翔年よ健康知力を磨け
団塊シニアの気が重くなる言葉の1つ、熟年と老人。
まだまだ若いと張りきっている壮年世代に、昨年、「翔年」の言葉が贈られた。
昨今の活発な女性の社会進出の陰で、
元気な中高年とリストラに意気消沈の二組の男社会に大別されてきた。
どちらの組に入りたいのかは、本人次第。
昨年5月1日に健康増進法が施行。
全ての国民は、健康志向・無頓着、関心の程度に関わりなく、
自らの健康を自分で守ることが、わざわざ成文化された。
受動喫煙防止の法律と見なされているが、さにあらず。
どうやら、立法化に携わった方々は、保険・医療の現状に精通され、
急遽その打開を図ったのだろう。
長きに亘り、我国では医は仁術。
病院と医師は地域の人々に尊敬を持って遇され聖域だった。
ところが昨今、医療現場では専門知識・技術力・責任感の三点セットの急激な低下。
輪をかけて手術時の初歩的ミスが頻発し、自ら証明している。
少なくない数の名門とされてきた大学病院や大病院医師団の、
責任と反省の色が疑問符の謝罪記者会見が報道される度に、善良な国民は青ざめる。
さて、翔年の関心事の一つ・心筋梗塞等血管系の生活習慣病の多くは、
高カロリーなのに栄養素が殆ど含まれていない食事が原因の1つとされている。
例えば、ファーストフードの代表、ハンバーグは調理が簡単で食べやすいが、
人間の体温より数度高いミンチ牛肉が主な材料。
ために、体内に入るや脂肪が固まり血管を詰まらせる原因となる。
食後の食器や鍋が、ギトギトと白い脂で固まっているのを目にする。
皆さん日々、ご存知のとおりである。
このような食材が、日々三度の食事の度に、
牛より低温の無抵抗な人体内に入ればどうなるのか想像してみよう。
常食する中高年のどろどろ血の恐さを除きたい。
今や、小学生まで生活習慣病を呈しているとの報道記事すら見かける。
「少年よ大志を抱け」に、少年達が感動しなくなりつつある時代。
残念ながら、健康保険や病院で健康を維持できない事が分かってきた。
自身と何よりも大切な家族の健康のため、
我国の素晴らしい伝統食で、「翔年よ健康知力を磨け」と声を大にする。
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