとしたら、音声だけの通信でも未来のクライアントと通じてサプリを復元する手立てがあるのかも?エヴァンゲリオンの庵野さんもかかわっているのだから、綾波レイのようにサプリが再び現れても不思議ではないし。この5話では、サプリの描写とセリフから、痛いほどの女心が描かれていましたね。1.なぜサプリは、何度もロイドに「感情をインストールしてあげようか?」と聞いていたのか?サプリは感情をインストールされたことで、ロイドを愛するようになり自分のその気持ちをロイドには告げずに苦しんでいた。ロイドにも感情をインストールすれば、自分の気持ちに気づいてもらえるかもと思っていたのかもしれません。2.なぜサプリは、ロイドに初期化を強く勧めたのか?サプリはロイドが麻陽に特別な感情を抱き始めていることに気づいた。ロイドを初期化してしまえば、ロイドの心から麻陽の記憶を消すことができる。でもロイドが初期化を拒む理由こそ麻陽への愛を認識しているからで、だからサプリは麻陽を探るようなインタビューもした。アンドロイドであるロイドに「あなたのかわりはいない」といいながら自分の身を挺して守ろうとする麻陽を見たサプリは、「そりゃほれるわな」といいながら、ロイドの記録を消さずに感情のプログラムをインストールすることでロイドを生かす方法を選んだ。自分ごと撃ってというサプリの言葉に「撃てない。なぜだ!」と苦悩するロイドに、感情をインストールしたことを「ごめんね」と謝るサプリがけなげだった。自分と同じ苦悩をロイドに与えたくなかったからこそ、長年サプリは自分の思いを隠しながらロイドの意志に反して感情をインストールすることはしなかったのだと思った。でも、やっと言えたサプリの「I love you ロイド」は、感情がインストールされたロイドの心に永久に刻まれた。もし本当にこれがサプリとの永遠の別れだったとしても、ロイドの心にサプリの愛が記憶として残ることはサプリにとってうれしいことなのかもしれませんね。第4話のナビエのときにも思ったけど、原子還元処理をロイドが行うのは、人間が亡くなったときに火葬するのと同じ死者を悼む儀式のようです。ナビエのとき赤い結晶のようなものが残ったのでサプリにもあるかと思ったのですが、それはなかった。もしなかったことこそサプリ復活の証となるとうれしいのですが。第5話でサプリがロイドに愛という感情を伝えたことは、今後ロイドがクライアントの命令ではなく予告にあったように、自分の意志で麻陽を守ることに繋がるんですね。また、この5話の中でロイドが伝言として講義で話した内容については興味深かったですね。ターミネーターのように、未来の世界は人間にとって幸せではないのかもしれない。そしてその仕組みを作った人間が現代にいるとしたら、その人物が正しい方向にその能力を使うように未来から過去に干渉することこそ、沫嶋黎士の望むことなのかもしれないと思いました。人の思いは時空を超える。未来を変えることができる。深いメッセージですね。 黎士よりも知能が高いといわれている七瀬。ラストクィーンが執拗に七瀬に囁きかけるのは、その黎士の考えを阻止するのが狙いなのでは?私の考えでは、クライアントは黎士ではなく、天才ハッカーで 黎士 を尊敬し麻陽を守ること以外考えていない星新造ではないかと思うのですが。 だって麻陽の子孫を守るためなら、まさにターミネーターや仮面ライダー電王じゃないですか。 サプリが葦母を助けたのは、今の世界でロイドの味方となるべき存在として葦母と星が手を組む必要があると未来のクライアントか角城が判断したからなのではないかと思いました。最後に講義中瞬きをしなかったり、シャットダウンで倒れた時の足の形など、キムタクの演技はすごかったですね。アクションシーンが多いのでキムタクをはじめ出演者のみなさんがけがなどをされないで撮影を進められることを祈っています。まだ放送は半分あります。アスラシステムの起動はあと4回と表示されたので、あと何体の敵がいて、最後どうなるのかはわかりませんが、サプリがまた引出から飛び出てくるのをいつかと期待しながら、毎週楽しみに視聴します。久しぶりにわくわくドキドキする展開のドラマを娘と視聴できる楽しみを与えてくださったこのドラマにかかわった皆さん、ありがとうございます。
2013年11月11日
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まず、男子から。 無良崇人さんと織田信成さんの演技も気合が入っていましたが、高橋大輔さんの演技は最初から最後まで本当に素晴らしかったですね。 ジャンプの切れ、高さだけではなく、手の指先から足のつま先までピンと伸びていて、集中が切れることなく成功させるぞという気迫が伝わってきました。 フィギュアスケートという芸術を堪能させてもらいました。ありがとうございました。 スケートアメリカで4位という成績だったあと、がむしゃらに前を向いてひたすらジャンプ練習をしてきたそうですね。スケートアメリカがあって良かったとオリンピックに向けて気持ちを再確認したことが、良い結果に繋がったんですね。 ニコライ・モロゾフコーチがガッツポーズのあと、涙を流していたのを初めてみました。期待に応えた高橋選手は前オリンピックのメダリストとしてソチオリンピックに向けこのテンションを保って明日のフリー、自分のベストを更新してほしいです。 次に女子。 鈴木明子さんの演技も切れがあって良かったですが、浅田真央さんはノクターンの音楽と演技がマッチしていて、ジャンプ以外のスパイラルや繋ぎの演技も見惚れてしまいました。 NHK杯はグランプリシーズンの4戦目。まだ、来月の日本選手権やグランプリファイナルもあります。 オリンピックの選考が難しいと言われるほど層が厚い今シーズン、見る方は素晴らしい演技を堪能できてうれしいですね。
2013年11月08日
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アンドロイドに感情が芽生えるラブストーリーは、今までに小説、映画、ドラマなどでさまざま取り上げられてきましたね。私がとくに印象に残っているのは、ロビン・ウィリアムズさんが主演された映画「アンドリューNDR114」。速水もこみちさんと相武紗季さん主演ドラマ「絶対彼氏」。人間は年を取り死んでいくが、アンドロイドは自ら命を絶てないし、すべての記憶を抱いたまま生き続けなければならない。共に生きるためには?ということを描いたストーリーが多かったように思います。今回のドラマ「安堂ロイド~A.I. knows LOVE?」では、「人工知能を持つアンドロイドが愛を知る?」のがテーマだとしたら、この第4話こそがそのターニングポイントとして重要な回でしたね。麻陽を守るために、戦友であったナビエと戦いたくないという気持ちを押し殺してアスラシステムを起動しなければならなかったロイドの苦悩。さらにたとえ辛い記憶であっても忘れてはいけないと語るロイドにアンドロイドという機械・物ではなく、人間と同じ感情があるということを認識した麻陽は彼の優しさに気づく。機械ならチェーンソーで破壊しても良いと思っていた麻陽がロイドを食事に誘い、名前をつけて呼ぶようになる。そして、「ありがとう。名前、くれて。」と礼をいうロイドに笑顔を向ける麻陽。冒頭「100年先からも君を守る」という黎士の台詞、「沫嶋黎士は帰ってくる」というロイドの台詞を考えると、殺されることがわかっていた黎士は将棋のように先を読んで生き延びる策を講じたと考えるべき?ラストクィーンの存在とパンドラの箱にかかわる七瀬の高知能には不安がよぎり、さらに予告ではサプリが・・・。アニメ「デビルマン」で正体を知る人物として彼が心許せる唯一の存在だったララが思い起こされ、胸騒ぎが。もしサプリに何か使命があったとしても、感情があるサプリはロイドを裏切ることができないのではと思うのですが。ミステリーもSFも大好きな私ですが、このドラマにはどっぷりはまりました。主演・木村拓哉、主題歌・竹内まりやという組み合わせは15年前にはまってみていた「眠れる森」を見ていたときのようなワクワク感があります。あのドラマはキムタク演じる直季をはじめどの登場人物もミステリアスで先が読めない展開、そして主題歌「カムフラージュ」の意味やキムタクの意見が取り入れられたラストシーンなど、とても印象に残る名作でした。今までに数々のドラマや映画の主演、そしてSMAPの活動を通じて成熟したキムタクだからこそ今回の全く異なる人格の二役とアクションを演じることが可能となったのでしょうし、若い役者では演じることが難しいロイドの哀愁を強く感じます。私は黎士ではなくロイド派です。麻陽のためには黎士に帰ってきてほしいけど、ロイドが去るのは嫌。パスワードにもなっていた二人の結婚式の日は、奇しくも私の誕生日。どのような結末であっても、最後まで見て良かったと思えるストーリー展開をお願いいたします。最後に、公式HPのメッセージ欄には第4話放送前から「日本シリーズの優勝決定をテロップで流さないでください」と書き込みがありましたが、実際にテロップが出なかったおかげで4話後半の感動シーンを堪能することができました。野球よりもあえてこちらを選んで視聴している人にとっては結果を知るのはドラマが終わってからで十分です。私は録画をしながらの視聴でしたが、謎が多いこの番組を見返すために録画で見ている方も多いでしょうから、視聴率が低いことが不人気だとは思えません。エヴァンゲリオンや宇宙戦艦ヤマト、SPECが好きな小学生の娘もこのドラマを楽しんでいます。配慮をしてくださった方がもしいらしたのなら、ありがとうございました。日曜夜9時の時間は今後もフィギュアスケートなどの番組とぶつかりそうですが、毎週楽しみにしております。
2013年11月06日
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大食いで元気いっぱいでまっすぐなめ以子さんとまじめで背が高い悠太郎さんを見ていると、昔夢中になって読んだ大正浪漫漫画「はいからさんが通る」の紅緒さんと忍さんを連想します。毎日家族で楽しく視聴していますが、今日悠太郎と亜貴子さんの親が火事で亡くなった話がありましたね。今大正11年だそうで翌年12年はあの関東大震災が発生します。「はいからさんが通る」でも震災が描かれていますが、このドラマの日常や登場人物がどうなるのか今からどきどきしています。「あまちゃん」が東日本大震災をジオラマなどで表現したように、配慮がなされるとは思いますが。そして奇しくも今日は、中越地震から9年なんですね。あの日私が抱えてダイニングテーブルの下に避難した、2歳だった次女は小学6年生となりました。私のおでこの高さに背が伸び、足の大きさはもう抜かれました。中越、中越沖地震で被災した我が家ですが、今年外壁を塗り替え外見はきれいです。でも中は今もクロスにひびが入ったところがあちこちにあります。主人は小学生の頃新潟地震を経験しているので、3度被災しています。長女を出産し入院中に、母方の親戚が住んでいる淡路島が阪神淡路大震災で被災し、島にあった母方のお墓も壊れました。私は東日本大震災の時東京にいたので、帰宅困難を経験しました。そんな大きな地震にあうことはそうないだろうとは思っても、実際ありますし、日本は地震だけではなく今年の台風被害のように自然の風水害も多々発生します。今も伊豆大島の方々がライフラインを絶たれたり、島を離れて避難されています。まだ行方不明の方がいらっしゃるそうですね。中越地震のとき、ハイパーレスキュー隊が4日間乗用車の中に閉じ込められていた2歳児を助けだす場面を中継で見たことを思い出します。早く無事みなさんが保護されることを祈っています。とっさのときは命が一番大切ですが、最低限の備えをしておくといざというときに役に立つかもしれません。我が家ではアウトドア用のガスコンロで煮炊きできましたし、飲料用の水やトイレが断水しても使用できる簡易トイレを買っておいたことが安心につながりました。備えて安心 防災グッズ特集へ 《追記》先ほど楽天ブログからメールがきて、今日20万アクセスを達成したそうです。 途中何度か家庭の事情で中断したりしましたが、細々と続けてこられたのも、訪問して下さった方々と家族のおかげです。 皆様有難うございました。
2013年10月23日
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北三陸にみんなが来るのはなぜか?「そこにアキがいるから」震災当日ユイは「アキちゃんが来てよ」と言った。あの言葉はユイからのS.O.S. みんなの安否を確認するためにちょっと帰省するのではなく、アキは仕事先にきちんと挨拶をして、北三陸のみんなと一緒に暮らすために地元に帰った。「ここが一番いいところだと教えるために帰ってきた」というアキがそばにいるようになってから、ユイはみるみる元気になっていった。そして、GMTがアキに会いに北三陸に来たことで、ユイのアイドルスイッチが入り、本来の腹黒くて自己中の、「めんどうくさいユイ」が復活した。夏ばっぱをはじめ北三陸の人たちは務めて明るく元気に振る舞っていたけど、「アキちゃんがいなくてつまらなかった」生活を送っていた。アキが帰ってきたことで、それぞれが自分のできることを考え、自主的に行動するようになった。引き寄せの効果は、海女のミサンガ、がれきの撤去、ウニの繁殖、海女カフェの再建、潮騒のメモリーズZの結成、市長当選、北鉄の再開へとつながった。種市が高所恐怖症のために仕事を辞めたとき、地元に帰らなかったのはアキのそばにいたかったから。慣れない板前修業を続けてこられたのもアキがいたから。そのアキが地元に帰ったことで里心がついたのか、大将に無断で帰郷してしまった。水口がハートフルを辞めたのはアキを選んだから。アキの背中を押すためにGMTとの歌番組を企画し、アキを地元に返した水口だけど、鈴鹿ひろ美のマネージャーとして働くことに生きがいを見いだせず春子に辞表を提出した。勉さんと琥珀を掘る北三陸での生活が性に合っていたのかもしれないが、水口が北三陸へ行ったのはアキとユイ二人揃っての潮騒のメモリーズ再結成が夢だから。アキが地元に帰らなければ、水口が勉さんのところに戻ることはなかったかもしれない。しかも、面倒くさいと鈴鹿ひろ美にはメールをしただけだったとは。鈴鹿ひろ美がチャリティーリサイタルを北三陸でと考えたのもアキがいるから。しかもずいぶん早く春子や太巻に無断で東京を離れたのは、春子の歌唱指導が怖かったから逃げたのでは、水口を責められない。勉さんに「円満退社じゃなかったのか?」と言われていた水口を見ながら嬉しそうにしていた種市、そして太巻にスルーされた影の薄いヒロシ、この3人のスリーショットが見られて今日はとてもうれしかったです。「プロでもない、素人でもない、アマチュアのなせる業。まさにアマカフェだ」アキをはじめこのドラマの登場人物は欠点もいっぱいあるけど、太巻がいっていたようにアマチュアだからこそ醸し出す温かみをこのドラマではいっぱい見せていただきました。アキが太陽のように真ん中にいて、その光を受けてみんなが輝きだす。ユイ、ヒロシ、種市、水口、海女クラブ、北鉄、観光協会、ひろ美、GMT、そして夏ばっぱと春子も。それをいつも優しく見守り続けている甲斐マスター、梅頭大将そして勉さん。そのアキが最初に変わったのは、ファン感謝祭で能年さんが一番印象に残っているシーンといっていた、夏ばっぱに海に付き落とされた時から。メモリアルブックに書いてありましたが、このドラマのテーマは「誰かが誰かの背中を押す」ということだそうです。アキは祖母である夏ばっぱによって変わり、アキが周りのみんなを変えていく。水口やひろ美がアキの背中を押し、アキが春子やユイの背中を押す。震災後、久慈にある「高校生海女クラブ」から海女のみなさんに「いつから潜るのですか?」というメールがたくさん届いた。それを読んだ海女のみなさんが「こんなときだけど、私たちは潜らなければいけない」と思ったそうです。この高校生たちが海女さんたちの背中を押したエピソードこそが、このドラマの原点。そして夏ばっぱ役の宮本さんがアキ役が能年さんで良かったとおっしゃっていましたが、能年さんをはじめどの役者さんもこの人でなければというほどキャラクターと一体となって、登場人物を生き生きと命を吹き込んでくれました。たとえ1話の中にしか登場しない人物までもまた観たいと思わせる脚本、演出は細部にいたるまでスタッフみなさんの愛を感じますし、だからこそ役者さんも全身全霊で期待に応えてくださり、その熱意がこれほどまで多くのファンを魅了したのではないでしょうか。家内には甘々の太巻がプロデュースする披露宴。ひろ美の移ろいやすい歌声を一番気にしているであろう春子がついに「地元に帰る」のは明らか。春子が頑なに東京に残っているのは、自分は北三陸に愛されていないと思っているからだと思います。母親が海女クラブや町の人々に囲まれている姿を見ると孤独感と疎外感を強めるからいたたまれない。そして良い思い出がない。鈴鹿ひろ美が自分のコンプレックスを解消するためにあえて歌うことを決断したように、春子にとっての「海死ね、ウニ死ね」を最後に克服するためには、この帰郷は絶好のチャンス。太巻は自分たち夫婦のためだけではなく、一番迷惑をかけた春子の背中を押すためにこの披露宴を企画したと私は思っています。あれほど地元を嫌って上京を望んでいたユイがアキとともに地元で活動することを太巻に宣言したように、北鉄で家出をした春子が地元の良さを感じなければ、このドラマは完結しません。ヒロインはアキですが、このドラマは春子の物語でもある。今日太巻と会ったあと、アキ・弥生さん・安部ちゃんの歌を聞きながら自然な笑顔をしていたユイのように、キョンキョンのとびっきりの笑顔を同世代の私は楽しみにしています。そしてひろ美役の薬師丸ひろ子さんの本物の歌声も聞きたいです。【送料無料】NHKウィークリーステラ増刊 あまちゃんメモリアルブック 2013年 10/30号 [雑誌]価格:1,050円(税込、送料込)
2013年09月23日
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潮騒のメモリーズ、「北鉄のユイちゃん」が帰ってきました。あれこそが、腹黒くて自己中で、アキをぐいぐい引っ張って突き進むユイですよね。GMTを取り囲むリアスに集うメンバーになぜ勉さんと水口がいないんだろうか?と思っていました。琥珀掘っているときは携帯通じない?それとも誰も水口に連絡することすらびっくりして忘れていた?昨日勉さんは「地元に帰ろう」を聞いていたし、水口は元マネージャーなのに。でも、すべては彼らに重要な役割を果たしてもらうためだったようですね。アキ、夏さん、水口、勉さん、そして兄であるヒロシだけがリアスでユイを取り巻く。ユイにとって気を使わない心許せる彼らが、毒を吐くユイを見ながら目配せをし、あうんの呼吸でユイから「やりたい」という本心を吐き出させた。アキ「じゃあ、やろうよ。やりたいの?やりたくないの?」ユイ「やりたいよ。」水口「やりなよ」夏さん「やればいいのに」ヒロシ「やれよ!」ユイ「やるよ!」勉さん「やったー!」このチームワークの良さ。良く考えてみれば、このドラマで1番めんどうくさいのは「春子」。その春子をよく知っている、夏さん、アキ、水口だからこそユイのことも理解できるのか?そして、ユイに命令口調で言えるのはやはり兄であるヒロシだけ。ユイもその一言をずっと待っていたのかもしれない。そういえば海女カフェでのアマーソニック出演を断ったユイにやれよと言ったのもヒロシでしたね。昨日池田が撮影するムービーの前で、「最後は俺が説得します」といったヒロシは有言実行しました!兄の威厳を保ちながら、妹への愛情を感じましたよ。おそらくリアスでユイと過ごす時間が一番長いかもしれない勉さんは、ユイをずっと見守ってきた人。間髪入れず喜びを表現してくれた勉さんの気持ちはユイもすごくうれしかったと思います。その勉さんがGMTに会えなかったことを悔しがるからこそ、ユイの毒舌に拍車がかかったのだと思いいます。実力不足が否めないGMTがちやほやされているのも気に入らなかったでしょうが、親友のアキがそのGMTの中心に入って一緒に笑顔でいることはユイにとって耐えられなかったのではないでしょうか。疎外感と敵対心をユイに植え付けたGMT恐るべし。北三陸市にとってこの上とない宝の復活を促したことは、復興のために最大のチャリティーを短時間で行ってくれました。それもアキが東京へ行きつむいできた絆があったからこそ。アキにとって東京で努力してきたことは、今八方塞がり状態だった自分とユイを助けてくれることとなりました。すでに再結成に向けて綿密に計画をノートにしたためていたユイ。水口とヒロシにポンポンと指示を出すやる気満々なユイの復活は、「めんどくさいユイちゃん、おかえり」と、アキが視聴者の声を代表していってくれたようでした。本当にユイがアキと上京していたら、しおりとは意見が衝突したりして、今のメンバーが結束してデビューすることはなかったかもしれない。そのことはしおりたちにとって運が良かったのかもしれないが、ユイにとって不運だったとは私は思いません。様々な経験をしたから今のユイが形成されたのだから、以前のような弱さを克服したパワーアップした新しいユイの活躍にワクワクします。今最終回までに気になることは、一つはユイの彼氏について。昨日までは現実にいるとしたらいっそんが第一候補かと思っていました。でもGMTへの熱狂ぶりや種市への嫉妬などを見ていると、あのユイの彼氏ならそんな言動はしないのではないかと思いました。やはりユイがアキに気を使って架空の似顔絵を見せたのか、それとも本当にいるのなら北三陸には住んでいないネットで知り合った人とかで、クドカンだったりして。もう一つは、第1話でなぜ安部ちゃんが春子のメルアドを知っていたのか。この謎解きが最終回までにあるのかな?春子が北三陸に一時的にしろ来るのかどうか?正宗も一緒に?鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)が公の場で歌う場面を見られるのか?絶対無理音感のひろ美だけど、毎朝特製ジュースを飲み続け、喉にいいといっていたぐらいだから、長年影武者についての不審と音痴を気にしていたのかもしれない。だから春子の「音痴様々」でこっちも火が付いた?春子、ユイと同じく、みんなが認めるめんどうくさい鈴鹿ひろ美。アキがユイそしてひろ美と友達として付き合えるのは、きっと二人の中に春子を感じるのかもしれないと思いました。太巻もめんどうくさいのが好きなのかも?今日家内と繰り返す太巻は結構かわいかったですね。最後に、アキ、ユイ、種市、水口、ヒロシたちの恋の行方はいかに。カウントダウンがもう始まりさびしい気持ちがありますが、最後までおバカみでぇな話を楽しませていただきます。今日は本当に面白かったです。ありがとうございました。
2013年09月17日
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「なすて」ではなく、「今でしょ」のタイミングなのだと思います。マサと春ちゃんが再婚するってのがリアルだと水口から聞いた大吉が「おらも新しい恋を探すべ。」と宣言した瞬間、リアスに入ってきた安部ちゃん。春子が正式に正宗と再婚するからこそ、大吉も春子以外に目を向ける心のゆとりができた。水口からの勧誘に「できません」と漁師の魂である海女のミサンガを投げつけ、「悔しいとか嫉妬とか、そういう感情が湧くのって元気な証拠なんだよね」とアキに語ったユイの目の前に、GHQもとい「GMT」が突然来襲した。アキが地元に帰り、ユイが地元の良さを認め今の自分が嫌いではなくなり、潮騒のメモリーズをマネジメントするために水口が戻ったときに、テレビでも見ないようにしていた本物のアイドル・GMTが現れた。潜水士試験の前に、アキはよくリアスで切れて暴言を吐いていたシーンがありましたね。東京では萎縮していたのかそんなシーンはありませんでしたが。今日のアキの切れ方は、ユイへの気遣いそして復興への意気込みが伝わり不快ではありませんでした。ユイがお座敷列車前にアキに怒って言った言葉をアキが思い出す演出は良かったです。あのときと感情の起伏が逆転している二人。ユイの苛立ち、そしてそれだけ気合が入っていたユイがあきらめざるを得なくなった無念さを今アキはやっと理解できたんですね。あとはユイの気持ち次第。本来ならGMTの中心で脚光を浴びていたのはセンター候補だった自分だったはずと、ユイのアイドルスイッチが入るのか?「今のおらとユイちゃんが本気出したら、あんなもんじゃねえよ。」とお座敷列車の時を懐かしむメンバーにアキがいっていたように、「私たちが本気を出したら、あんなGMTなんかに負けない!」とユイにいってほしいな。友情もあり、またライバルでもある。アキとユイの関係だけではなく、潮騒のメモリーズとGMTの関係もそうなってほしいと願っています。しおりのサングラスはマッカーサーを模しているのだと思いますが、しおりとユイの役者さん同士は「霧島、部活辞めるってよ」で共演されているので、明日のからみがとっても楽しみです。眼鏡の喜屋武ちゃんもかわいかった。アキが河島にちっちゃいほうといったのは、自分が訛ってるほうといわれたお返しだと思いますが、みんなを北三陸に連れてきてくれて感謝です。一方、水口はスリーJを辞めたわけではなく、春子が北三陸支社長に任命してくれたから出世?とはびっくり。春子もユイの今後を心配しているんだと思います。大事な一人娘とユイを水口に託すほど、口とは裏腹に水口を頼りにしているんだと感じました。ひろ美のマネジメントは社長の春子自らやっているのかな?ひろ美が無頼鮨で大将に愚痴をこぼしていそう。大将は一人で仕事をするために長居をせずに帰ったのかな?以前のように勉さんのところで琥珀を掘りながら、アキとユイをマネジメントするつもりの水口。木のネームプレートを手作りして水口用の道具をずっと取っておいてくれた勉さんの優しさは、感動を顔には出ない水口も相当うれしかったでしょうね。そんな水口の反応をうかがいながら微笑む勉さん、かっけえ。水口は東京で背広を着ているときよりも北三陸で琥珀を磨いているときのほうがおだやかで口調も柔らかい。美鈴さんをけん制していましたが、逃げ切れるかな?今度こそ、ユイという原石を大事に磨いてください。頼みます。
2013年09月16日
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梅頭大将がライダースーツで10時間もかけて北三陸に来たことで、種市が実は大将に無断で地元に帰ってきたことが判明しましたね。そして、水口が辞表を出したのは「仕事が面白くない。自分の原点はお座敷列車。」で、正宗も水口の無類のアイドル好きをうすうす感じていたという。今日の放送を最初見たときは、正直ちょっとがっかりしました。種市は、高所恐怖症を理由に仕事を辞めたけど、アキが立ち寄る無頼鮨に就職し、卵焼きを習得し、将来は地元で南部ダイバー鮨を開きたいと板前修業を始めた矢先。今まで常にそばにいたアキが地元に帰ったことで里心もついたでしょうし、元カノのユイも心配だし、北三陸の様子も気になったのはわかりますが、世話になった大将に無断はいけないだろうと。また、水口は春子に履歴書を渡してスリーJに入社したいといったとき、筋を通すといいながら、太巻ではなくユイに電話をかけた。「僕は諦めてないよ。絶対いつかデビューさせる。アキちゃんと2人でまた潮騒のメモリー歌ってもらうから。お座敷列車で。満員電車とかで」あのセリフはユイとの約束を守るためだと思っていました。でも、ハートフルを辞め、そしてスリーJも辞めて無職の水口が北三陸に戻ったとして、どうやってユイをデビューさせられるのか?今日の水口のセリフを聞いていたら、ユイのためではなく、自分の夢であるお座敷列車をもう一度の気持ちのほうが強いのかもと感じました。でもよく考えてみたらこのドラマのタイトルは「あまちゃん」。今まで散々描かれてきたように、アキだけではなく春子もユイも北三陸のカルテットもみんなあまちゃん。そして、種市も水口もあまちゃんとして描いているんだと思うようになりました。アキだって総選挙の結果が悪かった年末、寿司のウニを食べた途端高速バスに飛び乗った。同じように種市も衝動的にバスに乗ったのかもしれない。最初は短期間で東京へ戻ってまた修行を続けるつもりだったけど、思っていたよりも海の状態が悪くさらに南部ダイバー魂を呼び起こされこちらにもっといたい気持ちが強くなったのかもしれない。無言でウニ丼を7つも食べた大将は、彼の背中を押してくれた。「何も言うな、種。言わなくても分かってる。こんなうまいもの食える奴は東京なんか来なくていい。こっちで頑張れ。」と。そして「種市の事をよろしくお願いします。」と師匠としていっそんに頭を下げた。無頼鮨の大将はいつもあいまいな笑顔で鈴鹿ひろ美に「頼り無い」と思われているようですが、彼はあまちゃんではなく、かっけえ大人だと思いました。一方、水口は業界人とはいえ、今までにも社会人らしからぬ失態をおかしている。現場で携帯を鳴らしたり、生放送の本番前にアキを動揺させたり、ラーメンの屋台のそばで種市にアキと別れてくれといったり。もしかして今日辞表の中身がなかったように、ハートフルを辞めたときもきちんと提出していないのかも?昨日アキが池田にいっていましたね。「でも、あんまり地元のため、東北のためって言われるど、違うっていうか。おら、ただ潜りでぇだけです。潜りでぇがら、おらの好きだった海を取り戻しでぇ。おらの好きな人たちが集う海女カフェを復活させでぇ。おらの好きなかわいい電車を走らせでぇ。それだけです」種市が今南部ダイバーをするのは自分がやりたいから。水口が北三陸に戻ってきたのはお座敷列車を走らせたいから。自分の心が本当に望むことをやるには周りに迷惑をかけることもあるかもしれませんが、最終的には自分以外の人の笑顔にもつながるのではないかと思います。 「向いていない。でも続けなさい。続けることも才能」といった鈴鹿ひろ美。「好きじゃない事や向いてない事を避けて生きていけるほど今の世の中甘くないと思うよ。人生は長い。道に迷ってもいい。遠回りしてもいい。混んでたら脇道に入ればいい。どこかで誰かを拾うかもしれない。着いた場所が目的地だよ」と今日いった正宗。その意見に賛同できないといった春子のように、このドラマでは自分の本心が望むことを実現させる登場人物が多く登場しますが、現実の人生では彼らのようにできる人ばかりではない。だからこそ、大将やひろ美や正宗のように、自分の仕事を一生懸命続けているかっけえ大人も同時に登場させているんだと思いました。昨日アキがいっていたようにユイもがんばっています。スナックだけではなく、ウニ丼を作ったり、ミサンガを編んだり、すっかり海女クラブの一員としてみんなと笑顔で会話しているんですね。しかもまめぶ2個入りを食べるようになったんだと感動しました。 アキを撮影しながらユイたちの会話を聞いていたヒロシ。明るくなってきたユイに安堵しながらも、アキの隣にいない妹を気遣っている兄の表情が良かったですね。 ユイが心から望むものは心の奥底にしまわれているようです。ユイと一緒に潮騒のメモリーズを復活させたいアキ、二人にお座敷列車で歌ってもらいたい水口、自分のためでもいいじゃないですか、誰かユイの心の扉を無理強いではなく開けてほしい。そして心から笑ってほしいです。予告で聞いた「海女カフェ作ればひろ美が来る?GHQが来た?」続々北三陸に終結ですね。とても困難な復興ですが、絆の力で不可能を可能とし、全国のお茶の間に笑顔をもたらしてください。最後に、春子が天野の印鑑を探していたのは、離婚するとき黒川の印鑑を使用して書き直したことが伏線だったんですね。同じ日に結婚届を自分の分だけ記入してサプライズしようとするぐらい、二人の相性はぴったり。甲斐マスターの前で正宗が春子に告白したときから、春子の心の中にはずっと正宗がいることをアキは感じているから一緒に来なくていいといったんですね。二人がその気になったのは、やはり太巻とひろ美の結婚報告がきっかけでしょうから、証人はマスターとひろ美に頼むのかな?大吉と安部ちゃんもそのうちよりを戻す展開もあり?
2013年09月14日
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「ユイはこっちがユイの笑顔を見たくなるけど、天野はこっちが先に笑っちまう。」と二人を形容するうまい表現を種市が見つけられないでいると、「月と太陽でねぇの?」と勉さんが教えてくれましたね。「月と太陽」と聞いて私が一番最初に思い浮かんだのは、漫画「ガラスの仮面」の中で主人公のマヤとライバルの亜弓がダブル主演をした劇「二人の王女」。復讐に燃え誰にも心を開かず、自分の手を汚してまで女王の地位を手に入れても、心が満たされず孤独なオリゲルド。一方、慕っていたオリゲルドに裏切られながらも、人を信じる心と誰をもとりこにする笑顔を失わないアルディス。圧倒的な存在感で観客を魅了するオリゲルドだけではこの舞台は成功しない。慈悲の笑みを浮かべるアルディスがオリゲルドを抱きしめたとき、オリゲルドは初めて涙する。そして、アルディスだけは殺さずに追放する。鈴鹿ひろ美が光で春子が影だったように、二人が揃って初めて映画「潮騒のメモリー」はヒットしたんだと思います。ユイは地元に残り、アキだけが上京。アイドルとしてデビューし、映画の主演と主題歌を歌ったアキは短期間だったけど一世を風靡した。アキだけが脚光を浴びたように見えるけど、ユイの存在がなければアキが嫌いな東京へ戻ることはなかったし、下積みを続けることもなかったはず。また、今日のユイは今までで一番かっこよかった。ヒロシに「気い使えよ」と言ったときは栗原ちゃんか?と思ったし、「こんな田舎で遠慮してたらあっという間にこうなっちゃうよ?」と海女クラブの面々を指さして堂々と言える。さらに大吉に焼酎を盛ったり(1滴)、「私の事、甘く見ないでよ。すぐ入るからね、スイッチ」とアキと種市の仲を進展させるために画策するユイはさまざまな経験を経て精神的に大人になったように感じました。ユイがちょっとキレ気味な発言をするのは久しぶりで、喜怒哀楽を表すようになったのも、アキが地元に帰ってきてそばにいるようになったからではないかと思いました。そして、アキが池田に語ったセリフは本当にユイのことを思っている気持ちが感じられました。「ユイちゃんが頑張ってねぇみたいに見えるのは違うんです。でも、ユイちゃんは闘ってるんです。ハードな体験をして、それを乗り越えようとしてるんです。だから今は無理強いしたくねえんです。」アキはユイのそばにいて、太陽のように照らしながら、ユイが自ら輝きを放つのをじっと待っているんですね。ユイもアキの気遣いを感じているからこそ、自分が今できる範囲でアキと種市の間を取り持ったりしているのかも。お互いライバルとして競い合いながら切磋琢磨するだけではなく、お互いの存在を尊敬しあい惹かれている。そんな二人の関係は自分たちだけではなく、周りの人をも照らし続けていることにアキとユイが気づかなくても、ヒロシや種市、勉さん、水口、みんなわかっている。たとえ復興のためでもユイをこれ以上傷つけたくないと感じているからこそ、今日池田と話しているときの菅原は浮かない顔だったし、アキの言葉にヒロシも感じ入っていたように思いました。いっそんの「アーマーゾーン」は仮面ライダーアマゾンを見ていたアラフィフの私には主題歌が頭に浮かぶぐらいうれしかったですし、大将のライダースーツもいかしてました。そして明日は予告されていたあの人の登場ですね。
2013年09月13日
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やはり、種市は相当ユイを気にしていますね。ユイには「ただいま」といったのに、アキには「オス」。ユイは名前で呼ぶのに、アキは「天野」。「アキちゃんが気になったから帰ってて来たんでしょ?」と聞くユイに、「天野だけでなく、ユイも」と答える。さらに「ずぶん、ユイの元彼だがら」とヒロシをお兄さんと呼んじゃうほどの無神経さも気にならないアキは、「うばっ」と涙ぐんじゃうぐらい、大好きな人に囲まれている今の状況がうれしいんですね。学校よりも真面目に講義をしていたいっそん。きっと生徒たちよりも海女クラブのおばさまたちがとても怖かったのかも。鉄拳さんのパラパラ漫画にあわせていっそんが語るウニの繁殖、大変よく分かりました。あの短い放送のために、鉄拳さんがすごい量を手書きすることをこのあいだスタジオパークで見ました。毎回お疲れ様です。ありがとうございます。「ここで本気出さねばどうする。いつまでたっても被災地だぞ」と夏さんにぱっぱをかけられ、南部タイバー魂を呼び起こされたいっそん。「あそこまで言われて、男が動がねぇなんて、嘘でしょ」このとき、アキのように「いっそん、かっけえ」と多くの方が思ったのでは。「初かっけえ頂きました。よし、カップかぶれば、魚の仲間だ」そして、アキと種市と一緒に南部ダイバーを歌いだす。「よいしょ!」ここ数日いっそんの出番は右肩上がり、さらに今日のかっけえ話をみていたら、ユイの彼氏だというあの似顔絵はいっそんだとしか思えなくなってきました。だって、ダサくて、優しくて、半漁人(ハゼとジミ・ヘンドリックスを足して、2で割った感じ)なんでしょう?南部ダイバーカップを被っているときは魚の仲間なんだし、ギターを弾けるかはわからないけど、南部ダイバーをよく歌うし。そしてユイは父親のことは大好きだから(あれほど病気の父親置いて東京へ行けないといっていたし)、父親と同じようにイケメンではなく(平泉さん勘弁してけろ)、だいぶ年上で、さらに高校の教師だし。ユイがアキに気を遣ったり、見栄をはったりすることなく、親友に彼氏ができたと報告したけど、知り合いだし皆に内緒だから紹介できないというのなら納得できるんですが。それとも、架空の人物か、クドカンさん設定であとで登場も捨てがたいけど。どちらにしても、私はユイとアキどちらにもはっきりしない種市よりはいっそんを推すかな?「イケメン枠から外れたの?」とユイにいわれきれていたヒロシだけど、生き生きとアキのビデオをHPにアップしていましたね。種市は南部ダイバーとして復活。アキは海女クラブが作ったウニ丼を車内で売ったり、お客さんとレイルウォークをしたり、写真撮影をしたり。みんなが自分の得意分野を生かして活躍している姿はいいですね。「アキちゃん」と呼びかけながらカメラで写真を撮るヒビキを遮る吉田が面白かった。ヒビキもおっかけするだけではなくて、何かいいアイディアとかないのかな?「今の自分は嫌いじゃない。満足してる。」というユイだけど、ユイの気持ちを変える方法が思いつかないアキは水口に頼むのかな?たしかに一番大事なのはユイのやる気。ユイのハートに火をつけるのは誰?
