ラテンな駐在妻日記

ラテンな駐在妻日記

PR

Archives

Nov , 2025
Oct , 2025
Sep , 2025
Aug , 2025
Jul , 2025

Freepage List

★ メキシコ駐在妻のペルー旅行記


1.序 出発からリマ到着


2.ホテル到着


3.リマその1


4.リマその2


5.大晦日の夜


6.クスコ


7.クスコ郊外の遺跡


8.クスコのホテル ノボテル


9.マチュピチュ列車の旅


10.マチュピチュ


11.イカまでの道のり


12.ナスカの地上絵


13.オアシスの町、イカ


14.カンデラブロとバジェスタ島


15.リマの最後の夜


16.ペルー料理とレストラン


★★★ グアテマラ旅行記


序.グアテマラへ出発!


1.アンティグア街歩き


2.ポルタ・オテル・アンティグア


3.土曜朝市


4.アグアス・カリエンテス


5.シウダ・ビエハ


6.グアテマラで出合った日本


7.ホテル・カサ・サント・ドミンゴ


8.チチカステナンゴ


9.アティトラン湖


10.サンタ・カタリーナ・パロポ


11.アンティグアのお気に入りのお店


12.グアテマラの食べ物


13.おまけ~ラップ巻き荷物


◆◆◆ ブラジル旅行記


1.ブラジルへ出発!


2.サンパウロ


3.サンパウロ 東洋人街とショッピング


4.イグアスの滝 ブラジル側


5.イグアス ジャングルツアー


6.イグアス ボートツアー


7.トロピカル・ダス・カタラタス


8.年越しパーティー


9.3国の国境地帯


10.イグアスの滝 アルゼンチン側


11.世界最大のダム イタイプー


12.リオ・デ・ジャネイロ


13.アガ・スターン


14.サンバショー


15.コルコバード ポンジアスーカール


16.シュラスコ


17.リオ・デ・ジャネイロ セントロ


18.リオでショッピング(ハワイアナス)


19.コパカバーナ海岸


20.ホテル・ソフィテル・リオ


◆◆◆ カナダ大陸横断鉄道と+αの旅


1.トロントへ出発!!


2.カナディアン号 出発!!


3.カナディアン号 車内をご紹介


4.カナディアン号 1日目/紅葉にみとれて


5.カナディアン号 2日目/湖水地帯をゆく


6.カナディアン号 ウィニペグに到着


7.カナディアン号 3日目/朝


8.カナディアン号 ロッキー越え≪前半≫


9.カナディアン号 ジャスパーに到着


10.カナディアン号 ロッキー越え≪後半≫


11.カナディアン号 終着駅バンクーバーへ


Feb 21, 2007
XML
カーニバル休暇を利用して、 モラ を伝承する先住民・クナ族が住む、
サンブラス諸島 へ行ってきました。
実質初めての国内旅行!!!ワクワク
・・・・だったのは束の間、一応覚悟はしていたけど、予想以上に超サバイバルな、
まさにウルルン滞在記を地で行くような3泊の旅になりました・・・・・。

ホントは、サンブラスは「2泊」で充分なんですって。
「日本人には2泊以上は耐えられない。」って言われてたんですが、
カーニバルの繁忙期で飛行機が取れず、泣く泣く「3泊」に・・・・・・。

何故かというと・・・・・・。



サンブラス諸島はパナマの北側、大西洋側に、300以上の島々から成り立っています。
パナマのすごい(立派な)ところは、先住民の自治区を認めているところ。
パナマ国内には5つの自治区があり、それぞれの先住民族が自分達の文化や言語を守りながら、
生活をしています。
そんな中で最も早く1925年に自治権を得たクナ族は、
今のこの時代、椰子の葉で作った家に住み、ハンモックで寝、川の水をくみ、電気は自家発電、
朝、家の男達は丸太をくり抜いただけの手漕ぎの舟(良くてそれに布を貼った「帆船」)に乗り、
本土へ行き、畑仕事をし、水を汲み、その後は漁に出る、
小さな子供達は素っ裸で遊び・・・・・・、
そんな原始的な生活をしています。


国土を北へ縦断しただけで、突然そんな原始的な世界に突入する、パナマの不思議。



・・・・・・なんです。
そんなところで現代の日本人が、ましてや超甘ちゃんな私たち夫婦が
短期であれ滞在するのは、相当な覚悟が必要なのは、想像に難くありませんよね・・・






こちらが私たちが泊まった KUANIDUP クアニドゥップ 島


SanBlas 1




サンブラスにいくつかある空港のひとつ、リオ・シドラ空港からエンジンつきの舟で30分。
1周を数分で回れてしまうほどの小さな珊瑚礁の島。
10戸あまりのクナ式のコテージと食堂などからなる、ホテルだけの島です。


SanBlas 2




お部屋は、カバーニャ caban~a とスペイン語で呼ばれるクナ式の「小屋」


SanBlas 3




床は、 ない


SanBlas 4




砂のジャリジャリが気になるベッド と台(机?)が砂の上に置かれているだけ。
出発直前、エージェントに「タオルってあるの?」と確認したところ
「あるけど、持って行ったほうが良いよ・・・・・」と言われ、慌てて用意してよかった。
タオルだか、タオルケットだか不明の、糸がボロボロになった「タオル」が2枚、
これも強風にあおられた砂にまみえるがまま、ベッドに置かれているだけ。。。。。
とてもこれでは身体は拭けません・・・・・・。
おまけに私たちのカバーニャは、ドアも閉まりませんでした。
仕方ないので夜は内側に椅子を置いてなんとかひと目を避ける。




風を避けるために、ベッドをちょっと動かしてみたら、下に割れたレンガが置かれていて、
それをどかしてみたら、なんとカニさんの親子が住んでいました
カニさんの親子と同室 なんて、初めての経験です


SanBlas 5




もちろん シャワーとトイレは共同 。もちろん「水シャワー」とは聞いていたのですが、
こりゃ「シャワー」ではなく 「一筋の水」 ・・・・・・・。
それも、本土からくんできた 川の水を屋上のドラム缶に溜めた もの。
一応、表面上は水洗トイレ。(でもその先は・・・・?????)





