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April 8, 2015

ノコとツチノコ☆お宝編・６８５

テーマ：詩＆物語の或る風景(1049)

カテゴリ：ノコとツチノコ

「ん、まぁ、そういうわけだな。借りるだけ借りて返してない奴ばかりだな、このへんの連中は」
ツチ亭は、自分が質流れさせたカツラを触りながら、都合が悪そうにしていた。
ノコは、最初に質屋に行ったときに、主人が買い取り金額から手数料を多めに巻き上げ、さらにはツチの半分を美味カリカリに変えさせたのは、やむを得なかったように思えた。
また、質屋猫の女房がノコの手持ちのアクセサリーを、ほぼ無理やり買い取りにかかったのも納得できた。
（あの質屋は、売れる商品が欲しいんだわ）
「どうしても、あそこのオヤジを引きずり出すなら、やはりコレしかなかろう
ツチ亭は、周囲を伺いながら、冷蔵庫を開けて、二重にしたタッパーから茶色い木の枝のようなものを２，３本テーブルに出した。
「これは・・・」
「マタタビよ。ご禁制の品物だが、バッチリ効くよ」
「はぁ〜、これがマタタビですか。粉なら見たことがあるんですけど」
ノコは、立派なマタタビの固まりを持ち上げて感心していた。
「こいつは上物だから、ここで猫どもが大喧嘩になったときにサッと出して、酔っ払ったらすぐしまうんだ。質屋の店の１００メートル先からだって、匂いがわかれば夫婦ともども、フラフラと出てくるぞ」
「もう、それしかありませんね」
ノコはボソリと呟いた。不条理につぐ不条理。非合法につぐ非合法。自分たちはいったいどこまで行くのだろうとか、もう考えたくもなかった。
「じゃサッサと行ってきましょう、あの質屋猫夫婦をマタタビで店からおびき出して・・・って、ツチオ
「ニャ、ニャンだか気持ちがいいニャァ〜」
まだ猫のままのツチオは、マタタビの枝を抱いてすっかりラリっていた。

＜つづく＞

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今日も、寒い一日でしたね～！
ニュースを見ていると、東京に雪が降ってビックリ

していました。
こちらではたまにある話ですが・・・

私が小学校の入学式の日はみぞれ混じりの大荒れで、即、風邪引いてた記憶が(ｰｰ;)
その年は冷夏だった、と親が言うんですよ。あまりよく覚えてないけど、夏休みに扁桃腺を取る手術で入院したので、冷夏で助かったとか言ってましたね。
個人の耳鼻咽喉科から総合病院に、紹介状をもらって行ったので・・・
そして昔の総合病院には、冷房が無かったので夏場の手術はちょっと不安が～～～、というのもあったけど、長期間学校も休まれないから、予定が夏休みになって、そしたら冷夏だったとw
扁桃腺は取らない子も多かったけど、私のは放置すれば腎臓まで悪くするレベルだったようで取ることにした、という話でした。

そういう話を思い出した、本日の寒さなのでした。
いまでは嘘ばなしに聞こえるほど、身体が丈夫・・・
というわけでもないけど、見せかけだけでも元気w

それで結局、今日は急な寒さで風邪気味です！
まぁ、60%健康で十分！？