1月3日
連日の炎天下での強行軍にさすがに疲れ、
リオ・デ・ジャネイロに着いた昨夜は、夕食もルームサービスで軽く済ませ、即行ダウン。
翌午前中も、つい寝過ごしてしまった私たちでした。
滞在が長い旅って、いつもどこかでダラダラと過ごす時間が入ってしまうのですが、
後々、あの半日を無駄にした~~~~、と、いつも後悔するんですけどね・・・・・・・。
さて、遅めの朝食を済ませた私たち、
宝石王国ブラジルへ来たからには一度は行ってみたい!!と、本物を見てみたい!!と、
ブラジルの最高級ブランド店、アガ・スターン H. Stern の本店へ行くことにしました。
観光客向けの無料の工房見学ツアーがあるらしい・・・・・・、と、
ホテルのロビー横のアガ・スターンのカウンターに行って声を掛けると。。。。。。
(この辺りの主なホテルにはどこにでも、アガ・スターンのカウンターがあるらしいです。)
その素早さ、システマチックさに脱帽!!! のツアー開始です。
カウンターからは日本語のチケットが取り出され、
それと同時にもうひとりのスタッフが無線で車の手配。
すると、ものの5分後には迎えの車がホテルに横付けされていました。
チケットは4枚つづり。
迎えから送りまで。1枚そのチケットがなくなる毎にコトが進んでいくという分かり易さ。
そして何と、このチケットは言語毎に色分けされていて、ひと目でお国が分かる仕組み。
なので、お店に着いて、工房へ通されると素早く日本語の解説テープが渡される。
それを聞きながら、研磨からデザイン、組み立てまでの作業工程を見て行きます。
で、終わった~、と思ってイヤホンを外した私の耳に入ってきたのは
「いかがでしたか?」
という、生身の人間の声。もちろん日本語。
テープ解説が終わる頃、その言語を話すスタッフを出口に配備しておく。
うーん、すごいっ!!!
次にそのスタッフの説明を聞きながら、アクアマリンや、インペリアルトパーズなど、
美しい数々の宝石を見学。
で、その後商談スペースへ自然に導かれ、コーヒーや日本茶のサービスを受けながら、
専任スタッフからお買い物~~~~~~。
と、まるでベルトコンベアに乗っている気分でした。
もちろん、見るだけ見て帰っても全然OK。
行くだけで原石のプレゼントはもらえるし、気後れもなく高級な宝石を間近に見れるチャンス!
です。
宝石屋さんなんて買う気がなきゃ、いえいえ買う気があっても入るのに勇気を要する庶民な私。
こんなに間近に手にとってゆっくりと宝石を眺められるなんて、超ハッピーでした♪♪♪
下の階にはお土産屋さんもあり、
全てが終わって最後のチケットを渡すと、ホテルまで送っていってくれます。
随所に大勢のスタッフが配され、そのものすごいシステマチックさに、
それだけでも面白かった私です。
アガ・スターンは、ブランド店なだけあってお値段は高いらしく、
ここは見学だけにして実際買うなら他のお店で、という意見や、
でも素人ではなかなか分からない宝石だからこそ、しっかりしているお店で、という意見など、
その人のそれぞれの価値観がありますが、
こんな無料のツアーで宝石をゆっくり見聞できる、というのはリオならでは、
の楽しみ方ではないでしょうか。
まあ、旅行者の汚い格好で、専用ブースで買うよりも、
それなりの格好をして本店の店舗スペースでゆっくり吟味した方がありがたみがある気も
しなくはないのですが。
でも、治安の悪い街をそういう格好で歩くのは、ちょっと恐い。
因みに2007年夏、パナマシティにもアガ・スターンができました
アフターメンテなどに活用できそうですよ。

