考えるネコ・・・

考えるネコ・・・

猫の口内炎



我が家の「おかあちゃん」も、その現代病にかかったひとり、
いや、一匹である。

口内炎と言うと、たいしたことなさそうに思える。

が、飼い主には、かわいそうでたまらないのだ。

とにかく、エサが食べられない。
ドライフードはもちろん、缶詰でもダメ。

エサが口内炎の部分にあたると、あまりの痛さに
「ギャッ!!」と鳴いて、とびあがり、
慌てて、カーテンの後ろや布団の中に隠れてしまう。

それほど、痛いのだ・・・・

そこで、病院へ連れて行くと
「ステロイド注射」と口内炎の「薬」をくれる。

ところが、この「薬」がいっこうに効かない。

一応、ステロイド注射で、痛みはおさまるので、日常生活には
支障がないのだが、薬が効かないということは、
完治しないということ。

そうこうしているうちに、また、再発する。

そして、注射。また、食べれるようになる。再発。
また注射。この繰り返し。

注射の間隔もどんどん短くなり、あげくのはてに、
注射の副作用が出始める(らしい)

らしいと言うのは、我が家の「おかあちゃん」はそこまで
行く前に、注射を止めてしまったから、実体験ではないのである。

注射を打たずにどうしたか?

ちょうどその頃、口内炎に効くらしいという噂の
牛の初乳のお薬を獣医さんから勧められたので、
これを利用し、あとは、食事療法と根気で治したのである。

今、「おかあちゃん」は口内炎の再発もせず、
カリカリとドライフードも思いのまま。

ときどき、爪で歯石も取ったりなんかして、
歯茎の赤いのも、ずいぶん、減ってきた。

獣医さんには、「驚異の猫」と呼ばれ、
きょうも、ほいほい、幸せに暮らす「おかあちゃん」でありました。





© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: