ラテンな駐在妻日記

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★ メキシコ駐在妻のペルー旅行記


1.序 出発からリマ到着


2.ホテル到着


3.リマその1


4.リマその2


5.大晦日の夜


6.クスコ


7.クスコ郊外の遺跡


8.クスコのホテル ノボテル


9.マチュピチュ列車の旅


10.マチュピチュ


11.イカまでの道のり


12.ナスカの地上絵


13.オアシスの町、イカ


14.カンデラブロとバジェスタ島


15.リマの最後の夜


16.ペルー料理とレストラン


★★★ グアテマラ旅行記


序.グアテマラへ出発!


1.アンティグア街歩き


2.ポルタ・オテル・アンティグア


3.土曜朝市


4.アグアス・カリエンテス


5.シウダ・ビエハ


6.グアテマラで出合った日本


7.ホテル・カサ・サント・ドミンゴ


8.チチカステナンゴ


9.アティトラン湖


10.サンタ・カタリーナ・パロポ


11.アンティグアのお気に入りのお店


12.グアテマラの食べ物


13.おまけ~ラップ巻き荷物


◆◆◆ ブラジル旅行記


1.ブラジルへ出発!


2.サンパウロ


3.サンパウロ 東洋人街とショッピング


4.イグアスの滝 ブラジル側


5.イグアス ジャングルツアー


6.イグアス ボートツアー


7.トロピカル・ダス・カタラタス


8.年越しパーティー


9.3国の国境地帯


10.イグアスの滝 アルゼンチン側


11.世界最大のダム イタイプー


12.リオ・デ・ジャネイロ


13.アガ・スターン


14.サンバショー


15.コルコバード ポンジアスーカール


16.シュラスコ


17.リオ・デ・ジャネイロ セントロ


18.リオでショッピング(ハワイアナス)


19.コパカバーナ海岸


20.ホテル・ソフィテル・リオ


◆◆◆ カナダ大陸横断鉄道と+αの旅


1.トロントへ出発!!


2.カナディアン号 出発!!


3.カナディアン号 車内をご紹介


4.カナディアン号 1日目/紅葉にみとれて


5.カナディアン号 2日目/湖水地帯をゆく


6.カナディアン号 ウィニペグに到着


7.カナディアン号 3日目/朝


8.カナディアン号 ロッキー越え≪前半≫


9.カナディアン号 ジャスパーに到着


10.カナディアン号 ロッキー越え≪後半≫


11.カナディアン号 終着駅バンクーバーへ


Feb 24, 2007
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こちら





サンブラス諸島、クアニドゥップ島での3日間の基本は、
太陽の向くまま、本能の向くまま、ゆったりと、でしたが、
2度ほど、ホテルのスタッフにリクエストし、クナ族が生活する島へ連れて行ってもらいました。
本場の「モラ」 を見るために。





まず行ったのが、サンブラスのふたつに分かれている(と言ったと思う)「区」の
一方の「首都(首市?)」、 リオ・シドラ島 Isla Rio Sidra


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さすがに私たちが滞在している クアニドゥップ島
といっても、一周数キロというレベルですが。
海にせり出すように家が建ち並んでいます。


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その翌日には、 マキナ島 Isla Maquina (日本語で訳すと「機械島」)と
ラトン島 Isla Raton (ねずみ島)へ行きました。
このふたつはリオ・シドラ島に比べるとずっと小さく、通りも狭く建てこみ、
ほんとうにゴチャゴチャした小さな島でした。


マキナ島↓


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ラトン島↓


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まさに私たちが泊まっているカバーニャ(小屋)が建ち並ぶリオ・シドラ島のメイン通り↓
この中で クナ族の大家族は、ハンモックで寝る


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だいたいどの島も、桟橋あたりに子供がチョロチョロ遊んでいて、
彼らが伝達係なのでしょう。
私たちが到着した日中の暑い盛り、シンと静まり返っていた村の通り(写真上)が、

「さ~あ!客が来たぞぉ~~~~~


 (写真:リオ・シドラ島)


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「きゃ~っ、急いで急いでっ!!!!!」 (写真:リオ・シドラ島)


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ということで、通りはあっという間に即席モラ売り場にはやがわり

「早く客ウチまで来ないかなぁ~~~~」
と、好奇心いっぱいに(イヤイヤ、手ぐすね引いて!?)顔を出すクナの村人たち。
(写真:マキナ島)


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もちろん、この逆側、私たちが歩いた後の後ろを振り返ると、
「長居は無用!!!」とばかりに、さっさとモラを撤収、あっという間に人間も家に入り、
ものの1分であっという間にもとの静けさに戻っていました。
この変わり身の早さに思わず苦笑。


あまりに即席のモラ売り場だから、洗濯物の上にそのままモラをかけて即売会!!!
(写真:ラトン島)


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手前のモラが気になったので手に取ったら、下からパンツがでてきました
あとは、「これもこれも!!!」と手に押し込まれたモラがしっとり濡れてたり。
客が来たからあわてて干していた洗濯物を引っつかんで来たんでしょう