2013年09月12日
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光と影、オセロの白と黒、のような関係だった鈴鹿ひろ美と春子。しかも、ひろ美&太巻のカップルと春子と正宗のカップルのつきあいが始まったのが同じ日だったと判明。ひろ美は大物女優という華やかな世界に生きながら私生活では太巻との事実婚を隠して生きてきた。かたや春子は過去を封印して、正宗と結婚し、アキを生み育て、離婚後スナックのママとなり、芸能事務所社長となった。春子は夏と和解する前は別の人生があったかも?とか自分の過去を悔いていたようにも思えました。その思いを親のせいと考えたこともあったかもしれません。でも、太巻とひろ美から謝罪を受け、二人が結婚する話を今日聞いたことで、自分が歩んできた道をやっと肯定できるようになったんですね。紆余曲折した人生だけど、それぞれの経験があったからこそ今の自分がある。そして今幸せだからこそ、春子はその原因を作ってくれたひろ美と太巻に感謝と祝福の気持ちを口にできるようになったと感じました。ただ「音痴様々です」といっちゃうところが春子ですね。太巻の腕をぎゅーとつねりながら、怒ったり笑ったりするひろ美はほぼ同年齢の私から見てもきれいでかわいかった。薬師丸ひろ子さんが音痴ではなく透き通った声で歌が上手なことを知っているだけに、この役柄を通じて俳優さんとして更に好きになりました。「ホント、長い間、御苦労さまでした」と太巻にいいながら泣いていた正宗は水口がいっていたように、自分の苦労を回想して泣けてきたのかもしれませんね。二人に触発されて、春子と正宗の再婚=震災婚もありでしょうか?予告でこのセリフを聞いたとき、安部ちゃんが北三陸に帰るときにはなむけに言うのかと勝手に思っていました。3年間で100万食売った商売上手の安部ちゃん、都会で洗練されたのかとてもおしゃれな装いで、スタイルも抜群でしたね。まめぶ大使としての大役を果たした自信かもしれませんがオーラがあったように感じました。彼女も大吉との再婚、ありでしょうか?もう20歳になるのに、また落武者と影武者を間違えるアキを安部ちゃんがたしなめてくれましたね。アキにとってもなあなあではなく、安部ちゃんのようにきちんと間違いを教えてくれる人の存在はありがたいことだと思います。そんなおバカぶりを発揮するアキですが、「おらが、もう一回海女カフェつくる。安部ちゃんにまめぶ作ってもらう。花巻さんと2人でお代わり自由のまめぶバーやってもらう。こき使ってやる!」発言は良かったですね。予算もないのにといわれかねませんが、夏ばっぱの話のように生きがいは必要だと私は思うんです。久しぶりに故郷に帰ってきてすごく変わったことに心を痛めているであろう安部ちゃんに、安部ちゃんが活躍する場所はここにあるから安心してと聞こえるアキのセリフは、安部ちゃんだけではなく家も職場も無くした花巻さんにも希望を与えてくれたんではないかと思います。そんなアキだから、安部ちゃんも「頼もしいこと」といってくれたのかな?そのために必要なのはやはり集客と費用。アキ一人ではなくユイの協力が不可欠。故郷が気になり板前修業にも今一つ身が入らない種市は、大将が背中を押してくれたのかお盆前に帰ってきましたね。そしてアキより先にユイと会った。開口一番「おう」とかではなく、「ユイ、ただいま」といった種市。そういわれちゃうと「お帰り」と即答しちゃうユイ。種市はずるいと思いますね。だって茶髪ヤンキー姿のユイのときは一度も帰郷せず、落ち着いて昔と同じ風貌のユイと再会するなんて。有働さんはもしかしてこの二人?と心配していましたが、私は違うこと考えました。ユイがアキに説明した彼氏の似顔絵は架空の彼氏かあるいは○○といろいろ妄想しましたが、仮に種市が今のユイを見て心動かされたとしても、今度はユイが私彼氏いるからというのでは?だって自分が大変な時は何もしてくれなかったし、そんなときずっと自分を支えてくれた優しい人がいたとしたらその人を選ぶのでは。ここ数日いっそんがあちこちで出ていますが、ユイがいないときばかり。もしあの似顔絵の彼氏が本当にいるとしたらいっそんの可能性が高いかもと今日思った。クドカンさんはイケメン(ヒロシ、水口、前髪クネ男)に容赦ないから、もしユイがいっそんを選ぶとしたら、種市にとって相当ショックだろうなと。それも自業自得だけど。ただ種市が帰ってきた最大の目的は海底調査だろうから、南部ダイバーとして復活したらユイとアキが二人とも「かっけえ」と思う展開もあり?予告で春子が言っていた「アンタも北へ行くのね」はまだですね。もう東京に残っているのはあの人しかいませんね。アキはひろ美の結婚にはじぇが5つだったのに、水口だと2つ。アキにとってはそれほどショックではないようで。でも水口がいないとスリーJは大変だろうし、こうなったらみんな北三陸へ行っちゃいましょう!やっぱり今日のように、北三陸と東京両方の登場人物が描かれる回は本当にウキウキしますし、楽しいです。春子の過去もアキの東京アイドル物語も、北三陸の復興を描くためになくてはならない要素だったと思わせてください。
2013年09月11日
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大吉と一緒にトンネルを歩き、ユイの記憶を辿るアキ。4か月前の光景はこんなものではなかったはずとユイの心の傷の深さを思いやる。ユイから思いを聞き出すのではなく、自分から歩み寄って理解しようと行動を起こしたアキからはユイを大切に思う気持ちが伝わってきました。それでもこの土地に生まれ育ち、ここで被災したユイの気持ちをアキが理解することは難しい。だからこそ、夏ばっぱにどうしてまた海に潜るのか?怖くないのか?を聞いたのだと思います。夏さんはアキにわかるように誠実に答えてくれましたね。ちょろちょろ画面に映っていたかつえも元気そうに動き回ってました。夏さんにとって潜ることは生活の糧を得るだけではなく生きがいなんですね。その楽しみを奪ってしまうことは家族にもできない。健康診断の結果が悪かったとき、忠兵衛さんも船に乗るか悩んだときがありましたね。でも船に乗ることを決断したとき、少し落胆した夏さんだけど、忠兵衛さんの気持ちがわかるから意見を尊重して送り出しました。お互いの気持ちがわかりあえる夫婦なんですね。だから夏さんは天野家で忠兵衛さんが無事帰ってくるのをじっと待っているんですね。夏さんの話を聞いて、ジブリ映画「崖の上のポニョ」を思い出しました。宗助と母親が住む家は崖の上にあり、船乗りである父が乗る船を照らす灯台の役割を果たしながら、そこを守り父の帰りを待っているんです。この映画は津波シーンがあるということで、2011年夏テレビ放映が自粛されたのですが、翌年夏ノーカットで「金曜ロードショー」で放映されました。もしかすると同じように公開が自粛された「潮騒のメモリー」も、翌年以降全国の人々に見てもらえるようになるかもしれませんね。アキが発案した「海女のミサンガ」は「浜のミサンガ」として本当に発売されています。本物は未使用の網を使っているので匂いはないと思いますが、北三陸ベストカップルといっそんが一緒にミサンガを編んでいた場面、夏さんが語る長内元夫婦のお話を聞きながらいっそんのリアクションに笑う二人の笑顔が心に残りました。また、新バージョンの第一号ミサンガをアキのファン第一号のヒロシに弥生さんが結んだのはさすが。でも、弥生さんやかつ枝さんが編んだのではなく、アキが編んだミサンガだと喜んでいた種市くんに比べ、ヒロシが選ばれた理由が一番幸が薄そうだとはどこまでも不憫。板前修業をしている最中では海底調査を手伝うわけにはいかないと、いっそんに伝えてくれという会話を聞いていた大将。水口がアキの背中を押したように、大将も種市を送り出すのでしょうか?やらなければいけない、ではなく、やりたいと思うこと、自分の生きがいを夏さんのように若いユイ、種市、ヒロシ、水口にも見つけて実行してほしいですね。アキは最初からずっと有言実行で猪突猛進していますが。そう思うのも私自身まだまだ未熟で、自分のやりがいを見つけていないから感じるのかもしれません。青が売り切れだったので、私はピンクを選びました。↓漁網と麻紐で被災地の女性たちが手編みしました。 三陸に仕事を!プ...価格:1,100円(税込、送料別)
2013年09月10日
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「何っておめえ、おらの事守ってくれた北鉄さ、お礼言わねば。一日も早ぐ元のように走れますように」トンネルで停車し、津波の被害を逃れた奇跡の車両が帰ってきたとき、手を合わせて拝んでいた鈴木のばっぱの姿を見て、思わず涙がこぼれました。北鉄に乗ったり、海に潜ってウニを獲ったり、海女カフェでお客さんを持てなしたり。震災前までは当たり前の日常であったことが、今はできなくなってしまった。普段何気なくしていること、それがどんなに大切でありがたいことか、わかるときがあるんですよね。うちも中越地震、中越沖地震と続けて2度被災しました。幸い家族には何事もなく、家屋もひびは入りましたが、住むには支障はありませんでした。でもライフラインが止まって初めて電気、ガス、水道が使えない不便さを知りました地震だけではなく、台風、最近の豪雨などの水害、竜巻など、さまざまな理由で被災された方々が日本中に大勢いらっしゃることと思います。でも被災された状況もその後の生活もみなさん違いますし、考え方もそれぞれだと思います。今日の放送は、同じ土地の被災者でも考え方はそれぞれ違うということが描かれていましたね。以前よりも志高く、市民の声を反映して「たとえ一人でも利用者がいる間は走らねばなんねぇ。」というようになった大吉。とても海女カフェ再建を言い出せる状況ではないので、ミサンガ作りを提案するアキ。国からの援助は期待できないと冷静に判断する夏ばっぱ。県会議員を辞職し、来年の市長選に立候補して、財政の立て直しをしたいと宣言した足立父。「今度は少しでも皆さんに恩返しできたらと思います」というよしえさんの言葉は、市に貢献したいと望む夫を全面的にサポートしていく覚悟が感じられました。でも、その隣に立っていたヒロシは会議では落書きをしているだけで、建設的な発言はしなかった。そのタイミングというか行動力のなさがアキにとっては頼りなく、忘れられてしまう要因かもしれませんね。そして、両親の言葉を隣で聞きながら、表情を変えないユイ。「でも、ミス北鉄とか、潮騒のメモリーズとか。歌ったり踊ったり潜ったり。それは私にとって、今できる事じゃないし、やるべき事でもないからさ」アキに自分はもう表舞台に立つのはいいと言っていましたが、表情に喜怒哀楽が見られません。以前切れる言動が多かったユイだからこそ、その落差は心の傷の深さを表しているんでしょうね。アキが帰ってきているのに宝の持ち腐れだといっていましたが、ユイも同じ。スナックで週3日働くことがユイにとって今すべきことなのか?以前海女カフェのステージでアキが家出に失敗したユイに「今のユイちゃんは職場放棄だべ」といったことがありましたが、ユイはアキや北三陸のみんな、そしてヒビキたちにとって本物のアイドル。自分が何か望んだり行動すると良くないことが起こってうまくいかない。だからユイは自分が何かに参加することに臆病になっているように感じます。そんなユイの心を誰がどのように動かしてくれるのか?ユイには誰のためでもなく自分が自分らしく生きるために、自分のできること、やりたいことを探して欲しいと願っています。
2013年09月09日
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「紹介しないよ、ダサいから。こんな感じ」「ハゼとジミ・ヘンドリックスを足して、2で割った感じ?」「でも、優しいんだぁ。見た目ダサいけど、私の事すごく大事に思ってくれてるの。ハゼ・ヘンドリックスだけど。フフフ」写真ではなく、似顔絵、そしてアキには紹介しない。ここからまず考えたのは、A.実際に彼氏はいない。前提: 種市と付き合っているとアキは白状した。理由: 1.自分のことは気にせずに、二人には交際を続けてほしいから。 2.アキちゃんと同等かそれ以上でなければイヤと以前いっていたから、彼氏はいないけど、アキには見栄もあっているとうそをついた。B.彼氏はいるが、アキには紹介できない。理由: 1.アキが知っている人だから。 2.年齢がすごく離れているから。(ユイの両親もすごく離れている) ここで思い浮かぶのは、北三陸だとまずは磯野先生。ずっとアキではなくユイ推しで、スナックにも通い続けていたし、海女になるために高校のプールで練習をしていたから接触は多かったはず。次に観光協会の菅原。でも彼は袖が浜の駅にアキを迎えに来たし、天野家にも一緒にいた。ヒロシが連絡をとらなくても彼氏ならユイにアキの帰郷をもっと早く知らせられたのでは?観光協会のアップさトップしたムービーには海開きのときユイは北鉄でじゃんけん大会をすると予告していましたが、彼はアキといっしょに浜にいましたね。これがもしわざとユイと一緒にいないようにしているのだとすれば、菅原説もありえるかも?勉さんはアキがいない北三陸で一番ユイが心を開いている人だと感じますが、彼氏としては相当高齢かも?絶対ありえなくはありませんが・・・。ユイのファン第1号(手紙を渡していた地元の学生を除く)かもしれないヒビキ。イベントがあるごとに東京から通いつめ、本気獲りのときはユイのウニ4個を4万円で落札した。震災後ヒビキは東京でも見かけなかったけれど、ユイと連絡を取り合っていたのなら偉い。ただし、彼は海開きにはアキの写真を撮りまくっていた。ユイのいる北鉄にいかなかったのはこれも菅原説と同じくわざとなのか?東京でアキとGMTのコンサートの応援にも力を注いでいたから、彼はツンデレだけどユイそしてアキ二人それぞれに同じぐらいアイドルとしての魅力を感じているのではないかと推察。彼氏とはなーんか違うとも感じる。未だ登場していない人物、たとえば脚本家のクドカンさん自身があとで出演する可能性もありますが。C.私の1推しの予想は「水口」ただし、付き合っている彼氏ではなく、ユイにとって気になる人物なのではないかと。理由:Aの1,2に加えてBの1,2、そして自分も彼氏いるよとアキに似顔絵を見せるとしたら、彼のことが浮かんだという設定。まだユイと本格的につきあっていない頃、種市がアキに「バリ付き合っている」といったことがありました。ユイも本当は付き合っていないんだけど、彼はいつも自分のことを気にかけてくれているし、優しいし、ちょっとださいけどなんちゃって。似顔絵で気になったのは、「ギター」。このドラマの登場人物で、ギターといえば思い浮かぶのは水口しかいない。絶対音感で、GMTの合宿所の部屋にはギターが置いてあった。ジミ・ヘンドリックスにはひげがあるんですよね。東京編、とくに最近の「ミズタク祭り」をさんざん見てきた視聴者は彼がアキにタレントとマネージャー以上の感情を持ちながら、それを表に出さずにアキのため無償の愛を注いでアキを地元に返したことを知っています。でもアキは無論のこと、ユイがそんな水口の気持ちを知るはずはない。一方、水口は今までユイにどう接してきたか?アイドルとして東京へ行きたいと思っているユイに助言をし、家出の手伝いをしさらにユイを庇って海女カフェでみんなに謝った。アキ一人で上京したときもユイが来れないことをアキにあたるほどショックを受けていた。アキがハートフルを辞めたあと、自分も仁義をきるとユイに電話をかけた。「僕は諦めてないよ!」 「絶対いつかデビューさせる。」 「アキちゃんと2人で、 また潮騒のメモリー歌ってもらうから。」 「お座敷列車で。満員電車とかで」この言葉はよほどユイの心に響いたのではないかと思います。だってユイはこのときまで茶髪だったのに、この電話のあと黒髪のユイに復活しましたもの。そして、アキのコンサートを見に行くとき、すぐ帰ると言いながらスーツケースを持っていたユイ。水口が太巻にユイに会ってほしいとお願いしていたことから、ユイは水口には連絡をしていたのかも。ユイが自分の夢を託す人物として信頼していたのは水口ですし、今でも自分に優しいことを知っている。ユイが水口のことをスカウトマン以上に思っても不思議はないのかも。ただ水口自身は昔とは違い、今の段階ではユイよりもアキのほうに思い入れがあるようですが。ずっと前から気になっていたのは、水口が北三陸駅のベンチに置いてきた、勉さんからの選別だった琥珀。私はあれはユイをあらわしていたんだと思います。だって虫入りの貴重な琥珀を最初に見つけたのは水口だから。当時は勉さんがいっていたことがわからなかったとアキに語っていましたが、今アキという原石を磨き、勉さんからもでかしたと褒められた水口。アキに関しては、自身もハートフルを辞め、見つけてこわそうの仕事を見つけ、映画のオーディションでもナイスフォローをし、最後の歌番組も成功させた。でも残してきた原石=ユイを自分の名前の通り琢磨する仕事がまだ残っているのではないでしょうか?138話の予告で気になったのは、「アンタも北へ行くのね」と言った春子のセリフ。彼女がアンタ呼ばわりするのは水口?種市くんだったら君とかアンタとはいわないような。自分にはアキのようなみんなを笑顔にする力がないと以前のオーラが影をひそめてしまったユイにもう一度自信を取り戻させるのは、アキではなく、水口なのかもしれない。そしてもう一度二人が潮騒のメモリーズを再結成することは、水口の夢なのかもしれない。あの似顔絵は誰?に対して、いつか答えてくれるのかわかりませんが、ユイに彼氏がいてもいなくても、水口には是非北三陸に来てほしいですね。ユイの似顔絵一つでこんなに妄想する楽しみを味わいました。クドカンさんありがとう。私はこのドラマ大好きです。自分の予想を超える展開にも期待しています。
2013年09月08日
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「海女カフェ、復活させっぺ。」「おらが作った海女カフェが流された。直すとしたら、おらしかいねぇべ。」自然の怖さには目を背けていいところだけを利用する人間の傲慢さをアキに説いた夏ばっぱでしたが、アキの言葉を聞いてにやっと笑ったように思いました。ユイは逆回転はできないし無理といいましたが、アキの信条は太巻にいったように「やってみなければわからない」ですからね。春子がいうように振り回される周りも大変でしょう。でもたしかに海女カフェを提案したのも、水口に路上ライブを提案したのもアキ。そしてアイディアを出すだけではなく、自分も全力でかかわってきた。そんなアキの姿に自分もと周りが協力してきたから、今の北三陸そして東京の人々は変われたのだと思います。ユイが以前のようなヤンキー姿に戻ることなく、ヒロシとも連絡取れているようだし、普通?にアキと会話できる精神状態だったことはほっとしました。でも、相当無理をして自分に言い聞かせているように感じました。「何で帰ってきたの?落ち着いてるよ、私はずっと。心配しなくても。週3でスナック出てるし、彼氏できたし」「東京行っても、私アイドルになれなかった気がする。アキちゃんみたいにみんなに好かれて、みんなを笑顔にする才能私にはないもん。これでよかったんだよ。」「北三陸が一番いいぞって教えてやるために帰ってきた」というアキに、「大好きなアキちゃんがそう言うなら信じようかな。東京なんか、行かない。」宣言をし、「アキちゃん、帰ってきてくれて、ありがとう」と笑ったユイ。忠兵衛さんが夏さんにいうようなセリフをユイにアキがいうのは、私はちょっと違うかなと思いました。春子、ヒロシ、種市のようにたとえうまくいかなかったとしても自分なりに納得してその後どうするかを自分で判断できたのならいいけど、何しろユイは一度も挑戦すら実現できていない。ただユイが北三陸がいいぞと思うことがまずは必要だったとも思えます。私ごとですが、二人目に長年恵まれなかったとき焦っていた時はだめでしたが、もうそういう運命なのかもと自分で思えるようになったときに願いがかないました。アキが東京から地元に帰り、自分の経験からユイにこの話をして、ユイが信じようかと思ったことがユイにとって大切だったのではないかと思いました。今日海開きに参加していなかったユイは、予告ではもう自分は表舞台に立つ気はないように話していましたが、ユイの認識とは反対にユイのアイドル性を高く買っている人がいます。アキ、ヒビキ、そして水口。今日ヒビキが東京よりもウキウキとアキの写真を撮っていた場面には笑えました。アキのファン1号がヒロシならユイのファン1号はヒビキではないでしょうか?ユイに電話であきらめていないと宣言していた水口にも期待しています。最後に今日一番の驚きは、ユイが彼氏できたといったこと。でも、種市先輩と付き合っているアキに心置きなく遠距離恋愛をしてほしいとうそをついたのかもしれませんし、本当に彼氏がいてもアキが知っている人なので内緒だとか?(イッソン、菅原、勉さんはさすがにない?両親のように歳が離れているかも?)それとも顔の感じからして脚本家クドカンが俳優として最後に登場するのか?さらに予告にちりばめられた多くの謎。ひろ美がいっていた話とは?そして春子がいっていた「アンタも北へ行くのね」とは誰?終わりが近づいてもまだまだ楽しませてくれるんですね。「北三陸を今度こそ何とかすっぺ」略して『KRKDNSP』のお揃いのシャツを着こむカルテットたち。ヒロシも入って昔よりもしたたかさを増した男たちも良かったよー!
