女の宴

女の宴

2010.08.26
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カテゴリ: 意味は無く・・・



右にも左にもブレない
このアートな顔を見た事がかつてあっただろうかしら・・・

クールビューティー・加えて笑顔は藤の花(?)

呼ぶにふさわしい彼の名は


『椿(つばき)』 という。出来すぎ絶賛ッ!

あたしの勤める派遣パート先は
誰がどの社で何の会社かよく分からないけど

この 椿くん が一番星というのは分かる。

身の丈180程・多分20代・スベ餅綺麗肌。
ムダな脂身全く無し。
先輩を立て・後輩や皆を思いやる菩薩の様な
椿くん

無駄にガッツリした欲もない。

今日
社員食堂に現れた
椿くん は最後のカツカレー定食を受け取る。

それを狙っていた後のオッサンが


あ、普通のカレーライスになります・・と
食堂厨房の女将に言われ

「トンカツ乗ってなきゃ意味がねぇぇっ!」
          わしゃルーだけかいなっ!!おい、オバハンっ!


「おい、オッサン。ジジィにオバハン呼ばわりされる義理はないっ!」



”何やとぉぉぉぉ~っ!?”

はいはい、どうどう。
皆が
止めに入る程に両者エキサイティングしてきた時


『じゃ、これ半分こしましょか☆』て

椿くん はデオドラントの爽やか風味に
自分のカツカレー4切れ中のトンカツ2切れを
オッサンのご飯の上に乗せ去って行き。

全部あげないトコもミソだけど


トンカツ一枚に目を血走らせ青筋立てたオッサンを
惨めに砕いた感じは清涼感漂う。

そして夕方。

”さぁっ、焼酎買って帰ろッ♪”と
あたしは
更衣室で着替えた3階から
1人エレベーターに乗った閉まり際


『あ、すみません。それ乗りますッ。』って走り来る

椿くん
表にちらりと見えたので
これはっ!

きっと・・・”メランコリーなボックスになるかも”と
1人舞い上がったのか

急いで押したボタンは「閉」で




『アガガッ?!』

椿くん の前頭部を挟み、美しい顔を歪めてしまったこのあたし。

ごめんなさい。
あの

え~と


●ワタシ開・閉ヨクワカラナイ・ニホンハジメテ。(外人編)

●昔は。この非常ボタンを押して止めたものよ・・(思い出編)

あと2・3パターン程
言い訳まじりに色んな事を

思い浮かべながらも結局言えず。


男前を前にし、超上がってしまったあたしは

下に向かうエレベーターの中で
取りあえずの謝罪後、ムッツリ黙ってしまってたら

『あ、ボク大丈夫ですから気にしないで下さいね。』と

椿くん
背中にバラを背負ったよな笑顔でエレベーターから去っていく。

妙に後ろから抱きつきたかったけど



夫や子供の顔が浮かんで・・・(←子はどこよ?)

そうして家に帰ると
門の前に
千と千尋の神隠しが待っていた。

いや、それ位見間違えそうだった


夫の妹の娘であり
あたしにとっては姪にあたる

”愛華(あいか)”は
夏休みで1人遊びに寄ったと言う。


ジブリなの?.jpg

~愛華は向かって右の黒いのに似てる~

小学校では大きい方でしょうね? ウチ、もう中学生。

もしや、イジメられてなくない? 別に。何で?


いや何となく・・・。

小さな頃から
おませでよくしゃべる愛華は恋の悩みを抱えていた。

”サッカー部の先輩が好きなんだけど同級生の男の子も気になってて”


へぇ、好きにせい。

”あたしは1人の人を大事にしたいからどっちにも行けない・・”


あんたホンマに12歳?

”だから2人を遠くから見てるんだぁ~”しゃべったこと無いし~




・・・チッ。1人妄想か。

あんまり期待しないで初カレ紹介してくれるの待ってるわ★

ジブリなの?.jpg

で、やっとさっき帰ってくれました。







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最終更新日  2010.08.26 21:49:10
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