あたしはあたしの道をいく

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2009.01.20

ツレがうつになりまして。

マンガ。

バリバリと企業で働いていたはずの旦那さんが、

ある日、うつ、と診断されて、起き上がることも出来なくなった。

ナニコレ！？？？

と、作者は思う。

まったく理解不能な、わけわかんない病気。

それを、パートナーの立場から描いているのがこのマンガ。

合間に、うつ病の本人によるコラムっぽいものもあり。

小難しいことは一切なし。

そんな難しいことは書いてありません。

あくまで、「なんなのコレ？」って感じ。

マンガなので、面白おかしく楽天的に描かれているところも大きいけれど、

うつってものの雰囲気は十分に伝わるんじゃないかと思う。

うつのことを、作者は「宇宙かぜ」と呼ぶ。

なるほど、言いえて妙。

そんな感じ。

と思うのは、つい昨日まで作業していた本棚スペース整理のついでに、

古い記事をナナメ読みしたから。

あの頃、「なんで普通の人はこの感覚分かんないんだろう？」って思ったけど、

抜け出してしまった今は、あの感覚はもうわからなくなっていて、

自分自身の過去なのに、なんか他人事なんだよね。

理解不能。

でも、おかげで私も成長できた、と思うところは大きいわけで、

あの錯乱期のことを、ヨカッタとは思わないまでも、貴重な転機だった、

と思える程度には肯定できるようになってるんだよね。

エセとか偽とかいう言葉が頭に着くにしてもね。

さくーと軽く読めるし、雰囲気つかむにはお勧め。

身近にうつの人がいて、それを感覚的に理解出来なくて困ってるけど、

学術的なことは聞いただけでアタマクラクラしちゃうし無理って人には、

良いんじゃないかと思った。

ちなみに。

続巻もあって、こちらは、症状が治まった後の事が描かれています。

こっちも良かった。