桜梅桃李

桜梅桃李

岸谷五朗ーMOON


MOON



「俺の人生の転機には、いつも月が昇っていた・・・・・岸谷五朗

目次

PROFESSIONAL
 チノザノ・エクストラドライの甘さに酔い、ロックの渋みに嬉しい溜息をもらす。
この極端な個性を持つ二つの酒をハーフ&ハーフにすると、これがまた、疲れきった男の体を夢の中へと案内してくれる。「それなら初めから、この二つの混ざった味にすればいい」とゼロをつくる。この半端なポリシーで造られたロゼには、もうブロフェッショナルなこだわりは存在しない。

FRIENDS
 都会の荒波にもまれて生きる我々男達は、精神的疲労を癒すために、時には下町の情緒に触れたくなる。 小さな桜の木の下をくぐり抜けると、古びた駄菓子屋店が僕を迎えてくれた。懐かしさにかられて一本のラムネを買った。太陽の下で飲んだそのラムネは、
間違いなくフレンズの味がした。

TEACHER
 中学に入って初めての英語の授業・・・・・・
ぼく「先生、ティーチャーって、どういう意味ですか?」
先生「先生」
ぼく「え?ぼくは生徒ですよ!」
先生「そうじゃない、先生だ!」
ぼく「何を言ってんだョ、生徒だよ!」
先生「先生だって言ってんだろうー!」
ぼく「いくら怒られたって、これは先生が間違ってる。ぼくは生徒だよー!」
先生「分からんヤツだな!先生だー!!」

バシッバシッ!!ボコ!!ビシッ!!それから僕はグレた。

TV
 テレビって・・・・・ 分からない。

AUDITION
 NHKのドラマのオーディションに行ったことがある。オーディションでは、いかにうまく台本を読むか、感情表現が出来るか、自分がこれまで培ってきた一番いいところを見せなければならない。何とか自分の実力を出しきった私は、一緒にオーディションに来た友人の山田くんが終わるのを控え室で待っていた。すると、審査会場の方からかすかに声が聞こえてきた。「洗濯機の音~~~~」「ヘリコプターの音、いきまーす」
彼は審査員の皆さんに宴会芸を披露していた。僕は自分がかわいそうになった。もちろん彼は一次審査も通らなかった。

FAMILY
ふ


ANIMAL
 私は、昔っから、アニマルっぽいと言われていた。

LOVE
 ラブと聞くと
 ♪抱きしめたい~
  抱きしめたい~
  抱きしめたい~
  抱きしめたい~    と唄ってしまう世代なんです。

ANNOUNSE
 ラジオをやっていて一番嬉しかった時は、マイクの向こうにバカリスナーが見えた時だった。

CHILDREN
 僕がスイミングスクールのコーチをしていたとき、何度も埋めたことがある。

etc・・・・
 E・C・Cで学びたい。

TOWN
 アリの穴を見つけると、よく棒で破壊したもんだ。でもそれは、アリをいじめようとしたのではなく・・・・見たかったのだ。その小さな穴の奥深くにあるであろう、彼らだけの街を・・・・。

FRIENDS・2
 何年振りかで会う友は、歳をとってネクタイが様になってだいぶ変わった様子。
でも、一分も話してる間に、気がつくと昔のまま。自分も昔に返ってる。それが自然と出来るのが、本当の友なのだろう。

GAIJIN SAN
 私は外人さんに話しかけられると、それがどこの国の人であっても「ハロー」と言ってしまう。

ME
 世の中で一番わかりずらいもの。

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