たまこ参上(^_-)-☆

急に発熱したら




【発熱しても心配ないのでしょうか?】

夜間や休日に小児科を受診される理由の第一は発熱です。
確かに夜中に幼い子供が急に高い熱を出すと心配でたまらないものです。
中には頭がおかしくなってしまうのではと心配されるお母さんもあります。
しかし専門家の立場からみて、発熱そのものが緊急を要することはまずありません。後述するような症状がなければ翌日まで待っても心配いりません。


【急に発熱しても何もしなくても良いのでしょうか?】

発熱=有害、高熱=重症 と誤解されるお母さんが多いのですが、
37~38度台の発熱は体内の血流、代謝を盛んにして有害な病源微生物を排除するに有利に作用しているといわれます。従って熱性ケイレンを起こしやすいなどの特別な理由がなければ、解熱剤など使わずに様子をみてかまいません。39~40度の高熱でも本人が案外元気であれば、手持ちの解熱剤などで様子を見ても心配ありません。
ただ何事も『過ぎたるは及ばざる如し』で、41度以上の高熱が長時間続くのは(特に乳幼児)脳細胞に有害です。積極的に解熱する必要がありますので、早い目に受診した方が無難でしょう。


【発熱意外にどんな症状があればすぐ診てもらう必要がありますか?】

発熱そのものは、よほどの高熱でない限り、慌てる必要がありませんが、
問題は発熱を起こす原因にあります。たいした発熱でなくても。その原因次第では、すぐに診てもらわないと手遅れになる場合もあります。

次のような症状がある場合は早い目に受診して下さい。

1.生後3ケ月以下の赤ちゃんが高熱(39度~)を出す
2.ほとんど飲食しない。1~2日前から飲む量が半分以下。
  尿が半日以上出ない
3.嘔吐・ケイレンを繰り返す。異常な痛み(頭痛、腹痛など)
4.周囲に関心を示さず(呼んでもすぐ目を閉じるなど)、うつらうつらし  ている。
5.呼吸が荒く(肋間が呼吸のたびに陥没)、鼻が呼吸のたびに大きく
  ふくらむ

このような症状がなく、多少グズっていても相手になると笑ったり、反応してくるなら翌日まで待ってもかまいません。




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