いまだかつてないほど、必死の形相と 覚悟
で編んだ 草色のショール
、
友人の結婚式で草色のショールを手渡せるよう、
東京-ロス間の機内で、うたた寝した以外は、本当にぶっ続けで編んでいたのですが、
実は、最後の1時間、 別のもの
を編んでいました。
というのも、
同じくブライズメイドとして結婚式に参加する大学時代の親友に
ホリデーシーズンという季節柄にアメリカで再会するというタイミング上、
何かあげようと思い、
超シンプルな 手袋兼リストウォーマー
でも編もうと
可愛い毛糸を買ってあったのです。
私のものすごく大雑把な計算上では、
ロスに着くごろまでにショールを完成させ、
ロスでの入国手続きや荷物待ちの時間、
さらには、ロスで別の友人と過ごす日中数時間と、
サンディエゴまでのフライト中、
などなど、細々した時間を利用して、ぱぱぱっとリストウォーマーを編む
予定でした。
ところが、ロス到着まで2時間切っても、ショールはまだ完成しない。
その時点で改めてよく考えてみると、
花嫁にショールを渡すのは、結婚式当日でいいわけで、
ホテルで夜、編むことができる。
でも、ブライズメイドの友人とは、ホテルの部屋をシェアするから、
内緒で編むことができない。
やばい、じゃあ、手袋を先に編まなくちゃだ!
と大慌てで、手袋にスイッチ。
作り目30個で、60段ちょっと
編めばいいだけなので、
楽勝! と思っていたのですが、
ここで、まず一つ目の誤算。
既に6時間近く編み物をしていた疲労の蓄積で、
あまりスピードが出ない。
おまけに、この毛糸、色のグラデーションだけでなく
ふわふわしたり、細かったりと糸質がめまぐるしく変化し、
可愛いのだけれど、
(編み物エネルギーを使い果たしているニッターにとっては)
決して編みやすくない。
それでも、頑張って、
入国手続きの行列や、荷物待ちのときも編み進めて
一つ目を完成。
ところが、そこで、完成させるために欠かせないものを
二つ忘れていることに気づきました。
それは、 毛糸針とハサミ
。
ハサミは、機内に持ち込めないから、
成田でチェックインしたスーツケースに入れてありました。
ハサミに関する、私の楽観的(今考えるとかなり無茶な)計画では、
ロスで荷物を受け取ったときにスーツケースから出して、
一つ目の手袋を編み終えたところで毛糸を切って、
もう片方の手袋に取り掛かって、
サンディエゴの空港に到着するまでに完成させ、
サンディエゴで待ち合わせている友人が到着するまでの30分間ほどの間に、
再度スーツケースからハサミを取り出して、毛糸を切る
予定でした。
ところが!
睡眠不足でボーッとしていたため、ロスでスーツケースを受け取ったあと、
てくてくと出口に向かって歩き始めたとき、
「Connecting Flights Baggage Check-in(乗り継ぎ便の荷物チェックイン)」
という表示が目に入り、
「重たい荷物をここですぐ預けられるとは便利だわ」
と、スーツケースをそのベルトコンベアみたいのに
素直に乗せてしまったのです。
その数分後に、
「しまった!! ハサミーー!! 毛糸が切れない!!」
と気づいたのだけれど、既に遅し。
まあ、いいや、ハサミくらい、ロスのどっかで誰かに貸してもらえばいいや。
それまで、毛糸玉の反対から、もう一方の手袋を編もう
、と
開き直る。
しかしハサミはどうにかなっても、
毛糸針は、純粋に自宅に忘れてきてしまい、
そうどこにでもない。
あれがないと、手袋を作れないし、
ショールの糸の後始末にだって困る。
結局、空港に来てくれたロス在住の友人に相談して、
M Cafe de Chayaに行く
予定を変更して、
マイケルズという手芸チェーン店に連れて行ってもらい、
毛糸針を買いました。
ついでに、そこのレジのお姉ちゃんに、
手袋の毛糸を切ってもらい、
超ハッピー。
毛糸針のために、躊躇せず、M Cafe de Chayaを振ったこの日、
私の人生におけるマクロビオティックの重心の位置が、
カクッと微妙にシフトしたような、、、、笑。
毛糸針だ、ハサミだと、私の訳分からないリクエストに、
嫌な顔一つせず付き合ってくれた友人に感謝しつつ、
あまりもの寝不足に、ロス空港に送ってもらう途中、
会話の合間に意識が途切れまくってて、
手袋の残りを編むどころではありませんでした。
あと数十段とはいえ、頑張らないと!
と、サンディエゴ便を待ちながら、数段編んでは、
あまりもの眠たさにロビーの椅子でちょっと横になり、
ハッと目覚めて、
また数段編んで、ちょっと寝て、という
起きあがりこぼしのような動き
を繰り返して、
周囲から奇異の視線を浴び、
サンディエゴまでの1時間ちょっとの短いフライトの中で編み終え、
サンディエゴ空港で無事スーツケースからハサミをゲットして
二つ目の手袋の毛糸を切り、
友人を待つ間に、はぎ合わせ完了!
癒し系
趣味のはずが、
なぜか、 心臓バクバクのサスペンス劇場
になってしまった。。
でも、ホテルに到着してから、早速渡したら、
友人はくすくす笑いながら喜んでくれたので、
よかった、よかった。
ブライズメイドのくせに、二人とも使えるデジカメを持参していなかったので、
後日、写真撮って送ってもらいました。
すごいシンプルな構造だけど、
気に入ってくれたようです。
これ、いろんな毛糸を組み合わせたの?
という質問を周囲から受けたそうだけれど、
使ったのは、 パピーのcortona(コルトーナ)
という毛糸一玉だけです。
竹輪針は、確か、40cmの8号だったかな。
棒針は機内持込禁止だけど、輪針はOKです。
友人はブルーが好きなので、 コルトーナの304
。
地味な色の組み合わせに見えるけれど、
編んでみると、ハデ系な可愛いさを醸し出します。
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