ロシア 0
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毎年の6月4日に近付くと、天安門事件の話題が必ず新聞等のマスコミに上ります。23年過ぎた今年も事件に対する再評価を要求する声が後絶ちません。事件当日天安門広場を訪ねた者として一生忘れられない出来事でした。興味のある方が当時の体験に基づいた日記を参照してください。巻き込まれそうなところ(天安門事件前後 その1) 北京駅の銃声(天安門事件前後 その2) 無料電車(天安門事件前後 その3)不明真相の群衆(天安門事件前後 その4) 子馬の気持ち (天安門事件に思う)
2012年06月03日
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今日、「天安門事件」発生してから22年になります。当時の自分の体験に基づいた日記が「天安門事件」のカテゴリにあります。表題が以下の通りになっており、興味のある方が参照してください。 巻き込まれそうなところ(天安門事件前後 その1) 北京駅の銃声(天安門事件前後 その2) 無料電車(天安門事件前後 その3) 不明真相の群衆(天安門事件前後 その4)この事件について、当局の発表と反体制側のデータが大きく乖離し、今でも論争が終わっていません。-----------------------子馬が川を渡る初めてお使いの子馬が橋のない川に遭遇し、川の深さが分からず進退に迷っていたところに、川の向側からねずみが渡って来ました。「ネズミさん、川の深さがどの程度ですか」。「すごく深くて、溺れそうになったところでした」とねずみがこたえました。ねずみの話を聞いて、引き返そうとしたところに、大きな象さんが川を渡って来ました。「ぞうさん、ぞうさん、川の深さがどの程度ですか」「すごく浅くて、膝にも達しないです」とぞうがこたえました。二人の話を聞いて益々分からなくなった子馬が仕方なく、勇気を振り絞って、ゆっくり川を渡り始めました。暫くすると、水が膝を超えて、おなかまで達したが、次第に浅くなり、川の対岸に無事到達しました。川がねずみの言う程深くなく、象の言うほど浅くなかったです。----------------------この物語から分かるように、この論争が終わらないでしょう。今の福島原発事故、政府発表とインターネットの情報、似ているような気がします。子馬の立場に立って、冷静に見ることが必要では・・・
2011年06月04日
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21時間の無料電車が終わり、終着駅に着きました。学校に戻り、いつも通り仕事を続きました。数日後、学校の雰囲気が一変しました。“清査”「反革命動乱分子」の運動が始まりました。天安門事件前後北京に行った全員が対象になり、「抗議活動を組織」、「抗議活動に参加」、「流言の製造」、「デマの伝播」に当たるかを審査されます。自分が「抗議活動を組織」、「抗議活動に参加」に関係ないから、「流言の製造」、「デマの伝播」の有無について審査を受けました。幸い、担当者が同級生のご主人で、面識のある方でした。「流言の製造」も「デマの伝播」もしていないという風な質問され、「はい、はい」と答え、無事終了しました。結局、「不明真相の群衆」に属し、処分なしで終わりました。20年以上過ぎましたが、天安門広場で会った同僚とその後一度も会ったことがありません。噂によると、当時抗議活動に参加した3名若い教師が1名逮捕され、残る2名が懲戒解雇になりました。何に事もなく、ここまでこられた自分がいろんな場面で助けていただいた方に感謝致します。今日の1枚 雪の世界(2/8)知人からの写真です。「感受日本 ― わかりあえるか中国人と日本人」 著者 欧陽蔚怡 出版 楚風書院 注文用メールアドレス sofusyoin@yahoo.co.jp 定価 税込み1200円「感受日本」で検索すれば、アマゾンでも入手できます。
2011年02月09日
