気まぐれな夢旅人【本館】

気まぐれな夢旅人【本館】

2010/07/14
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ほぃ!! 今日は長いですよ。
毎度どぉもね、奥さん。ToSでぇ~ございます。


連日、ニュースでゲリラ豪雨による災害が絶えません。
どうしてこうも災害が各地で起こるのでしょうか・・・。

それは自分の所では起こってないから・・・。
と他人事に思ってしまっているからなのでしょう。
そういうときに限って自分のところに降ってくるものではないかと
思いますけれどもね。



さて、本日もお送りして参りますよ。
風景印 岩手篇

んじゃ、見てねぇ~。





岩手県盛岡市 郵便事業・盛岡支店です。

県道1号(盛岡横手線)沿いにある
北日本銀行本店角を入って行く事約100mの所にございます。


さて、盛岡は初めての地でありました。
未踏の地でありました。

出張で八幡平市の山奥に行く機会があり、
その帰りに一杯呑んでいこうということになり、
この支店の隣のホテルに泊まったわけです。
ホテルに駐車したときには真っ暗闇で
隣に支店兼中央局があるとは思ってませんでした。



さて、本日の図案意匠でございます。

石割桜、岩手山、南部鉄器の変形印

でございます。

本日は意匠ギッシリでございます。

まずは上ノ橋町にある上ノ橋のいわば手すりのようなものですね。
擬宝珠 は青銅で出来ており、

同年に作られたのは8個、2年後にはさらに10個、
計18個作られました。
第二次大戦中には軍に金属提供をしなければならず、
この青銅擬宝珠も危うく提供される所でありました。
それを救ったのが太田孝太郎さんであります。
太田さんは実業家であり、郷土史に尽力を注がれた方です。
その一つに擬宝珠も挙げられるわけですね。

ちなみに、上ノ橋は中ノ橋や下ノ橋(盛岡三橋)と並んで
京都三条大橋に倣って擬宝珠が取り付けられたということですよ。


さて、次は 盛岡城趾 です。
それまで市民に親しまれていた「岩手公園」でありますが、
2006年開園100周年を記念して、
「盛岡城趾公園」と愛称にもされたそうです。
昔の地図では確かに岩手公園と称されていましたからね。

その同公園に所在します盛岡城趾ですが、
青森・三戸局 からの関連付けになります。

南部藩主が1633年、
完成した不来方(=こずかた;盛岡)城に居城したことに始まります。
ちなみに、不来方から盛岡に城名を変えたのは
初代南部盛岡藩主・利直氏であります。
「盛り上がり栄える岡」の思いを込めて付けられたのが
盛岡の名の由来であると言われています。

翌年には、火災で消失し、一時は九戸城(同県二戸市)に移しますが、
1635年には修復し、
再度戻り廃藩置県により廃城される1871年までの長きに渡り
藩庁を守り通しました。



さて、続いては同意匠のこちらも。

22/05/16 「風景印」 盛岡中央局

同市 盛岡中央局であります。

続いての意匠は 石割桜 でございます。
盛岡地裁敷地内に存在し、
巨大花崗(かこう)岩の割れ目から桜が育成している事から
名付けられました。樹齢は推定360年。
1500年代中期に家老の庭にあったこの巨大な石に落雷があり、
その際石が割れて、桜の種がその割れ目に入って
成長したのではないかという云われがあるようです。

昭和初期には同地裁で火災が発生するも、
焼けた箇所はほんのわずかで翌年には火災に負けず劣らずの
見事な桜が咲き誇ったとも言われております。

いやぁ、奇跡の桜ともいえましょうなぁ。


本日はまだまだございますよぉ。
変形印・ 南部鉄器 です。
南部鉄瓶でもいいんですが、
昔からそのように聞いていたわけで、
あたいにはこちらの方がしっくり来ましたので
そういたしました。

奥州市水沢区、盛岡市の伝統工芸品でありまして、
始まりが早かったのが奥州市水沢区。
平安後期に近江の国から派遣された職人が
水沢の人々に伝えたといわれています。
盛岡の方はやはり、盛岡城が完成したあたり。
双方共に盛岡藩・仙台藩の協力により発展していきましたが
明治に入ると衰えていきます。

しかし、大正天皇が皇太子であった明治末期、
東北を行啓した際に製造工程を
実際にご覧になったことがきっかけで話題となり、
県や市は力を入れることになります。

現代はアルミ製品の登場で、衰退の一途を辿っています。
その現状打破に向けて、今では沢山のデザインの鉄器が
世に出回っております。



最後は岩手県民の母なる山・ 岩手山 でございます。
岩手県内では最高峰の2038mである同山は
八幡平市・雫石町・滝沢村に跨り、別名は巌鷲(がんじゅ)山。

1731年に噴火した際に流れ落ちたとされる焼走り溶岩流が
北東山麓に見ることが出来ます。

実際ね、あたいはそこに行ってきたわけですが、
とにかくごろごろ小さい石から大きい岩まで
落ちているので、歩きづらかった記憶がございます。



36mの中にこれでもか!
といわんばかりに岩手の代表格を沢山詰め込んで、
いやらしいですわぁ。

だから、本日はこれを作成するのに
2.5時間は掛かったでしょうか・・・。

でも、沢山の発見があるから
辞められないんですよねぇ~

日本の歴史は嫌いだけど、
このような郷土史は好きですねぇ。


といった事で、本日はこれでおしまい。

また、明日いらしてくださいね、奥さん。


へばなッ







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最終更新日  2010/07/14 11:41:36 AM
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