2008年03月22日
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カテゴリ: 観劇♪
いやぁ~~~~~。寺山修二の世界にどっぷりと浸ってきました~~~。

何ていうんでしょ??

ダークでアングラな世界というか、でも、人間の誰でも「母」や「家」に対して持っている深層心理を描写されたようで観ていてどこか共感せざるを得ないというか…。


開演と同時に真っ暗になったステージ上方に現れた4つのグラインダーが生み出す火花。

それはまるで、これから始まる「家」という容れ物の中に納まる4人の生命の炎のよう。

継母を受け入れられず、ずっと産みの母だけを思い慕うしんとく(藤原竜也)

「家」は「容れ物」。その中に入れる「父」「母」「子供」をまるで部品のように寄せ集め、プラモデルを完成させるかのようにその役割を強要する父(品川徹)

「母」が欠けたからと、買われてきた次の「母」撫子(白石加代子)

買われた母の連れ子、せんさく。



自分を受け入れてくれないしんとくを憎しみ、しんとくの目を潰してしまうあたりからは一気に面白かったです。

撫子としんとくの“我”のぶつかり合いというか、追い詰められるところまで追い詰められた二人、行き着くところまで行き着いてしまったこの二人が互いを受け入れることは決してないだろうと思わせつつも、しんとくから出た言葉が「お母さん!もういちど、ぼくをにんしんしてください」。

お互い、惹かれあう、分かり合うというよりは、どこかで求め合うことをあえて拒否していた感じ。

でも、それがすごく自然で。。。

最後にはまた冒頭に出てきた4個のグラインダーだから出てくる火花が浮き彫りにされて幕を閉じるのですが、今度は何か生きる希望の光のようにも思えて。。。

全体的にフワ~となるような、決して明るい作品ではないのですが、観終わった後にまったりとした爽快感が得られる不思議な作品でした。

一度だけじゃなくて、二度、三度観て、今度はセリフもよーく噛み締めながら聴きたいデス。






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最終更新日  2008年03月24日 21時29分15秒
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