☆ドリーム☆ ~夢~

☆ドリーム☆ ~夢~

 オリジナル小説 ~約束の場所~


主人公    和泉 菖蒲(いずみ あやめ
5月28日生まれ 中2
元気がよく、友達が多い
しかし勉強、運動共にダメ
兄      和泉 悠斗(いずみ ゆうと
12月24日生まれ中3
運動はできるが、勉強ができない
秋羅とは一番の友達
2人の幼馴染 逸樹 秋羅(いつき あきら
9月9日生まれ  中3
なんでもできるが、写真を撮るのが苦手
学校では敬語で話すことが多く、クールにみえるが、
このメンバーのときは、意地悪な性格。





感想よろしくお願いします(BBSまで




















あなたを失う寂しさを私はまだ知らなかった――

今日は卒業式。私のではなくいつも頼りにしていた先輩の卒業式。
いつも仲良く登下校をして楽しかった。今日それが終わろうとしている。
彼は、高校に上がる。だからもう一緒にはいられない。
「これで卒業式を閉じます。皆さん温かい拍手で見送ってあげてください。」
終わった。私と先輩との思い出。
「――いろ。」
(今、何か聞こえた気がする。)
顔をあげるとそこには先輩が通り過ぎようとしていた。
「いつもの場所にいろ。」
(秋羅だ。)
いつもの場所というのは、体育館裏だ。そこは正門に面していないため、
ごくわずかな生徒しか通らない。だからよくそこで待っているのだ。
私は深く頷いた。秋羅から誘われることなんて、
今まで何回もあったはずなのに心がざわついている。
何の話だろう。そのあと顔をあげれなかった。
拍手がなりやんだ。
「1,2年生は教室に戻ってください。」
教頭先生が言った。私達は教室に戻った。担任の先生が、
泣きながら最後の挨拶をしている。周りの女子も少し泣いている。
でも、私は泣けなかった。早く秋羅に会わなければいけない気がした。
「これで、最後の学活を終わります。」
「ありがとうございました。」
このクラスで最後の挨拶をした。私は急いでかばん準備をし、約束の
場所へ向かった。
もう人がいる。秋羅だ。初めて待たせてしまった気がする。
「すいません。担任の先生の話がながかったので。・・・・先輩?」
私はいつも学校で他人行儀に接しているためそのまま話しかけた。
そのあと、後ろを向いたままの先輩を回って見上げた。・・・泣いている。
「どうしたんですか?ケガでもしました・・・か?」
私はケガをしているわけではないとわかっているのに聞いてしまった。
「ハハ。悪い。こんなとこみせたくなかったんだけどな。
菖蒲に渡したいものがあったんだこれなんだが・・・・。」
――ケータイ。それにこのストラップ・・・。
「これ。」
私は驚いて2文字いうのが精一杯だった。それは私が、兄と秋羅とクリスマス
会をしたときに、あげたストラップの色違いだった。本当は自分も買いたかったけど、お金がなくて買えなかったのだ。
「菖蒲。俺にくれるときとても寂しそうにくれたから。俺が欲しいって
いったから買ってくれたんだろ?でも俺が欲しかった理由は
こうしないと意味がない。」
――チャラ
そういって出したのは秋羅のケータイだった。私があげたストラップが
ついている。
「まさか。」
私は悲しくて泣きそうだったのに。気づいていたのだろうか。
「そう。ペアでつけたかったんだ。それに菖蒲ケータイもってなかった
だろ。ケータイも買ったがいいだろ?」
秋羅がいつもの優しい笑顔とは違って、少しテレているようだ。
私も自然と笑顔になった。
「・・・いいですよ。むしろすごくうれしいです。先輩に毎日会っていた
のに、会えなくなるのが悲しかったんです。」
うれしすぎて泣きそうになった。
「これで、いつでも話ができるだろ?それに俺が敬語じゃないときは
菖蒲も楽にしゃべっていいって言ったろ。幼馴染なんだし・・・。」
少しすねていってるみたいに秋羅は言った。
「うん。ねえ!2人で写真とろ。最後のお揃いの制服だろうし。」
私は泣きそうだった顔をごしごしこすってから、元気よく言った。
「俺。写真とるの苦手だって知ってるよな?まぁ2人でとるなら
いいけど・・・。」
秋羅がテレてそっぽを向いた。
――カシャ
「え。」
秋羅が驚いてこっちを向いた。
「今。ちょうど笑ってたからチャンスかと思ってとっちゃった。」
私はびっくりしている秋羅もとるべきだったと思った。
「卑怯だぞ。・・・といいたいところだが俺ももらってるし・・・。」
といってみせたのは、クリスマス会のときの写真だった。
いつのときかわからないが、私1人で笑っている写真だった。
秋羅が意地悪な顔になっている。
「な、なんで。私に知らない間に・・・。」
「まぁいいじゃないか。これでお会い子だろ?」
意地悪をいわれたのに、くやしくなかった。秋羅と話ているときは、
どんなことでも楽しく思える。気のせいだろうか。
「そうだけど・・・。今度いつ会えるの?」
私が一番聞きたかったことを聞いた。
「俺の学校は4月から始まるけど、色々と準備があるから、土曜日なら
あいてる。」
いつものやさしい口調だ。気を使ってくれたらしい。
「じゃあ、秋羅の家にいくから。1時でいい?」
「ああ。」
2人は約束をした。
――この約束が2人の未来を左右することをまだ誰も知らなかった。





という感じにまずは終わっておこうと思います。
話が進んだら第2話ということでかかせていただきます。
気が向いたら第2話のほうも読んでいただけるとうれしいです。


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