くれっしぇんど

★斎藤メソッド レポート




土曜日は、ユウキは、久しぶりの斎藤メソッドのクラスに参加しました。このクラスは、「声に出して読みたい日本語」の著者斎藤孝さんが自ら「呼吸法」や「朗読」などを教えてくださるクラス。
ユウキが二年生の頃に彼の本に出逢って、当時から親子で時々朗読しては楽しんでいました。ユウキはいくつか暗誦しているものもあります。
その頃知った斎藤メソッド。
今年からは、低学年のクラスも始まりましたが、昨年までは四年生からしか参加できなかったので、二年間、待ちに待った受講です。
一学期で六回。今日は四回目ですが、今までサッカーの練習試合と重なることが多く、今日でやっと二回目の受講。
一回目が楽しかったらしく、ユウキもとても楽しみにしていました。

最初の一時間は、体育館のようなところで身体を使った授業。
呼吸法に始まり、朗読しながら友達をおぶったり、丹田を鍛えるための運動など。結構辛いらしいですよ。
先生自ら大声を出して、とてもパワフル!
すごい速さでどんどんその場で朗読、そして暗誦します。子どもたちの集中力にはただただびっくり!
「どんどん覚えよう!意味はわからなくても良いよ。ただ読む。たくさん読む。やるかやらないか、ただ、それだけ!」
後ろで見ている親たちは、子どもたちが読む度に、ひとつひとつ大きく拍手をするように言われます。
先生曰く、「子供は誉めると伸びます。お母さんたちも、その練習をいっぱいしてください!」
昨日は四人組になって、ひとりずつスピーチをしました。
お題は「ぼくの(私の)好きなこと(もの)」。相手に自分もやってみたいな~っ。欲しいな~て思わせるのが目標。話す人は、相手の目を見て話す。聞き手は大きく頷く。この練習です。
ユウキのグループは、何だか笑いが止まらない様子。後で聞いたら、ひとりの子が「好きなのは小泉総理大臣の髪型」というテーマで、ずっと話していたそう。
大声を出して、人と人と向き合って話して、身体を動かして、一時間が終る頃は、子どもたちもスポーツの後のように爽快な顔をしていました。

二時間めは、机に座っての授業。
ここは私は見学しなかったのですが、三色ボールペンがやっとここで登場するようです。昨日のお題は、パスカルの「パンセ」。こんな難しい文章、わかるのかな~と思ったら、ちゃんと「人間は・・・考える葦である。」のところに赤線をひいていたので、へ~っなかなかやるじゃん、って感じでした。多分、意味はわかっていないでしょうけど。
でも、先生は、わからなくても良い。感じろとおっしゃるそう。
英語の朗読も、口真似みたいな感じでやるそうです。
そして、「再生シート」という用紙を使ったそうで、見せてくれました。
コミック映画「ミスタービーン」の映画のひとコマを見た後に、面白かった点を書き出せるだけ、箇条書きで書き出すというもの。読んでみるとなかなか笑えます。

たった二時間の間に本当に盛りだくさん!
ユウキがぽつり、「サッカーの練習より疲れるよ。」
勉強はスポーツという斎藤メソッドならではだと思いました。

今学期はあと二回。試合と重ならないようにと祈るばかりです。




★2004年 7月12日

今日は、斉藤メソッド今期、最後の日。
来学期からはサッカーの試合が増えるため、
ユウキにとっては、最後の斉藤先生の授業でした。

このタイトルの「圧勝」という文字は、
授業が終って、ユウキが先生にサインと共に
本に書いてくださった言葉です。

  ユウキ君へ  圧勝!
             斉藤孝

「先生が好きな言葉なんだって。」
嬉しそうに見せてくれました。

明日は、いよいよ八人制の公式試合、予選初日。
ユウキにとって、最高の激励の言葉になりました。
今日の練習では、コーチに思い切りアピールできるよう
頑張ったんだ~というユウキ。
スタメンに選ばれるかドキドキ、わくわくです。
明日の日記も「圧勝」の文字を書きたいわ。


★2004年 7月16日

私が、初めて斉藤孝氏の本に出逢ったのは、二年ほど前。
「子どもに伝えたい三つの力」という本でした。

子どもに伝えたい<三つの力> 生きる力を鍛える ( 著者: 斎藤孝 | 出版社: 日本放送出版協...
ここに書かれている三つの力とは、、「コメント力(要約力・質問力)、段取り力、まねる力(盗む力)」の三点。
そして、その本の中には、三つの力を養う実践の場として、「斉藤メソッド」のクラスのことが描かれています。
日本人として産まれたことの誇りを身体で感じて欲しい。
私は、是非このメソッドをユウキに体験して欲しいと強く思いました。

そして、先週土曜日は、とうとう今学期、ユウキにとって、最後の授業の日となりました。

この日も、サッカーの練習を終えてから行ったため、30分の遅刻でした。
移動の車の中で、「もう、呼吸法は終っているね。朗読も始まっちゃってるね。」と残念そう。
ホールに入ると四、五人づつくらいのグループに分かれて、
「平家物語」の巻第十一 那須与一が扇を射落とす名場面を
ひとりづつ丸読み(一文づつの交替)で朗読していました。
この読み方は、友達の読みも集中していないと読むことができません。
みんな真剣な面持ち。
先生の授業は、細かい説明や解説などありません。
ひたすら原文を大きな声で読む。
グループ読みが終ったら、最後は全員で声を合わせて。
この時、先生が弓を射り、扇が空に舞うジェスチャーをすると子供たちも自然に身体が動きます。
子供たちは、身体で戦の場面を感じているのです。
読み終えて先生が一言。
「みんなぼくの大学の授業にこのまま連れて行きたいよ!」

次は、ユウキも大好きな「走れメロス」。
子供たちのものすごいパワーに圧倒!
最後に「走れ!メロス」が鳴り響いた瞬間、感激で涙がこぼれそうになりました。

そして、先生が、次は「弁天娘女男白浪!」とおっしゃった瞬間、ざわざわ~っと歓声が!!
喜んで手を叩いている子もいました。
「知らざあ言って聞かせやしょう。」
先生の歌舞伎のイントネーションに合わせてみんな首を縦に振ったり、横に振ったり!(笑)
子供ってどうしてこんなに耳が良いのでしょう。
ちゃんと歌舞伎らしく聞こえます。
「名さえ由縁の弁天小僧菊の助たァ、おれがことだぁ~。」
の見得をきるシーンは、ユウキはちょと恥かしそうで、もじもじしていました。
(でも、家に帰ってきたら、すっかり歌舞伎役者に変身!
決まってました(笑))

ここで私は用事があったので、後ろ髪をひかれる思いで退室。
後半は、机のある部屋での講義だそうです。

英語なんて、小さい頃、テープを聴いていたくらいで、習ったことのないユウキが聖書の一節やマザーグースの歌を覚えて帰ったのには、驚き!
ほんの三行ほどの短いフレーズですが、何だかそれらしく聞こえるの。何より楽しそう。

ミスタービーンのコミック映画のワンシーンを見て、
再生シートに「面白いと感じたことを写す」という作業。
これも子供たちは好きなようです。

そして、最後に三色ボールペンで線をひきながら、なんとゲーテの「ファウスト」の第一部 書斎の一節を読んだそうです。
ユウキに「感想は?」って聞いたら、
「ファウストってカッコイイ!!
先生が、この話の続きでファウストが『おまえは美しい』って言ったかどうかぼくたちに聞いたんだ。
ぼく、「言った」っていうほうに手を挙げたら、当たってた。
それでね、先生が、美しいと言ったことに対して、ファウストは後悔しなかったんだよって教えてくれた。
たった一回の人生をかけてこの言葉をファウストは言ったんだよ。絶対カッコイイよ。」

まさかここまで感じ取っているとは。。。
熱く、熱く語る姿に正直、びっくり。
そして、とても嬉しかったです。

残念ながら、二学期からは、サッカーの試合数が増えるため
もう、通うことはできません。
(一学期も六回の内、受講したのは三回でした。)
でも、この貴重な体験は、ユウキの心や身体に埋め込まれたはず。
これからも「声に出して読みたい日本語」の本は、
リビングのいつでも手が届くところに置いておきたいです。

斉藤先生、どうもありがとうございました。

  ★斎藤メソッド 授業で使ったテキスト


声に出して読みたい日本語 ( 著者: 斎藤孝 | 出版社: 草思社 ) 声に出して読みたい日本語(2)( 著者: 斎藤孝 | 出版社: 草思社 ) 声に出して読みたい日本語(3) ( 著者: 斎藤孝 | 出版社: 草思社 ) 三色ボールペンで読む日本語 ( 著者: 斎藤孝 | 出版社: 角川書店 ) 理想の国語教科書 ( 著者: 斎藤孝 | 出版社: 文藝春秋 ) 【楽天ブックス】からだを揺さぶる英語入門

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: