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ソーシャル・ネットワーク


世界最大のソーシャルネットワーキングサイト「Facebook」創設者マーク・ザッカーバーグの半生を、鬼才デビッド・フィンチャーが映画化。2003年、ハーバード大学に通う19歳のマークは、親友のエドゥアルドとともに学内の友人を増やすためのネットワーキング・サービスを開発する。そのサービスは瞬く間に他校でも評判となり、ファイル共有サイト「ナップスター」創設者のショーン・パーカーとの出会いを経て、社会現象を巻き起こすほどの巨大サイトへと急成長を遂げるが……。主演は「イカとクジラ」のジェシー・アイゼンバーグ。共演にジャスティン・ティンバーレイク、新スパイダーマンに抜擢されたアンドリュー・ガーフィルドら。

2003年秋。ハーバード大学2年生のマーク・ザッカーバーグはボストン大生の恋人のエリカと口論になり、「アンタがモテないのは性格がサイテーだからよ」と言われて振られてしまう。怒ったマークはブログに彼女の悪口を書き並べ、さらにハーバード大のコンピュータをハッキングして女子学生の写真を集め、親友のエドゥアルド・サベリンの協力の下で女の子の顔の格付けサイト「フェイスマッシュ」を立ち上げる。サイトは瞬く間に話題となり、公開から2時間で2万2000アクセスを記録するが、4時間後には大学側に潰されてしまう。

後日、理事会に呼び出しを食らったマークは半年の保護観察処分を受け、大学中の女学生全員から嫌われ者となる。そこへ、ボート部に所属するエリート学生であるキャメロン・ウィンクルボス、タイラー・ウィンクルボス兄弟とその友人のディヴィヤ・ナレンドラはマークの優れたプログラミング能力に目を付け、「名誉挽回のチャンス」と称し、「harvard.eduドメイン」に群がる女と出会うことを目的としたハーバード大生専用のコミュニティサイト「ハーバード・コネクション」の制作協力を依頼する。これにヒントを得たマークはエドゥアルドをCFOとして1000ドルの融資を受けてソーシャル・ネットワーキングサイトの制作に取り掛かり、2004年初頭、「ザ・フェイスブック」が誕生する。エドゥアルドの所属する大学一のファイナル・クラブである「フェニックス」の人脈を利用してサイトは瞬く間に広まった。それに気付いたウィンクルボス兄弟らはアイデア盗用でマークを告訴しようとしたが、資産家の子息でもある彼らは「ハーバードの紳士は訴えない」という思想の為に思い留まった。

「ザ・フェイスブック」の流行のおかげでマークは女子からモテるようになった。だがマークが偶然見かけたエリカに声をかけたところ、彼女はサイトの存在を知らなかったために一蹴されてしまう。躍起になったマークはサイトを更に大きくしようと決意し、システムを改良して他大学へも次々と開放してゆく。そしてその頃アメリカ西海岸ではNapsterの設立者であるショーン・パーカーは、偶然ベッドを共にした女子大生が使っていた「ザ・フェイスブック」を目にする。これに興味を持ったショーンはサイトを通じて直ちにマークたちにアポを取り、西海岸にスポンサーを探しに来た彼らと面会して「独演会」を行う。エドゥアルドはショーンに懐疑的だった一方、マークは彼の考えにすっかり魅了されていた。

ショーンの提案を受けてサイトの名前は「ザ」を取って「フェイスブック」となり、会社の拠点はカリフォルニアに移動した。マークがそこで作業をする一方、エドゥアルドはニューヨークでスポンサーを探し、その間にショーンはマークたちが借りた家に転がり込んだ。ショーンはマークに「俺たちの時代が来た」と語って自分たちの力で事業を拡大することを訴え、そして新たな投資会社との契約を成立させてゆく。そこへエドゥアルドがニューヨークから戻り、自分の知らぬ間に次々と事が進んでいることに腹を立てて会社の銀行口座を凍結させてしまい、マークとの友情に亀裂が入る。

同じ頃、イギリスのボートレース大会に参加していたウィンクルボス兄弟は、「フェイスブック」がヨーロッパの大学にまで浸透するほど巨大化しているという事実を知り、ついにマークを相手とした裁判に踏み切る意向を示した。そしてエドゥアルドもまた、3割以上あった持ち株を0.03%まで引き下げられて重役を降ろされたことをきっかけに告訴を宣言し、マークは2つの訴訟を抱えることとなった。


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