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無料電車に乗り、北京駅を出発しました。北京駅が見えなくなるにつれて、落ち着きを取り戻し、周りを見る余裕ができました。乗客の殆どが若い人で、天安門広場からの学生さんでした。最初、皆黙り込んでいましたが、暫くすると、皆が歌い始めました。誰から始まったが分かりませんが、1曲終わったら次の1曲が始まり、ずっと続きました。電車が駅に止まると、ホームで食料品を持っている人々が列車を囲いました。「今日ホーム販売の人が多いな」と思いながら窓を開けました。「北京からですね?どうぞ、食べてください」食料品を差し入れてくれました。自分が「北京からの学生さんじゃない」言う間もなく、食料品を次々と窓から押し込まれた。いつもなら、お金にシビヤな人々が、誰一人もお金を貰おうとしませんでした。無料電車に乗り、無料食料品を食べながら、学生さんの自慢話をたくさん聞きました。乗客の殆どが初対面なのに、あっと言う間に「仲間」になり、不思議な気がしました。二十一時間無料電車の旅、このように、歌、差し入れ、自慢話の連続で、いつもより短く感じました。今日の1枚 雪の世界(1/8)知人からの写真です。「感受日本 ― わかりあえるか中国人と日本人」 著者 欧陽蔚怡 出版 楚風書院 注文用メールアドレス sofusyoin@yahoo.co.jp 定価 税込み1200円「感受日本」で検索すれば、アマゾンでも入手できます。
2011年02月08日
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天安門広場を後にして、地下鉄を利用し、足早でホテルに戻り、11時30分ごろに寝ました。どの程度の時間が経ったが分かりませんが、外から花火を打ち上げたような音がしました。うるさいな、この真夜中・・・その音がながなが止まらなくて、本当にうるさいな、朝早起きしなければいけないのに・・・そのまま再び寝ました。朝、目覚まし時計に起こされ、急いで荷物をまとめてホテルを後にしました。外の様子がおかしいことにすぐ気付きました。至る所に人々が集めて議論しているが、近付いたら皆黙ってしまいます。「なんかあった?」と無理矢理聞いたら、「自由の女神を倒された」が返ってきました。びっくりしました。昨夜天安門広場で見ましたから。「夜の銃声、聞こえなかった?」と聞かれ、花火ではなく、銃声であることに気付きました。電車のことを心配し、急いで北京駅に向かいました。途中、壁に銃弾痕、三輪車に血痕等いろいろありましたが、見る余裕がありませんでした。駅に着いたら、電車が運行していることが分かり、しかも「北京始発の電車が全て無料」と聞いて、ホッとしましたが、束の間でした。激しい銃声が聞えるようになり、且つ駅の方向に近付いています。待合室内の乗客が騒然になり、1階の人が駅の奥に逃げようと2階に上り始めたが、2階の人が駅構内に逃げようと1階に降り始めました。人々が向かい合って、極めて混乱しました。幸い、銃声が他の方向に変わり、段々遠くなりました。やっと発車時刻になり、電車で北京を後にしました。「感受日本 ― わかりあえるか中国人と日本人」 著者 欧陽蔚怡 出版 楚風書院 注文用メールアドレス sofusyoin@yahoo.co.jp 定価 税込み1200円「感受日本」で検索すれば、アマゾンでも入手できます。
2011年02月07日
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最近、エジプトの情勢を論じるマスコミが「天安門事件」をよく言及するため、昔のことが・・・天安門事件の時、ある大学に勤めていた自分が北京出張中でした。事件の前日6月3日、用事があって天津に出向し、午後6時ごろ北京駅に戻りましたが、予定より早かったため、天安門広場にいる同僚と学生の様子を見に行きました。天安門広場にいろんなテントが張られ、テントの傍に大学の旗が立っていました。広場を一周回りましたが、テントがあまりにも多くて自分の大学の旗を見つけませんでした。帰ろうと思った時、同僚の一人に出会いました。「学校のテントは?」と聞いたら、「そこ」。すぐ近くのテントに指差しました。「中に入ってゆっくり話を」と誘われましたが、「授業があるため、明日学校に帰らなければ」暫く立ち話をしました。「最近、市民からの差し入れがかなり減ったと聞いているが、食料品が大丈夫?」「物資の心配がなく、香港経由でたくさんのテント、食料品が毎日のように届いている。」「どこから?」「良く分からないが、アメリカが最も多いと聞いている」・・・・・・「長期戦になりそうね」「今更やめるわけには・・・」「将来、偉くなったら、俺を忘れるなよ」と冗談を言って彼と別れた。10時過ぎ頃天安門広場を後にしました。その約2時間後、「天安門事件」が始まりました。「感受日本 ― わかりあえるか中国人と日本人」 著者 欧陽蔚怡 出版 楚風書院 注文用メールアドレス sofusyoin@yahoo.co.jp 定価 税込み1200円「感受日本」で検索すれば、アマゾンでも入手できます今日の1枚 氷の世界
2011年02月05日
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