凌ちゃんマン No.8




こんにちは!                    
君は誰? ボク 増田凌也(りょうや)君です。          
   ボクは高機能自閉症とADHDっていう
         なんかややこしいもんらしいです(*_*)
    なんでだろう~?♪   
 なんでだろう~?♪
   なんでだなんでだろ~♪        

  チョッと風邪ひき凌ちゃんです


はい!凌也の母です!前回は広汎性発達障害とその周辺の障害のお話をちょこっとしましたが
今日は広汎性発達障害の中でも自閉症の話をしたいと思います。

あなたの周りに不思議な子はいませんか?
1つの事に集中して呼んでも振り向かない・くるくるまわる・爪先立ちで歩く・高いところに登っていつまでも降りてこない・変化が苦手・同じ道しか通れない・やたらと難しい漢字ばかり知っている・・・・・

自閉症の子供たちの行動は、私たちの目から見ると不思議で謎に満ちてます。そのため、色々な誤解を受けてきましたが、今では何故このような特徴のある行動をするのかと言う研究がすすみ、自閉症の子供た
ちへの理解が広がってきているそうです。

こころの病気ではありません
自閉症の子は1000人に2~3人くらいの割合でいるといわれています(これも結構あやふやっだったりしますが)。漢字の意味からして「自分のカラの中にとじこもってしまう病気」と思う人も多いでしょう。
行動を見てもいかにもそのようにみえることもありますが、でも本当は違います。
「外からの色々な情報をきちんと知り整理する働きに障害がある」ために、周りの状況を知り、それに対応することがうまくできないのです。

自閉症という名前は1943年にアメリカのレオ・カナーという人がつけました。
その研究が発表されると同じような特徴を持つ子がつぎつぎとみつかりました。
ではどんな障害かと言うと専門家によって色々意見が分かれます。
母親のしつけのせいといわれた時代もありましたが、それはまちがいでした。
今ではさまざまな経験や観察、そして脳に関する科学の進歩によって自閉症について正しい理解が出来るようになりました。そして自閉症は中枢神経(ちゅうすうしんけい)の障害だと言う事がはっきりしました。

私たちの体は神経から脳に情報がいきそして筋肉等に命令が行きます。
体と脳を結ぶ神経の中で一番中心になっているのが脳と脊髄(せきずい)の神経でこれを中枢神経といいます。自閉症の子はこの中枢神経に障害を持っているのです。
目や耳には何の損傷もありませんがそこから入ってくる情報をうまく処理できずに特定のもだけ強調されておぼえてしまいその他の周りのことがわからなかったり、なにも情報として残らなかったり・・・・



ことばもそうですが耳で音を聞いていても特定の言葉だけ強調されて話の全体がつかめないのです。
英語で話しかけられたとき、知っているいくつかの単語はわかっても、言ってる事の全体がわからない
のと同じような状態なのです。

このように、自閉症の仕組みはかなり詳しくわかってきました。
しかし、なぜこのような障害が生まれてしまうのかまだはっきりと解明はされていません。
おなかのなかでなにかあったのか、生まれてからなにかあったのか。。。。。。。
まだわからないことはたくさんあります。
男女比で言えば4対1で男子の方が女子より多くこれは世界共通なので男の子には自閉症になりやすい
何かがあるのかもしれない、と言う考えも生まれています。

また自閉症の仲間には高機能自閉症・アスペルガー症候群・レット症候群などあり、又少し違った面では
AD/HDという注意欠陥多動性障害というものもあります。
又この辺は次回で・・・・・・

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さて、最近の凌也ですが情緒(精神年齢)が少し発達してきていま4~5歳くらいのところに居ます。
で、「恥ずかしい」「熱いから」「寒いから」「体うごかへん」「せっかく○○しようとおもったのに」
などなどいいわけが出来るようになってきました。
で、運動会・新田町の文化祭の発表・お茶事などそれはもう嫌がって嫌がってその場にいることすら難しくなってきました。
これはもっと情緒が成長すれば今度は「我慢」「頑張る」を覚えて解決できていくと思います。
あと、被害妄想的なところが大きくなってきていて一人の子に注意されただけでも「みんなが怒ってる」
「みんなが意地悪する」などと思って部屋にいられなくなってます。自分が歌を唄ってる時一緒に歌われると「真似されてる」と思って「まねしやんといてよ」と怒ったり、先生や私たちがいくら説明しても耳に入りません。
この場合の解決法はもうおさまるまでほっとくしか今は無くて、言えば言うほどどんどんパニックにおちいります。
いじけ虫こ虫の凌也も成長とともにこういう感情がうすれていってくれればと今は願うばかりです。
私事ですが2月末~3月初め頃には3人目を出産します。これで凌也もおにいちゃんになるわけですが
分かっているのか「ぼく、もうすぐ本物のお兄ちゃんになるの」とあちこちでいってるようで、産まれてくる子と共に成長していってくれたらいいな~と思います。
みんなとは同じに出来ない凌也ですがゆっくり成長しているようなので長い目で見ていただければ幸いです。

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