パナマ・ビエホ（パナマシティ） | ラテンな駐在妻日記

11．カナディアン号終着駅バンクーバーへ

< 新しい記事

新着記事一覧(全1050件)

過去の記事 >

Jun 13, 2006

パナマ・ビエホ　（パナマシティ）

テーマ：世界遺産紀行(1130)

カテゴリ：パナマ　観光名所

先日、日本人会婦人会の定例会に参加し、 パナマ･ビエホ Panama Viejo に行ってきました。
カスコ･ビエホ Casco Viejo と共に 世界遺産 に指定されています。

PanamaViejo1

カスコ･ビエホ に パナマ･ビエホ 。ネーミングが分かりにくい。

パナマ･ビエホ は、
１６世紀、太平洋側にたどり着いた スペイン人が作り、彼ら自身が住んだ街
現在のパナマシティの市街地よりちょっと東側に位置します。
黄金を目当て に「新大陸」にたどり着いた彼らの、南米との行き来の拠点となり
発展したそうです。
現在のパナマシティの原型ですが、約１５０年後１７世紀にイギリスの海賊に襲われ
徹底的に破壊された後は、カスコ･ビエホに町の中心地は移りました。
その後１９世紀末頃まで樹木に埋もれていたものを、
現在は官民共同出資の財団法人が発掘調査と建物等の修復作業を行っており、
ＪＩＣＡの青年海外協力隊（考古学部門）も２００３年から派遣されています。

今日、行ったのは博物館と、修復作業が終わり、今年４月から登れるようになったばかりの、
カテドラル La Catedral （大聖堂）の鐘楼跡の展望台 Torre トッレ 。

PanamaViejo2

この街全体が破壊されているので、その残骸（遺跡）は今、
至るところに見受けられ、その間を道路が走り、フツーの民家が建っています。

こちらが、修復が終わったばかりの カテドラル La Catedral （大聖堂）の鐘楼跡 Torre 。

PanamaViejo3

中にこんな↓無骨な鉄製階段が・・・・・・。ちょっとがっかり。

PanamaViejo4

最上階に到着！！！　風が吹きぬけ気持ちいい！！

海側の景色。パナマ国際空港に続く高速道路です。

PanamaViejo5

今日もいいお天気です。　暑いです。

西側の新市街の景色。

PanamaViejo6

内陸側の景色。遺跡が点在しているのが分かります。

PanamaViejo8

こちらも、何かの建物跡・・・・・・。立派な柱です。

PanamaViejo9

パナマ･ビエホの遺跡は現在こんな風に、 原型の想像すら出来ないくらい荒れ果てて ます。
海賊によって、 いかに徹底的に焼き払われたか 、ということが
容易に想像できます。

今回は、青年海外協力隊の方が、
「こちらは男性修道院跡です。」
「そちらは女性修道院でした・・・・・。」と、
説明してくださったので、
「そっかぁ、ひとつの街のそれぞれ意味がある建物の跡なのね。」ということを
なんとなく納得できましたが、フラリと立ち寄ったら、
遺跡であることも分からないくらいの廃墟でした・・・・・・。

これから、何年、何十年かけて、どこまで修復していくのでしょう。
かなり広範囲にあるし、今やフツーの民家もあるし。
でも、一応 世界遺産 ですからね、がんばれパナマ！！

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう