地球って何だろう


人と動物を大切にする J-HABS認定(2級)インストラクター養成テキスト(1)

第3章 地球とお天気 私たちが生きているところ

「 地球ってなんだろう 」

我々の住んでいる星は地球といいます。地球は、自分で、一日一回西から東へ回転(これを、自転といいます)しながら、太陽の回りを1年かけて回っています(これを公転といいます)。

この自転と公転のおかげで、地球の北半球の中緯度に位置する日本列島には、とても美しい春、夏、秋と冬の4つの季節がめぐってきます。地球は、また北から南(鉛直方向といいます)へまっすぐになっているのではありません。23.5度の傾いた軸(地軸のかたむきといいます)を中心にして、猛スピードで回転(自転)しています。
 この地軸の傾きによって、季節の移り変わりとともに、日本は太陽の熱を受ける強さに変化があります。これが、4つの変化に富んだ季節をもたらしています。
 北半球では、最も太陽の熱が強く暑くなるのが夏至(6月21日ころ)で、反対に、一番冷え込んでくるのが冬至(12月21日ころ)となっています。

 日本の入学シーズンの頃にはさくらの花が咲き、楽しい夏休みに続いて、柿やナシやぶどうなどのたくさんの果物が実る食欲の秋があります。そして、町中の商店街で、サンタさんのジングルベルが鳴りだすと楽しみな冬休み。そして、お年玉のお正月のある冬が、必ずめぐってきます。

 このような季節の移り変わりをもたらしてくれるのが太陽の爆発によるエネルギーです。
 地球は、太陽の回りをまわり、その中心から3番目にある太陽系の一つの惑星です。そして、大気と水に守られた、はてしのない宇宙からみるとちっぽけな一つの星なのです。

 太陽はものすごく大きなエネルギーをもっています。太陽の表面の爆発によって、宇宙のやみを光の速さでやってくるエネルギーが、地球の全ての生物や自然を慈しみ育ててくれています。この光エネルギーが、地球をおおっている大気を通して地上や海に、休みなく注ぎます。その作用で、気温が上がったり下がったり、さまざな方向から強い風や弱い風がふき、雨がふり、雲ができ、絶えず、お天気が移り変わっているのです。
 さあ、いっしょに、自分の身の回りのお天気のことを調べてみましょう。

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