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■ クスコ街歩き
■ カテドラル Catedral
■ サン・ブラス教会 Iglesia de San Blas
■ サント・ドミンゴ教会 Iglesia de Santo Domingo
今日はクスコへ移動。
6:40の飛行機に乗るために、なんと4:10ホテルロビー集合! (元旦早々なんてこと!)
ホテルの年越しパーティーはまだまだ続いており、
それに出たであろう同行のメキシコ人たちは、ほんとーに眠そう・・・・・。
まあ、私たちも3時間くらいしか寝てないけどネ。
6:40の飛行機に乗り、8時ごろにはクスコのホテルについていました。
う~眠っ!!
そして寒いっ!
そして南米ペルーは今、夏なのですが、クスコは予想以上に寒かった!
また、夏=雨季なので、雨が降るとまた急激に気温が下がります!

ホテルのウェルカムドリンクは、コカ茶。
コカインのお茶です。
そう、クスコは3400mの高地。コカ茶は、高山病の予防に有効だとか。
苦い、煎じ薬のようでした。決して美味しいものではないけれど、薬だと思って
ガマンして一気飲み!
コカ茶。
空港などでティーバッグのコカ茶がお土産用に売られているのですが、
これってきっと、成田空港で麻薬犬に見つかるんでしょうね・・・・・。
見つかったら、麻薬の密輸容疑になっちゃうんでしょうか。
そして、標高2240mのメキシコシティでも高山病に苦しんだ私としては、
コカ茶だけではとうていクスコは過ごせまい、と、リマで事前に薬を購入しました。
リマの薬局で購入。
「地球の歩き方」によると、
「緑内障治療薬のDIAMOXという薬が高山病に効くと言われている」
ということで、DIAMOX目指して行ったのですが、
ちゃんと高山病予防薬も出ているらしく、この薬を出されました。
英語とスペイン語で書かれたチラシもあって、まさしく外国人ツーリスト向け。
千円しなかったと思います。
高地に行く2時間前に飲み、その後8時間毎に服用、ということで、
リマの空港でまず一錠。
この薬がかなり効いたようです。
それでも多少苦しいし、急激な運動が引き金に高山病を発症することもあるとのこと
なので、行動はそろりそろりと慎重にしていましたが、
でも、急激に体調を崩すことはありませんでした。
薬を飲まなかった人たちはかなり辛そうでしたし、
ホテルの隣の部屋の前には酸素ボンベが置かれていました。
高山病は下手すると死に至るそうなので、慎重に。
あと、飲みたかったけど、クスコではお酒もガマン。
高地では酔いやすいのは、メキシコシティの日々ですでに体感済み。
高山病の引き金にもなるとのことです。
さて、ホテルの部屋に落ち着いた私たちですが、
あまり急激に動いてはいけないとはいえ、部屋でボーっと過ごしていてはもったいない、
と、薬を飲んでいるという余裕もあってさっそくクスコの街へ繰り出しました。
インカ時代、インカ帝国(1250年頃~1532年)の首都だったクスコ。
16世紀のスペインの侵略によりインカは滅び、インカの石組みの上に
今のクスコの街が作られました。
そのカミソリの刃の一枚も通さないインカの石組みの精巧さに目を見張ります。
16角、12角の石まであります!
↓16角の石
↓12角の石 こちらはかなり大きい!
四角にしておけば良いのに、なぜわざわざこんなに精密な多角形を作ったのか。
ほんとうに不思議です。
高山病に気を使いながら、でも都会のリマとは全然違うクスコの街並に
「やっぱり世界遺産はこうじゃなくちゃね~!」と、
上機嫌で散策を楽しんでいた私たちでしたが、
考えてみれば今は、1月1日元旦の10時ごろ。
どう考えても、街の生活が普通に機能している時間ではないですよね・・・・・。
カテドラル(大聖堂)からはちょうどミサが終わったらしく、
お人形を抱えた信者の人たちが続々と出てきます。
立ち寄った教会も、ミサの最中で見学できないし。
じゃあ、クスコの民芸品でも、と、歩いてみるものの、
ほとんどが閉店してて(涙)
カテドラルの前からクスコの街を望む。↓
ミサが終わって出てきた人がたくさん!
