あたしはあたしの道をいく

2008.07.04
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古典の森へ

何か雑誌で、田辺聖子がとめどないオシャベリの形で古典を語った、その再録。



私、小学生時代から本好きだったので、古典を小学生用に書き直した児童書も、

いくつか読んだような気もするんだけれど、全然記憶に残ってないので、

古典との出会い、は田辺聖子との出会いだったように思う。



中学時代に、田辺聖子の『新源氏物語』を読んだのが、その最初。

そこから、『むかし・あけぼの』(枕草子に題をとった小説)、

『舞え舞え蝸牛』(落窪姫)、と進んだのよね。



とはいえ、田辺聖子を読んだのはそこまでで、

田辺聖子には古典に題を取った小説も沢山あるはずだし、



だから、もっと読めば、もっと田辺古典の世界を楽しめたんだろうけど、

なぜかそこまでは食指が働かなかったのよね~。

パタリと田辺聖子を読む気がしなくなって、むしろ、避けてた感じ。



というわけで、田辺聖子によって古典の洗礼を受けたにも関わらず、

なんと、田辺聖子を読むのは4作目。



面白かったです。

田辺聖子って人は、根っから古典が好きなのね。

古典を扱う小説家である以前に、古典ヲタ、みたいな(笑



私が読んだ古典なんて多寡が知れてるから、分からないのもある。

西鶴なんて読んだことないし、川柳とか俳諧も門外漢だしね。

けど、「へー、そうなんだー」って興味をそそられる。





読んだことのないものを扱われた項でそうなんだから、

読んだことのあるのなんて、もっとそそられちゃう。



それでなくても、ちょっと前に源氏を読み返したばかりで、

歳によって受ける印象が随分変わるんだってことを、実体験したばかり。

平家とか、方丈記とか、今の私が読んだらどう思うのか、気になるじゃないのさー!





きっと、楽しむ余裕も無く赤ペン握って読んだ蜻蛉や和泉式部なんて、

目からウロコの連続なんじゃないかしら。

ぜーんぜん、記憶に残ってないもの(笑



こうしてみると、大学卒業以来、いかに古典から遠ざかっていたか、分かる。

そして、古典に飽くほどのめりこんだ当時が懐かしく思い出される。

あのころは、文学と縁の無い生活をするようになるなんて、夢にも思わなかったなあ。



また、少しずつ読んでみようかな。



とはいえ、今持ち歩いてる2冊を読み終わったら、しばらく本断ちしようかと。

DMの山を片付けてたら、U-CANから支払滞納の督促状が来てたのよね。

そうだった、勉強しようがしまいが、通信の代金は支払わなくちゃならないんだった。

勉強を諦めたのと一緒に、支払も止めちゃってたわー。



と、通信課題を提出しないと、雇用保険の給付が受けられないのを思い出しちゃった。

ちょっとそれを諦めるのは、イタイ額なんで。

社労士試験そのものではなく、その通信課題提出のために勉強しなくては、

なんてことを今更ながらに思い出したわけです。



自分のボケっぷりに笑っちゃいましたが。

少しはツワリも軽減されてきたので、がんばろーっと。









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Last updated  2008.07.04 13:12:09
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