2004年05月05日
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こんばんわ。
今回はタイトルからして？って感じでしょう。それもそのはず。今日お話する内容を理解すると次回から赤い色の卵に対する目が変わるでしょからね。
それでは、はじまりはじまり～。
皆さんは店頭に並んでいる赤玉の卵を見てどういうイメージがありますか？
もしかして、栄養がいっぱいありそうとか思っていませんか？
それとも、高級感があってどうせ買うなら赤玉の卵をついつい購入してしまうのかなぁ？
いずれにしても、大部分の皆さんが抱いている赤玉の卵に対するイメージはかならずしも正解ではありません。
正確には赤玉は他の色の卵から比べると品質に決定的な難があります。
その決定的な難とは・・・赤玉には血卵、肉班が非常に多い！！
つまり、卵を産むのには適していない鶏の種類なのです。
でも、日本人は○ード卵の影響により赤玉に対しては非常に良いイメージを全体的には持っていますよね。だから、赤い色さえしていれば多少高くても皆さんそれを好んで買う方が多いんですよ。
そこで、何とかして効率よく赤い卵を産めるようすれば、同じ卵でも高く売れますからね、生産者としては赤玉を作りたいわけですよ。
そうした背景のもと、品種改良を重ねてきたのがさきほどいった「ボリス」であり「もみじ」なんですね。
でも、どんなに品種改良を重ねても元々の鶏が卵をたくさん産むのには向いてない鶏ですからね、どうしても無理が出てくるんですよ。その表れが卵の中の血であったり、肉のかたまり（ミートスポット）だと思っていただければいいですね。
この二つが赤玉の卵には含まれる割合が非常に多いです。
こればっかりは養鶏場としてはどうしようもない次元なんですね。
なんせ特徴ですから。
そのため、赤玉の卵のラベルにはたいてい注意書きが書いてあるはずです。
このような表示をみたことがありませんか？
もし、なければ今度注意して見てください。必ず目にすることが出来ますから。
そして、ことわっておきますが卵の殻の色と中身の栄養にはまったく関係がありません。赤い玉子でも白い卵でもピンク色の卵でも食べている飼料が同じであれば栄養価はほぼ同じですよ。
でも、ここで素朴な疑問がわいてきませんか？
中身は一緒なのにどうして価格が高いケースが多いのかってね。
それはね、
餌をよく食べる
一生の間に産む卵の絶対数量が少ない
殻の色付きにバラツキがあり製品化率が低い
鶏自体が弱いので死にやすい
以上４点が代表的な点ですね。これにより結果として一個の卵をつくるのに赤玉というのは他の色の卵と違ってコストがかなり高くつくんですよ！！
だから価格も高く販売しないと経営が成り立たないということになるのです。
となると、高く販売するためにはいかにも通常の卵とは違うってことをイメージさせないといけませんからね、
そこでね、飼料や飼育環境などに特色を持たせて独自性を醸し出していかにも高価な雰囲気を作り出しているのです。中身はさほど変わらないケースが多いでしょうけど・・・これが卵の現実です。
悪くいえば、日本人が全体的に持っている赤玉の卵に対するイメージを商売に上手く利用させてもらってますってことですね。
だから、この日記を読んでおられる皆さんはこうした思惑には踊らされず、きちんと中身を検討して卵を購入されることをお勧めいたします。
大切なのは、卵は色じゃなくてあくまでも中身ですよ！！
このことを今日はいいたかった。おかげで気分がすっきりしました。本日も最後まで読んでいただきましてありがとうございましたｍ(－－)ｍ
＜終＞
今回はタイトルからして？って感じでしょう。それもそのはず。今日お話する内容を理解すると次回から赤い色の卵に対する目が変わるでしょからね。
それでは、はじまりはじまり～。
皆さんは店頭に並んでいる赤玉の卵を見てどういうイメージがありますか？
もしかして、栄養がいっぱいありそうとか思っていませんか？
それとも、高級感があってどうせ買うなら赤玉の卵をついつい購入してしまうのかなぁ？
いずれにしても、大部分の皆さんが抱いている赤玉の卵に対するイメージはかならずしも正解ではありません。
正確には赤玉は他の色の卵から比べると品質に決定的な難があります。
その決定的な難とは・・・赤玉には血卵、肉班が非常に多い！！
つまり、卵を産むのには適していない鶏の種類なのです。
でも、日本人は○ード卵の影響により赤玉に対しては非常に良いイメージを全体的には持っていますよね。だから、赤い色さえしていれば多少高くても皆さんそれを好んで買う方が多いんですよ。
そこで、何とかして効率よく赤い卵を産めるようすれば、同じ卵でも高く売れますからね、生産者としては赤玉を作りたいわけですよ。
そうした背景のもと、品種改良を重ねてきたのがさきほどいった「ボリス」であり「もみじ」なんですね。
でも、どんなに品種改良を重ねても元々の鶏が卵をたくさん産むのには向いてない鶏ですからね、どうしても無理が出てくるんですよ。その表れが卵の中の血であったり、肉のかたまり（ミートスポット）だと思っていただければいいですね。
この二つが赤玉の卵には含まれる割合が非常に多いです。
こればっかりは養鶏場としてはどうしようもない次元なんですね。
なんせ特徴ですから。
そのため、赤玉の卵のラベルにはたいてい注意書きが書いてあるはずです。
このような表示をみたことがありませんか？
もし、なければ今度注意して見てください。必ず目にすることが出来ますから。
そして、ことわっておきますが卵の殻の色と中身の栄養にはまったく関係がありません。赤い玉子でも白い卵でもピンク色の卵でも食べている飼料が同じであれば栄養価はほぼ同じですよ。
でも、ここで素朴な疑問がわいてきませんか？
中身は一緒なのにどうして価格が高いケースが多いのかってね。
それはね、
餌をよく食べる
一生の間に産む卵の絶対数量が少ない
殻の色付きにバラツキがあり製品化率が低い
鶏自体が弱いので死にやすい
以上４点が代表的な点ですね。これにより結果として一個の卵をつくるのに赤玉というのは他の色の卵と違ってコストがかなり高くつくんですよ！！
だから価格も高く販売しないと経営が成り立たないということになるのです。
となると、高く販売するためにはいかにも通常の卵とは違うってことをイメージさせないといけませんからね、
そこでね、飼料や飼育環境などに特色を持たせて独自性を醸し出していかにも高価な雰囲気を作り出しているのです。中身はさほど変わらないケースが多いでしょうけど・・・これが卵の現実です。
悪くいえば、日本人が全体的に持っている赤玉の卵に対するイメージを商売に上手く利用させてもらってますってことですね。
だから、この日記を読んでおられる皆さんはこうした思惑には踊らされず、きちんと中身を検討して卵を購入されることをお勧めいたします。
大切なのは、卵は色じゃなくてあくまでも中身ですよ！！
このことを今日はいいたかった。おかげで気分がすっきりしました。本日も最後まで読んでいただきましてありがとうございましたｍ(－－)ｍ
＜終＞
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Re:赤い卵は肉卵？(05/05)
かわぞえ あゆみ
さん
こんばんは。
わたしは、まさに｢赤い卵は栄養も豊富！｣と思っていました。値段も割高ですし。
でも、そんなからくりがあったとは、ビックリです。
そうそう、ゆで卵とほうれん草の食べあわせがよくないというのは、TVで見たんですよ。
ゆで卵の黄身の硫黄分とほうれん草のシュウ酸がよくないとか、なんとか。
よく分からないです(^^；) (2004年05月09日 02時27分51秒)
わたしは、まさに｢赤い卵は栄養も豊富！｣と思っていました。値段も割高ですし。
でも、そんなからくりがあったとは、ビックリです。
そうそう、ゆで卵とほうれん草の食べあわせがよくないというのは、TVで見たんですよ。
ゆで卵の黄身の硫黄分とほうれん草のシュウ酸がよくないとか、なんとか。
よく分からないです(^^；) (2004年05月09日 02時27分51秒)
Re:赤い卵は肉卵？(05/05)
まりぃジョー ^^
さん
おはようございます、
そうだったんですか、、、
じゃ、うちの鶏ももしかしてもう産まなくなったのもいるのかなぁ、、、
とりあえず卵は探してみますが・・・
(2004年05月09日 08時06分57秒)
そうだったんですか、、、
じゃ、うちの鶏ももしかしてもう産まなくなったのもいるのかなぁ、、、
とりあえず卵は探してみますが・・・
(2004年05月09日 08時06分57秒)
お返事が遅くなりました。 <(＿ ＿)>
なっちゃん＠さりぃ
さん
先日は、HPに書き込みをしていただいて、ありがとうございました。昨日はパソコンを開けられずにいたので、今朝拝見しました。嬉しかったです。ご質問の、たまごとほうれん草の食べ合わせですが、さっそく調べましたが、きちんとしたことは、わかりませんでした。
あくまでも憶測ですが、まず、ほうれん草といえば、気になる成分でまず挙げられるのは、「シュウ酸」ですよね。たまごで、気になるのは、「コレステロール」ですよね。この組合せからまず考えられるのは、「尿路結石」です。でも、ほうれんそうのシュウ酸は、茹でて水にさらすことで、７～８割が水に溶出し、残存は２～３割となるので、シュウ酸による影響が現れるのは、
生で１キログラム以上食べ続けた場合とも言われてるようですね。
また、たまごのコレステロールは、そのコレステロールを下げる働きのあるレシチンも多いことから、実際の影響で見ると、敬遠の必要は無いようです。
次に、しいて栄養の吸収阻害の面から見ました。
シュウ酸は、せっかくのたまごの栄養成分である、カルシウムやリン、鉄などの吸収を妨げます。それほど多いとか言えないせっかくの栄養素を、有効利用するために出て来た発想かも。。。とも思いました。
どちらも、しいて言えば的な考えです。
今、拝見したら、かわぞえあゆみさんが、硫黄との関連で聴かれたそうですね。で、硫黄でも調べてみましたが、私のところに来ている情報からは得ることが出来ませんでした。とっても興味深い話題です。
もし、何かご存知の方がおいでましたら、私もぜひ、御教唆願いたいです。今後、何か情報が得られましたら、ぜひご報告させていただきます。
(2004年05月09日 14時12分33秒)
あくまでも憶測ですが、まず、ほうれん草といえば、気になる成分でまず挙げられるのは、「シュウ酸」ですよね。たまごで、気になるのは、「コレステロール」ですよね。この組合せからまず考えられるのは、「尿路結石」です。でも、ほうれんそうのシュウ酸は、茹でて水にさらすことで、７～８割が水に溶出し、残存は２～３割となるので、シュウ酸による影響が現れるのは、
生で１キログラム以上食べ続けた場合とも言われてるようですね。
また、たまごのコレステロールは、そのコレステロールを下げる働きのあるレシチンも多いことから、実際の影響で見ると、敬遠の必要は無いようです。
次に、しいて栄養の吸収阻害の面から見ました。
シュウ酸は、せっかくのたまごの栄養成分である、カルシウムやリン、鉄などの吸収を妨げます。それほど多いとか言えないせっかくの栄養素を、有効利用するために出て来た発想かも。。。とも思いました。
どちらも、しいて言えば的な考えです。
今、拝見したら、かわぞえあゆみさんが、硫黄との関連で聴かれたそうですね。で、硫黄でも調べてみましたが、私のところに来ている情報からは得ることが出来ませんでした。とっても興味深い話題です。
もし、何かご存知の方がおいでましたら、私もぜひ、御教唆願いたいです。今後、何か情報が得られましたら、ぜひご報告させていただきます。
(2004年05月09日 14時12分33秒)
Re:赤い卵は肉卵？(05/05)
しじみ★
さん
有り難う 私も赤玉に引っかかっていましたー仰せの通り単純に引っかかっていました あーあ ここにもお金儲けの為の戦略がしっかりーーー見た目より中身でしたね 本当にありがとう
(2004年05月09日 15時38分22秒)
私もよく訊かれますよ～(*￣ｍ￣）
なっちゃん＠さりぃ
さん
赤い殻の卵は、白い殻の卵よりも栄養があるのですか？って。あと、紫のたまねぎは、白いたまねぎと違う栄養があるのですか？とか・・・
そちらも、「いえ、同じですよ」と、お答えしてきました。今日。えぞふじさんの日記を拝見して、うんうんと拝見しました。
確認できて嬉しかったです。私は、卵推進派です♪これからもぜひ、たまごの色んなお話を、楽しみにしています。
日記のリンク、ありがとうございます。私もさせていただきます。アドレスをいただいて帰ります。
お気に入りの「お仲間」（一緒に食を考える方とのリンクです）のカテゴリーでリンクさせていただきますね。 (2004年05月09日 23時30分31秒)
そちらも、「いえ、同じですよ」と、お答えしてきました。今日。えぞふじさんの日記を拝見して、うんうんと拝見しました。
確認できて嬉しかったです。私は、卵推進派です♪これからもぜひ、たまごの色んなお話を、楽しみにしています。
日記のリンク、ありがとうございます。私もさせていただきます。アドレスをいただいて帰ります。
お気に入りの「お仲間」（一緒に食を考える方とのリンクです）のカテゴリーでリンクさせていただきますね。 (2004年05月09日 23時30分31秒)
Re:赤い卵は肉卵？(05/05)
たまごっち さん
私、小６なんですけど、今卵の殻のことについて調べてるんです｡家、赤卵たべてるんですけど、高いのはそういうことだったんですか。ありがとうございます。けど、青い卵もあるんですよー！今度食べてみたい限りです。これだけです。では失礼します。
(2004年05月16日 15時11分11秒)
Re[1]:赤い卵は肉卵？(05/05)
えぞふじ
さん
たまごっちさんへ
日記読んでくれてありがとう。その上感想までいただけて感謝感激です（＾＾）
＞今卵の殻のことについて調べてるんです｡
そうなのですか？学校の宿題かなにかかなぁ？
とりあえず、日記の内容が参考になったみたいで良かったです。
それにしても、小６ですか？
今はインターネットで情報を検索するんですね。
私が小６の頃とはえらい違いだ！！
さて
＞赤卵たべてるんですけど、高いのはそういうことだったんですか。
はい、大部分はそういうことだったんです。ちょっとがっかりしちゃったかなぁ？
＞けど、青い卵もあるんですよー！今度食べてみたい限りです。
もしかして神秘的な味がするかもね～。シュワ～って感じがしたりして（＾＾）
そういえば、南米かどっかの鶏で青い黄身のした卵を産む鶏がいるって聞いたことがあるなぁ？
あとの変り種は黒い黄身の卵かなぁ？食べるとイカ墨みたいな味がしたりして？
＞これだけです。では失礼します。
はい、また機会があればのぞいて見てね。色々なことに興味を持つと楽しいよ～！
意外とね、小学校や中学校の頃のお勉強って大人になってからかなり役に立つからね。
それでは、またｑ(＾＾)ｐ (2004年05月16日 16時18分13秒)
日記読んでくれてありがとう。その上感想までいただけて感謝感激です（＾＾）
＞今卵の殻のことについて調べてるんです｡
そうなのですか？学校の宿題かなにかかなぁ？
とりあえず、日記の内容が参考になったみたいで良かったです。
それにしても、小６ですか？
今はインターネットで情報を検索するんですね。
私が小６の頃とはえらい違いだ！！
さて
＞赤卵たべてるんですけど、高いのはそういうことだったんですか。
はい、大部分はそういうことだったんです。ちょっとがっかりしちゃったかなぁ？
＞けど、青い卵もあるんですよー！今度食べてみたい限りです。
もしかして神秘的な味がするかもね～。シュワ～って感じがしたりして（＾＾）
そういえば、南米かどっかの鶏で青い黄身のした卵を産む鶏がいるって聞いたことがあるなぁ？
あとの変り種は黒い黄身の卵かなぁ？食べるとイカ墨みたいな味がしたりして？
＞これだけです。では失礼します。
はい、また機会があればのぞいて見てね。色々なことに興味を持つと楽しいよ～！
意外とね、小学校や中学校の頃のお勉強って大人になってからかなり役に立つからね。
それでは、またｑ(＾＾)ｐ (2004年05月16日 16時18分13秒)
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えぞふじ
北海道の片田舎で36年続いている、とある養鶏場の次男坊、なおきが知っていそうで実は知らないたまごの秘密や凄さを思いつくままにお知らせします。
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