魂の還る場所

魂の還る場所

比較的新しいコトバの集まり。

               あまりに許されすぎていて
               それが幸福だと気づかずに
               君の笑顔に甘えていた

               望んでくれたら
               僕は魔法使いにだってなれた

               なにも無かったんじゃなく
               それはあまりに大きく深く
               いつの間にか
               当たり前とさえ思わなくなっていた

               ただ微笑んで

               君の心も想いも大きく深く
               僕がつけた傷も大きく深く

               想えば想うほど
               君を傷つけ
               僕は途方に暮れた

               あの時の優しさに
               返せるものがあるなら
               あの日々を
               思い出に変えること
               いつまでも抱きしめて
               立ち止まってちゃいけないから
               ここで君と別れて
               そして君と会おう


           ■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■


               見つけられなかった あの時
               探していたの 「永遠」を
               …そして 「終わり」を

               君が教えてくれると思っていた
               変わらずに ずっと
               変わらないことを
               永遠に続くことを
               人の想いを

               逃げ出したのは
               気まぐれでも
               遊びでも
               からかうためでもなく
               ただただ 怖かったから

               …君に「永遠」を重ねた…

               循環ではなく
               途切れないものを
               宿命ではなく
               続いていくものを

               それをみせてくれるのは 君だと
               …勝手に思いこんでいた

               変わらないのではなく
               変わっていけることを

               お互いに覚えた

               そして手を取る

               それぞれの かけがえのない存在(もの)を


           ■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■


               好き だけど
               そう だけど
               「だけど」って付けてしまうのは
               私の我がままなのかな

               なんにも望んでないはずだった
               今のままで充分で
               今のあなたを好きなはずなのに
               「だけど」って付いてしまう

               手をつないで 抱きしめて
               好きって言ってくれる
               けど

               あなたは そこから 動かない

               振り返って 私を見て
               息を切らして 追いつこうって必死になって
               今にも泣きそうになってる私を

               好き
               「だけど」
               シアワセ
               「だけど」
               あなたに伝わるコトバが見つからなくて
               …見つけられなくて

               私は ここに しゃがみこんでる


           ■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■


               小さな小さな、一粒が、
               ゆっくりゆっくり落ちていって、
               いつしか、気が付けば、
               大きな大きな、一つになって、
               重く冷たく、降り積もって…

               捨てる場所、流す先、放出する術が解らなくて、
               どんどんどんどん、…どんどんどんどん、
               重く重く、重く苦しく…。


           ■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■


               大切なものは
               あの日
               みんな置いてきた

               君との思い出
               君への想い
               僕の心の全て

               だから 最後に
               君に おくったのは 嘘ばかり

               幸せになりたくて
               素直になる代わりに
               僕は手を離した

               …君の優しさが怖くて
                     僕は逃げ出した…

               何も赦さないで
               そして変わらないで
               僕は立ち止まって
               振り返られない
               きっとそこに
               君の笑顔はないから

               僕は知りたかった
               確かめたかった
               変わらないもの
               続く想い
               永遠の在処

               …変わらないものなんて無い
                        だけど それは…

               強く 深く
               壊れないように
               カタチを変えていくことだから


           ■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■


               君が持ってて 僕に欠けてるもの
               たくさんあるような気もするし
               ほとんどないような気もするし
               いろんなことを 分け合って
               一緒に歩いていく

               言葉だけじゃ埋まらない隙間を
               ぎゅっと抱きしめて伝え合う
               どうしようもないほど
               僕は君で いっぱいになってる
               ぬくもりと一緒に
               僕の全てを全部溶かして
               君の中に混ざりこんでしまえれば良いのに
               強く強く 抱きしめて 抱き合って
               僕なんか 壊れてしまえば良い
               明日の君の中に 僕が居るのか
               それさえ解らないのに


           ■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■


               気持ちが溢れ出す
               衝動を抑えきれなくて
               どんなに好きか伝えたくて
               言葉にして 抱きしめる