2013年09月07日
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安部ちゃんからアキが帰ってくることを知ったみんなは、アキの誕生日のときのようにサプライズを企画。北三陸駅にも観光協会にも知っている顔がいない心細さを感じているアキを一番先に出迎えてくれたのはキツネでした。キツネに暦の上ではディセンバーを披露するアキの無邪気さがかわいかった。大吉がゴーストバスターズを歌ったように、アキも自分を鼓舞するために「サバイバー」と歌ったのでしょうか?みんなの声に気づき、吉田が種明かしをして窓を開けると、みんなが駅に集まって大声でアキを呼んでいる。ここでオープニング曲がかかるところは、今日がアキにとって2度目の始まりなんだという気がしました。春子と一緒に3年前初めて来た第1話と今日の第136話は、きつね、夏さんが自宅にいない、ウニが飛んでくる、そして「はーい、出ました」とかっけえ夏さんがわかめを纏って登場、アキがウニを「うめえ」と食べる、などいくつも類似性をもたせて演出していましたね。「いつでも夢を」が流れたときもウキウキしました。でも大きく違うところは、アキとみんなの絆。ドアが開くのを待ちきれず真っ先に抱きついた弥生さん、「いがった。また会えていがった。」といいながらアキに抱きついたかつ枝さんの言葉が心に残りました。家も流され親戚のところに身を寄せながら仮設住宅に入居申請している長内元夫婦。あの日、具合が悪い夏さんを見舞っていたことでお二人は助かったのかもしれませんね。「アキちゃんがいねえがら、毎日がつまんねがった」という美寿々さん、海女クラブのように抱きつくことを躊躇し手を握る勉さん、「有名になっても何も変わんないね」といいながら本当に大事そうにアキの手を包み込んで握手するヒロシ、菅原がアキの頭を触ったところも愛情がこもってました。「みんなも、ちっとも変わんねぇ!ホントに、ご無事でよかったです」アキが視聴者の気持ちを代弁してくれましたね。以前にも増してパワフルで前向きなみなさんを見て、アキだけではなく、こちらも本当にほっとしました。天野家は昭和3年の津波がきたときよりも高台に建てられた家だから無事だったみたいですね。みんなとまめぶの鍋を囲んで食べるところも良かった。かけつけたイッソンもボランティアしているんですね。家が流され職場も失った花巻さん、大変だったんですね。でも娘さんたちが元気で何よりです。今回の一番のサプライズは夏さんだったんですね。自分が今どれほど良くなったか、昔と変わらない姿を見せることによってアキを安心させたい、そんな夏さんの気持ちがわかるからみんなも協力したのではないかと思います。気になると言えばやはり今日いなかったユイ。落ちていた海女カフェの模型をジオラマに置きなおすアキの後ろに「北の海女」としてりりしく立つ茶髪のユイのポスターが映っていましたね。でもアキに会いにこなかった。携帯の電源がもしかするとずっと入っていなくて誰も連絡を取れない状況なのか、ヒロシも会っていないのか?ユイが東京へ行けなかったのは全部で6回だと以前私は数えましたが、自分の意志でアイドルになろうと東京へ行こうとして行けなかったのは4回だったのかもしれません。水口と車で行こうとしたとき、アキと高速バスで行こうとしたとき、アキと北鉄で行こうとしたとき、そして今回アキのコンサートを見るために北鉄で行こうとしたとき。(修学旅行、夏ばっぱの付き添いでの上京のときは東京に住むつもりはなかったから)誰もユイに直接聞くことはできないのでしょうが、きっとコンサートを見たあと太巻と会って東京に残るつもりだったのなら、やはりユイは4回阻まれたのかもしれません。なぜそう思うのかといえば、昨日、今日の放送で、「4回目」という言葉が何度も出てきます。昨日アイドルで春子がこれ何回目だ?とアキに聞き、アキは「今日で4回目」と答えていました。そして今日は、アキが食べたまめぶの数は4個、夏さんがだめにした携帯は4個目。自分が上京しようとすると大変なことが起こるというジンクスのような状況にユイが恐怖を感じていることはきっとアキもわかっているのでしょう。今ユイはどうしているのか?茶髪にまたしてしまったのか、自宅に戻っていないのか、それとも母親がいる自宅で自室にこもっているのか?来週は海開き。アキは海女として潜るでしょうが、昨年海女として活躍したユイですが、アキがいっていたように恐怖心を持たずにアキと一緒に潜ることができるしょうか?アキがユイの心を温め、ユイが一日も早く笑顔を見せてくれるようになるのを北三陸のみんなも望んでいるのかもしれませんね。そしてユイが本当に癒されたとき、5度目の上京を考えることができるのか?2011年夏の始まりは、地元に帰ったアキの笑顔が北三陸をまぶしく照らしてくれそうな気配です。
2013年09月06日
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アキの精神的な成長ぶりに今日はびっくりしました。春子が視聴者を代弁してきついお小言をいっていましたが、アキ自身今度が4回目ということをきちんと自覚している。海女⇒南部ダイバー⇒アイドル⇒で今日。そして、アキが今気になっているのは、「夏ばっぱ、ユイちゃん、北鉄、海女カフェ、リアス、琥珀」個人的な人名だけではなく、人々が集う場所も気になるからこそ、一時帰宅ではなくそこに落ち着いてみんなと一緒に自分もできることをしたいと考えたんでしょうね。春子に手を引かれ北鉄を降りて北三陸に残ったとき、同じく春子がアキの手を引っ張ってハートフルを辞めた時、今までのアキは○○になりたいといったときは意見を変えないが、迷った時手を引いて運命を決めてきたのは春子だったと思います。地元へ帰る決意をアキにさせたのは、水口が密かに手配した歌番組出演がきっかけでしょうが、今日のアキは今までになく自分の進む道について迷いが全くなかった。一番の驚きは春子には来なくていいから、よりを戻したパパと東京に残るよういったこと。今までアキは両親のことに関しては、どっちでもいいといっていた。でも今日は両親には一緒にいてほしい自分の気持ち、そしてたぶん春子の本心は正宗と東京で過ごすことを望んでいると見込んで、自分から親離れを宣言した。以前夏ばっぱが倒れたときは春子がおばあちゃんのことはママに任せて、アキは自分でできることをしろと言った。でも今日は、逆にアキが春子の背中を押した。これには春子・正宗どちらの親も娘が自分たちを気遣ってくれるほど成長した言葉に涙ぐんでしまいますよね。「真面目すぎんだよなぁ。ママがそばにいてハッパかけてやんねぇと、まだすぐ駄目になりそうで心配だがら。社長、鈴鹿さんの事よろしぐ頼みます。こぎ使ってもいいがら元の大女優さ戻してけろ」事務所の先輩後輩というよりも、友達として春子にお願いしているんですね。付き人の頃から、そして親子役を共演しているときも一貫してアキの態度は変わらない。そんなアキが本当にかわいくて、大切な様子がひろ美との別れでも感じられました。私はひろ美のほうがアキに「さっさと行け」と映画のセリフのように後押しするのだと思っていましたが、自分も一緒に行こうかなというひろ美に「おら、日本一の「天野アキ」になります」と宣言したアキの姿は、大女優鈴鹿ひろ美に「もう少し続けようかな?」といわしめた。宇宙服を着てちょっとよろよろしながら手を振りながらまばゆいスタジオに消えていくひろ美。銀幕のスター「鈴鹿ひろ美」はテレビ画面の中の世界に戻っていきました。一時帰宅ではなく地元に帰るために、今までお世話になった人々にきちんと挨拶する。太巻との笑顔の握手も良かった。大将、GMTのメンバー&あゆみは赤ちゃんを連れていましたね。忘れてはならないのは安部ちゃん。彼女はまめぶ大使として成功するまで東京で踏ん張るつもりなのでしょうね。アイドルで「お世話になりました」と頭を下げたアキに後ろを振り向かず「お疲れ」とそっけなくいった水口でしたが、GMTのメンバーとアキの別れを見つめる笑顔は吹っ切れていたようですね。これからは春子さん同様ひろ美にお仕事をしてもらうために東京に残るのかな?でもいつかアキとユイが潮騒のメモリーズを再結成したときは、きっと北三陸にくるのではないかと期待しています。。最後に種市くんとの別れ。45分かけて汗を流しながら無言で卵焼きを焼いていた種市くん。高速バス乗り場に卵焼きを届けに、「アキー」と大声で呼びかけ「俺も一人前になったら帰っから。遠距離恋愛、頑張っぺ」といいましたね。種市くんもアキ同様悩んだことと思います。アキは今東京でアイドルを続けることよりも地元に帰ってみんなと復興することを選びましたが、彼はまず板前技術を身に着けることを選んだ。そしていつか地元に帰ったとき南部ダイバーの仕事のほうが必要とされていたら、彼はまたそのときに自分で選択するのではと思います。家族構成、家族のおかれている状況、仕事、さまざまな理由でそれぞれが自分の進む道を模索し、選択するのは何も震災だけではなく自然災害や介護だって同じだと思います。選択の余地もない状況のときはやむをえませんが、もし選べる状況なら頭で考えるのではなく心が欲することを選択できたらこんなに幸せなことはないですね。たとえどの道を選んだとしても、すべては将来へつながっていくと私は考えていますが。。まだ若いアキ、種市が考え抜いて出した結論の行く末を見守りたいと思います。アキにとって、ウニは北三陸と夏ばっぱを思い出させる。そして卵焼きは東京そして種市先輩を。そういう食べ物を味わうことで人や思い出を連想する演出は何度見ても心に響きますね。それだけ人との深い絆があるということでしょうから。アキが向かう先には、アキのことが大好きだけど「お構いねぐ」と心配はかけたくない夏ばっぱ、「アキちゃんが来てよ」とアキに助けを求めるほど打ちひしがれているユイ、「いつでも待っている」と告ったヒロシ、そして北三陸の人々がいます。あれほどくせのある東京の人々も大きく変えたアキが、今度は再び北三陸の人々の心を「いろりちゃん」として温めてくれるのではないかと思います。故郷編(起)、東京編(承)、震災(転)そして明日からの復興編?(結)に期待しています。
2013年09月05日
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今日は水口に泣かされました。アキが岩手へ帰りたがっていることは、春子、正宗、種市、マスターも気づいている。春子から聞かされ「なぜ気づいてあげられなかったんだ。」と自分を責める水口。東京へ引き止めるためなら、1回キスしたと「自慢している?」種市との恋愛を解禁することもやむを得ないと思った水口だが、「毎晩みんなの笑顔を思い浮かべ、ユイの笑顔を思い出せない」ほど帰りたい思いを強めているアキに自分ができることは何か?優秀な現場マネージャー水口は、太巻に頭を下げ、GMTとのコラボ歌番組出演で「地元に帰ろう」を歌う企画をアキに提示した。3月12日開催予定だった初ライブコンサートは中止じゃない延期だと言った太巻は、「お前に対する売名行為だ」といいながら一肌脱いでくれました。でも、歌うアキを見ながら感極まった水口に「泣くなら外で泣け」といったことから、最初から水口の本心を見抜いていたから協力してくれたのではないかと感じました。以前は水口を片腕として見込んでいたであろう太巻の度量の広さそしてプロデューサーとしての洞察力の鋭さに敬服しました。「GMTはこの劇場じゃ終わらないから。最後の一人までGMTだから。俺は絶対見捨てないから。」アキとGMT、自分が丹精込めて磨いてきた原石たちの歌う姿は、武道館コンサートのような感慨深さが水口にはあったと思います。でも私にはうれしい涙だけではなく、アキが地元へ帰ることを決断するのを見越して、常に寄り添ってきたタレントとマネージャーとしての関係の終わりを覚悟した涙もあったのではないかと思いました。「何かしてあげる」と自分勝手な愛情を押し付けるのは自分がかわいいだけ。本当の愛は見返りを求めない無償の愛。両親である春子と正宗、恋人である種市ではなく、水口がアキの背中を押してくれた。今日の水口の行動は、「オーラの泉」での美輪明宏さんの言葉のような無償の愛を感じ、見ているこちらも気づかないうちに涙がこぼれました。アキは本当に水口からもヒロシからも無償の愛情を注がれています。昨日ヒロシを数えることを忘れていたアキですが、オープニングで「あ、ストーブさん。ストーブさん忘れてた。」といいながらストーブの箱を見つめるアキには笑顔が。少し前民放のTOKIOの番組での海女さん特集を見たことを思い出しました。船で沖に出てウェットスーツで潜るのですが、海水は冷たいので船の中にはストーブがあり、暖を取ることが必要という話を聞きました。昨日吉田から「いいこというじゃねか。足立」といわれたヒロシ。彼はもうストーブに逃げ込むへたれではありませんが、人々の心を温めるヒロシの優しさは、アキにとって「ストーブ」という愛称に繋がっているのかもしれないと感じました。こころから先は私が考えた今後の希望的展開です。今日も無気力そうにぬれ煎餅を食べながらアキと一緒に潮騒のメモリーを見ていた鈴鹿ひろ美ですが、水口のお蔭で自分の本心を両親に打ち明けられたアキをさらに後押ししてくれるのは彼女ではないでしょうか?アキの歌を聞きながら一緒に「岩手」と言った春子に正宗は「本当は君も帰りたいんじゃないの?」と聞いていましたね。東北人として働けとひろ美に言った春子自身アキと同じ思いなのでしょう。でも地元では生活の糧を得るのは大変で、ボランティアだって自分の食べ物と燃料持参でなければ行けない状況だったので、気持ちだけでは戻れない。事務所を立ち上げた社長としては、マンションも抵当にはいって借金があるだろうし、今自粛で仕事も減っている。アキだけは行かせてやりたいと思っても予備校との1年契約を破棄するには違約金もかかる。こうなったらアキの「心の友」ひろ美があの無気力感から脱して、アキそして春子たちのためにスリーJプロダクション所属の看板女優として、こっちはいいから「さっさと行け」と映画のようにアキを送りだしてくれるような気がします。そのときこそアキは演技ではなく心の底から春子に「親孝行できなくてごめんなさい」と言えるのかもしれません。一方、現実の袖が浜の海女センターは津波で流されましたが、再建され今大勢のお客さんが訪れています。先日海女さんが語っていましたが、当時は何もない海岸を見るのがつらかったが、あのとき一歩ずつ歩んできたから今があると。また、自分たちも普段ウニを獲って見せているが、ドラマでは海中での潜りを撮影して見せてくれたから、みんなに大変さをわかってもらえて良かったとも話されていました。ヒロシが中心となってアキや花巻さんたちがビフォーアフターした海女カフェは、必ずアキとヒロシが協力して再建するだろうと思っています。あの海女クラブの女傑たちを叱咤激励して働かせられるのはヒロシしかいません。そして傷心のユイに寄り添えるのもアキだけでしょう。いつかアキとユイ二人そろって潮騒のメモリーズを再結成し、あの舞台に立つときは必ずやヒビキが駆けつけてくれるはず。そして大勢の人々を乗せたお座敷列車が再び走るときには、懐かしい登場人物全員の笑顔を見ることができるのではないかと期待し、アキを応援し続けます。
2013年09月04日
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時速20kmで走る北鉄に向かって手を振る人々、走ってついてくる子供たち。東日本大震災の影響で公開中止になっていたJR九州の新幹線コマーシャルのようでしたね。走る北鉄のバックで流れる映画「銀河鉄道999」のテーマソングはお座敷列車の回でも流れていました。あのときはアキと種市先輩との別れがメーテルと哲郎を彷彿させましたが、潮騒のメモリーズと一緒に乗り込んでいる人々がみんな笑顔で、軽快な音楽がとても楽しく感じられたことを憶えています。でも同じ曲なのに、今日はあの城達也さんのナレーションが聞こえてくるようで、歌詞が心に響いてくるような思いがしました。今 万感の思いを込めて 汽笛が鳴る 今 万感の思いを込めて 汽車が行く ひとつの旅は終わり また新しい旅立ちがはじまる さあ行くんだ その顔を上げて新しい風に 心を洗おう古い夢は 置いて行くがいいふたたび始まる ドラマのためにあの人はもう 思い出だけど君を遠くで 見つめてる震災からわずか5日で運転を再開させた北三陸鉄道。「第三セクターの意地」をみせてくれた大吉、吉田、そして観光協会のヒロシ、菅原たち。いつもはリアスでぐだぐだして仕事していない感があった人たちがとても頼もしく見えました。アキに「みんな無事」と知らせてくれた夏さんが、北鉄ががんばっているんだからと自分もとウニ丼を作って乗り込んでくれた心意気に涙する大吉の後ろ姿も良かったです。でも、「延期じゃなくて中止。もう行けない。怖くて行けない。アキちゃんが来てよ」といったユイの気持ちを思うと何て言葉をかけていいのか、アキだけではなく北三陸の人々も心配していることでしょうね。私の考えですが、大吉や夏さんのように前を向いて一歩を踏み出している人もいれば、ユイのように気持ちがそちらに向かない人もいらしたでしょう。被災地と東京との温度差も確かにありました。だからこのドラマでは田舎と都会を2元中継で描き、様々な境遇、思考の登場人物を配役してきたのではないかと思います。その象徴がアキとユイ、東北人であるユイが地元に留まる必要はここにあったのだと思いました。さらに春子には東京で仕事に気が乗らないひろ美に「東北の人間が働けって言ってるんです」といわせる。私もあの頃東京にいましたが、棚に物が並んでいないコンビニは本当でした。パン屋には開店前から行列ができ、開店と同時に売り切れ。スーパーでも一人何本までと書いてあるのにかごにいっぱい買いだめしていく人たちとか。鉄拳さんのパラパラ漫画のように、自粛ムードで花見も行楽も、娯楽に関してもみんな自主的に中止にしていました。北三陸に帰りたいのか「わがんねえ」と種市にいったアキ。でもみんなに会いたい気持ちは強いからこそ、笑顔を思い出せないユイ以外のみんなの笑顔を毎晩寝る前数えているのでしょうね。眼鏡会計ババア、フレディの花巻さん、いっそん3回というちょっとした笑いも提供してくれましたね。アキの揺れる気持ちが母親である春子の膝にちょこんと無言で座らせたんでしょうね。「何か言いたいことあるの?」とアキにいった春子の声はとても優しかった。そんな親子の一幕はとても心が和みました。アキには顔が半分ぐらいしか回想してもらえず、名前をあげてもらえなかったヒロシ。でも、ヒロシ推しの私としては、これはヒロシにとってよい兆しだと思いました。「北鉄が走るっていうだけで勇気づけられる人、いっぱいいると思います」というヒロシに、吉田が初めてストーブではなく、「足立」と呼んだ。観光協会の職員として復興に力を注いでいるヒロシは、今日を境にもうストーブとは地元で誰も呼ばなくなるのではないでしょうか。もともとアキがストーブと呼んだのは足立先生がそういったからでしたし、父親は息子をとっくに認めているでしょう。海女カフェでユイをしかったストーブにアキは初めて「かっけえ」と言いましたが、今度アキがヒロシを「かっけえ」というときは、きっと名前を呼んでくれるのではないかと期待しています。ユイの笑顔を取り戻せるのはアキしかいない。アキの決断を見守ります。
