ユンタ(^-^)の気付き日記

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五行説の五味 【水】の巻



長らくお付き合いいただきありがとうございました(笑)

忙しさにかまけてシリーズを途切れ途切れに書いていたら
説明がぷつんぷつんと切れて支離滅裂になっていたので
編集しなおしてページ一覧で出しています。

いつもすみませんが、またよかったら見ておいて下さいね。


それでは始めてみたいと思います。


●水 (鹹)の味覚は 腎経・膀胱経を滋養します。
   ただし、摂りすぎるとそれらをいためます。

また、腎経・膀胱経を滋養する塩辛味を摂り過ぎれば
それらが強くなりすぎて相克の心経・小腸経・心包経・三焦系をいじめてしまうんで
す。

すると、例えば不整脈などが出たり、舌に不具合が出てろれつが回らなくなったりし
ます。
やたら笑い上戸になったりもします。


塩辛さっていうと、要は塩分ということになりますが
最近は精製されていないお塩も一般的に販売されるようになって来ましたね。

そして、減塩信仰は依然根強く残っているものの
何も知らないで減塩するのは危険だということもずいぶんと認知されてきました。

一般に減塩をした方が良いと言われたのは
塩分の摂り過ぎは高血圧をはじめ循環器系の病気の原因だから
と言われたりしていましたが
本当にそうでしょうか?

一般に今まで減塩した方が健康に良いと言われて来たのは
日本の場合、昭和46年に塩を化学的に精製したもの
(正式にはイオン交換膜製塩法といって、電気的に抽出したもの)
に全面的に切り替えて専売化したことが
大きな要因となっているといわれていますね。

確かに日本の汚れた海でも
不純物とかはイオン交換膜製塩法というのは入りませんし

広い塩田は日本の臨海工業地を作るのには邪魔だったというか
格好の場所だったというか・・・

他にも もろもろの理由があるんでしょうが、
そういうわけで強制的に切り替えられて専売化されてしまったんですね。


五味の【土】の甘みのときにもお話しましたが
精製して純度の高いものというのは身体に入ったときに
急速に血液中に吸収されてしまいます。

急速に吸収されれば血液中のイオン濃度も急速な変化を起こします。
やはりこれは身体にダメージを与えるはずですよね。

体内の塩分濃度を一定に保とうとする身体の働きから
のどが渇き、水を多量に摂取しなければならなくなりますね。

その結果、体内の水分バランスを取ろうとして
ほかのミネラルと一緒に尿などとして身体の外に排出することになります。

ですからますますミネラルバランスは悪くなってしまいます。




人間のご先祖様は永い永い年月をかけて
ゆっくりと海から地上に上がってきました。

そのときまでは海水のミネラルを鰓(えら)を使って
身体の中に取り込んでいたのですが

地上に上がるにあたってそれに代用する方法として
血液中に海の水の成分を取り込んだといわれていますよね。

そのため、血液とか おなかに赤ちゃんのいるお母さんの羊水などは
海水の成分ととても似通っているといわれていますよね。

みんな、もう当たり前に知っていることです。



そして、そう考えたら精製した塩というのは
その成分から考えて塩素イオンとナトリウムイオンだけになるわけですから
どう考えたっておかしいですよね。

不純物といわれていたものの中に
生命を維持していくのに必要なものがたくさん含まれているんです。

微量だから関係ないなんてことはないんです。

ほんの微量だけで十分に足りる。
反対にいうと微量じゃないと身体に応え過ぎて
害になるということにもなるんですけどね。

そういうものがバランスよく含まれた自然の塩がいいですよね。

それを
自分が美味しく感じる塩加減で身体に取り込む
ということが大切ですよね。

身体に必要な量は身体が一番よく知っているはずです。

一日10gというような目安がよく言われますが
こんなのもその人それぞれで違うに決まってますよね。


陰性体質で身体がゆるむ、冷えるという人は
陽性の塩分を身体に取り込みたいというモードになっていますから
本来であれば塩辛めの味付けの方が美味しく感じるはずです。

反対に陽性体質の人で身体が締まる、火照るという人は
それ以上多量に陽性の塩気を身体に取り込もうとはしないモードに
なっているはずなんです。
(この「はずなんです」というのが曲者なんですが・・・笑) 
またこのお話は改めてしましょうね。


極端な摂取の仕方をしなければ
自然の塩であれば多ければ身体の外に排出されるので
極端な減塩をしないで美味しく塩分を味わうべきなんですね。

ミネラルは、身体の中で酵素の働きを盛んにし
消化機能、活性酸素の抑制、生殖機能の維持などなど
・・・生命維持にに欠かせないものです。

自然なバランスで塩分が摂れると良いですね。


ところが! 
ちょっとお話はそれますが、身体の栄養を調べてみると
中にはその精製塩でさえ身体が欲しがっている人が
意外といたりするのに驚かされることがあります。

これって、減塩神話の成れの果てなんでしょうかねぇ。。。
ちょっと怖すぎですが。。。

気をつけましょうね。



塩気は陽性ですから対応する腎臓・膀胱の搾る、締める力を助けます。


腎臓の糸球体という小さな器官の集まりで
血液から不要なものを搾り出して尿としますよね。

膀胱もゆるみっ放しでは漏らしっ放しになってしまいます(笑)

うまい具合に出来ていますよね。



実際には日本の食生活の中には
味噌、醤油、お漬物といった伝統的な食文化があります。

これらは塩を使いながら食材とともに寝かせることで
更に身体への吸収もよくなっており、栄養素も増えています。

こういったものが単純に塩として摂り入れるよりも
身体に良いことを頭に入れてお料理すると
もっと身体が喜ぶでしょうね。




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