出産秘話
おなかがどうも調子悪くて目が覚めた。
どうせ検診の日だし、もう少し様子を見ようか、と思って寝ようとしたけど、寝れず。
4時前になると、なんかおなかが痛いような気もしてきた。
前の日からのおりものの血も気になるしなぁ・・・と思い、産院に電話。
寝ているダンナを起こし、4時すぎに自宅を出る。
車の中で、生理痛のような痛みが徐々に襲ってくる。
「あ～～、今日生まれるな」と何となく実感。
3，40分後、産院に着いて、すぐに着替えさせられる。
分娩監視モニターを付けて、分娩待機室で横になると、
待ってました！とばかりに生理痛の強いもの＝陣痛がくる。
「陣痛ってこれかぁ・・」と最初は余裕しゃくしゃく。
痛みの間隔もまだ長く、大きい波と小さい波が交互にくるような感じ。
ダンナとしゃべる余裕もあり。
先生の内診で、「うんちたまってるなぁ・・」と言われ、
なんと、ベット上で排便することに・・・！！
簡易便座みたいなのを持ってきてもらい、浣腸をして便を出す。
・・・本当に申し訳ない気持ちでいっぱい・・・
そんなこんなで1時間ほどしていると、隣りのベットにもう一人の妊婦さんがやってきた。
ダンナさんとお母さん同伴。
さすがに1時間もいると、私にも余裕がなくなってきた。
陣痛の痛み逃しって、確か、ヒーヒーフーだったよなぁ・・と思って実践はしたけど、全然逃されてない。
力を入れないほうがいいのか、う～～！ときばったほうがいいのか・・・
もう段々暴れたくなってきた。
声を出したくても、隣りには他の妊婦さんがいるし・・と思って、ひたすらガマン。
その陣痛のときに、内診をされたときが一番痛かった！！
ただでさえ内診は痛いのに・・・(T_T)
子宮口がどれくらい開いているかを調べるためらしいけど。
あれれ？またうんちが出てきそうになってきた・・・
これはマズイ！！産む前に出しておかないと、と思い、
自力ですぐ横のトイレに入る。
でも、うんちよりも、赤ちゃん出てきそう・・・
このときはかなりしんどかった・・・
そのうち、病院の朝食の時間になってきた。（8時）
一番痛いときに、朝食。でも食べないと力出ないし・・・と思い、
陣痛と陣痛の合い間に急いで食べてみる。
が、起き上がるのにもひと苦労、そのうち陣痛がやってくるし・・・で、
ほとんど食べずに、残りをダンナに食べてもらうことに。
9時前くらいのような気がする。
破水。いよいよだ！
助産婦さんの指示どおり、いきむ練習。
陣痛がきたら、うんちを出すような感じで、といわれるが、
思ったより難しい。
子宮口が全開になるまで思いっきりいきんじゃダメだし。
どこまでいきんでいいのかがわからない。
もうわかんな～～い！適当だあ！と思いながら、いきむ練習を数回。
いよいよ分娩台へ。
ベットから起き上がるのも大変なのに、歩いて分娩台にのぼるのはもっと大変。
このまま生まれてしまいそう・・・
なんとか分娩台にあがる。
ここでやっと先生の登場。
そして、数回またいきむ練習のあと、
「もう思いっきりいきんでいいよ」と言われる。
う～～～ん！！出ろ～～～！！って感じで、
おなかから絞り出す感じでいきむ。
いきみは不思議と痛くない。
いきんでいるときに、パチンと会陰を切られる。これも痛くない。
う～～～ん！う～～～ん！
会陰部があったかくなったと思った瞬間、スルッと何かが抜けていく感触。
う、生まれたぁ！！
すぐに泣くかと思ったが、しばらくして、やっと泣いてくれた。
男の子。
はぁ・・・よかったぁ・・・安堵感。
おなかに置かれた紙のうえから抱っこさせてもらう。
赤紫色の、ふにゃふにゃの我が子。
午前9:36のことでした。
そのあと会陰部の縫合。
先生がチクチクと、延々30分近くも縫ってくれた。
途中、痛くなって、麻酔をしてもらいながらも、なんとか終了。
待機室に再び戻り、点滴を打ってもらう。
そのあと、導尿・・・これ、結構痛かったよ～～。（＞_＜)
今回の出産で、浣腸やら導尿やら、すべてやってもらったって感じ。(^_^;)
数十分後、ダンナ登場。
「よく頑張ったね～～」と誉めてくれた。
そして、ガーゼの産着を来た赤ちゃんにご対面。横に寝かせてくれた。
ちっちゃ～～い。爪伸びてる～～。
ダンナが写真を撮りまくり。かわいい、かわいいと大喜び。
まだ目もきちんと開いてない状態。
でも一生懸命動いている様子は、本当に天使のよう。
ようこそ、赤ちゃん。これからよろしくね。(^^)
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