2013年09月03日
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春子がいっていた「場所ではなく人」という言葉が心に沁みる演出でした。「それは突然やってきました」夏さんの家へ続く坂道には昭和3年に津波がここまできたとの石碑が第1回放送のときに立っていましたね。それより上に建っている家だし、杖をつくぐらい足が悪かったとしても一人暮らしだからと具合が悪いのを心配して長内夫妻が見舞ってくれていたことは、幸いしたはずですよね。また、春子が買った携帯から地震警報が鳴り夏さんが目覚めたことは、春子の親孝行が役立ったのかもしれませんね。北三陸鉄道の走っていた車両2台のうち、大吉の機転でトンネル内で緊急停車した車両には大吉、ユイのほかに子供二人を連れた親子、学生、鈴木のばっぱが乗っていました。大吉はみんなを不安がらせないように冷静に話しかけ、笑顔も忘れなかった。軽油で動くディーゼルだから明るいし暖房もついている、トイレもある。でも夕方おなかがすいたという子供に鈴木のばっぱがゆべしを分けてくれました。この鈴木さんはお座敷列車のときに乗り遅れた人。この人を乗せてあげようと配慮されたことで、潮騒のメモリーズが町の人に感謝するためにみんなが乗り込んでの臨時運行が実現したみんなの恩人でもあります。ゆべしは夏さんが東京へお土産として持参した東北地方の銘菓。源平のころは菓子というよりも保存食・携帯食に近いものだったらしいので、年配の方がこれを携帯されいざというときみんなでわけあったという話は宮城出身の脚本家の郷土愛を感じました。また、東京へ行くつもりだったユイにまず「ごめん」と謝った大吉は、なんとかして新幹線にユイを乗せてあげたかったのでしょうね。でも津波警報が発令され、救助もこない。意を決してトンネルを歩くとき、自らの不安を打ち消すかのようにあの「ゴーストバスターズ」を歌う姿は今までになく頼もしく見えました。でもトンネルを抜けた景色を見てだんだん変化していく大吉の表情、そして近づいてきたユイを気遣い「見てはだめだ」といったあとの涙は、大吉の悲痛な思いを込めた演技に魅了されました。ユイはいてもたってもいられなかったのでしょうね。上京を断念せざるを得ない状況にまたもや遭遇し、それでも一縷の望みを捨てられなかったのでしょう。大吉の制止もきかず、自分の目で見た景色に茫然とした表情、そして「ごめん、もう遅い」というセリフ。大吉に謝ったというよりも、もう東京へ行くことはできないとの放心を感じてしまいました。一方東京では、春子は正宗とスリーJの事務所の中。ひろみは無頼鮨にいて、大将がひろ美を連れて外へ避難するように種市に指示を出す。奈落で揺れを体験したアキたち。安部ちゃんはアキにフードを被らせとっさに守ってくれました。しおりもGMTのメンバーを守るように手を広げていました。震源地である宮城出身の小野寺ちゃんのお母さんの消息を調べることに全力をつくす太巻をはじめハートフルのスタッフたち。小野寺ちゃんのお母さんが無事だとブログに書き込んで教えてくれたのは名も知らぬファンでした。そしてあえてまめぶではなくみんなが好む豚汁を作ってくれた安部ちゃん。しおりは安部ちゃんにまめぶの話題をふって場を和ませたかったのかもしれません。だから安部ちゃんと喜屋武ちゃんのおかげでみんなに笑顔が戻ったんですね。落としたミサンガを探し出し、「大丈夫だ!みんな絶対無事だ」と力説するアキ。海女さんたちが作りアキを見送る際に結んでくれたミサンガだから、たとえアキの大事な初コンサートが延期になったとしてももっと大事な願いはきっと叶えてくれるはず。そんなアキたちの思いは私たち視聴者の気持ちとなって、置き忘れたアキの携帯に夏ばっぱからのメールが着信する。人々の温かい絆を描写しながら、震災はあえて観光協会のジオラマ、大吉とユイの表情でみせ、そして春子のナレーションで語らせる手法。私も当日15時の生放送ニュースを東京で見ましたが、そういう映像を流すことなくあの日を描く脚本と演出はみごとだったと思います。制作スタッフみなさんがとても悩み抜いた末に出した結論は多くの人々への配慮と優しさが感じられました。登場人物たちに思いをはせながら、またアキたちが今後どう歩んでいくのかを見守りながら、自分たちは何ができるのかを考え、そして行動に移すことが大切だと改めて思いました。
2013年09月02日
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このドラマは天野家の女性3代、夏&春子&アキが要。彼女たちのナレーションリレーで物語が動いていく。夏さんが春子に謝罪し、春子そして夏がアキを見送ったところで故郷編が終わり、ナレーションが夏からアキに変わった。そしてユイが上京できなくなったところから東京編が始まった。ひろ美と太巻が春子に謝罪し、春子がアキに感謝の言葉を伝えたところで東京編が終わり、ナレーションがアキから春子に変わった。そしてユイが上京する場面から震災そして復興編が始まったと感じました。ひろ美が昨日春子に「あっ!フフフッ、私だー。」といったように、二人は表裏一体。今日春子と正宗にひろ美がスリーJプロダクションに移りたいといったときのように、お互い全く違う人生を歩んできたひろ美と春子だけど、誰よりもわかりあえる親友になれそうな予感がしました。そしてアキとユイも春子とひろ美と同じく、今のところ光と影を交互に司り、唯一無二の親友として描かれている。映画公開の描写はなかったのは残念だけど、あっという間にアキと水口の念願であるGMT5との初ライブ前日の3月11日となった。じぇと書かれたうちわを持っていたヒビキは、アキそして小野寺ちゃんたちGMTというアイドルのために50肩にもかかわらず応援練習。そばで見ていた安部ちゃん。まだ東京でまめぶ大使に精を出していたようで太巻が気に入ってくれたのは何より。水口はアキのことで太巻にお礼を伝えたうえで、ユイに会ってほしいと頼んだ。元々ユイは太巻の意向で水口がスカウトし会わせるつもりだった。プロデューサーとしての太巻を尊敬している水口が筋を通したのだと思いました。アキのライブを見るために、大きな荷物を持って5度目(修学旅行、2度の家出、父親の理由&母親の理由での断念)の上京を果たすべく、大勢の人々に見送られて北鉄に乗ったユイ。(<訂正>夏さんとの東京行きを母親が見つかって断念したので6度目でした。)ユイは水曜日にはバイトだから楽しくっても帰ってくるとみんなに言っていましたが、それは度重なる挫折経験からくる自己防衛で、過度な期待はせずに成り行きにまかせたいとの願望があったのかもしれないと思いました。もしユイが自分から望んでチャンスをつかめるのなら黙って応援しよう、家族も北三陸の人々も声には出さなかったけれども、そんなユイを暖かく送り出してあげたくて集まったように感じました。本当にユイもみんなに愛されています。目を開けて寝ていたことからよほど調子が悪くベッドで熟睡している夏さん。アキの映画公開がうれしくて、電車でCD売ったりした疲れがでたのかもしれませんね。大吉や他の乗客とともに北鉄に乗っているユイ。GMTとリハーサルに精を出すアキ。大将と明日30人前の寿司を握らなきゃとアキの応援にいけないと考えている種市。放送がない明日はさまざまな思いを巡らせながら月曜日の放送を待つ私たち視聴者に対して、希望を与えるためにあの予告があったんだと思います。「そして、2011年の夏が始まりました」という春子のナレーションには海女姿のアキが。北三陸の人々そして東京にいるアキを含めたみんなが3月11日以降をどう過ごしていくのかに目が離せません。今日はオールスター総出演でしたね。愛すべきみなさん全員に来週も会えることを願っています。最後に、太巻のことを夫と呼んだひろ美。世界征服と結婚が夢だとアキに語っていたけど、映画や春子との和解を機に夢がかなって入籍したのかな?でも夫婦仲はとても良いような口調でした。それに触発されたのか、春子もアキに正宗とのことを前向きに話していましたね。離婚しても一緒に住んでいる長内夫婦のように、形ではなく絆を重視したこのドラマの人のつながり。これからも春子のセリフのように「場所ではなく人」が織りなす絆を最後まで深めてほしいです。
2013年08月31日
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どの場面から涙がこぼれたのかわからない。試写会のエンドロールまでずっと流れていたようだ。夏さんに別れも告げず、水口を執拗に攻め続けた春子に対して、アキ同様春子も全然変わらないと印象づけられた今週の話。でもギャグを封印した今日はオープニングからエンディングまで、役者さんたちに魅了されっぱなしでした。脚本家のクドカンさんがキャストの要望として小泉今日子さん、薬師丸ひろ子さん、古田新太さん3人をあげたと読んだおぼえがあります。今日の回を演じてもらうために、故郷編、東京編が作られたのではないかと思ってしまうほど、3人の俳優さんそしてヒロインである能年さんの演技は本当にすばらしかったです。携帯をいじっている太巻に真剣にやってほしいと話す春子は激高することなく、娘の主演映画の主題歌収録をなんとしても良いものとしたい本気さが伝わってきました。手本を見せてほしいと太巻にいわれたとき冗談じゃないといった春子だけど、アキから自分の原点はママの潮騒のメモリーだからといわれると一度だけだといいながら躊躇せずマイクの前に立った。娘のためになるならという母親の愛情が決意させたのかもしれません。さすがキョンキョン、春子の歌声は20年以上前よりも、リアスでのときよりも年齢を重ねた深みが増して、とても力強くきれいな声でした。太巻に呼び出されたひろ美が入ってきてあわてた水口を制し、春子の姿を見せ歌声を聞かせた太巻。何度も時計を見ながらタイミングを計っていたのはこの一瞬のため。墓場まで持っていくつもりだったが、アキと出会ったことで気持ちが変わったとつげる。アキをスカウトし、自分に引き合わせた水口のせいだと太巻はいいましたが、声を張れとのセリフから、内心はこういう状況になる原因を作ってくれた水口にも感謝の気持ちがあるのかもしれません。ひろ美の姿を見て歌うのを辞めた春子の困ったような表情、そしてみんなの話をドア越しに聞いているときの表情はとても辛そうでした。昔は憎いんでいたであろうひろ美だけど、今やアキが大変お世話になり、ひろ美の為人を知った今は彼女を今更傷つけたくはなかったのだと思いました。一方太巻からもアキからも知っていましたよねといわれ、いつから?と水口から聞かれたひろ美は昔なのか今なのかと自問する。GMTの曲を太巻がアレンジしたときに春子は太巻に「本人の了解はとったんですか」と聞いていましたが、勝手に自分の声を変えられてしまったひろ美自身、長年誰にも言えずに苦しかったでしょうね。アキに語ったように「うその世界で生きる」ことに徹してきた彼女は鈴鹿ひろ美という女優を長年演じ続けて、本当の自分は黒い服装で、私生活もベールに包んで心の中にさまざまな思いを秘めてきたように思いました。そんなひろ美が本当の自分を出せたのはアキが一緒のときだったのかもしれません。ひろ美とアキの母娘ぶりを間近で見ていた太巻は春子へ謝罪する気持ちだけではなく、ひろ美の呪縛を解いてあげたくて、今日を演出したように思いました。「あっ!フフフッ、私だ~~!」と笑顔で春子に話しかけたひろ美だけど、「私のせいで表舞台に出られなかったんですよね。ごめんなさい」といったときの表情には自分がしたことではないけれどもという気持ちもこもっていたような複雑な感情に思えました。また「やめて下さい。そんなんじゃないですから」といった春子もひろ美が悪かったわけではないことは十分理解しているんでしょうね。だからこそ一番罪が重い太巻が「俺が、君に声をかけなければ、申し訳ない。春ちゃん」と昔のように愛称で春子を呼んだとき、あの小心者で弱そうな太巻が若春子に謝っているかのようでした。太巻には応えず、アキに主題歌の録音を促した春子とひろ美が並んで座り、「アキのおかげで鈴鹿さんに会えました」「フフフ、いい娘さんね」と語らう姿を見られたことは、本当にアキがみんなを引き合わせたんだと思いました。アキの魅力が水口を北三陸に呼び、ひろ美に「そこがいいのよ」と思わせ、太巻の心に「天野アキで映画を撮れ」と訴えかけた。でも元をたどれば春子が夢破れて正宗と結婚しアキを生み育て、春子の歌声がアキをアイドルに誘い、春子の遺伝子を受け継いだアキをひろ美が気に入ったのだから、今日の出来事は太巻と別れたあの日からずっと繋がっていたのだと思いました。アキは鈴鹿スペシャルジュースのおかげか以前よりも声はきれいだったしうまくなっていましたね。歌声を聞いているうちに映画の試写が流れ、ひろ美との涙の別れからアキの笑顔のアップでエンドロール。涙ぐんでいた水口、ひろ美よりも太巻は涙がぽろぽろ。映画を見ながら積りに積もった心の澱が涙となって流れたのでしょうか。春子がアキを見つめていたのも良かったです。アキは主演女優としてデビューし、自分の名前で主題歌を歌うことができた。ひろ美そして春子二人ができなかったことを成し遂げた。そんな娘を誇らしげに見つめる春子は、アキが本当に自分から親離れをし、そして今度は自分が子離れをする番だと思ったのかもしれませんね。明日は、予告にあった肩を痛そうにしていたヒビキが見られるのかな?アキにとってヒロシがファン第1号のように、ユイにとってはヒビキ。でもきっとヒビキはアキのファンでもあるはずだから、明日が楽しみです。
2013年08月30日
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春子がアキには笑顔で無頼鮨へ行くことを許したのは、アキが自分のことを話す姿をモニターでみてうれしかった気持ちから、無事収録を終えたアキにご褒美として種市に会うことを許したのかと思いました。でも、太巻に笑顔であいさつしたのはスリーJプロダクションの社長としての社交辞令か、吐き出せない怒りはすべて水口に向かってしまいましたね。昨日春子からの電話に留守電で出なかったのもいけなかったのかも。「水口君、ちょっと来て」と連れて行かれる水口を見ながら、くるぞくるぞとわくわくする私。優しい声で眼鏡を外させ、水口の名前を連呼しながらボディブローを繰り出す春子の追い込みは水口にとって心底怖かったのかも。水口も種市を連れだしたときにこれぐらい強気に出ていたら、春子にしめられることもなかったのに。「でもじゃねえんだよ!」に対し、「じっちゃんの名にかけて」なんて金田一くんの名台詞をいってもやぶへび。種市にはおだやかに母親にバレタと話していたのに、「すぶん、キスしちゃいましたけど」なんて聞かされては、「聞いてねぇよ。調子乗ってんじゃねぇぞ、この野郎。種!」ときれてあたりまえ。でもアキとひろ美の会話に聞き耳をたてながら、アキの演技に続いてひろ美のセリフにも涙ぐみおしぼりで顔を拭く水口は本当に勉さん並みに涙脆くなったというか、アキのことがとても大事なんだと伝わってきました。「今日本で天野アキをやらせたら、あんたの右に出る女優はいません。だから、続けなさい。向いてないけど、向いてないけど続けるっていうのも才能よ」このセリフは鈴鹿ひろ美を通して脚本家が能年さんに伝えたかった賛辞なんでしょうね。一方、天野アキはやはり当初からの設定通り、このまま最後まで変わらないのでしょうね。母のように歌がうまいわけではない。ひろ美のように演技がうまいわけでもない。おバカなことをやったり言ったりしてしまうけれども、アキには裏表がなく、きらきらした瞳と笑顔で周りを魅了する。天野アキ自身の魅力を太巻もひろ美も認めてくれている。演技を褒められるよりも自分の個性を認めてもらったようで、アキや水口だけではなく、見ているこちらの心にも響くセリフでした。きっと初めてお刺身を切らせてもらった種市のように、望んだ仕事ではないことでも一生懸命続けていれば実力はあとからついてくるともいいたかったのかもしれませんね。そして、あっという間に主題歌を録音する日となりました。「打ち上げ行きたくねぇー」と言っていた太巻ですが、もう終わったのでしょうか?太巻と春子が同席する場面を是非見たかったのに。「地元へ帰ろう」のときはNG30回を出したアキだから、今度のほうが春子の思い入れが多い分OKはなかなか出ないと予想されます。予告を見ている11歳の娘は「きっとお母さんがお手本に歌うんだよ」といいました。私は潮騒のメモリーズよりも、リアスのカラオケで春子が歌った潮騒のメモリーが一番好きなので、とても楽しみです。
2013年08月29日
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今日は心に響くセリフが多かったですね。すでにひろ美との同居は早1か月。「喉使わねぇし・・・」と今までのキャラになく悪態をつく正宗の言葉からは鈴鹿スペシャルを飲みたくない心情が十分伝わります。でも毎朝の日課のおかげか、三人の発声がハモっていたのはすごい。でもひろ美は絶対無理音感なのに、主題歌を歌うらしいアキに少しでも役に立ったのなら良いのですが。監督と主演女優が仲睦まじくモニターチェックをしているところは、夏さん演じる宮本信子さんと亡くなられた旦那様・伊丹十三監督へのオマージュでしょうか。太巻とひろ美の原点ともいえる潮騒のメモリーをリメイクしたことは、二人にとっても関係を深めるよい機会となったのかもしれませんね。夏さんを演技の参考にしているというひろ美。夏さんが上京して二人で会話できたことは夏さんにとって良かったことだけではなく、ひろ美にとっても有意義な時間だったんですね。それだけ夏さんの為人、生き方は誰からもかっけーと思われるということ。そんな夏さんは若い頃から地元のアイドル的存在。海女クラブだけでなくみんなが慕っている。そんな母を見ていると春子は寂しさが増すんですね。母親を取られたように感じて。だから夏さんの容体が良くなるまではじっとしていてほしかったんだなと思いました。「たまにはさ、絵に描いたような親孝行させてよ」と携帯を一緒に買いに行こうと春子に誘われ、夏さんは「やっぱし、親子だなぁ~何となく分がるんだ」と春子が東京へ帰る決意を固めたことを悟ったんですね。リアスでウニの大きなストラップをつけた携帯をみんなに見せていた夏さんはすごくうれしそうでした。不良娘から何かをもらったのは初めてかもしれませんね。早朝春子が出て行ったとき、夏さんは本当は気づいていたのに知らないふりをしていたのだと思っていました。「春子、春子。ウニ丼作ったど。春子、これ持ってけ。ウニ丼。」と春子を起こしに行く夏さんの姿に、やはり病み上がりで昔とは違ってわからなかったのかと悲しくなりました。そして、襖を開けるときれいに畳まれた布団を見て「何だや、せわしねぇな。誰に似たんだか。」という台詞は、夏さんの寂しい思いが伝わってきて、やるせなかったです。このシーンを見て姑のことを思いました。毎年お盆やお正月に義兄が子供を連れて姑のうちにくるのですが、帰るとき姑が必ず「お握り何個だ?」と聞きます。釜で新潟の米をとぎ、ガスで炊いて、自家製の梅干しとしそを手のひらにまぶして、熱々のご飯にすじこを入れて握ります。「おれが握れる間は作ってやるから遠慮せずに言え」といいながら手の平を真っ赤にしながら作ったおにぎりを持たせます。一人暮らしの姑にとって、家族が会いにきてくれることはうれしいけれども、みんなが一斉に帰ってしまったあとがさびしいといっていました。姑が愛情を込めてお握りを作ったように、夏さんも自分が作ったウニ丼をアキにではなく春子に持たせてやりたかったのだと思いました。心臓の手術から息を吹き返した夏さんですから、こののち描かれる震災できっと無事だと信じています。そうでなければ春子は17歳のときよりも後悔することになってしまいますから。夏さんの予想より早く春子が上京したのは、太巻が原因。この映画はハートフル主催で太巻が監督ですから、アキが元仲間のGMTと一緒に主題歌を歌うのは水口にとってもうれしいことなのだと思います。でもまだ太巻と和解してはいない春子にとっては、「死んでも巻かれない」という決意から譲れない。わからなくはないですが、アキの実力からいって一人は心もとないような気もします。「じゃあ鈴鹿さんに歌ってもらうとか?」と笑いながら言ってしまった水口に対し、「ソレ、本気で言うてんのか、ワレ」と急に大阪弁で返した太巻に笑った。「喪黒福造」のようにわざとのんびりとした話し方から一変したからこそ効いた台詞でしょうね。春子相手だと大阪弁の脅し口調になる太巻はアキがGMTを辞めたときと同じように、春子の性格をわかった上でああいう言い方をしたのかもしれませんね。春子ならきっと来るだろうと。春子が水口を連呼しながら電話をしても留守電だとこぼしていたとき、11歳の娘がいいました。「水口が電話に出ないのは、太巻に留守電にしとけといわれたのかもしれないね」たしかに娘がいうように社長である春子の電話に出ないのは解せない。太巻からの指示である可能性も。そして、アキが彼氏に守られているとぽろっといってしまったユイ。てっきり弥生さんがいうのかと思っていましたが。最近のユイはリアスで働き海女としても活躍しているせいか、海女クラブのメンバーに感化され明るくなったと同時にちょっと口が軽くなったのかも?病院でも夏が橋幸夫に会いに行ったことを春子にいったのはユイでしたし。ユイがアキをうらやましいと思う気持ちはわかります。たしかに春子はアキに対して超過保護ですものね。バカな子ほどかわいいということかな?ユイも時間がかかっても母親といろいろ話せるようになるといいですね。映画の公開日は3月5日。無事公開はできるのでしょうが、放映期間が心配です。東京でも計画停電がありましたし、あのストーリーでは自粛となりそうな予感が。とくかく映画が無事クランクアップして、主題歌の録音を見届けましょう。春子の来襲では、きっと水口がしめられるはず。そしてママが二人の状態も見てみたいなあ。
2013年08月28日
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先週から続くアキと種市のおつきあいは、今日進展しましたね。オープニングでは大将と水口に覗き見させ邪魔させる。そして本番の相手トシヤのちゃらくて前髪クネ男ぶりにこれではアキがかわいそうと視聴者に思わせる勝地涼さんの演技は本当に拍手喝采もの。だからこそのエンディングは「アキ、良かったね」と思っちゃうじゃないですか。アキが自分から種市にファーストキスを届けたことは、「タッチ」の南ちゃんと達ちゃんを彷彿させました。撮影と同様カメラアングルで遮ったのはトシヤのようにそれぞれのファンのため?「2010年秋、現時点で一番好きな男性」というところは、すごく気になりましたが。最後まで種市先輩か、はたまたヒロシあるいは水口のような展開があるのかも気になります。太巻きを包丁で切り分けながらモニターを見つめる種市に対して、水口は見ないようにしていたのか顔をあげませんでしたね。種市に駄目だろう、帰れといっていた水口はアキを気遣って発言したのでしょうが、本番は諸事情でキスしないのを見越してトシヤがテストでおもいっきりする気満々だったのだとすれば、種市が止めて正解だったのかも。仕事に専念するために「帰ってけろ」とアキにいわれ、水口には邪魔者扱いの「帰れ」ときつく言われ、連れてきたひろ美にも帰るように諭されトボトボ歩く種市の姿はちょっと不憫でしたね。優しく「ありがとう」と声をかけたひろ美が種市を連れてきたのは、アキに女優としての心構えを教え、種市にも女優と付き合うことがどういうことかを教えるためだったのかもしれませんね。ひろ美が歯磨きをしたアキに卵焼きを食べるよう勧めたのは、いやなシーンの撮影中も種市のことを想像して乗り切れとの先輩のアドバイスだったのかもしれないと思いました。自分のファーストキスも同じシーンで、いやでいやで堪らなかったがマネージャーの励ましで乗り切ったと経験を語るひろ美。なぜひろ美が太巻に自分から告って付き合ったのかが疑問でしたが、理由がやっとわかりました。しかも若い頃を古田さんが吹き替えなしで自分で演じていたのはもしかしたら今日のためだったのかもとも思います。ちょっと老け顔でぜんぜんイケメンではない太巻ですが、ひろ美に語りかける言葉には優しさがこもっていました。そんな彼だからひろ美は惹かれたんでしょうし、若春子も自分の夢を託していたのかもしれないと感じました。春子が正宗と離婚し北三陸で暮らした後、アキに自分の過去を話すことで正宗との出会いを思い出しマンションで一緒に暮らし始めたように、アキと一緒に映画に出演することでひろ美も今太巻との出会いを語り彼への思いを再確認したのではないでしょうか。そしてもし一緒に住んでいたのだとすれば、今回アキと一緒に正宗のマンションに一時住むことは今後のひろ美と太巻の関係にもいい影響があるのではないかと思わせますね。今日一番だと思ったのは、困ってアキが電話したときのユイが良かったですね。種市と付き合っていることは承知の上で、足立先生のようにアキが自分からいうのを待っていたんですね。仕事だと割り切った上で、終わったらなぐさめてもらいなというところは親友というよりお姉さん的発言でしたね。アキよりだいぶ精神的に成長した感じを受けました。そこも脚本家が強調したいところなのかも。変わらないアキに比べ進化を続けるユイ。ユイの話を聞きながらびっくりして琥珀を落とした勉さん、ちょっとはにかんで笑っていた弥生さん、そしておしゃべり吉田。いったい誰が春子にアキが種市と付き合っていることをばらすのかな?そうでなければ予告のように春子が水口をしばく理由がわからないし。昨日はワンカットも撮れていないと嘆いていた太巻ですが、今日は無事収録でき、撮影快調ではないですか。アキの誕生日11月23日は過ぎてしまったのか?そしてもうじき暦の上ではディセンバーとなるのでしょうか?19歳のアキにサンタはくるのか?昨年描写がなかったから今年もスルーでしょうね。
2013年08月27日
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長年専業主婦で、一人っ子のアキを東京で育ててきた春子。24年ぶりに北三陸に帰郷し、夏休みだけで東京へ戻ろうとしたが、思わずアキの手を引っ張って残ることにした。あのときはアキのためもあったでしょうが、未だぎくしゃくとしていた母親と本心では和解したいと思う自分のためでもあったのかもしれません。そのためには過去の自分と決別するために影武者の秘密を知っている正宗とは離婚を選んだ。アキがユイと東京でアイドルを目指すこととなったとき、春子は北三陸に残ることに決めた。自分の夢に向かって進んでいくアキの巣立ちを見送り、自分は和解した母のそばにいて地元で生きていこうと思ったから。でもアキが自分の過去の因縁により太巻から解雇され、夢をあきらめ帰りたいといってきた。過去の自分と重なり、今度こそ負けないと東京でやり残していたことを思い出し、自分がアキを支えともに夢を追おうと東京へ戻った。正宗のマンションに転がり込み、事務所を立ち上げ、アキを売り込むことに必死だったが、アキが大事なオーディションを受ける朝に母が倒れ、急遽北三陸へ戻った。自分から母親に歩み寄ってこなかったことを後悔した春子は、母が良くなるまではといいながら長い間してこなかった親孝行をしようと甲斐甲斐しく世話を焼く。けれど、今日春子がリアスで吐露していたように、「もうどうすりゃいいのよ」状態に。だいぶ具合が良くなった夏さんは春子にああだこうだと世話を焼かれることに慣れてはいないし、少し煩わしくもあり、いつ帰るんだ?と聞いてくる。リアスは自分がいなくても、ユイが切り盛りしてくれている。アキは自分がいなくても自力でオーディションを勝ち抜いたし、母親役の鈴鹿ひろ美と一日中一緒で、マンションにも自分の居場所はない。よしえは夫の病気で不安を抱き家出をしましたが、春子もアキからは子離れ、夏からは親離れの時期が重なり、自分は何を目標にどんな夢を持って誰と生きていくのかを考える時期にきたということだと思いました。それも母親が重度の介護状態ではないという状況のおかげですが。スポイト1滴の焼酎で酔った大吉が正宗との約束を破らないために、春子への未練を絶つために東京へ帰れといったように、春子も自分の将来を真剣に考え始めるのだと思います。そのためにはまだ直接和解していない太巻と会い、過去を完全に克服することが必要なのでしょうね。正宗とも寄りを戻さないと春子はアイドルでいいましたが、やり残したことが成就したとき春子が選ぶのは本来の自分でいられる正宗のそばなのではないかと私は思うのですが。一方、太巻は監督業でもあるいは実生活でも鈴鹿ひろ美に一切逆らえないのかな?すっかり温厚になってしまった感じがする太巻の「まだ、ワンカットも撮ってないよ!」は笑えましたが、これでは春子にベタ惚れの正宗と全く同じではないですか。ひろ美特製のジュースの色は見るからにまずそうで、アキの「だまされた」は本心だったように思いました。口についたジュースがなんともかわいらしかった。鉄拳さんのパラパラ紙芝居で紹介されたストーリーはありえないのテンコ盛り。ダブル主演の女優二人に翻弄される太巻監督とスタッフたちには同情しますが、あの二人は天然ぶりが似ているのですから必ずや予告で太巻監督が泣いていたような感動の母娘演技をしてくれるはずと期待しています。そのための同居ですものね、正宗がうれしそうだったのも春子はちょっと妬いていたのかもしれませんね。トシヤの登場とキスシーンに対して種市と水口がどう対処するのかも見ものです。 そして、この映画の撮影と春子の話が終わったら、避けて通れない震災が描かれるはずですが、私はそのあとにこそユイの番になるのだと思っています。このドラマにおいてアキ自身は変わらず周りを変えていきます。その対極がユイです。ユイは地元が嫌いで東京にあこがれ、家族仲も良くなく友達もいなかった。でもユイは挫折を味わい、今や家族を大事に思っているし海女になり地元の人々とも仲良くなった。地元アイドルとして再スタートをきったユイですがこのまま終わるはずがありません。春子の過去とアキの現代をシンクロさせたように、アキとユイはこのドラマにおける東京と北三陸のダブルヒロインだと私は思います。そして二人が揃う潮騒のメモリーズこそが人々が待ち望んでいる「アイドル」なのではないでしょうか。
2013年08月26日
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先週予告から1週間、待ちに待った「ミズタクハグ」。「うるさい!何も言うな。」「水口さん、泣いでんのか?」「うるさい。もっと泣くぞ」 アキは泣いている水口の背中に手を置いていましたが、突き飛ばすこともせずに水口が落ち着くまでじっとしていましたね。家族経営のJJJプロダクションだから、アキにとっては恋愛感情ではなく、家族同然の信頼感が水口にはあるように感じました。春子の秘密も共有していますしね。水口がアキの手を引っ張って行こうと歩き始めると、海女のミサンガが切れた。残っているあと2つがどんな願いをかなえてくれるのか、まだまだ楽しみです。無頼鮨で正宗と待ち合わせて祝勝会。アキはまずユイに報告。心底うれしそうなユイの声を聞いてアキもやっと実感が湧いてきたのかも。そして水口と師匠である勉さんの会話が良かったー。「でかしたぞ水口。よくやった!」「一生懸命磨いた甲斐ありました。原石、やっと輝きました」今日のアキとのハグもそうだけど、水口は涙脆いところを師匠から伝授されてしまったかのようですね。このセリフからも水口はアキに対して思っている感情があったとしても、マネージャーとして接しようとあのハグで覚悟したのかなと思いました。一方、2週間で退院し、無事自宅へ戻ってきた夏さん。あんなに大勢が来てくれて本当に夏さんは皆に慕われているんですね。花巻さんからアキからの電話を受け取った春子が、映画に鈴鹿ひろ美とダブル主演するとみんなに報告し、「主題歌『潮騒のメモリー』歌うかもしれない」とつぶやくところが感慨深いですね。大吉がすぐ北鉄のPRと結びつけるところや菅原がアップとトップを言い間違えるところも今日はほほえましい。そして、ヒロシが電話を奪ってアキと話し、アキから「ありがとう」とお礼をいわれる日がくるとは。ヒロシの動画が決め手になったとアキは誰から聞いたのでしょう?ひろ美かな?お礼を言われたことよりも、アキが有名になって遠くに行ってしまうように感じるヒロシが私は好きですね。せっかく「今も好きだから」と改めて告白したのに、「全然聞こえねえ」と言われちゃうのはそうだろうとわかっていましたよ。本当に間の悪さが不憫。でもみんなに携帯を向けて「おめでとう」の合唱を聞かせるヒロシの心遣いは本当に「いい子」ですね。何気にストーブとの会話に聞き耳をたてる種市。水口だけではなく彼もヒロシのことは気にしているんですね。一方、初めて夏さんが自分に「ありがとう」といったことに驚く春子。JJJプロダクションの社長だからこそ春子に台本を送ってきたのでしょうし、アキが今大事な時期なのは春子も十分わかっているはず。それでも「仕事ないから」と自分に付き添ってくれている。以前上野から電話をしてきた春子に「アイドルにも娘にもなってないのに帰ってくんな」といった夏さんですが、今や心から娘として自分を気遣ってくれる春子に感謝する気持ちが自然といわせた言葉なのだと思いました。「おらが居てほしいのは忠兵衛さんだけだ」といっていたのに「居たいだけ居ればいい」と言うようになった母の変化を感じ取ったから、春子も「じゃあ、そうする」と返したのでしょう。もう「ありがとう」の言葉を聞いたから残る目標はなくなったけれども、66歳の年齢で心臓を患い、もう海女として潜ることは難しいかもと気落ちしている母親が心配になったのかもしれませんね。ユイが海に潜るシーンを見たかったですが、ロケの時期の関係かな?見られなくて残念。アキの1個に比べて3個も多い4個をとった気持ちがあのガッツポーズだったんでしょうね。以前の可憐さではなくパワーアップしたユイのキャラは頼もしいですね。やはりオークションでウニ4個を4万円で競り落としたのはヒビキ。たぶんアイドル評論家として儲かっているんでしょうが、そんなヒビキが予告でじぇじぇのうちわを腕がいたくなるほど振っていたのが面白かった。あれはアキの応援ですよね。本当にツンデレですね。さらに今日の笑いのツボは、太巻の「生まれたての鹿足」。公式HPに古田さんの感想がアップされていましたが、アドリブだったんですね。ひろ美は布団の中で顔を手で隠して笑っていましたからね。それに応えて即演技できるアキ(能年さん)もすごい。アドリブの天才。黒い洋服をいつも着ているひろ美がアキに演技指導をするのは、「ガラスの仮面」の月影先生が千の仮面を持つ北島マヤを自分の後継者に育てる話のよう。そして眼鏡をかけて指示を出す太巻はさながら黒沼先生か?アキは鈴鹿さんの養子になったようだといっていましたが、今も付き合っているらしい太巻とひろ美二人が一緒にアキをまるで自分達の子供のように感じて、本気で女優として育ててくれたらこんなうれしいことはないですね。ひろ美も一緒に修行をしていたのは笑えましたが、絶対無理音感がボイストレーニングできるんでしょうか?そして居眠りをするアキに優しく声をかけた助監督はNG40回のときのADさんですか?いつかまた出るとは思っていましたが、喜び合っていた二人がともに出世してまた一緒に仕事ができるなんて幸せですね。そして太巻をはじめスタッフから役名・アキで呼ばれるのもなんかいいですね。ヒロシではないですが、もうみんなのアキになってきた感じ。最後に、来週のお楽しみはやはり映画の主題歌を誰が歌うのか?東京へ戻った感じの春子がスタジオに立っていたのも気になります。それよりも注目は、春子にアキのときのように口元を抑えられて「あんたがついていながら」と叱られていた水口。そしてヒロインの相手役の勝地涼さんはイケメンなのにまたちょっと残念な設定ですか?このドラマでは徹底的にかっこいい男性は描かれないのか?イケメンに容赦ないのがクドカン流なのかも。そこも楽しいのですが。映画は2011年春公開予定ですが、おめでた弁護士は「新春」でしたし、無事この映画が公開できて天野アキが全国の人々から「アキ」と呼ばれる日がくるのを見たいですね。
2013年08月24日
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「アイドル映画はヒロインの鮮烈なデビューによって記憶に残る。そういうインパクトが天野春子には、ない!」と昨日いった太巻。たしかに若春子は歌はうまかったが、鈴鹿ひろ美のように映画のヒロインを演じるようなインパクトが足りなかったのかもしれない。しかし、太巻が「天野アキ」を選ぶ理由となった動画に映し出されたウニ1個を獲ったアキの映像は、見る人の心を打つ鮮烈なインパクトがあった。ヒロシが観光協会のHPにアップしたこの映像はそのインパクトのおかげでユイの動画再生数を超え、ユイが琥珀の採掘場でくやしいと叫んだほど。そして現在アイドルとなったアキの原点でもある。しかも、アキの影武者をしていた安部ちゃんを北三陸を去る前に安心させようと、アキが自分の力で本気でウニを獲ったからこそ生まれた感動シーン。私はリアスで映画潮騒のメモリーのストーリー解説があったころは、ヒロイン・ひろ美の影武者として春子が海女のスタントをしていたのではないかと考えていました。ひろ美が音痴で歌のみの影武者とわかった時点で予想を大きく裏切られましたが。だから河島が水口に小野寺ちゃんが泳げないからスタントの影武者をアキにといったときはありえる話だと思いましたが、そこが今日の展開につながるとまでは想像できませんでした。春子をひろ美の影武者にしてしまったことを長年後悔してきた太巻がこの映像に魅せられ、「天野を吹き替えにしたらまた後悔することになるぞと。」改心するきっかけとすることは延々と続いてきた影武者話に決着をつけるとても綿密に計算された脚本に感心しました。 「普通にやって普通に売れる物を作りなさいよ」と春子に言われたことが相当太巻には堪えていたのかも。 吹き替えとか小細工なしで、真実に勝る感動はないということに。 そして、奈落で待つアキと小野寺ちゃんが握手を交わしアキが階段を上っていくところは、東京編でずっと奈落の底にいたアキが自力で這い上がった瞬間を見事に演出。2度にわたる若春子の幻影・幻聴に翻弄され、そして今日ひろ美とアキがオーディションで語らうのを見ていたときの太巻の涙目、そしてアキとひろ美の握手を見守る太巻のすっきりした笑顔は、太巻自身の救済を見せられたようでした。春子との和解はまだですがそのうち見られるのかな?一方、アキと種市を正宗と水口はもっとしかるかと思いきや、意外と穏やかで拍子抜け。水口が「何やってんだよ!」と大将に怒ったところが一番感情がこもっていたかも。八つ当たりでしたけどね。「何で電話にでないのかな?アキちゃーん。」より「何故君は電話に出ない。」と言ってほしかった。種市に「バカか」は笑ったけど。正宗さんの「あのガキ」もパパらしかった。昨日の卵焼きの話がここに繋がっていたのですが、やはりアキは色気より食い気が勝ってますね。種市は正宗の話に泣いていましたが、またまたアキにパパはかっけえと言われた正宗は自分が元同級生と一緒だったところをアキに見られてしまっているので強く叱れないかも。水口が冷静だったのは未遂だったからかも?ここは厳しくして一層煽るよりも無頼鮨で会うこととメールぐらいはOKと譲歩したのかな?ヒロイン決定で、明日こそは水口のハグが見られる?種市には気の毒ですが、今週の恋愛話は水口に自分のアキへの気持ちを再確認させるために用意されたように思えてなりません。アキは種市ともヒロシとも握手しかしていません。今日のことがあったからこそ水口は今までにない行動で示してしまうのかも?一歩リードですか。それにしてもヒロシが撮った動画が決め手となったことはヒロシがアキのファン第1号だったからの愛情の賜物。そしてアキがブレイクしたものも水口がとってきた仕事のお蔭。種市も落ちこむアキを元気づけたのだから、すごい3人とも本当にアキの役に立っている。そして、そのうち登場するヒロインの相手役「新助さん」役の俳優さんも楽しみですが、彼もアキの恋愛にからんでくるのかどうか、注目です。
