専業トレーダー DaTsU

デイトレードのデメリット


デメリットといえば、これまたたくさんあります。
なんと言っても、デイトレードをやらない方には全く理解しがたいこと
かと思いますが、数パーセントの上昇で決済してしまいますので、
恐ろしく薄利多売を何十回、何百回と繰り返すわけです。
これは気の遠くなるような作業でして、いったん失敗して、
ロスカットができなければ、たった1回の負けで今までの10回分の
利益を失うことなんてザラです。
これができるかどうかがデイトレーダーとしてやっていくことの
最大条件であると思っています。


また以前にも書きましたが、兼業はほとんど不可能です。
専業にならなければならない事だと答えると思います。
ザラ場中張り付いていなければなりませんので、私がそうだったように、現在の職業を辞めて独立と同じ形を取らなければなりません。家族のある方や家のローンがある方、これから結婚を控えている方など様々だと思いますが、今までの安定収入を捨てて新たな世界に入らなければなりませんので、一生の大きな賭けだと思っています。
また、今までは片手間だったから利益が上げられなかったけど、DTで専門にやれば利益が上げられるだろうと言うのは大きな間違いです。投資と言う形で利益が上げられない人はDTをやっても利益は上がらないと思います。


デイトレーダーは、投機家です。食うか食われるかの世界でしのぎを削り、値ザヤ取りに徹するブローカーです。下げ基調なら売りに徹し、倒産寸前の会社を徹底的に売り叩いてでも利益を上げる心構えが必要です。世間からの悪評など気にせずに、なりふりかまわず利益を出した人間が一番なのです。こう書くと人格を疑われそうですが、結果を出したもの、儲けを出したものが一番という世界です。
本当に、毎日市場からお金をぶんだくらないと生きていけないのですから、
ここに相当強い精神力が要求されると思います。

また、DTはST、PTと相反すると書きましたが、一日で売買を完結させるため利幅が少ないと言う事です。結果として何千円や一万単位の利益の積み重ねになるのですが、人間と言うのは欲望の固まりですのでこういったコツコツが嫌になってしまい、仕手株のような値動きの激しい銘柄に手を出し、一度利益を上げてしまうとこのコツコツがばからしくなり、一画千金を狙うようになります。結果は仕手筋が繁栄する事の無い現状を見てもわかりますように、資産を無くす一番の近道を取る事になります。これに打ち勝ってコツコツを続けていくのは強い精神力が必要です。一日2万円の利益でも20営業日続ければ一ヵ月で40万の利益になるのです。仕手株で一度当たればこの程度の利益は数日間で確保できてしまうでしょう。しかし、上がるのが早い銘柄は下がるのも早いのです。仕手株を買うなと言っているのではありません。コツコツを忘れてしまうような取り引きはしない事です。

これは、本当に耳が痛いほど、自分に言い聞かす必要があります。
人間は欲望の塊です。
神様から頂いた地球、自然環境など、また人と人が殺しあう戦争は
人類誕生以来ずっと行われてきました。
誰がいったいこういうことを許したのでしょう。
誰にでも遺伝子として持っている適性ですので、簡単には言えませんが
どこまでその試練に孤独の中で絶えていくことができるのか
それが一番です。

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