気まぐれな夢旅人【本館】

気まぐれな夢旅人【本館】

2012/03/05
XML
さ。
週の始まり、月曜日でございます。

先月の忙しさったらありませんでしたが、
今月も上旬中旬までは忙しさが続きましょう。

して4月に入ると、雪は融けだし
今以上に春めいて参りましょうね。
そうなると、人々はエネルギッシュになり、
冬の塞ぎきったのは何処へやら吹っ飛んでいってしまいます。

四季の移ろいのなんと不思議なこと。



さて、本日も参りましょうね。
本日の風景印 静岡伊豆篇 でございます。


「静岡伊豆篇」=新規。


今回も てぃんさ さんのご提供でお送りいたします。
いつもごひいきにありがとうございます。



23/07/27 「風景印」 静岡・熱海駅前局

静岡県熱海市 熱海駅前局です。

本日の風景印、意匠は??
大湯間欠泉、お宮の松、熱海海岸


間欠泉
以前、北海道・ 鹿部局 、宮城・ 鬼首局
軽く紹介いたしました。

しかし、間欠泉の仕組みなどの詳細については
省略しておりましたので、
本日は詳細に紹介いたします。


水蒸気や熱湯が噴出する温泉のことであり、

10分に1度噴出したり、7日~12日と期間は様々ですが、
その噴出周期は一定であります。

世界的に有名なのは
米国・イエローストーンや
アイスランド・ゲイシール、
ニュージーランド・ワイマング間欠泉
などがございます。


間欠泉には「空洞説」と「直垂管説」がございます。

◎空洞説=地下の空洞に溜まった水が地熱によって温められ、
     水蒸気として地上に噴出する説。
     最初にこの説を唱えたのはアイスランドの
     J・マッケンシーさんで1811年。
     日本では本田光太郎さんや寺田寅彦さんらが研究し、
     熱海温泉・ 大湯間欠泉 をモデルに
     理論的に構築していったそうです。
     大量温泉の長時間大規模噴出なら説明できますが、
     小規模な間欠泉に関しては説明に困難を極めました。

◎直垂管説=地面に垂直な主要管が地下の奥深くまで続いており、
      その主要管にはまた垂直な管(導管)が幾つもある状況。
      上部の導管からすぐ下の導管までの間に地下水が溜まり、
      地熱で温められた地下水が激しく噴出する説。
      1846年ドイツのR・プンゼンさんが唱えました。
      日本では野口喜三郎さんが唱え、噴出する間欠泉内の
      成分の変化量から垂直管説を支持したとされています。
      小規模な間欠泉の説明に適しており、
      温泉調査に使われる「ボーリング」の際に起こる
      間欠泉のメカニズムの説明も完全に出来るそう。
      1997年島根県津和野町の試掘で間欠泉が噴出したのも、
      このメカニズムで説明できるようです。


ね。

ちなみに、熱海温泉・大湯間欠泉ですが、
古くは自噴していましたが、明治中期に噴出が止まり、
関東大震災で一時的に噴出するも、
昭和初期には再度止まりました。

現在の熱海駅前にある間欠泉は
1962(昭和37)年にポンプの力で湯を湧き出させる
「人工間欠泉」が整備され、現在に至ります。



お宮の松
R135沿いにある松であり、
尾崎紅葉さんの小説「金色夜叉」に登場する
間貫一さんとお宮さんとの別れの舞台が
熱海温泉のこの地。

初代の松は「羽衣の松」と呼ばれていましたが、
1919年に尾崎さんのお弟子さんがこの地に
金色夜叉の句碑を建立したことから、
「お宮の松」と呼ばれるようになったといいます。

その後、自動車の普及などにより、松は枯れ、
1966年地元のホテルの寄贈により、
2代目の松が植えられました。

現在は隣に貫一さん、お宮さんの像が建てられ、
また、松の枝枯れが酷くなってきていることから、
松枯れ対策が施されているところであります。



熱海海岸
先に登場した「金色夜叉」で有名な地。
小田原市寄りの「横磯」と伊東市寄りの和田浜の磯、砂浜が
昭和初期頃までのかつての様相でした。

しかし、1917(大正7)年のトンネル工事で
海面と陸地の境目は変化し、侵食海岸と化しました。
侵食対策(防波堤や離岸堤の設置など)をしたことにより、
国道沿いや「お宮の松」からの眺望は一変したそうです。
遠くは大島も望めたそうですが、
それは今では見ることができなくなっております。

また、この海岸では砂浜維持のために、
千葉県より砂を運び補給しております。



ね。
まぁ、今回はこんな感じでいいわよね。


へんば





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012/03/05 03:10:58 PM
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: