2005.02.11
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テーマ: 吉野家(478)
カテゴリ: 時事
今日一日だけ、輸入禁止前に仕入れたアメリカ産牛肉を使って、吉野家の牛丼販売が復活し、販売最終日同様の騒ぎのようです。

個人的に吉牛は好きですが、大きな疑問があります。

米国の牛肉が輸入禁止になった理由は、米国でBSEが発生したからでしかも日本のように全頭検査がされていないからですよね。

で、なぜBSEを感染した牛を食べちゃ駄目かというと、食べた人がヤコブ病になる危険性があるからだ、という話の流れだと理解しているんですが、そうだとすると、輸入禁止前のものでも米国の牛肉は危ないということになりませんか。(もっと言うと、日本もBSE感染牛が出ているわけだから、全頭検査が始まる前の牛肉は危ないということになります。)

でも、一方で、感染牛でも、目玉とか脳みそとか、危ない部位以外だったら問題ないという説もあり、もしほんとに肉を食べている分には問題ないのなら、お金のかかる国内の全頭検査も、米国産牛肉の禁輸措置も必要ないということになります。

ただ、さらに不可解なのは、「若い牛なら感染していないから、検査なしで輸入解禁にしろ」と日本政府にごり押ししている米国政府が、自国の輸入については、感染牛が出た国からの輸入は全面禁止してたりするので、和牛の米国への輸出は禁止されており、こちらの解禁については、絶対額が少ないせいか、他になにかまずいことでもあるのか、話題にもなっていません。

検査は必要なのか、感染牛の肉食べても平気なのか、どうもいろいろうさんくさいので、前回の牛丼最終日も今日も、私は吉牛を食べに行く気にはなりませんでした。

あと、疑問はもう一つ。米国以外でも外国産の安い牛肉はあるのに、吉野家がひたすら米国の牛肉にこだわる理由です。和牛は別格ですが、個人的には米国産でもオージービーフでもあんまり味が変わる気がしないんですけどね。

今回の吉野家の一日牛丼解禁、これだけの日本人がBSE感染国の牛肉にもかかわらず、牛丼に群がったということで、米国産牛の輸入解禁の流れを強化することが目的であれば、すごく効果的なパフォーマンスです。



[追記]
ソースを見つけるのが非常に大変でしたが、ようやくUSDA(米国農業省)のサイトで、日本の牛肉輸入の禁止を明記してあるサイトをみつけました。

USDA, Center for Emerging Issues
Suspected Bovine Spongiform Encephalopathy, Japan
Impact Worksheet, September 17, 2001

※ Bovine Spongiform Encephalopathy : BSE
※ FMD : 口蹄疫

・ おまけ
USDAは「アグリビジネス産業省」、デタラメな米国BSE対策の根源 新レポート
 from 農業情報研究所(WAPIC)





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最終更新日  2005.02.12 13:33:33
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同感です  
はごいた  さん
そういえば、会社で牛丼を食べていた人が、BSE危ないなあ、と言っていましたっけ。
ベーカーの発言もまってました、って感じでしたよね (2005.02.12 15:11:24)

Re:吉牛騒ぎに思うこと・・・(02/11)  
ふらわ☆  さん
こんばんわ、テーマから来ました。
>輸入禁止前のものでも米国の牛肉は危ないということになりませんか。
その通りだと思います、従って、危険だからアメリカ牛を輸入出来ない(しない)ワケでは無いですね。
吉野家の一日限定セールで牛肉輸入が解禁になったら、かなり面白いことですが、さてさて、どうなることか。
これからが楽しみです。
(2005.02.13 00:01:32)

Re[1]:吉牛騒ぎに思うこと・・・(02/11)  
ふらわ☆さん

おはようございます。書き込ませていただこうと思って日記を読みに行かせていただきましたが、雰囲気壊すといけないのでお返事はこちらに書くことにします。

>その通りだと思います、従って、危険だからアメリカ牛を輸入出来ない(しない)ワケでは無いですね。

「危険があるとは証明されてはいないけれど、危険がないとも証明されていない」ということでしょう。

例えば英国滞在者などの献血が予防措置として禁止されてますが、ヤコブ病は人の硬膜の移植で移っても血液で移った事例はありません。

実は、米国牛肉解禁は、昨年のうちに日米協議でだいたい今年九月頃目処ということですでに方向性が出ています。2/4のヤコブ病報道で、雲行きが怪しくなったので、後押しの意味で吉野家がああいうパフォーマンスに出た、というところだと思います。

輸入解禁の場合、単に消費者に選択肢の幅が増えてあとは自己責任、というだけの話ではなく、例えば飲食店では原産地表示の義務付けはないですから、知らずに食べてしまう機会も増えるんですよね。

私はすでにパリで骨髄なんぞを危険を知らずに食べてたんですが、あとで実はあれはまずかったんだと知る、というのは後味が悪いものですよ。 (2005.02.13 10:23:12)

Re[2]:吉牛騒ぎに思うこと・・・(02/11)  
ふらわ☆  さん
なかのたろうさん、おはようございます。

>おはようございます。書き込ませていただこうと思って日記を読みに行かせていただきましたが、雰囲気壊すといけないのでお返事はこちらに書くことにします。
 お気遣いありがとうございます、お返事遅れました。

>「危険があるとは証明されてはいないけれど、危険がないとも証明されていない」ということでしょう。
 ええ、それはBSEに限らず未知の病気に対しても同じですね。

>輸入解禁の場合、単に消費者に選択肢の幅が増えてあとは自己責任、というだけの話ではなく、例えば飲食店では原産地表示の義務付けはないですから、知らずに食べてしまう機会も増えるんですよね。
 まあ、外食すると言うことは遺伝子組み替え大豆の豆腐も食べることになるかも知れませんし。
 単にBSEだけではなく、何でもかんでも国が保護してくれていた時代は終わって、自分で判断しなければならない時代になったんですかね。

>私はすでにパリで骨髄なんぞを危険を知らずに食べてたんですが、あとで実はあれはまずかったんだと知る、というのは後味が悪いものですよ。
 あら、後から知らなかった方が良かったと言うことでしょうか。
(2005.02.17 05:53:17)

Re[3]:吉牛騒ぎに思うこと・・・(02/11)  
ふらわ☆さん

今晩は。お返事ありがとうございます。

残念ながら、今のところ特に実害の報告のない遺伝子組み換え食物とBSEの牛肉を同列に扱うのは同意しかねますし、エントリーで書いたとおり、論点は、いまの状態での輸入の再開の妥当性があるのかないのかということです。もしもご意見あればお聞かせ下さい。

BSEの危険を踏まえて政府は汚染地域からの輸入を禁止し、国内では全頭検査を導入、さらには牛の個体のトラッキングシステムまで整備済みです。

表向き、20ヶ月未満の牛なら大丈夫という米側の主張については、国内でも検証し、大丈夫なので、国内での若い牛の検査もはずし、輸入を再開、という一見整合性のありそうな形がつきつつ、しかし輸入肉が20ヶ月未満かどうかは肉自体から判断しろというきわめていい加減な米側の主張を押し付けられつつあります。

また、米国は日本の牛肉を禁輸しており、輸入再開の目処はたっていませんが、これはなぜだと思いますか?

>>私はすでにパリで骨髄なんぞを危険を知らずに食べてたんですが、あとで実はあれはまずかったんだと知る、というのは後味が悪いものですよ。

> あら、後から知らなかった方が良かったと言うことでしょうか。

知らないよりは知ったほうがいいけれど、食べずにすめばもっと良かった、ということです。

(2005.02.17 23:42:33)

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