バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

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カテゴリ: 映画/エンタメ
007/カジノロワイヤル 』、観てきました。新生ボンドことダニエル・クレイグ、なかなかいいじゃないですか。
 先代のP・プロスナンとはまた違って、ゴツゴツした荒々しさの中に見せる洗練。ワイルド系ボンドは、秘すればこそ…的“隠れセクシー”なストイック野郎です。気になるお面相の方は、ライオンや豹を思わせ、とにかく硝子のような瞳が印象的。ただ、あのボディは…肉団子です。いまひとつ、しなやかさに欠けたのはあの鍛えすぎた体のゆえか???海から上がってくるボンド、ちょっと怖かったです。で、過日アップした 怪しいムービー 、実はこの“海から上がる怖いボンド”を、友人に説明しようと思って、逆さから描いた絵を、つなぐ場面だったのです(この記事に添付した画像が、元ネタ)。逆さから描いたボンド、なかなか似てません?
 さて、英仏のダンディのアイコンと競演したエヴァ・グリーン。相変わらずイイですね。あの不機嫌顔が。ここでいう英仏のダンディ、というのは、ダンディな俳優、という意味ではなく、各国のダンディの象徴、すなわちジェームズ・ボンドとアルセーヌ・ルパンのことです。
 ボンドとルパンは実に対照的な存在。ボンドは、この『カジノロワイヤル』を以って、非情となり、つまりダンディに生まれ変わるわけです。女遊びはしても、耽溺しないで、どこか醒めている。つまり、英国源流のダンディズムの直系ダンディになるわけです。「ジェームズ・ボンドが007になるまでのストーリー」とはよく言ったもので、この作品で、ボンドはロマンティシズムを放棄してダンディへと昇華するのです。
 一方、ルパンはといえば、どの作品においても、すべての女性との関係に対して、ロマンティシズムを持ち込み、謳歌します。ということは、やはりルパンのダンディズムは、カリカチュアライズされたダンディズムだったということが分かります。見立て、当たっていました。
 そして、先の 書評 にある生田説を採れば、ルパンはバイロン卿であり、つまりはダンディではない、ということいなります。英国発のダンディズムにはロマンティシズムは介在してはならないのが鉄則です。

 全体的に、ストーリーのコンセプト柄小道具(スパイグッズ)も少なく、大人な仕上がりになっています。
 私の大学時代の恩師に似ているジュディ・デンチの妙演も光ります。これつまり、ボンドにとってのリーアム・ニーソンの役割であり、そのボンド自身(ダニエル・クレイグ)が、よく見ればリーアム・ニーソン顔、という倒錯的楽しみ方も。
 個人的には、オープニングのトランプをあしらったムービーがすごく格好良くて、そこだけ手元に欲しいくらいです。(了)

海外のオフィシャル・ブログ も濃そうです。





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Last updated  2006/12/07 03:06:49 PM コメント(2) | コメントを書く


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