2013年08月23日
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天野「春子」と聞いてポカンと顔を上げる水口、そして河島が年齢を40・・・と答えたところも面白かった。「ずーっと、春子って言ってるからねえ。」と言い放ち、「誰?春子って。フン!フン!」というときのひろ美の微笑と口調が超怖い。座り込んで膝を抱える太巻が一番ショックだったのはアキが選考に残ったことよりも鈴鹿さんのあの微笑ではないだろうか?小学6年生の娘が「あれって嫉妬」って聞きましたよ。そりゃあ3回も名前を連呼しちゃったもんね。大将の言うように二人がまだ付き合っているとしたら太巻絶体絶命のピンチ!若春子はたしかに太巻を頼りにしてはいたけれど、恋愛感情はなかったと私は思っています。アキが水口をマネージャーとして認識している感じ。でも太巻が目をかけていた歌手志望の子の夢をつぶしたことを後悔して恋愛ご法度を決めたのではとアキに話していたことから、ひろ美は太巻がその子のことを思っていたのかもと気にしていたのかもしれませんね。それが春子かもと無頼鮨で直感し、今日確信へと変わったとしたら面白い。絶妙のタイミングで「空いてます」と審査会議に乱入した水口はいくら勝手知ったる事務所とはいえ、今や部外者なので本当はいけないんじゃ?でも、鈴鹿さんだけでなくプロデューサーもアキを推していたから「じゃ、そういう事で。」一方、種市とアキは邪魔するものは何もないといいつつ邪魔が入りまくり。しかも2人のムードは全然ロマンチックに感じない。あのお座敷列車前での焚き火のときのほうがドキドキしましたよ。南部ダイバー寿司の話は種市に新たな目標ができたことは喜ばしいし、将来彼が北三陸へ戻ることも予感させますね。でも、事務所兼リビングのテレビの上の壁に貼られた「1年間恋愛禁止」の赤字張り紙をわざと写したり、春子からの電話だけでなく、とうとう社長の椅子に座る若春子まで現れるとなるとね。若春子は太巻とアキの良心がみせるのか。「でもいいのか?大事な時期に。しかも夏ばっぱが病気で入院しているっつうのに。」てアキは言っていましたからね。よく天使と悪魔がささやく場面が漫画などでありますが、その天使として2人の前に若春子が現れたと感じました。春子は事務所の社長としてもタレントを管理する責任がありますが、やはり母親の勘でしょうね。アキは春子の電話にユイのときも何度か嘘をついていますからね。無頼鮨で一人ビールを飲みながらお寿司を食べる水口の笑顔がよかったですね。まだオーディション途中だけどうれしかったのでしょうね。水を水で割ったり、缶コーヒーを持ち歩いていた頃よりも羽振りが良くなった証拠?その笑顔が明日は激怒となるのか?本当に今週は「ミズタク祭」としか思えません。
2013年08月22日
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2次審査で「どうやって変わったんですか?」と鈴鹿ひろ美に聞かれ、「おばあちゃんだけじゃなく海女さんや地元の人達、あと親友のユイちゃん。それからもちろんお母さん。あと海。東京に来てから知り合った仲間みんなのおかげで変わりました。」と答えたアキ。アキはひろ美に「バカだったわね。」といわれるぐらい物事を知らないし敬語もうまく話せないですが、とても大切なことがわかっていますね。それに引き換え、夏の介護をして「『ありがとう』って絶対言ってもらうんだ。」と語った春子。春子がこういう考え方をする原因を作ったのが夏さんだということが今日わかりました。子供に感謝することを教えるためには親自身がまず手本を示さなければならないと以前本で読みました。「この前もこんな感じで、春子さん結局2年近くも帰ってこなかったんだよ。」とアキにいった正宗は春子の意を酌んで離婚してもなお春子を待っていたんですね。夏から一度も「ありがとう」と言われたことがない春子だから、そんな正宗に甘えるだけで感謝の言葉を口にしたところを見たことがないのも道理。ましてや母親に自分から先に「ありがとう」とはいえないのかもしれません。また春子は病院で自分から母親に歩み寄らなかったことを後悔していたので、言葉とは裏腹に母親のそばについていたい照れ隠しでああいったのかもしれませんね。その春子の話を病院でも今日も聞いていたユイだから、母親がカウンターに近づいてくるとき「入ってこないで」といいつつも、結局拒否しなかった。足立先生のために一緒にピザを作る二人を見守る春子の笑顔は良かったです。公式ホームページを見ると今日アップされたリアスのメニューにはピザはないので、ユイは面倒くさいといったのでしょうね。家では母親が家事をするでしょうから、ここリアスでなければ親子の中睦まじい姿を見ることはなかったかもしれませんね。そんな心温まるリアスは大好きですが、大吉と吉田の指輪騒動はいただけない。栗原ちゃんが妊娠したことは良いニュースですが、結婚指輪(給料3か月分は婚約指輪では?)を線路に投げた大吉は本当に大人げない。やはり「マサ」のほうが器は小さいが大人だと表現したかったのでしょうか?一方、ひろ美相手に台詞を話すアキが若い頃の春子にダブって見え、思わず立ち上がって「ちょっと待って」といった太巻。今の自分があるのは半分は春子のお陰だと自覚している太巻が、長年春子にすまなかったと思い続けている良心の呵責が見せたのか?アキを見ているとひろ美ではなく自分が苦しくなるから、なんとかして自分のそばから遠ざけたいと画策していたのかもしれません。夏と春子、よしえとユイ、太巻と春子、みんな相手にきちんと感謝の言葉を伝えてこなかったから長く苦しむことになったのかもしれません。たった一言の言葉だけれど、「ありがとう」が持つ重みをこのドラマは反面教師として描いているように感じました。最後に、ひろ美が太巻を黙らせるために鉛筆を2度も顔に当てたところは笑えました。昨日大将から2人がまだ付き合っていると聞いたせいで、ああだからこんなことが許されるんだと妙に納得してしまう演出にやられました。アキが種市を自宅に誘ったことは、映画のヒロインの台詞にアキが感化されたためだと思っています。母親役のひろ美から「(新助さんが好きで島を出たいなら)好きにすりゃあいいべ。さっさと行け」と言われて、「親不孝でごめんなさい」ですからね。アキと種市は恋愛モード全開ですが、二人より今後水口がどういう行動をとるのかが気になります。
2013年08月21日
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今日の衝撃は半端なかった。まずは先週前半の水不足を解消するかのような「ミズタク祭」から。NHK公認いやむしろ喜んでいる水口人気急上昇に拍車をかけた今日の放送。観光協会のイケメンの話にキッとなった水口は、GMTが「地元へかえろう」を歌いながら種市の話題に盛り上がるところで、CM契約で1年は受験が恋人だと釘をさす。ここまではまだ冷静だったが、喜屋武ちゃんから始まりアキ本人を押し付けながら水口の本心を聞き出したいしおりたちのパワーに正宗のお酒を一気飲みし、種市に「ちょっと来いや」まではかっこよかった。ここで私は「エースをねらえ」の宗方コーチのように、「女の成長を妨げるような愛し方はするな」と種市にびしっと言ってほしかった。しかーし、水口はまずアキから手を引いてくれと土下座。まあこれはマネージャーとしてのお願いとしてありかもしれない。でもそのあとの行動は完全にアキに惚れてる行動としか思えない。なにせ、朝の放送終了後にNHKの公式HPには演じた松田龍平さん自身が水口の気持ちを告白してます。「留守番電話の入れ方は普通じゃないし、種市くんには完全に嫉妬してるし」って。とくに「なめんなよ」のセリフは俺にはアキのことはお見通しなんだと自慢したかったように感じました。そのあと「どこまでいった?2人は。怒らないから言ってみ?。」に続く「まだ、何も?」の怒り方は春子と一緒。芸能界の怖さを話しながら「先輩⇒南部ダイバー先輩⇒いっぱんだんせい⇒るぱんさんせい」のところはもう嫉妬でおかしくなっていると表現したかったのかな。でもそんな話をラーメン屋台の前でいうのはやはり相当冷静でない。バレたらどうする?そして様子を見に来たアキにはころっと態度を変える水口は、とうとうこういうキャラ設定に松田さん自らがしてしまったんですね。このノリで予告の場面に繋がるのだとすれば、あれは絶対水口はその場の勢いだけではなく相当感情が入っていますね。楽しみです。それにしてもアキが「水口っちゃん」と呼んだのにもびっくりしたが、アキはまあ兄貴ぐらいにしか思っていないでしょう。アキと種市のバカップル?はなんか進展しないまま青春の1ページで終わるような予感もする。いやヒロシ押しの私の願望かもしれないが。せっかくGMTがヒロシの話題をふってくれてもアキのリアクションはなく、聞き耳をたてた水口だけしかヒロシのことを気にしていないのが不憫。 それにしても、種市をすごい形相で睨んでいた正宗はいかにも年頃の娘がいるパパらしかったし、アキと種市を呼びに行った大将が覗いていた顔もすごく面白かったです。 お店での騒ぎは今に始まったことではないですが、今日は種市が注意したのにそれを止めた大将。以前と違いすでにトップアイドルとなったGMTが生歌を披露するのだから多少は大目に見てくれたのか、それとも種市とアキとの仲を大将自身も聞きたかったからなのか。きっと両方かな?そして、今日一番のじぇじぇじぇは、大将の爆弾発言。大将も種市も常連の秘密を普通にばらしていいのだろうか?下町上野だから、もはやリアスと同じで常連は皆いちれんたくおですか?「今もつきあってるはずだけど。2人で一緒に住んでるはずだけど。」春子と初めて会った日、酔った鈴鹿ひろ美は呼び出した太巻にくっついて「女優を辞めるんです。辞めてもいいの?はーい?」といったとき、太巻は「辞めろといっても辞めないくせに」といいましたね。そういえば二人が付き合っていたのがずっと前なら、大女優のひろ美に太巻がそんなことを言える立場じゃないはずですよね。大将がいっていた一緒に住んでいるかはわかりませんが、二人の言動を見れば太巻がひろ美に惚れていることはわかるし、酔っていたとはいえひろ美のいい方もだいぶ太巻に甘えていたようだったのが印象的でした。オーディションの結果ではなく二人の関係を聞いて呆然としているしおりたちに太巻が言った「そんなショックだった?」は視聴者に向けていっているかのようで、私は頷いちゃいました。最後に今日のいい知らせは2つも。手術に成功した夏さんが目覚めそして、微笑んで舌を出すところを見られたこと。アキが第1審査に合格したこと。アキが今回受かったのはやはり鈴鹿ひろ美のプッシュの賜物。ビート板で足がつくところなら泳げるという小野寺ちゃんは海では泳げない。そんなのちゃんちゃらおかしいでしょう。今日小野寺ちゃんは無頼鮨にいませんでしたね。前回ベロニカに水口が2千円でいいといわれたときもいなかった。彼女はお母さんと暮らしているからマンションで共同生活ではないでしょうが、逆にアキが種市といる場面は目撃している。これはやはり何かの伏線かとちょっと気になりました。
2013年08月20日
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お母さん倒れたという大吉からのメールを見ているので、アキも正宗も春子が「行ってくるわ」といったとき、相当悪いことはわかっていたはず。だからアキは一緒に行きたいといったけど、春子はアキに「今やるべき事頑張んなさい」といった。それを聞いて残るアキがオーディションに向け動揺しないように、水口に落ち着いて説明した正宗はやはり春子の元夫でアキの父親なんだと思った。EDOシアターに入るのをためらうアキに「やめるか?」と聞いた正宗に「夏ばっぱがついている」と夏にもらった手拭を握り締めて答えたアキの覚悟は、さすが夏と春子の血を受け継いでいるなと思いました。アキに挨拶をしにきた小野寺ちゃんはしおり、真奈に比べ落とされるはずがないとの余裕を感じました。アキが自己紹介で「尊敬する人はおばあちゃんと鈴鹿ひろ美さんです」といったときのしおりの笑顔は、無頼鮨で聞いたことを思い出したかのようでいかにも元仲間という好印象を受けました。でもあのときしおりはひろ美のことを悪くいってしまったことを思い出したかな?そして力いっぱい台詞をいったあとしおりが「ありがとうございました」といったあとに、太巻が「はい、ありがとう」といったのも今自分が力を入れているGMTのリーダーだから答えたんだなと思いました。鈴鹿ひろ美はアキの自己紹介をさえぎったところから、アキも含めて公平に審査をする本気が見えました。そのひろ美がアキの台詞に少し驚いたかのような顔が印象的でした。「母ちゃん、親孝行できなくてごめんなさい!」アキは現実とだぶってすごく気持ちがこもっていたのが良かったですし、春子の夏への気持ちを代弁しているかのような演出がとてもよかったですね。アメ女の国民総選挙の発表のとき、アキがNGを連発している映像とGMTメンバーが次々奈落から階段を上っていく映像が交互に流されているときと同じような緊迫感。嘘ではないかと信じたい春子は、リアスに臨時休業の張り紙、自宅では食事の準備で鍋がコンロの火にかかっていない、など確かめた上でないと病院へ行く勇気がでなかったのかもしれません。また病院の場所はわかりませんがきっと駅そして自宅の延長線上にあったのでは。病院に集まっているユイを含め海女クラブの面々と漁業組会長。食べ物を持参していたところはリアルでした。私の父が突然入院したとき、母の友達は何も食べていないだろうからとお握りを握って持ってきてくれました。そういう心遣いが本当にうれしかったです。夏さんが東京で橋幸夫に会ったことを自分だけが知らなかった春子。夏さんは照れくさくて娘だけには知られたくなかった。自分から歩み寄って話をしようとしてこなかったことを悔やみ、「私夏さんの事知らな過ぎて泣けないわ」という春子の台詞に、同じ経験をした私は涙がこぼれました。父がある日突然急性心筋梗塞で亡くなったとき、18歳だった私はその日涙が出ませんでした。私は幼いころから父が苦手で、家族で旅行をした思い出もありませんでした。でも、翌日お葬式のときお経を聞いていたときに初めて涙がぽろぽろとこぼれ落ちました。春子がずっとアキに自分の過去を話さなかったことは理由がありますが、そうでなくても何か機会がないと親子でじっくりいろいろ話をすることはなかなかないかもしれません。とくに苦労話は子供に話したがらないし。春子の後悔は、すぐ隣で聞いていたユイの心に響いたと思います。同じように母親に対して心を開いてこなかったユイは戻ってきた母親とまだ和解していないでしょうが、彼女の心にも変化が生じるかと思わせる演出にじーんときました。「いつでも夢を」は夏にとって大事な歌だったことを初めて知った春子は嫌いだったから、知らないし歌えないと弥生にいった。でもユイは歌いだした。これを見てうちの次女(11歳)がいいました。「南部ダイバーが潜水土木科の校歌のように、この歌は海女クラブのテーマソングだから、海女になったユイは歌えるんだね」きっとそうなのでしょうね。アキのように今年から海女になり海女クラブと親しくなったユイはこの歌を歌えるんですね。それも春子だけが海女を嫌っていた対比のようでした。たしかに病院で合唱なんて迷惑だし、いけないことだけれども、潮騒のメモリーの歌詞にあるように「来てよその川乗り越えて」とみんなの歌声が今三途の川を渡ろうとしているマーメイド夏さんをこちら側に呼び戻すのではないかと感じました。そして最後に現れた医師にはびっくり。純と愛のセニョールさんこと田中さん。連ドラ3回連続出演だそうですね。深刻な場面でもつい笑ってしまう演出はやはりこのドラマならでは。天野家そして海女クラブだけではなく、全国のあまちゃんファンが夏さんの無事を願っている声をこのドラマの製作者達は裏切らないはずだと信じています。最後に、「朝まで”あま”テレビ」第3夜の感想です。やはりエンディングは「地元にかえろう」でしたが、フルバージョンは初めてだったので、それぞれが地元を叫ぶシーンで、最後アキが「岩手」というシーンがせつない。CDにはアキの声がそのままだといっていたと思いますが、最後は変えられてしまったのかな?GMTのコンサートではベロニカが出身の「山梨」というのでしょうね。いくつかカットされたセリフがありましたね。橋幸夫さんが夏さんにこのあとの予定を聞くところとか。全部続けてみると、やはり20週の1週間は今までと違って話がとんとんと進み、出演者の数も膨大では。やはり最終話に向けて加速度がついているかのようです。故郷編が終わったときにあれこれ今後の展開を考えましたが、合っていても違っていても、十分予想以上に楽しませてもらっています。いつか潮騒のメモリーズ復活の予想だけは外れないでほしいと願っています。
2013年08月19日
