■2002年7月14日■
台風接近中!
朝起きてまず海を眺める。
確かに波が荒れている。
普通は沖から浜辺に波が打ち寄せるものだけど、風が強いからなのか、
沖から打ち寄せる波と、浜辺から沖に向かう波がとちゅうでぶつかり合って
喧嘩しているみたい。
じっと眺めていたら酔いそうな錯覚に陥る。
が、しかし天気は晴れております。
朝ご飯を食べた後、とっととプールで一泳ぎ。
調子こいてすべり台までやっちゃって、思いっきり水面に突入してコンタクトレンズを紛失してしまいました。
スピードがつきすぎて前の人と衝突して、係のおにぃちゃんには怒られるし、
まったく、踏んだりけったりだぜ。
ひとしきり泳いだ後は、沖縄旅行には欠かせないパイナップル園の旅へ!
沖縄本島に旅した時にはいつも訪れる名護パイナップル園に向かう。
この時点でかなり風が強くなってきました。
まだ雨は降っていないので、たいして危機感を感じることはなく、
これまたオリオンビールを飲んだりそーきそばを食べたりして、のんきに過ごし、
酔いをさまして本島北部へドライブ!
本島北部にある瀬底ビーチがかなりお気に入りなんだけど、さすがに遊泳禁止だろうし、ひたすらドライブ。
泳げないとつまんないよね~、まったく。
ホテル内のエステなんかも天気が悪いせいか、かなりの大混雑で、
他にみんなやることねーのかよっ!と思ってしまった。(私達も含まれる)
ひとしきりドライブした後、ホテルに戻り、エントランス近くに車を駐車して車を降りたんだけど、
何?この強風!!!!!!
前に進めませんっ!
わずか数メートル先のエントランスにたどり着くまでかなり大変な思いをしてしまいました。
どうやらこの日は那覇空港を発着する便はすべて欠航になったとのこと。
この風の強さだったら、そりゃそうだろうよ!と思った。
ホテルに戻って、夕食までまだ時間があったので、他にやることがない私達は足のマッサージに行く。
唯一ここだけが空いていたのでありました。
ホテル内のレストランのいくつかは、ビーチのすぐそばに位置しており、
当然台風が近づいたときには閉鎖されるということで、この日もかなり選択肢が限られておりました。
結局私達が選んだのは和食のお店。食事をしている間にどんどん雨風が強くなって参りました。
かなりすごいよ、マジで。
食事を終えて部屋に戻り、部屋でまたお酒を飲み直したりしていたんだけど、
つけているテレビの音が、風で聞こえない。
音量を最大にしても聞きとることができないくらいの暴風。
おまけに雨のすごいことといったら!
バケツの水を窓に向かってジャーッとかけ続けるようなすさまじい雨!
これが沖縄の台風か!!!!
そんな中、妹から寝ぼけたメール届く。
「沖縄にいつ行くの~?気を付けて行ってきてね。ま、まさか、今行ってるってことないよねー?」
今来てるよ、今!
この台風のすごさに比べたら東京にやってくる台風はハナクソ!
台風の子供のようなモノだ。まじすごいっっ!
窓枠に敷き詰められているバスタオルはすでにビショ濡れ状態。
大きなバスタオルが2枚も重ねてあるのに、それがビショ濡れなんだよ!
しかも別にたてつけが悪いサッシじゃなく、どうみたって密閉性バッチリのいいサッシだよ!
どんなに一流ホテルのいいサッシでも、台風の前にはなすすべもないんだということを学びました。
決して厳重すぎる対処じゃなかったのねん。こりが当たり前なのねん。
自然を甘く見てたよ、あたし達は・・・。
・・・当然のことながらこの日の夜はあまりの怖さにしばらく眠りにつくことができませんでした。
この日は飛行機が全便欠航だったけど、明日はどうなんだろう?
私達、東京に戻ることができるんでしょうか?という不安もあり、
かなりブルーな夜を過ごしたのでありました。
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