節水装置は温暖化防止のソリューション 



6月前半は少雨で、西日本を中心に渇水対策本部が設置され、住民への節水周知に懸命だった。その後梅雨前線の活発化で、農業用水の側溝はあふれかえり一旦水不足は解消したかに見えた。ところが、今夏も異常気象で、四国地方の水がめは水位ゼロを記録し、再度、渇水対策が喫緊の最重要問題となっている。

先日、文京区主催の異業種交流会の展示会があった。天気と水はいわずと知れた一衣帯水。ある会社の節水装置にて出展。うれしいことに、区の肝いりで展示パネルまで作っていただき、会員の関心の高まり大いに感じた。

依然、景気湿り勝ちの昨今。売上高の上昇はなかなか厳しいのが実情だ。入るを知って出すのは古今の知恵。無駄なコストの効果的な削減は必須のテーマ。温暖化につながる水道水の必要以上な垂れ流し。半永久的に使用できる簡便な製品の取り付けで、使用感を損なうこともなく節水効果が目に見えて改善できる。旅館やホテルなどの大量の蛇口を有するサービス業を中心に、急速に普及が進む。貴重な水資源の節約の必要性とコスト削減の実績とメリットをアピールした。水道局などが無償で配布し埃をかぶっている「節水コマ」ではない。似て非なる物。某ホテルは年間一千万以上の水道料金を節約でき大喜び。33%のCO2の削減で温暖化防止と水不足解消の具体的ソリューション。

早速、地元の旅館組合に強い営業マンから申し出があり、それを機に一級建築士やビルのオーナーに提案したいと言う方たちと大いに盛り上がった。節水は普段からの心がけが大切。よって、意識しなくてもできる装置は分かりやすい。

会員同志の異業種の知恵と「文京区を元気にするぞ」の意気込みで会を重ね、36回目。灯台下暗し。案外見落し勝ちなのが近所の会社との連携とご縁。

「春日の局」に縁の「文のまち文京区」は印刷と和風旅館の似合う町。これから新しいビジネスの形が生まれる予感がする。この町の商売一辺倒ではない職人気質で大人の付き合いが良い。気象は全てのビジネスや人々の暮らしに関わっている。もっとお役に立ちたいと強く思う。

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