三人寄れば文殊の知恵

岩瀬を責めるな！

「私は政治的・宗教的な理由から北京五輪は見ない」
といってきましたが、ニュースに挟まったり、
新聞には書いてあるので、全く知らないわけではありません。

率直に言って、これほど無関心で醒めたように思えるオリンピックは
初めてです。

オリンピックの話題は書かないつもりでしたが・・・

岩瀬仁紀がこれだけ叩かれるのでは書かざるを得なくなりました。

日本が野球で決勝進出を逃した途端、岩瀬パッシング

２ちゃんねるでも

「岩瀬のせいで日本が負けた」

「岩瀬が試合をぶち壊した」

ここまでならまだしも

「岩瀬で始まり、岩瀬で終わった星野ジャパン猛反省会」

「岩瀬仁紀がこの先、生きのこるには」

「まさか岩瀬って日本の土を踏もうとしてるの?」

「岩瀬は腹を切って死ぬべきである」

書きすぎです！

確かに岩瀬が打たれたのは事実ですが・・・

そもそも、問題は岩瀬より打てない打線では！

それに、ピッチャー１０人のうち、
先発が７人、リリーフは２人、
（一人は両方できる）

もともと短期決戦では、先発などさほどいらないはずなのに
（せいぜい４人、３人でもいける）
リリーフを二人しか選んでいない選考に問題あります。

現代では完投能力のあるピッチャーが少ないことを考えれば
リリーフが二人で短期決戦を戦うなど自殺行為。

先発ピッチャーをリリーフに使えればいいのですが
先発専門のピッチャーをリリーフに使うのは
ちょっと冒険です。

リリーフ専門が岩瀬と藤川しかいないのでは
多少調子が悪くても肝心なところで
岩瀬を使わざるを得ないのは
やむを得ません。

岩瀬が如何にすごいピッチャーか？

○　入団以来9年連続で50試合以上登板を記録。

○　現役では５００イニング以上投げて防御率がただ一人一点台。

○　三年連続４０セーブ以上を続けている。
（４０セーブを二年続けた投手はいない）

球界屈指のクローザーです。

昨年日本シリーズで８回までパーフェクトを続けていた
山井を下ろして９回に送り込まれたのが岩瀬です。

あのプレッシャーの中でも淡々と投げ、
３人で終わらせる力の持ち主です。

しかし、今年はイマイチ調子が出てません。
代表に選ばれること自体が疑問でした。

選んだ監督に問題があるのは間違いないでしょう。

岩瀬を決して責めるべきではありません。

さらに言えば、問題のある監督を選んだことが問題です。

国際大会の監督はノムさんにしましょう。

最終更新日 2008年08月23日

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