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2008.08.26

(25)

テーマ：ねこといっしょ(8919)

カテゴリ：ペット☆もも

みなさま、あたたかいコメントをいただきありがとうございます。

のんびりおっとり、まったりなキャラクターのももでしたが

今回だけは素早く逝ってしまいました。

８月に入り食欲が衰えて来て、ほとんど食べなくなったので病院へ。

春からずっと安定して状態が良かったのですが

血液検査の値はかなり悪くなっていて、通院点滴などを試みるも

数値はほとんど改善しませんでした。

この先、点滴を続けても良くなる見込みがなく、

ただ延命だけの点滴になってしまうなら

あとはストレスのかからないように自宅で様子をみてやりたい、と申し出ました。

少しでも長生きしてほしい、という思いはもちろんありましたが、

そんな人間側からの望みが、ももにつらい思いや苦しい思いをする

時間を増やしてしまうことになるなら、それは嫌でした。

これは、つい先日のことです。

家では食欲はないものの、水は喜んでたくさん飲む状態。

家の中もあちこち歩いたり高いところにもピョンと上れていました。

水を自分からすすんで飲む気力があるうちは

その体力のフォローだけはしてあげよう。

そう決めて、

高カロリー栄養などを飲ませたり、

気持ち悪さが少しでも和らいでくれるよう腎不全の猫の薬「コバルジン」も

カプセルに入れて飲ませました。

以前より力はないものの、まだ普通に歩いているし、

きっとすごくスローなペースで機能が落ちていくのだろうと思っていました。

○

亡くなる前日の朝の写真です。

体調はすぐれない様子でしたが
まだ自分でなんとか歩いて、
あちこち居心地の良さそうなところを探していました。

廊下のフローリングが気持ち良いのか、ゴロンと横に。
タオルの枕をしてあげました。

この前の日はもっと元気があって、
最近鳴かなくなっていたのですが呼びかけると「ニャッ」と短く
良く返事してくれました。
今思うと私たちへの最後のサービスだったのかもしれません。

カーテンの向こう側に隠れてしまう。

亡くなる前日、お昼を過ぎ、うしろ足に力がしっかり入らなくなり、

ふんばれずにフローリングの床ですべってしまい、うまく歩けなくなりました。

それでも移動しようとするので、マットなどを敷き歩きやすいように…

もしかしたらトイレに行きたいのか？　と抱っこして連れていくと

たくさん出ました。

ごめんね、気がつかなかったよ、トイレで出来て良かったね。

そのあとも、あちこち好きなところへ移動していました。

そして、夕方。

血のかたまりを吐きました。
（わかりませんが尿毒症から潰瘍ができていたのかもしれません）

夜、気がつくと呼吸が荒く速くなっていました。

これ以上速くなれないくらいの呼吸に。

この状態がずっと続くことになりました。

亡くなる12時間ほど前の深夜。

呼吸が苦しそうな中、娘が手を握ってあげました。

目は開いていますが、呼吸でせいいっぱい。

今日か、明日か、その時はもう近いと確信した頃です。

この夜は、ももの真横に布団を敷き、ずっと見守りました。

翌朝、出勤する前に娘に

「何かあったら連絡したほうがいいか」と聞くと「しなくていい」とのこと。

亡くなる３時間前、午前９時頃。

ずっと熱っぽいようだったけれど
手足の先が若干冷えている感じに気付き
毛布をかけてあげました。

これが生前最後の写真になりました。

小さな痙攣…

とうとう来てほしくない時がやってきたのだと思いました。

そして大きな痙攣。「最期だ…」「終わりだ…」、

私は泣きながら声に出していました。

痙攣がおさまり、静かに横たわるもも。

しゃっくりのように息を吸い込む呼吸が間歇的にあり

ダンナと私がそばにいたので「もも！」と何度も名前を呼ぶ中、

やがて静かに息が止まりました。

正午ぴったりでした。

いつもは残業して帰宅の遅い娘。

かなり早い時間にケータイから
「今から帰るけど、ももはどうなった？」
「虹の橋へ行ったよ。ちょうどお昼頃だった」
覚悟はして出かけていったものの、
やはり間に合いませんでした。

　　静かにいつもの場所に寝ているよう…我が家での最後の夜を過ごしました。

おとうにゃんとおかあにゃんが待ってる虹の橋。

12年８ヶ月の間、

かわいいももをありがとう。

食べ物もたくさん持っていきました。

大好きだったミスタードーナツのオールドファッション。
ささみや焼きかつおも。
いつも少ししか貰えなかったから虹の橋ではたくさん食べてね。

そして私達家族の写真。娘と私の髪の毛も入れました。

今、また我が家のいつもの場所に…。

自由の身となった今では食べ放題、遊び放題。

というわけで、あれもこれもと並べ過ぎ。

くみたてのお水が好きだったので、今日も保護者はせっせと替えてあげてます(=^･^=)

家族で数々の出来事を思い出す度に泣いたり笑ったりの毎日。

この時こんなだったね、こうしてると必ず来たよね、等々……。

そんな時、いつもあたたかい気持ちに満たされます。

小さな命が残してくれた、なんと大きな宝物。

ありがとう、もも♪

生後約３ヶ月。