■2000年11月14日 フィレンツェ&ピサ■
なんだかちょっと風邪気味・・・。
しかし、朝の8時には市内観光開始。
ホテルから歩いてすぐのところにサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂があり、 建物の大きさと建造物の緻密さに見とれてしまった。
隣接する鐘楼と洗礼堂もかなりの迫力で、ローマとはまた違った感動があった。
大聖堂はとりあえず素通りして、シニョリーア広場へ。
ここには数多くの彫刻が配置してあり、箱根の彫刻の森美術館よりも迫力がある。
ミケランジェロの「ダヴィデ像」のコピーもあったが、それ以外の彫刻はすべて本物だそうだ。
↑シニョリーア広場の彫刻の数々・・・
広場でひとしきり彫刻を眺めた後はウフィッツィ美術館に行く。
ここはルネッサンス絵画の集大成ともいえる美術館だそうだ。
さまざまな絵画や彫刻の数々。
美術の教科書にも出ていたものも数多くあった。
ボッチチェッリの「ビーナスの誕生」やレオナルド・ダ・ヴィンチの「東方三賢王の礼拝」など・・・。
しかし、勉強不足のため半分以上はわからず・・・。
とりあえず、お土産に「ビーナスの誕生」のメモ帳をGET。
(因みに、自分用には、「ダヴィデ像」のメモ帳をGETした)
美術館を後にして、先ほど素通りした大聖堂の中に入る。
↑ちょっと写す角度に失敗・・。大聖堂の正面
ここで祈りを捧げた人々はどんなことを神に願ったのだろうか?
大聖堂と鐘楼と洗礼堂がセットで林立するこの一角は
まさに「フィレンツェ!」というカンジ。
バチカンのサン・ピエトロ寺院の設計をローマ教皇から依頼されたミケランジェロは
「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂より美しいものは造れない」
と言ったそうだ。ホントかどーかわかりませんけど。
大聖堂の中を見たところで市内観光は終了。
この日は雨が降ったり止んだりの天気だったが、幸いにも観光している途中は雨が止んでいた。
やっぱりふだんの行いだね。
フィレンツェにはフェラガモの本店やその他数多くのブランドショップが軒を連ねているが、
そんなものには全く興味が持てない私たち親子は買い物もせずにピサへ観光に出かけた。
ピサといえばなんといっても斜塔。
ピサに到着した頃にはすっかり雨もあがり、夕陽に輝く斜塔がとてもきれいだった。
本当に斜塔は曲がっていた。
倒壊を回避するために現在も工事中とのことだが、
斜塔をまっすぐに直しすぎると名所でも何でもなくなるので、
現在の角度のまま維持する方向で工事がすすんでいるとのことだった。
斜塔近くの洗礼堂の中にも入った。
この洗礼堂は八角形をしており、声の反射によって1人でもコーラスをはもることができるそうだ。
実際に洗礼堂の係の人(?)が1人で様々な和音を発声してハモりを聞かせてくれた。
とても澄んだ、きれいな和音がそこに生じ、拍手喝采。
大聖堂の中にはいくつかのランプがあった。
このランプの揺れを見てガリレオは「振り子の原理」を発見したらしい。
買い物なんかにうつつを抜かさず、ピサにやってきて本当によかったと思ったが、
帰りのバスの中で熟睡してしまい(実は昼にまた懲りずにワインを飲んでいた)、
なんと風邪気味だったのが本格的になってしまった。
挙句の果てに鼻血まで出てくる始末。やれやれ・・・。
買い物に興味がないといいつつも、フィレンツェは革製品の町。
せっかくだからジャケットを1枚GET。
衝動買いだったが、安い買い物ではなかっただけに、ちょっとしょんぼりと夜を過ごしてしまった・・・。
貧乏性の小市民の私・・・。
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