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わざと「天野ですー」と電話に出たアキが、誰からの電話と聞かれて答えなかったことから、すでに板前と付き合っていることを知っている水口だけではなく、春子も「あーら、南部ダイバー」と二人の雰囲気に気づいたようですね。映画潮騒のメモリーリメイク話を問い詰める春子の剣幕に怯えて、「断片的にしか」を繰り返し、「お おお おおっ!」と答えた種市のセリフはオットセーネタの再来でしたね。また、大将が「種」と普段呼んでいるのかと新発見。ただし、種市がいくら付き合っている彼女のためとはいえ、就業中に知りえた情報を即伝えてしまったことはやはりいけなかったように思います。まあこのあと大々的に新聞で公表されるわけですが。その新聞をユイが読み、リアスの面々と会話をする場面は久しぶりにおだやかで明るいリアスの雰囲気が良かったですね。潮騒のメモリーをユイが歌い、そのあとみんなが合唱もよかったです。ユイはちょっと訛っていたようですね。そして、以前のように少し自信を回復したようなちょっと勝気そうなユイの表情やセリフに母親が帰ってきた効果かと思いましたし、ヒロシとの会話でも兄妹仲が前より良くなっていることが感じられました。純喫茶アイドルでの水口と河島の会話では、やはりヒロインは小野寺ちゃんに決まっている出来レースで、泳げない彼女のシャドウとしてアキを起用する話に切れる水口がかっこよかった。もしこの話を聞いたのが春子だったらと思うと恐ろしいぐらいです。太巻は「絶対無理音感」の鈴鹿ひろ美は影武者のことを気づきながら25年間自分には言わないのをたちが悪いといい、罪滅ぼしのためにアキをかわいがっていると水口に語る。鈴鹿ひろ美は影武者のことに以前から気づいていたかもしれませんが、アキの前で「あつかましいわよねぇー。そんなの私が許可するわけない。運がなかったのよ」といったことから、春子が影武者だと気づいたとすればそれは無頼鮨で初めて会い、「声が似ている」と何度も言っていたときではないかと思います。鈴鹿ひろ美はアキが誰の娘であろうが関係なく、自分の友達として一目置いているのだと思いますし、贖罪のためではなく本心から「一緒にお芝居しましょうね」とコック姿のときに約束したように感じました。甲斐マスターが言っていた「悪いようにしないから」って悪い奴のセリフだよね。は本当にそう思います。春子のときは太巻も春子に悪いことをしたと思う気持ちがあったと思いますが、今回アキをまた影武者にするつもりなら完全に確信犯。そもそも泳げない子を主役にすること事態スタントありきの企画。鈴鹿ひろ美と違い、小野寺ちゃんは誰かが自分の代わりに泳ぐことをわかって出演するんでしょうし。書類審査合格にうかれるアキがユイに連絡をしたら、勉さんが「今のうちにサインもらわねーとなあ」と大声で話しかけていたのにびっくり。もしヒロシもユイの履歴書を出して合格していたら、たぶんこのときその話が出たと思うので、やはりユイの分は出さなかったのでしょうか?アキが電話しても出なかったという夏ばっぱに不吉な予感が的中してしまった。猫の鳴き声もたたずまいも名演技でした。大吉さんのメールにまた冗談と無視しようと思っても不安があり、速攻電話を取った春子の演技はすごかったです。「今度はうそじゃねえ」という大吉の声に交じってかつ枝さんの声が緊張感を高めていました。ウニ丼の準備ができている中で倒れていたので、きっと昨晩は調子が悪く寝ていてアキの電話にも出られなかったけど、朝起きてウニ丼を作っている最中に倒れたように思いました。私の父は30年前夜中に突然胸が苦しくなり、朝病院へ行きましたが手術できずに昼には急性心筋梗塞で亡くなりました。でも、10年ほど前母が明け方心筋梗塞になったときは、幸い手術で回復することができました。予告を見ると潮騒のメモリーの歌詞にある「三途の川のマーメイド」は夏さんのことかもしれませんが、足立先生のように必ずこちら側へ戻ってきてくれるはずだと信じています。また、水口がアキに駆け寄って抱きしめるシーン。種市がアキとマンションの部屋に一緒にいる場面よりもドキドキしました。そして最後に鈴鹿ひろ美とアキが話していた場面はきっとオーディションでのセリフなのでしょうね。母親役の大女優鈴鹿ひろ美を前にして臆せずセリフが言えるのは、やはり付き人をしていた自称友達のアキしかいないと思うのですが、夏ばっぱのことがあるのでNG40回が頭をよぎります。ここからは、「朝まで”あま”テレビ」第2夜を見て思ったこと。1夜目のエンディングは「潮騒のメモリー」(天野春子)、2夜目は「暦の上ではディセンバー」(アメ横女学園)、これから放映される3夜目は「地元へ帰ろう」(GMT5 )でしょうか?ヒロシ推しの私としては、初めてアキがヒロシをカッケーといった海女カフェの場面があったことはうれしかったです。でも、夜行バスに乗るときに、「助けてけろ」とアキがヒロシにいい、ユイから「女優になれるよ」といわれた場面がなかったことが残念。太巻にダンスどっちがいいかと聞かれたときといい、アキはアドリブに対して天性の才があるのかもしれないと思いました。 それがNG40回なのかも? また、海女カフェでの潮騒のメモリーズをアップした映像を見た太巻とアキの会話から、やはり太巻は最初からユイをGMT47のセンター候補に考えていて、アキはおまけという感じだったのでしょうか?「ユイちゃん?」とアキに聞きましたし、東京で会ったあとも「訛っている」という印象しかない。きっと契約書もろくに目を通していなかったから、「天野春子の娘、天野秋」だといわれて愕然としたんですね。そしてユイがこなかったことで、GMTは計画倒れで頓挫。だからあんな太巻マジックを施して売るだけ売ったら解散ぐらいにしか思っていなかったのかも。今でも小野寺ちゃんが主役の映画の主題歌をGMTが歌って、人気が盛り返してもその先までは考えていないかもしれないですね。鈴鹿ひろ美をいつも気遣う太巻のセリフからは彼女への愛情が感じられます。また、アメ女の恋愛ご法度は自分のせいだとアキに語ったり、太巻に変わったわねと言っていたひろ美も太巻のことをまだ思っているのではと思います。ただし、太巻が自分に優しいのは影武者のことを黙っている心苦しさのためかもと思うと素直になれないのでは?結婚が夢だという鈴鹿ひろ美は、太巻がすべてを自分に明かしてくれるときを待っているように私は感じます。今回の映画の監督である太巻、出演するひろ美、そしてオーディションを受けるアキと母親である春子。ヒロインそして主題歌を歌うのが誰かに興味がありますが、その先に「ハブとマングース」のような天敵とアキが形容した太巻対春子、そしてひろ美三人が過去の自分と向き合い、「逆回転」ではなく今後をどう生きていくのかに私は注目しています。
2013年08月17日
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月曜日から今日まで回想以外に登場がなかった水口。お盆明けの本日16日、お仕事モード全開で髪型が変わったっポイアキがかわいいと思っていたら、水口だけはアキの異変に気付いた。マネージャーが本番前に聞くことではないだろうけど、それほど気になったということですね。「恋人がお仕事です」と言い間違えるアキ。動揺半端なかったけど、アキの妄想の中で二人を盗み見る水口の笑顔がなんとも悪人ぽかったのがツボ。純喫茶アイドルでアキを問い詰める水口。「だってたたかれるもの。」というアキに「知るか」と本音が出た水口は今までになく怒っていたように感じた。私は恋愛感情というよりも、アキとユイの潮騒のメモリーズ再結成を目指している水口にとって、今売出し中で人気急上昇のアキがこんなことでスキャンダルなんてもってのほかとの怒りだと解釈しています。「板前か?」との水口の問いに対し、「いや、私じゃないですって!」と話す大将は面白かった。さらに鈴鹿ひろ美に「隊長」と話を振られて、敬礼したかと思えばそのあと自分で落ち込んでいる様子にも笑えました。ハートフルの所属タレントを主役として「太巻映画祭」を企画し、鈴鹿ひろ美に出演依頼をする太巻。企画書に「先輩、高校辞めるってよ」があったのは面白かった。すでに宮城県出身の小野寺ちゃんがヒロインに内定している企画に対し、主役をオーディションでと条件を出した鈴鹿ひろ美。こけることは許されないという仕事上の覚悟だけではなく、ひろ美の頭の中ではアキにも応募できる可能性を広げてくれたように思いました。アキと小野寺ちゃんが挨拶周りで鉢合わせした前ふりを考えても、主役争いはこの二人に絞られそうな予感がします。太巻が監督なだけに、このチャンスを生かすも殺すも今度こそアキの実力が試されるのでしょうし、そしてNG40回がこのための経験として生きるのかまた一種の才能があったのかもわかるのでしょうね。私は漫画「ガラスの仮面」を長年愛読していますが、潮騒のメモリーのような初恋を扱った演技をするには、恋そして相手を思う気持ちを理解できなくては主役を演じることは難しいと思います。アキはなぜこのタイミングでまた種市先輩への恋心が再燃したのかと語っていましたが、その気持ちは潮騒のメモリーの主役を演じるうえで、アキにとって必然だったと思います。その情熱を込めたアキの演技に期待しています。「(主題歌は)今回は誰が歌うんですか?」と質問した鈴鹿ひろ美。予告でも春子が同じセリフを電話で質問していましたね。鈴鹿ひろ美は自分に影武者がいることは昔から知っていたと私は思っていますし、春子と直接会ったことで彼女がその影武者だったとすでに気づいているはずだとも思っています。同じく予告で水口が影武者の話をしていましたが、太巻側はアキに海女の演技だけ影武者を頼むつもりなのではないでしょうか。それに対して春子が反発するのは目に見えています。ヒロインを誰が演じ、そして主題歌を誰が歌うことになるのか、すごく楽しみですね。今日の深夜放映されていた第1週から第8週までのダイジェスト版、「朝まであまテレビ」。総集編前編とは違ってカットされていた部分が多く見られててうれしかったです。私的には、春子がヒロシに「るいがとひなきす」を言ってしまう場面、アキではなく吉田が火を跳び越えるシーンが見れてラッキー。とくにエンディングには天野春子(小泉今日子)の潮騒のメモリー(フルバージョン)が流れたのは感動しました。総集編前編では春子と潮騒のメモリーズのMixでしたが、ダイジェストでは毎日違うバージョンが見られたらうれしいですね。次は潮騒のメモリーズの歌声かな?太巻バージョンも含めた中で、私が一番好きなのはリアスで春子がカラオケで歌ったバージョンです。初々しい若春子(小泉今日子)が収録したCD版もいいのですが、紆余曲折の人生を歩んできた40代の春子が歌うリアスバージョンは、同じ40代の私の心に一番響く歌声です。このエンディング映像はほぼアキと種市先輩。これを考えてもこの歌は17歳の初恋がテーマなんでしょうね。でも映画「潮騒のメモリー」のエンディングは悲恋ではなかったでしょうか?初恋が叶うとは限りませんし、アキと種市との恋がどうなるかは最後までのお楽しみでしょうか?私はヒロシ推しです。昨日父親から自分のことは母さんに看取ってほしいと言われたことですし、今まで足立家で本当に頑張っていたヒロシにはこれからは自分のことを考えてほしいと思います。
2013年08月16日
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小学生低学年ぐらいのころ、母親とスーパーに買い物に行ってはぐれたときに泣きながら母親を探したことがあります。夏ばっぱに母ちゃんと仲良くできるか?と聞かれたユイが、「わかんない。わーと抱きつきたかった。でもしないけど。」といったユイ。「お母さんみたいになりたくない」といっていたユイだけど、母親が突然いなくなったショックの大きさがあれほど荒れた一番の原因だったのかもしれませんね。若春子が夏の真意がわからず自分は見捨てられたと思い込んであれほどやさぐれていたのと同様の気持ちをユイも感じていたのかもしれません。北三陸へ帰ることを春子からはむしろ止められたとよしえは話していましたが、春子はよしえがどれだけ本気なのかを確かめたかったのではないかと思います。自分もいろいろあって大吉のメールを疑いながらも北三陸に帰郷した。町の人々の陰口や腫物に触るような態度を経験しているからこそ、生半可な気持ちで帰るのならやめておけといいたかったのかもしれません。公式HPに今日の収録についてよしえの気持ちを八木さんがくわしく解説されていましたが、リアスの面々からの針のむしろ状態。演じるほうもいたたまれなかったようです。でも足立先生がいっていたように、みんなにどんな人だかわかってもらったのだから、今後は気兼ねなく少しずつ打ち解けることができるかもしれませんね。美寿々さんの一人駆け落ちには違うと思ったし、かつ江さんの「眼鏡会計ばばあ」そして弥生さんの「アンジェリーナジョリー」には笑わせてもらいました。また、春子に「逆回転はできないから、人生は。」といわれて初めてよしえは事の重大さに気づいたのかもと語っていました。1年も経っていながら本人は自分のしたことの罪深さを認識していなかったのかも。ユイに対して、そして家族みんなに対して本心から謝りたいと思ったから帰る決心がついたのでしょうね。春子も夏も性格がそっくりで自分の気持ちを素直には言えない。自分が憎まれても相手のためを思ってきつい言い方をするときがあります。今回春子がよしえにきつく言ったのは同じような経験をした春子なりの優しさだったと私は思いました。同じく家出された者同士、ユイの気持ちがわかる夏ばっぱだからこそ、「親子だもんな」というセリフが言えたのでしょうね。足立先生がよしえを許すのはあたりまえのような気がします。もともと気づいていた部分があったようですし、もとはといえば伴侶の責任も重大ですもの。それよりもおやじがそう思うならと従ったヒロシはやはり成長したのでしょうね。人生は逆回転はできませんが、新しく再生することはできます。天野家、足立家ともに時間がかかってもそれを私たちに見せてくれているのでしょう。半目を開けて寝る夏は肉体的にも精神的にも相当疲れたのでしょうね。ユイちゃんのセリフに安堵し眠る姿にユイがおろおろする姿は不謹慎ですが可笑しく、アキに電話をかける口実ともなりましたね。アキもユイもお互いを「カッケー」といい、自分にはないところを尊敬しあっている。とてもいい親友そしてライバル関係を表現していましたね。今までは種市先輩にあんな変顔を見せることはできなかったであろうユイがアキの写真よりも変な顔を送信してきたことは、ユイが前よりもずっと成長し、二人の友情がうれしかった証だと思いました。最後に、夏ばっぱはアキは全然変わらねえといっていましたね。このドラマの主人公=ヒロインのもつ天性の純真さ天真爛漫さは最後まで変わることはないのだと思いました。ドラゴンボールの孫悟空、ワンピースのルフィーのように、これはドラマなので相手が誰であっても態度を変えることなく、主人公のそばにはつねに人が集まり周りが変わっていくのでしょう。春子がいっていたようにそれは案外すごいことで、太巻きが感じた「なーんかちがう。一種の才能」なんだと思うようになりました。
2013年08月15日
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90話のときの感想にも書きましたが、お土産とは受け取る側が望んでいない物事に対して比喩的に言うことがあるそうです。ユイにとって、夏が持ち帰ったお土産は予期せぬものだったでしょう。でも事前に連れて帰ると連絡をしたら、ユイは母親に会ったでしょうか?以前のようにどこかに泊まり歩いて二度と家やリアスに近づこうとしなくなってしまうかもしれません。重大なことをしでかした母親はたとえどんな言葉を浴びせられても仕方がない、そういう覚悟を春子と話し合った末に帰ってきたはずです。一番大事なことは今まで心の中に抱えてきたさまざまな思いをユイが母親に直接吐き出すことが何より必要だと、長年家出をしていた春子そして春子の帰宅を待ち続けた夏さんは考えたのではないかと思いました。また、「黙っていられるか」といったヒロシは昔のストーブ時代とは違って成長したから言えたセリフでしょうが、未だに世間体を気にしている足立先生の言葉からは、この問題の本質を理解しているようには思えませんでした。よしえさんがあれほど思いつめてしまったのには常に夫に従い異を唱えることなく自分の感情を押し殺して過ごしてきたからではないかと思います。ユイもそれに気づきながら母親と真剣に話すことはしてこなかった。足立先生は元教師で町の名士であり、誰も面と向かってそのことを指摘できないからこそ、わざとリアスのような場所に連れて行ったように思います。だってユイがここまで自分を取り戻せたのは足立先生やヒロシの愛情ではなく、天野家、勉さんをはじめリアスに集う人々がそれぞれ気遣いながらユイに接してきたからでしょう。私の親も昔は人の世話になるようにはなりたくないとずっといっていましたが、けがや病気をして大勢の方に支えていただきました。たとえ普通に暮らしていても自分たちは常に誰かとかかわって生きていると今実感します。そしてその人々に感謝する気持ちを持って日々生活することがとても大事なんだと母のことを通じて私は学びました。足立家の問題は家族のみならず、町の人々にとっても大切な話だから、噂や陰口でとやかく言うのではなく、よしえが今後もずっと地域とともに暮らしていくのならみんなが気持ちを共有することも大切なのかもしれないと思いました。うらみつらみをよしえにいうことができるのは家族だけですが。夏さんの仲裁は春子がいっていた「田舎をなめんなよ」に通じるものがあるように思いました。そのほかに今日は2ついいことが。正宗と大吉はいつか春子のことで話し合うだろうと思っていましたが、一緒に正宗のタクシーでスーパー銭湯を巡っていたんですね。そして正宗の心の広さを知って大吉が春子を頼むと言ったところは良かったですし、交渉決裂に備えて正宗がいろいろ武器を隠し持っていたところは笑えました。東京で生き生きしている春子を見ればあきらめざるを得ないですよね。そして大吉が何度も語っていた北三陸鉄道は電車ではなく、ディーゼルだという話。ちょうど今日BSでバイオリニストの千住真理子さんが岩手県宮古を訪れる番組を見ました。ディーゼルが幸いして、震災当時車両が災害対策本部として活躍したとか。今日はちょっとモータリゼーションに敗北感を感じたセリフをいっていた大吉ですが、今後以前言っていたように「第三セクターなめんなよ」と大いに奮起し、日ごろのなさけなさを一変させる活躍をしてくれるのではないでしょうか。また、種市先輩の変顔を撮影していたアキ。夏ばっぱたちがリアスに着く時間がわかっていたからこそ、種市そして自分の変顔の写メをユイに送信したんですね。おらから励まされるのはユイちゃんのプライドが許さねえということを熟知しているからこそのアキの気遣いはユイの笑顔を引出しました。鈴鹿ひろ美に対するアキの訛りからくるのか不躾に感じる言動にちょっとと思うときもありますが、アキの言動に相手を貶めるとか侮辱するとかの意図はなく、GMTのために土下座をしたように人のために起こす行動には胸を打たれます。今週は内容が盛りだくさんでまだ半分残っています。夏さんや足立家の話に霞んでしまったアキの東京物語ですが、ここからどうアイドル街道を進んでいくのか、今週まだ出ていない水口にも注目です。
2013年08月14日
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