ビタミンD

「からだと心の栄養学(アンソニー・サティラロ著、上野圭一訳)」 より編集。著者は米国生まれの医師で病院長。


今日のテーマ 「 ビタミンD 」


特徴など )

・骨や歯の生成ばかりか、
 身体がカルシウムやリンを利用する能力全般のためにも不可欠。
・欠乏するとクル病になる。
・摂りすぎても有害で
 腎疾患、無気力、食欲不振の原因になる
・ビタミンDは血中に入り
 腸管からのカルシウム及びリンの吸収を助ける。


主要ビタミンD源は太陽 )

・身体は日光から紫外線を取り出して、
 皮膚の近くに存在するコレステロール様物質と結合し、
 自力でビタミンDを生成する。
・(太陽などからの)一日摂取量については、
 次回で詳しく解説の予定。


特に注意を要すること )

・ビタミンDの過剰摂取は有害だということを忘れないように。
・腎臓結石や骨のミネラル欠乏を招きやすいからである。・このビタミンは、
 不足か摂りすぎになりやすいので、注意を要する。


多く含まれる食物 )

・魚油・肝油・小魚
・魚は大量のプランクトンを餌にしてビタミンDを摂取しているが、
 そのプランクトンは海洋の表面に漂いながら日光を吸収し、
 ビタミンDをたっぷりと貯蔵している。
・牛乳やバターなどの乳製品にはたくさん含まれている。

感想 )

これまでに解説してきたビタミンの中で、
太陽がその主要な源であるとされるのがこのビタミンD。
いわば、太陽のビタミンです。

クル病とはせむしのことです。
今は、少なくなってきましたが、
わが国の豪雪地帯の北陸や東北地方北部の日本海側地方に
多く見られたことはご存知のとおりです。
言うまでもなく、
豪雪地帯は長期間に亘る積雪と心も鬱屈とさせる曇り空の日々が
晩秋から春の始め頃まで続くわけです。

白人などと違って皮膚の色の関係から日本人は、多くの日光浴を必要とするからです。

話は突然展開しますが、
今でも、私の住んでいる練馬の団地内にも
背中が曲がってしまっているお年寄りがかなりおられます。
日頃の生活習慣や食生活のスタイルは不詳ですが、
ごみだし程度の外出であれば、
徐々に、背中が曲がってくるのかも知れないと
密かに思っている次第です。

隣近所のお付き合いが
ほぼゼロに近い状況の現代社会の象徴の団地生活。
例に漏れず、当団地もお年寄りが増えてきました。
少子高齢化とともに、経済的な事情もあって、
若い世代が入居しづらいのかもしれません。

いずれにしろ、
適度な太陽と若い世代が共住する社会であって欲しいものです。
我が団地は何と「光が丘」という名前を冠しているのです。
一頃は過剰なほどに小中学校に通う子供たちであふれ
今では、学校の合併はまだしも
廃校後の利用法についての広報が配られてきたり
そんな噂話が進んでいます。

過剰と欠乏の両極端になりやすいのがビタミンDとされます。
おや?
ビタミンDのような団地ですね。

こんな街や地域がどんどん増えているようですね。
今日はビタミンの話から地域の話になってしまいました。
お付き合いいただき誠にありがとうございます。



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