さすがに1時間近く歩き続けると疲れてきて、今日は朝食も早かったし、と、
アルマス広場 Plaza de Armas で熱心に客引きをしていた女の子に誘われるまま、
広場に面したレストランの2階バルコニーでランチ。
女の子曰く、
「ピスコサワーか、レモネードをサービスします!」
と言っていたので、レモネードをオーダーしたのですが・・・・・・。
ちょっとこの水、ヤバイでしょ、と、ふたりとも飲むのをやめました。
旅先でのお水は気をつけましょう!
レストランの窓からの風景。↑
眼下がアルマス広場。
正面に見えるのが、ラ・コンパニア・デ・ヘスス教会 Iglesia de la Compan~ia de Jesus
ペルーでは新年に黄色は縁起物なんだそうです。
手前の風船は、新年のお飾り。
因みに、露店では「黄色いパンツ♪」をたくさん売ってました♪
(どっかの国では数年前、新年の「赤いパンツ」が流行りましたが^_^; )
レストランに入る前は薄日が差していたのに、急に雨が降り出しました。
ペルーに来てからイマイチお天気に恵まれていません。
雨季だから仕方ないし、日焼けしなくてすむし、暑くなくてすむから
過ごしやすいんだけど、写真うつりがイマイチで・・・・・・。
小雨の中、ホテルへ戻る途中、撮った一枚。
民族衣装を着たファミリーです。
が、この人たち、観光客目当てに寄ってきて写真を撮らせ、チップをねだる人たち。
ペルーの田舎ではまだまだ「写真を撮ると魂を抜かれる」と信じている人が多いらしく、
うかつに人に向かってカメラを向けられないので、
原住民のの人たちを撮りたいなら、こういう形でしかないのか、と、
今回は撮らせてもらいました。
ちょっと複雑です。
アルマス広場に面して建つ大聖堂、カテドラル。夕方、ツアーで行きました。
(写真は午前中、ミサが終わって賑わうカテドラル)
中はものすごく立派!(館内撮影禁止)
とても広いのですが、壁面は宗教画で多い尽くされ、
たくさんある祭壇はどれもため息ものの豪華さ。
祭壇の前を人が移動すると、ずっと目で追っているように(瞳が動いているように)見えるマリア様の像
中央のごちそうがクスコ名物のテンジクネズミの「最後の晩餐」の宗教画。
その他、どれもこれもがものすごく立派できらびやかで。
今まで見た中南米の教会で一番大きく立派でした。ほんとビックリ!
館内撮影禁止でお見せできないのが残念です。
アルマス広場からトリンフォ通り~アトゥンルミヨック通りを通ってサン・ブラス教会へ続く道は、
民芸品屋や話題のカフェやレストランが点在する最新スポット、とのことで
行ってみたのですが、やっぱり元旦はクローズのお店が多くて。
その上、相当の坂!
なるべく身体に負担をかけないように、ゆっくりゆっくり登った先に、
サン・ブラス教会 Iglesia de San Blas の質素な建物が現れます。
外観は質素なのですが、中の祭壇と1本の木をくり抜いて作られたという説教壇は
素晴らしかった! 撮影禁止なのでご紹介できないのが残念ですが、一見の価値があります。
窓口の人が英語かスペイン語でガイドもしてくれます。
サン・ブラス教会前の広場から、アトゥンルミヨック通りを見下ろした眺め。
クスコらしさが良く出ている気がして、お気に入りの一枚。
インカ帝国時代の太陽の神殿「コリカンチャ Quorikancha 」の上にスペイン人が建てた教会。
後の地震で、教会部分は崩壊したけれど、インカの土台の石組みだけは無傷だったそうです。
インカの技術力の高さの証明です。