こちらが食堂。3食付です。
こんな孤島で食事なし、ってのも困るケド。


SanBlas 6




ある日の朝食。


SanBlas 7




ある日の昼食。
ココナツジュースで炊いたライスに魚料理、野菜をワンプレートにした「パナマ飯」スタイル。
これにメロンのデザート付き。


SanBlas 8




ある日の夕食。
夕食はお昼よりちょっと豪華に活きのいいランゴスター!!!!


SanBlas 9




ということで毎食楽しみにしていたのですが、
ドンッとひとり一匹ランゴスターが出てくるワケではなく、ランゴスターや蟹入りの炒め物。
これに超熟した甘く美味しいパイナップルのデザートつき。


SanBlas 10




この調子で3日間は、さすがに飽きたわぁ~~~。
もちろん、乾季に吹くという強風の中での食事なので、 漏れなく「砂つき」 って感じだし





こちらは「バーコーナー」。


SanBlas 11



滞在3日の内2日は、朝、他の島からクナ族の女性がモラを持って「出勤」、して展示中。
「バー」の中では、ワイン、ラム酒、ビール、コーラなどが売られています。
ビールとコーラがどちらも1ドル50セント。
地元製のビールとコカコーラが同じ値段、というのは中南米で良くあるパターンなのですが、
そしたらアルコールの方が得じゃん、と思うのは日本人的発想?





夕方。
暗くなってからのシャワーは寒いし、自家発電の薄明かりの中でのシャワーもこわくて、
シャワーは6時前の明るいうちに済ませることにしました。それも水着を着て。
シャワーというよりチョロチョロと「一筋の水」。
川の水はシャンプーも石鹸も全然泡立たないし、寒いし、もうタイヘン!
シャンプーは一応「つけ」ただけ。日焼け止めもおちないし、満足に顔も洗えない。
足、もちろん滞在中最初から最後まで砂まみれのままでした。
最後には、ほとんど気にならなくなっていた、恐さ
でも帰宅した時の熱くて潤沢に出るシャワーの幸せだったこと!!!!





夜。
一番天気が良かった初日、満天の星空はそれはそれは見事でした。
天の川もくっきり、降るような星空、とは、まさにこのこと。
強風で寒くて寒くて、なんとなく始まったキャンプファイヤー(!?)





でも9時ごろ、部屋に戻った後は、自家発電の薄明かりの中では何もすることもなく、
早々におやすみなさ~い
でも、いつもいつも宵っ張りな私がそうそう寝れるワケがありません。
その上ものすごい強風でその風の音、風にゆれる椰子の木の音が気になるし、
そんな強風に運ばれてくる砂でどんどん足がジャリジャリしてくるのも気になって気になって、
ほとんど寝れませんでした。。。。。。





朝。
部屋の中の全てのモノは薄っすらと砂で白くなって いました。
ってことは、もちろん私自身も「薄っすらと砂で白くなって」寝ていたハズで。





でもね、
お日様が昇ると目を覚まし、
なんとなくお腹がすいてみんなが食堂に集まると昼食がでてきて、
夜、暗くなると再びなんとなくみんなが食堂に集まって夕食を取る、
という、
実はちょっと心地よくも
ありました。
こんなサバイバルな生活なんてとてもできな~いっ!!!と言いながらでも、
人間の根幹の部分はそれを拒否していない。なんだか不思議な気分でした。


日中は、椰子の木に吊らされたハンモックにゆられ、波の音を聞きながら
本を読んだりお昼寝したり。時には海に入ってシュノーケリング。
砂浜でゆっくり、それだけならお洒落なリゾートホテルでもよくやることですが、
ここではピニャコラーダを持ってきてくれるボーイさんもいない。
ひたすらの~んびりするのみ。


ホテルのスタッフはクナ族の男性が5~6人。
彼らも舟が沖合いに見えると船着場に集まり、本土から運んできた水や食料を運び、
時間になるとのんびり客の食事の用意をし、
のんびり砂浜のそうじをし、合い間には昼寝をし、夕刻には釣りをして、と、
これまたのんびり。
もちろんお客のペースのジャマはしないけど、自分たちもこの大自然の中で
のんびりと気の向くままに仕事、という感じ。
でも、それがなんだか心地よい。



超サバイバル、超ウルルンな私の人生にはあり得ない3日間でしたが、
でも結局はそんなにイヤではなかった、それよりなんだか心地よいくらいの、
そんなサンブラスの3日間でした。ちょっと不思議な感覚だったけど。


そして、お天気に恵まれたのもあって、朝に昼に夜に、素晴らしい景色に出会えました。
そしてクナ族が住む島へ行ってたくさんのモラにも出会いました。
続きはまた 次回













お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Feb 22, 2007 11:25:58 PM
コメント(9) | コメントを書く
[パナマ 観光 モラのふるさとサンブラス] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Profile

トルティージャ

トルティージャ

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

Erina@ cepeの入学について ブログ読ませていただきました、今年の秋…
しおり@ Re:サルサもやりたいっ! CEPE(UNAM)入学手続きへ(10/18) こんにちは。 質問なのですが、そのコース…
森井@ Re:小さな春見つけた♪ こんにちは!お元気ですか? そちらは、も…

Free Space


Thanks for
Pinky Pony


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: