あたしはあたしの道をいく

2008.03.12
XML
カテゴリ: 本@浅田次郎

輪違屋糸里(上)
輪違屋糸里(下)


私、たすく。三十路も三年目の既婚、子持ち。

新たな恋の予感です。

今まで注意深く避けていたというのに、今更。

ほんっとに今更、あっけなく恋に堕ちました。



土方歳三@新撰組副長にッ!



新撰組って、ハマるとディープだって知ってたからさー、

つか、あたし自身が、ハマるとディープなんだけどさー、

だから、ぜーったいにハマるまいと、気をつけていたのにさー。





土方って、写真が残っているのです。

昔の日本人らしく脚が短いんだけど、めっさカッコいいの。

NHK大河で新撰組が始まる前、京都で開催された新撰組展で、

土方の洋装の写真に出会って一目ぼれ状態に陥ったバカは私。

だから、ヤバイって予感はあったから、避けてたのよ!

これでも!



だってさー、政治思想を持ったバカ、なんて面白いに決まってるじゃないの。

さらに、喧嘩っ早いわ、堪忍袋の緒も切れやすいわのめっさツボ。

切れ者だし、冷徹だし、近藤ラヴだし、絶対ヤヴァイと分かってた。

幕末なんて、当代の人間が太刀打ち出来ない大物が跋扈してた時代だしさ。

なので、これはヤバイと、早々にNHK大河は見ないことに決め込んでいたのに!





浅田次郎、やってくれたぜ。

いとも簡単に突き落としてくれたわよ。

ああああああ、でも幸せでございますよ、ええ。

幸せだから、良いんですよ。ええ。

ちくしょーめっ!







けど。

あたしの新撰組観の基本は、『風光る』なのよね。


風光る(23)

だから、この『輪違屋糸里』はちょっと不満。

土方は、もっと悪人でしょう!

ちょっと良い人すぎだよ、浅田センセイ。



けど、浅田次郎って人は、さんざ悪さもやって来た人だけあって、

悪人の持つピュアな部分を書かせると凄いのよね。

悪人だからある、ピュアな部分とか、曲げられない部分とか、

冷徹な仮面の下にある人情みたいなのとか、隠された過去とか。

だから、これはこれで、とっても「土方―!」って気がする。

惚れた女にだけ見せた顔っての?

クラクラしちゃうじゃないのさ。

その顔、あたしにも見せてくれーーーー!!!!!



けど、沖田は結構、納得だった。

「沖田=チャラ男」なイメージは確かに強いんだけどさ、

早熟の時代のハタチよ?

『風光る』のオコチャマな感じは、違和感があってさ。

それが、この『輪違屋糸里』ではしっくり来た気がする。

まあ、その分、イヤーな男になってましたが(笑

剣豪が猫背ってのに違和感は残るしね。

でも、すっごく、良い感じだった。



しっかし、失恋に男薬とはよく言ったもんだ。

お蔭様で、すっぱりきっぱり思い切れそう。

しばらく土方追っかけマス♪








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.03.12 12:31:42
コメント(4) | コメントを書く
[本@浅田次郎] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: