たこ焼きとラフランス

北ア・燕~常念~蝶ヶ岳縦走






一番好きな山はなんですかと聞かれたら、僕は燕岳だと答える。

それほど難しい理由はない。今までで言った山の中で一番行ってよかったと思った山だからだ。
そして燕岳は僕の本格的山登りの最初の山でもある。だからより一層僕の心の奥深くに刻み込まれている。
言ってしまうと僕にとっての燕岳は、とても特別な山なのだ。


だから、今回、再び燕岳に行く機会を得て僕はとてもうれしかった。
2年前に登った記憶が僕の脳裏に再びよみがえろうとしている。

今回の山は、僕にとっての始まりの山。
始まりの山に今一度登る。そこで僕は何を思い、何を感じるのだろうか。それはまたいつかの話。
とりあえず山行のまとめ。




初日
850 中房温泉登山口
1200 燕山荘
1240 燕岳
1630 大天井岳

二日目
400 大天井荘発
550 常念小屋
700 常念岳
950 蝶槍
1030 蝶ヶ岳ヒュッテ
1420 三股登山口

委細は省略しよう。簡潔にまとめる。

27日の朝、僕らは中房温泉より燕岳を登り始めた。
見覚えのある道にしばし2年前に思いをはせる。

2年前の登りは辺り一帯が白くガスっていて何も見えなかったが、今回の山行は晴れており展望もだいぶきいていた。

途中の道からは槍ヶ岳を望むことができ、合戦小屋では店のお姉さんのお疲れ様の声を聞くことができ、山頂に至れば360度の大展望。
眼前に広がるは広大な北アルプスの山々であった。

雷鳥にもあった。けっこう近くで。雷鳥なんてただの鳥だよなとも思うが、なんといっても雷鳥様であるから、会えてとても嬉しかったりする。もっとも、今回の山行では合計4回も遭遇したけどもね。

燕山荘はあいかわらずきれいだった。
この山小屋は北アルプスで最も人気のある山小屋であるといわれている。
実際、そういうアンケート結果なのだからそうなのだと思う。
大人になったら、この山小屋に一度泊まるのもいいかなってそう思う。

燕岳、燕山荘を後にし、大天井岳へと向かう。
縦走路の右手には槍ヶ岳が美しい。ひときわ目を引く風貌である。槍ヶ岳以外の北アルプスの山は、きっと槍ヶ岳に嫉妬することだろう。

縦走路にはところどころ雪が残っていた。
頂上を巻き、山小屋へ行くルートは雪で危険なため通行不能であった。
大天井岳の頂上へ至る道はなかなかに厳しいガレ場である。
ようやく大天井岳の頂上に至り、本日の行程はほぼ終わる。目前にある大天井荘にテントを張り、夜は更けていった。


日が昇る。
この日最初に驚かだれたのは、空をはしった一筋の緑の光だった。
隕石である。流れ星の規模ではない。
長い一瞬のことだった。
白く光る物体が、緑色の尾を引きながら3つに分裂し、そして消えていった。
何を言ってるのかよく分からないが今言ったとおりのものである。
今まで見たことはないし、今後もまず見ることはできないと思う。貴重なものを見た。

大天井岳を発ち、常念岳へ向かう。
日の出は個人的に言えば少し物足りない感が残った。だがそれはしょうがないことだ。自然は気まぐれなのである。

常念小屋、それに常念岳はあっという間についた気がする。
朝っぱらからの行動であったからだと思うし、そこまで辛い道のりでなかったからだとも思う。
頂上は風が冷たく、早々に後にした。

蝶ヶ岳までの道のりも短く感じた。
標高自体もだいぶ落ち込み、樹林帯も姿を現した。
蝶ヶ岳はどこが山頂なのやらよく分からぬ。
だがいづれの地点からも言えることは、穂高の眺めが素晴らしいということだ。

蝶ヶ岳からは下山するのみである。
三股登山口への下山道。
この道は・・・つまらない。登りだろうが下りだろうが、この道は二度と来たくないなと思った。


下山完了お疲れ様でした。



以下写真。




表銀座 009.jpg

燕岳とそれに至るまでの奇岩群。



表銀座 022.jpg

燕山荘。ただそれだけ。



表銀座 025.jpg

燕岳~大天井岳までの縦走路。遠くに見えるは槍ヶ岳。



表銀座 052.jpg

高嶺のアイドル雷鳥様。一度として僕に顔を向けることはなかった。



表銀座 060.jpg

蝶ヶ岳より望む穂高連峰。

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