2005.04.03
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カテゴリ: パリの思い出
具合が悪いと、日本では有給休暇を使って休むのが一般的だと思います。

パリでの職場は多国籍な組織だったので、現地基準かどうかはよくわかりませんが、向こうでは具合が悪いときは病気休暇を申請します。

私は当初は研修生扱いだったため、風邪で一日休むのにも医師の診断書が必要でした。現地の病院は、基本的に全て予約制なので、まずは電話をかけて予約を取らねばなりませんが、これがなかなか当日予約はとれないのです。

風邪をこじらせ高熱を出して、英語を話す医師のいる病院を探して予約をいれたら翌日になり、どのみち一日で良くなる感じではなかったので、そのときは診断書を一日さかのぼった日付で出して貰いました。

今後もあるので、ついでにその医師に、具合が悪くてもなかなか病院の当日予約が取れないが、そういう場合に皆どうしているのかを尋ねてみたら、なんと普通は往診を頼むとのことで、薦められたのが "SOS M?decine"。

24時間年中無休体制の民間の緊急医療システムのようなもので、そこに電話をかけると英語を理解するオペレータもおり、住所を言えば症状に応じて近所にいる契約医師に連絡を取って派遣してくれるので、英語を話す人をと注文をつけて電話すると、1~2時間ばかりで医者が自宅に来てくれます。

三年間の滞在中、3回位ひどい風邪などでお世話になり、毎回違う先生が来てくれましたが、皆それなりにきちんと英語を話し、丁寧に体を診た後診断書と処方箋を書き、薬の飲み方についても理解するまで説明してくれました。

体がつらいときに病院の待合室で長時間待たずに済むので、とても患者に優しいシステムだと思います。ただ、独身の一人暮らしだと、医者を呼ぶ前にまず部屋の片付けをしなければならないのと、部屋で靴をはく生活は嫌で土足禁止にしていたのですが医者など高学歴の方々は水道やさんなどと違って決して靴を脱いでくれないという悩みもあり、最終的に後者は、玄関に椅子を運んで診てもらう形で解決しました。

日本もこうならないかなと思いますが、人口あたりの医者の数が全く違うので、当面難しそうですね。弁護士よりも医者増やす方が国策としてより重要ではと思います。


医師数の件、気になったので統計数値を探してみました。

日本の医師数については、厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師調査」が二年おきに実施されており、現在の直近データは平成14年調査のもので、262,687人。

日本の人口データは、総務省統計局の推計人口によれば、平成14年の総人口は1億2743万5千人。人口十万人あたりの医師数は、206人です。実感ないですが、医者一人当たり平均500人が割り当てだということですよね。

ちなみに、ヨーロッパ諸国のデータをWHOのサイトで見つけたので、比較のために掲載しておきます。やっぱり日本、少ないですね。

医師数





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最終更新日  2005.04.05 16:36:16
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