そう、 モラはもともとクナ族の女性の民族衣装のブラウスの前身頃と後ろ身頃に使う布
それらを解体して一枚の布にして売っていることが多いのですが、
サンブラスの島々ではブラウスのまま売っていることが非常に多かったです。(上の写真参照)
だから生乾きの洗濯物も売れちゃうんですが
ブラウスのままだと必然的に2枚セットで売ることになり、そっちの方が賢いよね。
解体の手間も省けるし。
そしてそう、 売られているモラはだいたい「中古品」「古着」 です。
自分で縫い、着た後に、売る
もちろん昔は「売る」なんていう行為はなかったと思いますが。
私が習っているクナ族の先生を見ていると、現金が必要になると持ってきて売ってるような・・・。
クナの女の子は何歳から縫い始めるんでしょうね。





典型的なクナの民族衣装を着た村の女性。 (写真:マキナ島)


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マキナ島にて。


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子供たちも積極的に商売に参加。
小さい子達はほとんど すっぽんぽん 。ちょっと大きくなると パンツ一丁っ !!!
で、だいたい先住民族というのはどの国でも、その虐げられてきた歴史からか元々の性格なのか、
非常に無愛想。
パナマシティで出会うクナ族の人々も、都会のパナマ人に輪をかけて無愛想。
なのに、サンブラスの島で出会うクナの子供たちは異様に愛想がいい。
「オッラ~!(英語のHi!)」「オッラ~!」と盛んに手を振りチョロチョロと近寄ってきます。
言葉も喋れないヨチヨチ歩きの子供まで、すっぽんぽんのままニコニコと手を振り、
愛想をふりまきまくり。
特にカメラを手に持っていた私に盛んにまとわりつき、盛んにチョッカイを出す子供たち。
屈託がなくてとってもかわいいので私も「オッラ~!」と笑顔で返すのですが、
なーんで私がこんなにモテルんだろう・・・・、と最初不思議でたまりませんでした。

が、フトしたことで原因判明。
私がかわいさのあまりカメラを向けるとすかさず、
「フォト、ワンダラ~!(写真、1ドル!)」


なるほどね、こうやって子供たちも家計の手助けをしてるのね・・・・・。
というか、すごい躾けよね・・・・・・・・。
まあ、こうしてしまったのは、ほかならぬ私たち、外国人観光客なんですが。





家と家の間の路地に置かれた、作りかけのモラ。 (ラトン島)
海を見ながら針を進めるのかもしれません。


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その他にも子供たちはだいたい手に貝や木でできた素朴な人形を手にしていて、
これらもみんな「ワンダラ~(1ドル)」。。。。。。。
でも、つい買ってあげたくなっちゃうんですけどね。
ある時、6~7歳の女の子が手にしていたモラが素敵で、同行の観光客が買ったら、
すかさず隣に立っていた母親らしき女性が、他のモラをその女の子に握らせてました。
この女の子に持たせたほうが大人が持ってるより売れる!というとっさの判断!?
そのたくましい商魂にただただ苦笑でした。





クナの民族衣装を着せた素朴な人形やビーズのアクセサりー、貝がらが
地面の上にかわいく陳列されていました。 (マキナ島)


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因みに クナ族の「公用語」はスペイン語ではなく独自の言語の「クナ語」
全然分かりませんでした、クナ語。
スペイン語は学校で習うそうです。
だからといって村人全員が不自由なくスペイン語を操れるわけでもなく、
一部の人を除いてほとんどスペイン語は通じませんでした。
だから子供たちも「オッラ~!」というスペイン語の挨拶を、
お金をもらう合図か何かくらいにしか思ってないのかも、とも思うと、ちょっと複雑。





リオ・シドラ島の教会。


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リオ・シドラ島の学校(左側の白と青の建物)、と、バスケに興じる男の子たち。


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これぞ丸太をくりぬいただけの、クナ族の小舟。
今のこの時代、こんな舟で海を行き来する人々がいるということにただただビックリ。


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マキナ島の桟橋で、私たちの舟(右側)がうまく横付けできなかったので、
桟橋で釣りをしていた若者が舟を出してくれました・・・・・・・。
が、見事 転覆


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椰子の実の皮の「桶」で懸命に舟の水をかき出します。
転覆したのに、だけどなんだか楽しそう






なんだか「○×原始村」とかいうアミューズメントパークに紛れ込んだような、
ちょっと不思議なトリップでした。
因みにこの島々での私のお買い物は、モラのブラウスを2枚(モラ計4枚。)と、
パナマの国旗をモチーフにした子供用のモラの服を1枚。
せっかくのモラの本場(?)サンブラスではあるのですが、
ここでまとめ買いをしてしまうと、これからもしばらく続くであろう私のパナマ生活の楽しみが
なくなってしまうので、ちょっと控えめに。
それにまだまだモラ初心者の私、今は「これ好き!」という直感と手の細かさだけで
選んでいるのですが、これからどんどんモラの見方も変わるかもしれないですしね。







つづく


















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Last updated  Jun 3, 2007 01:39:34 AM
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