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Jan 30, 2009
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カテゴリ: 仕事 と 成長

サブプライムローンから端を発した世界同時不況は、底なしの様相を呈している。 借金に借金を重ねて 過剰な消費を繰り返したり、期待が期待を呼ぶ虚構の金融相場に大量の資金が流れ込んだり、今 思えば、有史以来 具体的なモノ・サービスの対価として機能していた貨幣の意味が、大きく歪んでいたのではないかと思う。

技術という言葉は、工学・理学的なモノにのみ使われるものだと思っていたが、金融技術という単語が登場するに至っては、エンジニアとして 一抹の不安を感じていたのも事実である。

金融に直接的に手を染めなかった製造業の経営者達も、M&Aによって自社が飲み込まれることを恐れたり、逆に 他社を買収することによって 自社の事業を拡大することを夢見て、株価や配当を上げることに全力を注いだ。 その結果、長く景気拡大局面にあったとは言え、経営者と一部の規制産業を除いて、労働者の所得は横ばいのまま。 物価も上がらず、モノづくり産業に関わる人達のモチベーションを上げる要素が見つからない。

---

現時点では、壊滅的な打撃を受けている金融資本主義だが、その台頭の理不尽さと危険性が広く認められるようになれば、次の時代を担うのは 産業資本主義ではないかと思う。 定量的な根拠に乏しく 暴走しがちな金融市場での価値ではなく、現実に人々の生活を助け 豊かにする製品・サービスに対して、価値が認められる時代である。

ただし、モノづくりに関わっていると言っても、資本主義が大転換する局面においては、従来通りの製品・サービスを提供するだけでは、波に乗れない。 バブル期の「食う・寝る・遊ぶ」という価値観は古く、2010年代には、先進国においてはエコ製品・シンプルでありながら付加価値を持つ製品、その他の世界においては 高度成長期の日本で見られたような製品を、いかに低コストで 普及させるかが、キーになりそう。 そして、それらの価値を素早く提供できるような厳選された技術開発・設備投資の仕込みができるかどうかが、この数年のモノづくり企業の課題である。

不況の波に飲まれ、固定費削減や変動費コストダウンだけに走っている企業は、その先の競争には、生き残れないだろう。







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Last updated  Jan 31, 2009 12:51:16 PM
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確かに!  
やまけん@北摂 さん
確かに仰せの通りですね。
派遣切りの次は正社員のリストラと一層の社会不安を煽るような経営政策を取る企業ばかりで。。。
新聞で失職した派遣社員の調査を見ましたが、製造業の派遣が9割以上ですね。
当社を含めて女子の事務系派遣はまだ安泰でお気楽のようです(^^; (Jan 31, 2009 11:35:42 AM)

Re:金融資本主義から産業資本主義へ(01/30)  
かずめさん  さん
ごのご時勢をチャンスと見て、新規事業と立ち上げる会社が少しづつ出てきています。
下克上、破壊と創造。。2009年はそんな年になるかも知れませんね。 (Jan 31, 2009 04:06:43 PM)

やまけん@北摂さん  
しゅう206  さん

こんにちは。コメントありがとうございます。

製造業の派遣でも、まずは現場の作業者の派遣社員、次には設計・評価・生産技術のエンジニア派遣社員が、削減の対象となっているように感じています。

もともと単価が低いこともあり、事務系は、もう少し安泰なようです。。。

(Feb 1, 2009 07:06:47 AM)

かずめさんさん   
しゅう206  さん

こんにちは。コメントありがとうございます。

やはり、チャレンジの度合いが多きい年になりそうですね。。。

今年は、これまでの技術や経営の資産を活かしつつ、新しい分野での付加価値、既存分野でも目新しい付加価値を出してゆくことが、大切だと感じています。。。

(Feb 1, 2009 07:08:22 AM)

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