灼熱の太陽



灼熱の太陽が
浮かれた街を溶かして逝く
目に止まる風景さえも揺らぎ
時間の流れに押し流されて
ここそこのマンホールに
吸い込まれて逝く
そんな幻覚さえもリアリティに思えてくる
真夏の午後
やがて陽が陰り、
風が変わり
街が落ち着き始めた頃 
空は、
蒼と紅の絵の具、
光と影、風と雲を巧みに使い、
ほんの束の間
昼間の暑さに疲れた僕達を
癒やしてくれるヒーリングアーティストになる
真夏の夕暮れ
風が変わった


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