焼き鳥


やはり渋谷の「鳥重」です。

のんべ横丁の中にある、カウンターだけの小さなお店ですが、
日本一の焼き鳥屋といっていいと思います。

よほど運が良くなければ予約なしには座れません。
ところが予約の電話番号は分らないのです。

大根おろしで食べるのですが、感動の連続の店です。
まず一番は「レバー」です。

それから「心臓」がすばらしい。ゆず胡椒もぴったりです。

あと「合鴨」ですが、だいたいこれでおなか一杯です。

これ以外に「生レバー」が逸品です。
私はいわゆる通ではないので、生レバーなど食べたことはありませんでしたが、
この店に来て食べられるようになりました。と言ってもこの店だけです。

鳥のレバーと言えばふつう赤いのですが、ここのは油が乗って白いのです。これが他では絶対手に入らないものだそうです。

何とか仕入先を聞き出すのですが、美人の女将が教えてくれても、仕入先は絶対売ってくれないらしいのです。父親の代からの付き合いがあって他には出さないらしい。

それから「おしんこ」も感動です。

最後に「スープ」になるのですが、これがまたなんともいえず人を幸せにするスープなのです。

最後の感動は料金です。これが現代離れした安さです。

マスコミの取材はほとんど硬いブロックに阻まれて、できないようです。

真の幻の名店です。



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