たまこ参上(^_-)-☆

頭部外傷後の注意

頭を打った時に、脳にいろいろな変化が生じることがあります。特に頭蓋骨の内側に出血が起こると生命に危険をおよぼすことが多いので注意が必要です。
頭蓋内出血（頭の中の出血）の症状は、頭を打った後すぐ起こることも、数日経ってから起こることも、また数ヶ月も経ってから起こることもあります。ですから現在何も症状がなくても充分注意しなければなりません。
この頭蓋内出血は、頭蓋骨骨折とは必ずしも関係しませんから、頭の骨に異常がないからと言って安心はできません。
そこで、次の注意事項をよく読んで、手遅れにならぬ前に患者さんを病院へ連れてくることが非常に重要です。次のどれかがあるか、または疑わしいと思われる時にはすぐに受診して下さい。

１．頭痛がだんだん強くなる時。
２．吐き気や嘔吐（食べたものを吐いたり、何も食べないのに物を吐く）が
　　何回も起こる時。
３．ぼんやりしてくる時、あるいはほっておくとすぐ眠ってしまい起こしてもなかなか起きない時。
４．視力が弱くなったり、物が二重に見えたりした時。
５．手足が動きにくくなったり、しびれたりする時。
６．けいれん（ひきつけ）が起こる時
７．熱がどんどん高くなる時

なお、小児や老人は、相当頭を強く打った時でも症状が出にくいことが多いので、たとえ元気にしていても１～２日は目をはなさない事が大切です。
少なくとも２～３日は安静を保ち一人で外出したりしないよう注意して下さい。
また、病院へ患者さんを運ぶときには、出来るだけ振動の少ない乗り物で、短時間に運んで下さい。
　以上の注意を守って下さい。しかし、あまり神経質になる必要はありません。

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