               傍に居て ずっと 一番近くに
               そして 笑顔を見せて
               僕だけのために

               閉じこめて 鍵をかけてしまいたい
               他の誰にも触れさせないよう

               目の前の幸せと 隠せない不安
               それに酔って 目が眩んで
               僕は気づかない

               僕の想いが キミを追いつめてく…


               独占欲に 窒息しそう
               縛りつけられ 見張られてるみたい
               何処に居ても 何をしてても お構いなし

               アナタの想いに ペースが乱れる

               「愛してる」とか「好きだ」とか
               それで許されるなら
               この世界は 免罪者だらけ

               「アナタが好きなのは 私ではなく
               愛してるのは 自分でしょ?」

               残酷な最後通告を言う前に
               どうか私に 安らぎをちょうだい


           ■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■


               どれだけ君に こたえられる?
               どれだけ君を シアワセにできる?
               君が 笑う
               君が
               …泣く理由も 僕が作ってしまう…
               君の一言に 一喜一憂して
               振り回されてるのは 僕だって苦笑して
               けど 本当は
               君のペースを乱してる僕は
               君の気持ちを乱してる
               ただ君の笑顔が見たくて
               いつも一番近くに居て欲しくて
               シアワセになりたいだけなのに


           ■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■


               月の光の無い夜 彷徨い歩く
               探して 探して
               閉じこめる籠を 持たない私は
               両手(このうで)を伸ばせない
               逃げないように 歩くのが精一杯で

               つかまえた星が 小さな光を放つ

               ドロリと熔けた月は朱くて
               二人の時間(とき)を流したら
               思い出せずに波間に浮かぶ

               もしも 今 この瞬間(とき)に
               全てを無に戻せたら
               きっと このまま 永遠に
               しあわせな夢だけ 見られるのに


           ■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■


               ゆっくりと歩いていこう
               焦ることなんて ないよ

               手をつないでいれば
               同じものを感じられるから

               いっしょに歩いていこう
               君にわかる言葉で伝えるし
               僕にわかる言葉で教えて
               心を隠さないように


           ■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■


               そこは僕の夢の在処(ありか)
               かけらが光をはね返す

               ひとつ ひとつ
               抱きしめてみる

               まだ
               まだだよ

               まだ諦めた訳じゃない

               だから僕は
               ひとつ ひとつ
               陽に翳(かざ)してみる

               まだ
               まだだよ

               輝いたまま そこに在るから


           ■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■


               この闇を照らす光が欲しくて
               僕らは手を伸ばした
               掴めるものは何もなくて
               隙間から 時間だけが零れた
               信じてた心は空っぽで
               独りぼっちだった
               包まれる優しさを求めて
               僕らは彷徨っていた
               その光を 手探りで見つけようとして
               指先は 君に触れた
               足下には 僕の世界の欠片
               それは砕けた闇
               閉ざされていたのではなく
               全て閉ざしていた
               開いた時
               あたたかい風が吹いた         


           ■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■


               さらさらと 時が流れていく
               君の笑顔が 溶けて霞んで
               僕の前から 離れていく
               …夢…?
               …それとも…
               永遠が 僕らを引き離そうとするから
               ツキのカゲに身を潜める
               見えないように 隠してしまう
               息を殺して
               想いを殺して
               見つからないように
               見つかれば また捕まって
               奪われてしまうから
               握りしめる
               つよく つよく
               心が 離れないように


           ■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■


               伝えようとして 言葉を探すけど
               並べた途端に 色褪せてしまうから
               他の方法を 探してる
               僕のココロのカタチを
               たった一つを
               そのまま君に伝えたいだけなのに
               増えすぎて 溢れすぎて
               つかまえられない
               確かなのに 言葉にしようとすると
               逃げてしまうから
               君に伝えたいこと
               君に届けたいこと
               君の中で 同じなら良いのに


           ■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■


               振り払われるのが怖くて 伸ばせなかった手を
               強く握りしめた
               あなたは
               本当の私をさらけ出させる
               独占欲(わがまま)も
               醜さも
               愚かさも
               こんなにも弱くて
               こんなにも脆い
               知られることに怯えて
               ずっと息を潜めていた
               誰かに見つけて欲しくて
               誰かに愛されたくて
               それ以上に
               誰かを愛したかった私を

               月が照らし出す 孤独と深淵
               独りだと 思い知らされる夜が怖かった

               赦される場所がある
               わたしはそれに甘える
               自由を取り戻したのは
               還る場所があるから


