山ほどの話


そこには、山があり、小川が流れ、春になると土筆を取って、卵とじが大好物でした。ちょっと頭の辺りが苦いのもありましたが、春の息吹をしっかり頂いた。

 夏は、自転車で30分以上もかけ、田んぼの貯水池であるため池まででかけ、飽きるほど遊びまわったこと。せみがジージー鳴くのを聞きながら、芭蕉の俳句に妙に感心したりする、自然がたっぷりとあった。

 今の子供に何がして上げれるのか、ため息がでてくる。
10代の元気盛りに、902メートルの福知山には数え切れないくらい上ったものだ。

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