     UP DATE → 0528
               切っ掛けは些細で
               でも とんでもないエネルギーが必要で

               こわがりな僕の なけなしのチカラ
               扉を開ける勇気をくれた君

               目覚めるまで 永遠に比べたら 一瞬で
               でも ながくてながくて
               気が付いたら
               どんどん 後ずさりしてた

               でも君が

               君が笑ってるから
               大丈夫って思ったんだ
               この扉の向こうに進んでも
               君が笑ってくれるから


           ◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆


               あの時 確かに
               私の時間が 動き出したの
               …ゆっくり…ゆっくり…
               待ってるだけしかなかったのに

               その時 静かに
               音も立てずに 崩れだして
               すべてのものが カタチを変えた

               わからなくて
               気づかない振りをして
               逃げようとしたのに

               出来る訳なかった

               あの時 全てが
               たった一つの心に動いて
               その時 世界が
               中心を変えた


           ◇◆◆◆◇◆◆◆◇◆◆◆◇◆◆◆◇◆◆◆◇◆◆◆◇


               視線の高さとか
               歩くスピードとか違うけど
               笑ったり びっくりしたり
               そんな心の動く瞬間が 一緒だったり

               そんな風に
               見てるところが 同じだったら良いな
               ずっと ずっと
               遠いところにあるものまで


           ◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆


               君が笑わなくなること
               それが一番こわい
               何をなくすより

               ここに君が居て
               笑っていてくれたら
               それだけで
               空を見上げていられる気がするんだ

               大切なことを見失いそうになっても
               戻ってこれる気がするんだ
               君が笑っていてくれたら

               …風が吹いて
               明日が僕らを 何処かへ
               別々の場所へ連れて行こうとしても
               必ず君の手を
               握りしめられるって信じられるんだ

               君となら
               ずっと一緒に居たいって思うから

               君が笑っていてくれるように
               強い自分になろうって思う


           ◇◆◆◆◇◆◆◆◇◆◆◆◇◆◆◆◇◆◆◆◇◆◆◆◇


               気が付けば 闇の中

               何をしてるの?
               何処へ向かうの?

               泣き出しそうな私に
               光をくれた人
               さしのべてくれた手が
               私の全て

               怯えて ただ震えていた私に
               光をくれた人

               見えなくて
               戻れなくて
               進むしかなかった私を
               その腕で
               受け止めてくれたから

               また 笑えてる

     UP DATE → 0529
               少しでも近づきたくて
               思い切り手をのばしている
               零れてくる光が眩しくて
               眩む目を閉じてしまいそう

               でも しっかり見てなきゃ
               見失いそうで怖い

               いつも背中を追いかけてる


           ◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆


               硝子細工の筥(ハコ)の中
               まもっているのは 何?

               …粉々に砕けてしまうのに…

               ほんの少し悪戯したら
               ほら 歌を止めてしまった

               …くるくるくるくる ただ笑うだけ…

               見てごらん 見てごらん
               割れて砕けて 筥の外              
               …人形みたいに動かない…


           ◇◆◆◆◇◆◆◆◇◆◆◆◇◆◆◆◇◆◆◆◇◆◆◆◇


               ほら 手を繋いで帰ろう
               どれだけ坂道 続いてても
               いっしょなら 平気だよ

               いろんなもの見つけたり
               いろんな人と出会ったり
               いろんな事があったりで

               遠回りしたり
               一人で走り出したり
               隠れたりするかもしれないけど

               でも 最後は
               手を繋いで帰ろう


           ◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆


               近すぎて 見えすぎて
               覚えすぎて
               閉じ込めても 顔を出す
               ごまかせないもの

               目隠しして 耳を塞いで
               知らないフリをしたくても
               そんなことはムリだから

               負けないように
               どうか抱き締めていて欲しいと願う
               泣かないように

               この不安が大きくならないように


           ◇◆◆◆◇◆◆◆◇◆◆◆◇◆◆◆◇◆◆◆◇◆◆◆◇


               おはよう とか
               いってきます とか
               そんな些細な一言が
               毎日続いたらいいね

               ちゃんと目を見て 

               ありがとう とか
               ごめんなさい とか
               ちょっと照れて
               言いにくいことでも

               ちゃんと伝えられるように

               おかえりなさい
               おつかれさまでした

               ちゃんと毎日言えるように
               ちゃんと笑顔で

               おやすみなさい
               …また明日
               朝になったら 一番に会おうね 


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